ホロライブラバーズ ~難易度【オーディション】を脳筋でクリアしたい実況~    作:てらバイト

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無様に悶え、足掻き死ぬ。





おめでとう。貴方のようなクズには似合いの末路じゃない。


重い 想い 前

 

 

 

 

 

 

「そこら辺テキトーに座ってて。飲み物取ってくるから」

 

 

 

 

そう言い残し部屋の奥へと消えていくシオン。クロエは、お世辞にも整理整頓がなされているとは言えない部屋をぐるりと一望し、壁際に置いてある椅子に目を付ける。それを片手で軽々と持ち上げると、中央のテーブルまで運び腰を落ち着かせた。

 

 

手持ち無沙汰となり暇を持て余したクロエは、同年代の子の部屋に招かれるという初めての経験にドギマギしながら、案内されたシオンの部屋…“工房”をまじまじと見渡した。

 

 

山のように積まれた魔導書、実験結果を記した書きかけの羊皮紙(スクロール)、シオンくらいなら軽々入ってしまうスケールの大窯。見覚えのある物からそうでない物まで所狭しと置かれている空間は、わざとらしいような、如何にも“魔女の家”を連想させる造りであった。

 

 

初めて訪れたのに、どこか懐かしい(・・・・・・・)

クロエは、哀愁めいた既視感を禁じ得ないこの空間を、早くも気に入り始めていた。

 

 

 

 

「あい紅茶お待ち~。砂糖はセルフね」

 

 

 

声が聞こえると同時、テーブルにティーカップと角砂糖の入った瓶が置かれる。いつの間にか対面に座っていたシオンが淹れたであろう紅茶は、仄かな湯気を昇らせていた。

 

 

嗅いでいるだけで落ち着く紅茶の香りに頬を緩ませたクロエは、砂糖を入れ礼を言おうとシオンに顔を向ける。すると、頬杖を付きながら砂糖をドボドボと投入しているシオンと目が合い……すぐに逸らされた。

一瞬しか見えなかった視線は、興味深い対象を観察する研究者のようにも、初めて目にした未知と好奇に目を輝かせる子供のようにも見えた。少なくとも、クロエの目にはそう映っていた。

 

 

 

 

「……?どうしたのシオン。ジッと見つめて」

 

 

「……べっつに~?たまたま視界に入っただけだし。てか、そんな事より!今からアンタにやってもらうこと伝えっから、耳かっぽじってよーく聞きな!はい返事!」

 

 

「ふふっ、はぁい」

 

 

 

 

少し強引な話題転換も気にせず先を促す。クロエにとって、自身の些細な疑問よりシオンの言葉を優先するのは当然の事だからだ。些末事など二の次である。

 

 

コホン、と仕切り直すような咳払いの後、シオンは切り出した。

 

 

 

 

「まず一番にやってもらいたいのは……素材収集!調合とか実験でめっっっちゃ使うからいくらあっても足りないんだよね~。あればあるだけ良いから、とりあえず山ほど持ってきて!」

 

 

「素材……調合と実験で使う物っていったら、薬草とか魔石とか?」

 

 

「お、結構知ってんじゃん。でも、ハズレ~。今シオンが一番欲しいのはモンスター素材なんだよね。だから草だの石だのは集めなくていい。その辺の素材はまだまだ余裕あるからさ」

 

 

 

 

言い終わるや否や、シオンが軽く指を振る。すると一枚のメモ用紙が音も無くクロエの目の前に現れた。

 

 

 

 

 

「欲しい物はそれに全部書いといた。質問とかあったら今の内に……あっ、“何に使うの”だとかは聞かないでよ?企業秘密だかんね」

 

 

「うんわかった……あれ?このリスト……」

 

 

「ん、何かわかんないとこでもあった?モンスターの生息区域とか――」

 

 

「私、これ全部持ってるよ?」

 

 

「……は?マジ?」

 

 

「少し前、仕事中にたくさんのモンスター素材を手に入れたの。半分は協会に持ってかれたんだけど、シオンに渡せる分くらいはまだ残ってると思うよ。今度持ってくるね」

 

 

 

 

シオンは、今度こそ(・・・・)はっきりと目を合わせた。おつかいを頼んだ次の瞬間にもう達成していると告げられれば、誰しもが似たような表情を浮かべる事だろう。開いた口が塞がらないといった様子で、対面の紫眼を見つめ返していた。

 

 

 

 

(飛竜の鱗とか冗談で書いたやつもあったんだけど……仕事中にそんなの手に入るとか、どんな仕事よ)

 

 

 

 

素材の入手過程に強い関心を向けるシオンであったが、クロエを連れてきた本当の目的(・・・・・)を達成するため、好奇心を無理矢理抑え込み、一先ず話を進める事を優先した。

 

 

何故なら、シオンにとって素材調達の件はあくまでオマケであり、本命ではないからだ。クロエの言う希少な素材を入手出来る“仕事”とやらに興味を惹かれたのは事実であるが、オマケの方に気を取られ、目的を見失う訳にはいかない。シオンにとって本命とは、それ程までに譲れないモノなのである。優先順位は、揺るがない。

 

 

 

 

「ふ~ん、全部持ってんだぁ……ねぇ、ついでにもう一つ頼んでもいい?すぐに、っていうか、今出来る簡単なやつなんだけど」

 

 

「いいよぉ。私に出来る事なら、なんなりと」

 

 

「そ。なら遠慮なく叶えてもらおっかな~。じゃあ……」

 

 

 

 

律儀に確認を挟むシオンを好ましく思いながら、クロエはティーカップを手に取り微笑む。本より、どんな要求が来ても十全に応える腹積もりであったからだ。

 

 

 

 

(杞憂だよシオン。わざわざ確認なんかしなくても、貴女のお願いなら私は―――)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アンタのその目を。魔眼(・・)を調べさせてよ」

 

 

 

 

 

 

パキン

 

 

持ち上げたティーカップに、一筋の亀裂が走った。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

その言葉に、思わず耳を疑った。

シオンの口から“魔眼”という言葉が聞こえた気がした。あり得ない単語が鼓膜を揺らした気がした。でもきっと、何か別のものと聞き間違えただけだろう。そうに違いない。

 

 

だって、学園のみんなには話してない秘密を。私達家族だけが知っている秘密を。つい最近出会ったシオンが知っている訳がないのだから。今この場で、シオンが脈絡も無く魔眼という言葉を口にする筈がない。

 

 

だからこれは、きっと私の勘違い。そうに決まってる。そうでないと、おかしいんだ。

 

 

 

 

 

「ぷふっ何そのアホ面!あんだよ~意外とそういう顔も出来んじゃ~ん」

 

 

「シオン、私の聞き間違いだと思うんだけど……今、魔眼って言った?」

 

 

「え、なに?何で気付けたのか知りたい?知りたいの?え~どうしよっかなぁ~教えてあげてもいいけど、無償(タダ)はちょっとな~」

 

 

 

 

けれど、次いで出たシオンの発言と魔眼の存在を確信している得意げな表情が、そんな淡い期待を容赦なく打ち砕いた。

 

 

どうしてシオンにバレたのかは分からない。私はおばあさまのように、魔法だとか異能だとか、そういった知識には明るくないから。たとえシオンの説明を受けたところで、その仕組みを完全に理解する事は、きっと叶わない。

 

 

それでも、いやだからこそ……私は知らなくてはならない。奈落迷彩で隠していた秘密を、シオンはどのようにして暴いたのか。仕組みを、造りを、構成を。細部に至るまで憶えなくてはならない……同じミスを繰り返さないためにも。

 

 

 

 

「……なら、貸し一でどう?」

 

 

「乗った!素材調達役ゲットォ!は~、物分かりのいい後輩を持てて幸せだな~シオン。幸せすぎて辛いわ~!」

 

 

「喜んでくれて何より。私もシオンの役に立てて嬉しいよ……それじゃあ約束通り、種明かししてもらってもいい?」

 

 

 

 

カラカラと笑うシオンを見ていると、心の中の小さな疑問がどんどん膨らんでいく感覚がする。こう言ってはなんだけど、初見のテルミさん達をも欺けたおばあさまの秘技(奈落迷彩)が、出会って間もないシオンに見破れるとはどうやっても考えにくい。かと言って、目の前にいるシオンが鎌かけや嘘を吐いているようにも見えないのも事実。

 

 

……もし。もしも。そう、可能性の話。

もし本当にシオンが奈落迷彩を掻い潜れたとして。その結果、ひた隠し続けてきた私の秘密を知られたとして。私は……どうすべきなんだろう。何をすれば、いいんだろう。

 

 

 

 

 

『選択に迷った時、どの感情を優先するのか。一番に尊重すべきものは何なのか。それを考えれば自ずと答えは出てくるわ』

 

『好きになさいクロエ。欲望を抑えつけず自由に生きる。それを為すだけの力を、あなたはもう持っているでしょう?』

 

 

 

 

 

かつておばあさまが言ってくれた言葉を思い出す。

そっか、簡単な事だった。秘密とシオン。どちらがより大切かを考えればいいんだ。

 

 

 

 

昔のように、残したい方を優先すればいいだけ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視線(・・)だよ。し・せ・ん」

 

 

 

 

 

………え?視線?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アタシってさぁ、こう見えて結構負けず嫌いなんだよね~」

 

 

 

 

困惑した私に気付かない様子で、シオンは独白を続ける。黄金色の瞳が、こちらをジッと射抜いていた。

 

 

 

 

「自信持ってる分野で負けたら誰だってムカツクじゃん?で、どうやらシオンってそのムカツキ度合いが人よりも強いっぽくてさ。負けた時は映像とか記録見直して反省会してんの。どこを直せば勝てるようになるかな~って」

 

 

「この間のバトロワだってそう。記録に残ってたグラウンドの戦いを何度もリプレイして、俯瞰して、考察して……その最中に、ある一つの違和感に気が付いた(・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

 

 

ティーカップを静かに置き、たっぷりと一拍空け、シオンは告げる。

視線を合わせたまま、ゆっくりと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦闘中、アンタは必ずシオンの右手を目で追ってた。魔力を籠めて術式を構築してた右手をね……あの時さ、見てたんでしょ?見える筈のない術式を。次に放たれる魔法が何なのかを知るために」

 

 

 

 

「―――」

 

 

 

 

時が止まった(・・・・・・)

そんな馬鹿げた錯覚を催す程の、破滅的な衝撃だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めは発動した魔法を回避するために右手を見てるんだって思った。あんな変態染みた動きができるんなら、きっと動体視力もずば抜けて高いんだろうっていう先入観がシオンの中であったから。魔法の初動見てから回避余裕でした!って感じで対策してるって、勝手に決めつけてた」

 

 

「でもすぐに違うって気づいたよ。だって、発動する前に反応して(・・・・・・・・・・)射線から逸れてんだもんアンタ。しかもご丁寧に、見てからじゃ間に合わないような雷撃の時ばっかり。不自然すぎるっての!」

 

 

 

 

……すごい。まさか、たった一つの要素だけで、ここまで当てられるなんて……

 

 

 

 

「魔力や触媒を使わずに発動可能で、効果が及ぶのは視界に映したものだけ。この条件を満たした上でそんな芸当ができる異能っていえば~……もう魔眼しかないよなぁ?」

 

 

 

 

なんて……なんて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて素晴らしい執念なの、シオンっ……!

僅かな違和感と洞察力…こんな少ない情報だけで正解に至るだなんて……恐らく才能とか閃きだとか、そんな煌びやかな素養だけじゃ、こんな短期間で答えを出すなんてできなかったはず。

 

 

きっと本質は別物、むしろ真逆……人間的で泥くさい、負けた悔しさを糧とした執念があっての答え。才能に胡坐をかかず、敗北しても尚心折らず再戦()を見据えたシオンだから導き出せた回答なんだ。

 

 

努力を怠らない天才。

 

 

そんな胸を擽るシオンの新たな一面を前に、私は歓喜に吊り上がる口角を手で覆い隠した。

シオンが招いてくれた折角の茶会に、牙を剝く獣の笑みはあまりにも不釣り合いだから。

 

 

 

 

 

 

あぁ、でも、どうしよう。

しばらくは治まりそうにない。

 

 

 

 

 

 

 

「ど~よ、この天才的な考察!こんだけ条件が揃っちゃってたらさぁ、アンタが魔眼持ちってのはもう確定的に明らかなんだよ!おらっ、正直にゲロっちまいなっ!」

 

 

「……ふふふ、正解。まさか入学してからたった5日でバレるなんて思わなかったなぁ……シオンって、もしかして凄い?」

 

 

「はぁ~?もしかして、じゃなくて実際に凄いんだよシオンは……って、やけにあっさり認めんじゃん。知られたくなかったから隠してたんじゃないの?」

 

 

「う~ん……何というか、私としては魔眼の所持がバレたという結果よりも、バレた原因……過程の方を重視してたっていうか。要するに、どうやって魔眼を知ったのかっていう事の方が重要だったんだよねぇ」

 

 

「結果より過程って……そういうもん?普通逆じゃね?」

 

 

「そういうものなの。私にとってはね」

 

 

 

 

怪訝そうに首を傾げるシオンへ曖昧に笑い言葉を濁す。多分この感覚は、私にしかわからないと思うから。感覚の言語化が苦手な私には、とてもじゃないが上手く伝えられる自信は無かった。シオンには悪いけれど、今はこれで納得してもらおう。

 

 

高揚と安堵の波が一気に押し寄せる感覚を味わいながら深く息を吐いた。それにしても、本当によかった。魔眼の発覚に魔法や異能が関わってなくて。もしそうだったら、テルミさんに頼んで消してもらう(・・・・・・)しかなかったから。その手間が省けたと思えば十分な結果と言えるよね。

 

 

……ありがとうシオン。私を倒す為の気概を、研鑽を怠らないでいてくれて。

打倒される側の私が言うのも変だけど、シオンの努力が報われるのを心から祈っているね。ずっとずっと、待っているから。

 

 

だから。いつか必ず。私を―――

 

 

 

 

「さ~て、魔眼持ちCOも確認したことだし……そろそろじっくり観察しちゃおっかな~?」

 

 

 

 

……あっ。そうか、本を正せばそういう話だったっけ。魔眼特定の方法に気を取られてすっかり忘れちゃってたなぁ……

 

 

あれ?そういえば、シオンはどうして魔眼を見たいだなんて言い出したんだろう?確かまだ理由は聞かされてないよね。何だろう……研究の一環として?それとも、知的好奇心?

 

 

シオンの事だから悪用しないとは思うけど、一応聞いておこうかな。万が一何かあったら嫌だし、確認はしっかりしなくちゃ。この魔眼は私だけの物じゃないのだし(・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

 

 

「ねぇ、どうしてそこまで魔眼を見たがるの?個人的な研究の参考にでもするつもり?」

 

 

「何でって…魔眼なんて滅多にお目に掛かれない超が3つ付く激レア異能なんだから、一目見ておきたいじゃん」

 

 

「ふ~~ん……つまりは好奇心、ね。そっかぁ~~~……」

 

 

「なっなんだよ、その意味深な溜めぇ……この高貴なるシオン様の言葉が信じられないってかぁ!?」

 

 

「高貴かどうかはともかく、シオンの言葉を疑ってる訳じゃないよ。ただ、他にも理由があるんじゃないのかなぁって。研究熱心な魔女である貴女がここまで意欲的になるのは、好奇心だけじゃ動機として少し弱いと思うの」

 

 

「うっ……!」

 

 

 

 

そう指摘した途端、シオンはあたふたと目を泳がせる。図星かな、この反応は。そのままジッと見つめていると、シオンは深く大きなため息を吐いて観念するかのように両手を上げた。

 

 

 

 

「……わ~かったよもうっ素直に言えばいいんでしょ言えばぁ!シオンが今一番に進めてる研究が“魔眼の人工精製”だから、貴重な参考資料として調べたかったんですぅ!はぁ~……ほら、これでいいんでしょ?」

 

 

「魔眼を、人工的に?……それは―――」

 

 

「危険だって?……んなもん、今更アンタに言われなくても百も承知だし。最悪命を落とすリスクがあるっていうのもね。それでも私は、在学中にどうしても魔眼を作んなきゃいけないの……私の夢を叶える為に(・・・・・・・・・)

 

 

 

 

真摯に胸の内を明かしてくれたシオンの瞳からは、並々ならぬ覚悟と決意……そして焦りが感じ取れた。シオンが叶えたい夢が何なのかは分からない。自分の為になる事なのか、人の為になる事なのか。或いは、人道に悖るのか、そうでないのかさえも、何一つ。

 

 

けれど、そんなのは関係無い

シオンが嘘偽りなく本心で思いを語り、覚悟を見せた。それはつまり、私に対して僅かながらにでも心を開いてくれたという何よりの証明。なら……それだけで十分だ。

 

 

やっぱり、おばあさまの言葉に間違いは無かった。

私がすべき行動の答えは、意識せずとも自ずと出ていた。

 

 

 

 

「危険だから本当は止めるべきなんだろうけど、他でもないシオンのお願いだし……わかった、私で良ければ協力するね」

 

 

「マジ!?絶対断られるって思ってたのに……言ってみるもんだわ~!」

 

 

 

 

テーブルに身を乗り出して目を輝かせるシオンを見ていると、背の低さも相俟ってというか、本当に先輩なのか分からなくなってしまう。まぁ、もし本当に年齢を詐称していても微笑ましいことに変わりはないのだけれど。

 

 

……あっそうだ。始める前にもう一つ聞いておかないと。

 

 

 

 

「ねぇシオン。右目と左目、どっちがいい?」

 

 

「どっち?いや、右と左で違いがある訳じゃないでしょ?どっちでもいいけど…」

 

 

「そう?なら右目にしましょうか」

 

 

 

よかった、シオンが拘る性質じゃなくて。

明日明後日に仕事が無いとはいえ、利き目が無いと落ち着かないからね(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

あとは…そうそう、紅茶も離しておかないと。

もしカップの中に入ったりしたら(・・・・・・・・・・・・・・・)、折角の紅茶が台無しになってしまうもの。

 

 

 

 

「ねぇまだぁ~?ササっとやってすぐに終わらせっからさ、早く見せてって!」

 

 

 

 

もうシオンったら急かしちゃって……さて、待ち遠しくて堪らないみたいだし、そろそろ始めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大丈夫 痛いのは一瞬だけ

 

 

 

 

「それじゃあシオン、ちょっと離れててね。飛び散って服に付いたら大変だから(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

「は?近寄んないと見れないじゃん……ってか、飛び散るって何―――」

 

 

「いいから。こういうのは自分でやった方が確実なの」

 

 

 

 

シオンは本気の覚悟を私に見せてくれた。

だから次は、私の番。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待ってて。今抉るから(・・・・)

 

 

 

 

勢いよく右目へ指を突き入れる。

躊躇いは、無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 













エルデンリングやってたら投稿遅れちゃった。ごめんね。



とりあえず200時間やってわかったのは、マレニアはクソって事。異論は認めない。
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