「はぁ、はぁ、はぁ、もうムリ……。」
誰が言ったかすら認識できない。
私達は荒い呼吸のまま、芝の上に仰向けに寝転がる。
「ていうか、2人担いで息切れすらしないなんて………ウマ娘以上」
「おーい、大丈夫か?」
トレーナーさんが呼んでる。
「これが大丈夫に見えますか?」
「すまん。俺らもヤバかったからなぁ。」
「それより午前中の反省会を朝食を取りながらしましょう。」
東條トレーナーが言う。
「でも、食堂は閉まってるんじゃ?」
「彼が置いていったわよ。」
「いつの間に?」
東條トレーナーが指を差した方向には大きな釜が4つあった。
そこからは、美味しそうな匂いが漂ってくる。
「疲れて固形物がキツいだろうからって、味噌汁とおじやを置いていったわよ。全員で食べなさいとね。」
沖野トレーナーと東條トレーナーを除くトレーナー2人で配膳していた。
「さ、食べましょう。」
グラウンドの端で全員で輪になって食べ始めた。
「んじゃ、まずはスペ何で遅れた?」
「すみません……一回起きて二度寝してしまいました。」
「なるほどな。」
「本当にすみませんでした!!」
「スペシャルウィークそれは違うぞ。最後に部屋を確認しなかった私の責任だ。」
会長が頭を下げた。
「会長さん!?」
「それを言ったら、年長者である私達の責任ですよ〜。」
お互いに悪いの応酬が繰り広げられる。
「そこまでよ。それなら役割を決めましょう。最後に部屋を確認する者と、起こす係をね。」
「あ、起こすならあたしがやりたいな〜、なんて……。」
「ナイスネイチャ、君がやるのか?」
「いやぁ、結局はターボとマチタン起こさないといけないから、どうせならやろうかな〜って思って。」
「そう、なら適任ね。頼むわ。」
「わっかりました〜!」
元気よく答える。
「なら、部屋を確認するのは、全員でって事でいいわね?」
「はい!」×11
「スマートファルコン少しいいか?」
「はい! いいですよ!」
「君のトレーナーは………本当に人間なのか?」
「そうですけど………どうかしましたか?」
その言葉に全員がギョッとする。
「いや、嬢ちゃん流石に有り得ねぇだろ?」
「むしろロボットって言われた方がしっくりくるが。」
「むしろサ○ヤ人?」
「2人も担いで速度を落とさずに走れるのがおかしいのよ!?」
「いや、そもそもウマ娘に走りで勝つって方がおかしいよな?」
「「「「それな!!!」」」」
トレーナー4人が叫ぶ。
「それはそうとしてエアグルーヴ、昨日今日と君らしくない。」
「すみません、昼からは切り替えますので……。」
エアグルーヴ先輩少し雰囲気が暗いなぁ。
話し合いはあれから少しして終わった。
ゆっくりしていると、人外トレーナーが何処から持ち出したか分からない日本刀5本でジャグリングしながら私たちの前に来た時は、度肝を抜かれた事については言うまでもない。