ホロライブラバーズ ~難易度【オーディション】を脳筋でクリアしたい実況~ 作:てらバイト
ラダーン戦前のワクワク感は異常。何週やっても飽きない。これって、勲章ですよ……(ONDISK)
―走る。走る。走る。真っ暗で何も見えない道を、ただ我武者羅に走り抜ける。
―この足はどこへ向かっているのか。そもそも何故走っているのか。そんな事はどうでもいい。今はただ理由もなく走りたくて、不確かな欲望に身を委ねたい気分なんだ。走りたいから、走る。それのみを求めてひた走る。それさえ出来れば他には何もいらない……
―……違う。嘘だ。全部まやかし。本当は知ってる。私は、誤魔化したいんだ。この胸に渦巻くぐちゃぐちゃでドロドロの何かを、醜悪で唾棄すべき感情を。意識しないように必死に藻掻いてるだけなんだ。
―原因は分かってる。こんなにも黒々とした淀みを放つ感情は一つしかない……これは、紛れもない
気付いてはダメ。足を止めてはダメ。前だけを向いて走り続けるの。走狗のように、馬車馬のように。全部忘れてしまうくらい速く。走って、走って、走って……!
……私、なんで走ってるんだっけ?
……あれ?……わたしって、だれ……
―うあぁぁッ!!…………あ、あれ……?ここ、私の部屋…なんで……
―……そっか。あの後すぐに学園を出て、家に着いて、それで……
<クロエが目覚めた場所は見慣れた一室……屋敷の寝室だった。嫌な夢でも見たのだろうか。まだ春先だというのに全身は汗で濡れ、ドロリとした不快感が無意識に顔を歪ませる>
<どうやってここまで辿り着いたのかは憶えていない。ただ何となく、思いっきり走ってきたのだろうという妙な確信だけは残っており、それが余計にクロエの脳を混乱させる。クロエは微睡む思考で記憶を探り、昨日の出来事を思い返す。そして……ここに至るまでの経緯を思い出した>
―……全部、思い出した。シオンに魔眼の事を告げて、それから見せてほしいって言われて……昔みたいに暴走しちゃったんだ……
―何やってるんだろう、私。嫌われないようにしなきゃって思ってたのに、友達の気持ちをちゃんと考えようって誓ったのに……どうしてあんな……
―……もう一度、気を引き締めなくちゃ。シオンは優しいから許してくれたけど、他の人も同じとは限らない。前みたいに怖がられて、遠ざけられたりして……それだけは嫌。また一人になるのは、もうっ……う゛っ!うぷっ……!
―んくっ……んはぁっ……はあぁっ……!…………大丈夫。大丈夫だよクロエ。学校が始まるまであと3日もある……3日もあれば、またいい子な私に戻せる。大丈夫っ大丈夫だから。だから……何も心配なんていらない……
―私はクロエ……クロエは、私……だいじょうぶ だいじょうぶ だいじょうぶ だいじょうぶ……
<嘔吐きながらも自分に言い聞かせるように同じ言葉をつらつらと吐き出す。それが恐怖を誤魔化す為の苦し紛れにすぎない事はクロエ自身気付いてはいたが、止める事は出来なかった。止めたが最後、孤独という名の悍ましい恐怖が自分を塗り潰してしまう……そんな確信があったのだ>
<やがて落ち着いたクロエが寝台から降りた頃には、時計の針は午前9時を指していた。窓から覗く輝かしい日差しは、本日も雲一つ無い晴天である事を知らしめるように光り輝いている。しかしそんな牧歌的な場景は体調、気分共に優れない身からすれば、苛立ちを助長させる要因でしかなかった>
―消えろ…絶えろ…いなくなれ…!私を不快にさせるモノは、全て残さず……消え失せろっ……!
<悪意、敵意、害意。ありとあらゆる負の感情を乗せた低い声が空気を震わせる。しかしいくら声に憎悪を籠めようと日差しが陰る事は無く、ましてやじくじくとした燻りが消える筈もない>
<クロエは軽く嘆息すると、重い足取りで部屋を出た。心に溜まった虚無感には最後まで気付かない振りをして……>
こんらみです(気さくな挨拶)
遂に自傷行為をし始めた主人公に恐れ慄くホロラバ実況、やるわよ……
前回は無事……無事?にシオンちゃんのサブイベ【放課後の魔女会】を進める事が出来ました。今回はその次の日からのスタートです。久々の休日ですが何をして過ごしましょうか。
ホロメン誘って遊びに行くも良し、鍛錬して技を磨くも良し、しかもなんと月曜日が休みだから3連休!この休みは是非有意義に使っていきたいもんですね~。さて、それじゃあ今日も一日がんばるぞい!
はい?“あらすじから逃げるな”……?いやいや、何言ってるんスか。この上なく正確でシンプルにまとめたつもりですよ?嘘は吐いてないし、一体何が不満だって言うんですか!?
……魔眼持ちCA?ブドウ(隠喩)もぎ取り未遂?んにゃぴ……ちょっと何言ってるか分かんないですね。ここではリントの言葉で話せ(錯乱)
はい、雑な茶番はここまでにして真面目に説明します。
まず魔眼についてですが、これは恐らくクロエちゃんの固有スキル【奈落迷彩】で隠れていたスキルの一つだと思われます。以前【超人】スキルが隠されていたのと同様のケースですね。まさかサブイベ中に発覚するとは思いませんでしたが……とりあえずは良しとしましょう。性能はピーキーなものが多いですが持ってて損はないですからね。前向きにプラスと受け取りましょう。
そしてブドウ……もとい目玉もぎ取り未遂に関してなんですが、正直お手上げです。何でかって言うと、今回の件もトラウマスキルが絡んでるっぽいからです。
これは私の勘なんですけど、以前ノエフレとの会話イベント中に発狂しかけた時とパターンが似通ってる気がするんですよねぇ……〝誰かと会話中”に、〝感情が高ぶった時”。思いつくだけでも二つの共通点があるのも中々怪しいので、個人的にはトラウマスキルを結構黒めに見てます。
早めに対処したい所さん!?なんですが、視聴者兄貴達も知っての通りトラウマスキルって今すぐどうこう出来る代物じゃないんですよね……このゲームの仕様上、主人公が抱える闇とか過去の苦い思い出をシナリオ進めながら少しづつ克服していくものなので、某ポケットなモンスターのように忘れたい部分だけを1、2のポカン!で消し去る事は出来ないのです。なので現状やれる事と言えば……うん、魔眼の性能確認くらいしかありません。つーかこれが限界(ノブナガ)
てな訳で、今は出来ることからやっていきましょうか。とりあえず開幕ヘラってたクロエちゃんの気分転換を図ってバスルームに直行させましたので、これで幾分かメンタル回復してくれるのを祈りましょう。じゃけん風呂入ってさっぱりしましょうよ~。
「ふぅ、さっぱりした……さて、今日の休みは何をしようかな……」
お、どうやら朝風呂で少しはリラックス出来たようですね。さて、この後はどうしましょうか。本当は外出でもしようかと思ってましたが、ここは気力の回復を優先して家で寛ぐっていうのも悪くは……ん?
>よぉ~、しばらく見ねぇ内に随分とシケた面になったじゃねぇか。何かいい事でもあったかぁ?キヒッ。
―あら。あらあら……誰かと思えばテルミさんじゃない、久しぶり。そういう貴方は変わりないみたいだねぇ……ノックも無しに土足で上がり込む所とかは、特に。
>どうせテメェしかいねぇんだ、大した問題じゃねぇだろ。どうしても嫌だってんなら玄関と窓を鋼鉄製にでも変えんのはどうよ?もしかしたら俺様の侵入を阻めるかもしれないぜ?
―しないよ、そんな無駄な出費……あのね、百歩譲って勝手に入るのはいいよ?でもせめて来る前に連絡をしてくれてもいいじゃない。昔と違って私も立派なレディなんだから、もう少しその辺りに気を遣ってほしいんだけど?
>立派なレディ~?妙だな、俺様の視界にはちんちくりんなメスガキしかいねぇんだが……?おいおい勘弁してくれよぉ、その歳でイマジナリーフレンドは笑えねぇぞ!ギャハハハ!
―……貴方といい、ハザマさんといい……どうしても私をカワイソウな子供扱いしたいみたいだね。ふふっうふふふふ……死にたいの?
誰ぇ?怖いぃ…(チャイチャイ)
えー会話から察するに、このソファーにふんぞり返りながらテーブルに足を投げ出してる怪しいローブ男が噂のテルミさんみたいですね。前々からクロエちゃんの口から名前が出てたんでいずれ会う事になるとは思ってましたが、まさか未成年の女子の自宅に忍び込むような人だったなんて……不法侵入ですよ不法侵入!
本当は人の家に土足で歩き回るような輩は今すぐお帰り願いたいんですが、どうやらこの人クロエちゃんにとって大事な人カテゴリーっぽいので、追い出そうにもクロエちゃんが動いてくれません。なので非常に業腹ですが、今回に限り大空警察への通報は差し止めて大人しく話を聞く事にしましょう。用件を聞こうか……(デューク東郷)
>さぁて、揶揄うのも飽きたとこだ。そろそろ本題に移るか……喜べよメスガキ。テメェに打ってつけの仕事を持ってきてやったぜ?
―仕事……正直今はちょっと気乗りしないけど、気分転換には丁度良いのかも。どんな内容?
>いや、今回は殺しじゃねぇ。お前には明日の晩、指定の場所で防衛をやってもらう。
―防衛ぃ?イヤだわテルミさんったら、私が防衛戦苦手な事知ってるでしょ?配役ミスだと思うけど……
>この俺様が適性の無い仕事をわざわざ振る訳ねえだろ……まぁ安心しろや、防衛っつっても守る対象は場所でも陣地でもねぇ、
―はぁい、仰せの通りに……それにしても生き物、ねぇ。また碌でもないモノ作ったの?ほんと好きだよねぇDIY。私にはわかんないや、その感覚。
>DIYじゃねぇ、崇高な創造だ。日曜大工なんかと同列に語んな……とにかく、
―何で無い前提なの?まぁ無いけ……あ、ごめんウソ。一つだけいい?
>あぁ?しょうがねぇなぁ、手短に―――
―
>………
―ねぇ、いいでしょ?慣れない学校生活で色々溜まっちゃってて、そろそろ思い切り発散したかったの。テルミさん経由の仕事ならどうせ他の狩人は来ないんだしさ、だから……お願い。少しだけでいいからっ、ね?ね?
>チッ…………
―……あはっ!テルミさんだぁいすき♡
>うおぇっ…気色悪い声出してんじゃねぇ!肌が粟立つだろうが!
ふむ…話を聞くにこのテルミ何某、どうやら仕事の手伝いの打診(強制)をしにクロエちゃんの家まで訪ねてきたみたいですね。途中魔族狩りだの生物創造だの物騒なワードが飛び交いましたが、ここは気にせず仕事のお手伝いをします。上司からの休日出勤命令には逆らえないからね、しょうがないね(地涙)
出来ることならNOと突き付けてやりたいんですけど、厄介な事に仕事の応援を求めてきた相手への好感度が高い場合、ご覧のように二つ返事で了承しちゃうことが多々あるんですよねぇ……こればっかりは仕様上どうしようもないので、今回は運が悪かったと思って引き受けます。一応報酬という明確なメリットもあるのが唯一の救いでしょうか……
とは言え、今回の仕事はどう考えても公になったらマズイ匂いがぷんぷんするので、可能な限り細心の注意を払って遂行致しましょう。最悪なのはホロメンに犯罪行為が露見する事ですが、逆を言えばホロメンにさえバレなければセーフなので余程のヘマさえしなければ大丈夫でしょう。例えばそう、目の前で人を刺したりとかしなければ何の問題も無いってわ~け!ファファファ↑
あっ……【戦闘狂】……ッスゥーーー……
おいテルミさん、俺は降ろさせてもらうぜ。今回ばかりは相手が悪すぎる(次元)
……もう無理?腹括れ?ああ逃れられない!
>あぁ、そういやハザマから伝言を預かってたな。『いい加減溜まりに溜まった報酬を受け取りに行け』だとよ。一々催促されんのも面倒だ、近いうちに本部に顔出しとけ。どうせやる事無くて暇だろ?
―勝手に決めつけないでくれる?テルミさんは知らないだろうけど、学校が始まってから友達がたくさん出来たんだから。これから一緒に遊んだり勉強したり鍛えたりで、忙しくなる予定なの!
>予定、ねぇ……そこで言い切らない辺りが惨めで笑えんなぁオイ。だが、鍛えるって意欲は悪くねぇ。テメェにはもっと強くなってもらわねぇと困るからな……そうだ、良いもんやるよ。
―……なぁにコレ。真っ黒でボロボロ、しかもちょっと血生臭いんだけど……もしかして、指南書?
>それはこの間
―あっ、ちょっと!……まったく、せっかちなんだからっ。もう少しくらいゆっくりしていけばいいのに……
<立ち上がったテルミはそう言い残し颯爽と部屋を後にする。残された客間には、不貞腐れた顔のクロエと異彩を放つ指南書だけがあった……>
<【黒い指南書・死神】を手に入れた>
<【錆びた鎖】を失った>
えっ、指南書!?いいんですかテルミさんこんないい物貰っちゃって!ま、マジかぁ…とんでもない置き土産残してったで……
指南書をご存じない兄貴達にざっくり説明すると、これは超優秀な〝ふしぎなアメ”です。使用するだけで全パラメーターを底上げし、更に特訓中に使う事で覚えてない技スキルを取得出来るという正に神アイテム!そんな優秀なお役立ちアイテムをまさか序盤でゲットするなんてなぁ……もしかして難易度によって出現率増減とかあるのかもしれませんね。
あと指南書に気を取られてスルーしてましたけど、かつておまけで貰った錆びた鎖君がどさくさに紛れて消失しましたね。風呂あがった時はちゃんと着けてた筈なのにどうして……バグか?もしかしてバグか?またバグなのか!?(ナルトス)
まぁ特に無くなって困る物ではないんでバグでも何でもいいですけどね。むしろバグの身代わりになってくれたと考えれば、産廃としては破格の働きと言えるでしょう。よくやった錆びた鎖…もう休め……!
まぁ何はともあれ強力なアイテムが手に入った事ですし、ここは今日の予定を特訓に変更して早速指南書を使ってみましょう。いや~やっぱりこういうガチャ要素があるとついついやりたくなっちゃいますよねぇ。しかも絶対に被り無しという保証付き!ワクワクしかしねぇー!(サム8)
あっそうそう。指南書ガチャする前にちょっとした捕捉を。
指南書でどのような技が覚えられるかは末尾のワードである程度判別が可能です。例えば『剣聖』とかついてる場合なら未取得の剣術を覚えられます。今回は『死神』なので、覚えられるのは恐らく大鎌の技スキルと予想しました。当たってるとといいなぁ……
え?wikiで確認しないのかって?
ほならね、結果が分かりきったガチャ引いて楽しめんの?私はそう言いたいですけどね(syamu)
それでは、出航ー!
<【黒い指南書・死神】を使って特訓に励んだ。知り得ない未知の技が次々と頭の中に流れ込んでくる……!>
<【ブラッドサイス】を覚えた>
<【死神の輪舞曲】を覚えた>
<【クルード・ランページ】を覚えた>
【ブラッドサイス】……これは、大鎌技じゃな!?サイスって入ってるし、これは間違いないでしょう!やったアアアアア!勝ったぞォッ!
えーそれぞれの性能は…
【ブラッドサイス】が地上と空中両方で出せる奇襲技みたいですね。そしてヒット時に与えたダメージだけ自分のHPを回復と。相手のHP吸収とかもうそれだけで強いやんけ!回復手段に乏しいクロエちゃんにはありがたい強スキルですねぇ。95点♥
【死神の輪舞曲】は……え?薙ぎ払い攻撃なのに射程が遠距離武器並みにあるんですが。しかも範囲が地上限定とはいえ全方位……?ま、まぁ実際に使ってみないと技発生の速さとか硬直・リキャストの長さは分からないんでぶっ壊れ技かどうかは判断しかねますが、ここは期待値込みで……95点♥
【クルード・ランページ】はスーパーアーマーLv.1を付与して前進……あれ、大鎌技じゃない?……あぁ、その後に振りおろしと大鎌専用のコマ投げに繋げられるのか。少々クセは強そうですが、投げ技として使えるなら全然アリですね。スーパーアーマー持ちの団長戦とかで活躍しそう。95点♥
え~という事で、今回の指南書ガチャの結果は……うん、文句無しの大当たりですわ。しかも性能見た感じ全部強そうっていうね。これはもう次回からの戦闘は全部ヌルゲーになると言っても過言ではないかもしれません。俺もこっちで強くなり過ぎた……(戸愚呂弟)
まぁ冗談ですがね。ちょっと強い技身に着けたところで死ぬときは死ぬ。それがオーディションの恐ろしいところ……あぁそうだ、スキル欄開いたついでに開放されたであろう魔眼の詳細も見ときましょうか。さて、どんな能力かな~っと……
【闡明の魔眼】
*このスキルは現在ロックされています。使用するには特定イベントの進行が必要です。
常時発動効果
暗視
魔法・属性攻撃のカット率50%減少
何者かの手によって作られた
おっ、予想通り開放されました、が…肝心の性能が未開放ですね。パッシブ効果だけが公開されている状態な訳ですか…って、割と重いデバフついとるやん!シオンちゃん戦で魔法の被弾ダメージがやたら痛かった理由がようやく分かったよちくしょう!デバフ付きスキルを隠蔽なんかしちゃ…ダメだろ!(マジメ君)
あとさり気なく人造の目とか重要な情報載ってるじゃんアゼルバイジャン。たしか前回のサブイベで魔眼を作るのは超危険みたいな話してたような……じゃあ今クロエちゃんがつけてるこの目は一体誰が、何の目的で作ったんでしょう……?ああもう、新情報が一気に出過ぎて頭がフットーしそうだよぉっ……!
はい、という事でこれ以上プレイしてたら熱出そうなので、短いですが今回はここまでにしておきます。次回は休日労働の当日からスタート予定です。
ご視聴ありがとうございました!
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「許さない」
月明かりさえ飲み込む深夜の森、その奥深く。
静まり返った夜の森に、少女の声が木霊する。
「許さない。許さない。絶対に見つけ出して、償わせてやる」
清らかな声質とは裏腹に、言葉の節々には憎悪の色が滲み出ている。
視線の先には、凄惨に荒らされた墓地の跡地。地面の足跡、真っ二つとなった墓石から、目の前の光景が人の手によって作り出されたのは明白であった。
ギリッ。
聞こえるのは、何かを食いしばるような音だけ。
「辛かったよね。痛かったよね。怖かったよね。何も悪いことなんてしてないのにこんな目に合って……悔しかったよね」
「でも大丈夫。みんなの願いはここで終らせない。無念を抱えたまま、逝かせはしないから。だから……一緒に行こう?みんなと一緒に、未練を断ち切りに行こう」
悲しむように、慈しむように語りかける。
寄り添う少女の声は虚空へと吸い込まれ、やがて闇夜に呑まれていった。
紡がれたその言葉は果たして……何に向けて投げかけられたものなのだろうか。
「みんなの恨みは、
それはきっと、
アイアムマレニア ブレードオブミケラ……
夢にまで出てくんじゃねぇ糞団子ぶつけんぞ!(全ギレ)