元軍人トレーナー   作:ユウ0725

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26話〜1日目午前〜その弐

あれから、ずっと走り続ける。

 

タイマーは後1時間残ってる。

 

大体2時間くらいした頃からか?

 

まずはスタミナのない人間チームが崩れ落ちた。

 

ウマ娘の方はまだ余裕そうだった。

 

人間達はよく根性でついて来たよ。

 

4時間経ったあたりから、ウマ娘の方も息切れが目立ちだした。

 

俺?

 

全く息切れすらしてないが?

 

「はぁ、はぁ、はぁ、アイツほんとに人間なのか怪しいぞ……。」

 

「あのスピードを4時間も維持してるのよね……。」

 

「も、ムリ……」

 

「俺も流石についていけねぇよ。」

 

人間達は、木陰に休んで貰ってる。

 

ま、最初だし3分の1で許してやろう。

 

「あらぁ? ウマ娘の方々が人間に負けるのですか? 俺はまだまだ余裕ですがぁ? もう息切れしたのですかぁ?」

 

少し煽ってやる。

 

ウマ娘という存在自体がかなりの負けず嫌いだ。

 

少し煽ってやればすぐに闘争本能を剥き出しにしてくる。

 

見た感じ余裕そうなのは、オギャリストとポン帝、寝坊助か?

 

万年3位と鼻血ブーと女帝様は辛うじて、他は一杯一杯か?

 

「人間にスタミナで負けるなんて、『私最強なんで』って胡座かいて、練習サボってんじゃないのか? ペース上げるぞ付いて来い。」

 

俺はギアを2段回上げる。

 

その瞬間に余裕組の顔が引き攣り、一杯一杯組の顔が絶望に変わる。

 

余裕組は離れないように必死に付いて来るが、一杯一杯組は徐々に離されていく。

 

「おい、朝の話聞いても何も感じなかったのか? 仲間を見捨てるのか!?」

 

俺からしたら余裕すぎだから、一杯一杯組の2人である、男女第2と逆噴射を肩に担ぐ。

 

「仲間が倒れそうになってんだろ? 後ろから押したり、背負ってやったりしろよ。薄情な奴らだな。」

 

俺は2人に負担が掛からないようにする。

 

だがペースはそのままで走る。

 

「付いて来いよ。2人担いだ俺に負けるとか有り得ねぇだろうが。さっさと付いて来い。」

 

時計を見ると後、30分になっていた。

 

「よし、ペース上げるぞ。」

 

さらにギアを上げる。

 

その瞬間に、全員の顔に絶望が宿る。

 

「諦めたら更に時間追加な。」

 

それを聞いて、必死に付いてくる。

 

俺の後ろでは、肩を貸して一緒に走る者、スタミナを回復させるためだろうか、交互に背負いながら走る者、励ましながら背中を押す者に分けられていた。

 

そうだ。

 

これは普通のトレーニングではない。

 

軍隊式というのが入る。

 

仲間の大切さを学ばせ、協力し合うというのを覚えさせるトレーニングだ。

 

これは後々にいいライバル関係にもなるし、お互いに切磋琢磨できる仲にもなる。

 

ピピピッ! ピピピッ!

 

そう思いながら走っているとタイマーが鳴った。

 

「よし、朝はこれで終わりだ。次は昼からだ。昼は14時から始める。時間には絶対に遅れるなよ?」

 

 




朝の走りを見た生徒と秘書

高貴なパクりん「アレはもはやいじめではなくて?」

マッド「ふぅン、生徒よりあのトレーナーに目がいってしまうねぇ。」

緑の悪魔「生徒が敗残兵のようでした。」
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