ホロライブラバーズ ~難易度【オーディション】を脳筋でクリアしたい実況~    作:てらバイト

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一年ぶりに風邪をひいたので初投稿です。


R-1ヨーグルトと野菜ジュースでコーティングされたつよつよ免疫力を突破されるとは思いませんでした。子供風邪の感染力、恐るべし……


そういうゲームじゃねぇからコレ!

 

 

 

 

寸でで呼び出した大鎌と歪な形をした短剣が鍔迫り合い、ギギ、と耳触りの良い音が鼓膜を刺激する。

 

あぁ、やはりこの音は何度聞いてもいい。互いの得物が至近距離で奏でる音は、闘いに昂る心をより激しく脈打たせてくれる。ひりついた接近戦でなければ味わえないこの独特な感覚が、私の臓腑に染みわたり、焦がし、熱を生む。

 

 

もっと深みに嵌りたいような。でも、ほんの少しだけ怖いような。

そんな情緒が生まれては、消えてゆく。

けれどそれが、それこそが、堪らなく心地好い。

 

 

もっと、ひたすらに…溺れていたい。

 

 

 

「ねぇ、いつから気付いてたの? 自分で言うのもアレだけど、ケッコー上手に取り繕えてたと思うんだけどぉ」

 

 

 

没頭していた思考を遮ったのは、そんな疑問の声。

お互いの息遣いが間近に感じる距離での問答はひどく倒錯的で、同時に酷くこそばゆい。頬に熱が集まる。

 

 

 

「疑いを持ったのは、受付で貴女に問いかけた時。あの時貴女、此処に入りたい理由を尋ねた私にこう言ったよね。『魔物からみんなを守りたいから』だって」

 

 

「それが何? 別にフツーな理由じゃん。疑うトコあった?」

 

 

「いいえ、大事なのは理由そのものではないの。私があの時一番重要視してたのは、貴女の“目”。口から出る言葉と、浮かべている目の色、熱量、感情の機微…それらを総合して、貴女の真剣味を推し量った」

 

 

 

結果は、言うまでもない。

「魔物という脅威から人命を守りたい」と強く訴えかける声、表情とは裏腹に、彼女の瞳の奥はまっさらな程冷え切っていた。

声音だとか表情だとか、擬態の精度自体は悪くなかった。が、少々詰めが甘い。

本意を隠したいのなら、もっと深く、日の当たらないぐらい奥底に仕舞い込まなければならなかった。

 

そう…私みたいに(・・・・・)

 

 

 

「…マ~ジぃ~? 目ぇ見ただけでそこまでわかるとかヤバすぎでしょ。じゃあさ、そこまでわかってて何で沙花叉を招き入れたわけ? 怪しいんなら、入り口の段階で追い返したらよくない?」

 

 

「……追い返す? どうして? そんなもったいない真似(・・・・・・・・)、する筈がないでしょう」

 

 

「……は? どういう意味……」

 

 

 

どこか困惑気味に眉を顰めるその態度に、思わずため息が零れる。同時、胸に広がるのは熱が解けるような脱力感。

なんて…なんて虚しいの。私は貴女の事をこんなにも理解しているのに、肝心の貴女は私の事をこれっぽっちも理解してくれていないだなんて!

あんまりだわ。同じ名前だと言い出したのは貴女の方なのに。その気にさせたのは貴女の方だというのに! 

 

…けれど。けれどね。私は許すよ。貴女の過ちを、声高に責め立てたりはしない。

だって、間違いの無い生き物なんていないもの。

種族問わず、老いも若いも、誰しもが間違うのだから。

反省の機会を与えもしないだなんて、それこそ傲慢だわ。

それに……―――

 

わからないのなら、惚けているつもりなら…わからせてあげればいい(・・・・・・・・・・・)

それに至る手段を、根拠を。私は既に持っている。

 

 

 

血に飢えた獣が、生唾を飲みながら熱い視線を寄越すんですもの。くすぐったくて、居ても立っても居られないよ」

 

 

「―――」

 

 

「気づかれないとでも思った? 案内してる時ずーっと見てたでしょ、私の血に塗れた身体を。物珍しさとか、好奇による視線なんかとはまた別種の、欲に駆られた眼差しで。職業柄かなぁ、そういう視線には人一倍敏感なんだよねぇ」

 

 

「―――いひっ♪

 

 

 

ニンマリと嗤い、直後響いた金属音。

ギイン、と強引に大鎌を弾き距離をとった彼女は、恍惚に頬を染めながら舌なめずりをしている。

そっか、もう仮面(・・)はいらないんだね。

自然と頬が綻ぶ。これで漸く、貴女の本性が見られる。

 

血に渇き、溺れ、酔い痴れる、素敵な(かんばせ)を。

 

 

 

「沙花叉もねぇ、頑張って抑えようとしたんだよ? あま~い香りに負けないように「バレちゃダメ!」って、自分に言い聞かせてさぁ…耐えたんだよ?」

 

 

「でもさぁ、やっぱり無理だよこんなのさぁ! 血で真っ赤にデコられた女の子見ちゃったら、ときめかないわけないじゃん! ドロドロな血の匂い肺一杯に吸い込んだら、もうグチャグチャにするまで治まりつかないって!」

 

 

だから、と彼女は切っ先を真っすぐ向けて、ギチリと微笑む。

鮮血を思わせる紅い瞳を、柘榴のように輝かせながら。

 

 

 

誘惑した責任、とってよね♥」

 

 

 

瞬間、躍動する影。吹く一陣の風。

逸る心をそのままに、大鎌を構えなおす。

 

さぁ…心行くまで踊りましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長引かせんじゃねぇぞ。テメェが動くとコッチも滅茶苦茶揺れんだからよ

 

 

 

…………はぁ。ほんとう、無粋。

奥底に仕舞い込んで、蓋をして、閉じ込めておこうかしら。この男…。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

―さぁ、おいで。たぁっくさん愛してあげるッ!

 

 

 

ハーイ、よーいスタート(棒)

望まぬ戦闘イベに頭を抱えるホロラバ実況、もう始まってる! いつもの長ったらしいあらすじはキャンセルだ。そんなことしてる暇無いからね、しょうがないね。

 

とりあえず突っ込んでくる沙花叉を安全にいなしながおっぶぇ!? …い、いなしながら、何故沙花又が敵対状態になったのかをザックリ説明します。ホントにザックリね! じっくり解説なんてしてる余裕無いから!

 

ついこの間のアプデで“holox加入ヤッター!”と手放しで喜んでいましたが、攻略wikiを確認したところ、とんでもない情報が記されていました。原文をそのまま読み上げますね。

 

 

 

・新たに実装されたholoxメンバーについて

 

*注意!

 

ある程度シナリオを進めた段階、且つ自キャラが何らかの組織に属している状態でアプデをした場合、ラプラス・ダークネスを除いたholoxメンバー4名が間者として所属組織に接触してくるという報告多数アリ。詳しい発生条件等はまだ不明瞭な為、子細な情報提供求ム。

 

 

 

はい。という訳で、沙花叉が突然敵対したのはバグとかガバではなく、TDN仕様という事らしいです。こんな限定的な条件で敵対するとか予測できる訳ないだろいい加減にしろ! 運営さん、こういう所で邪悪な遊び心出さんでもろて…。

 

いやね、確かにプレイしてて「あれ、沙花叉ってholoxに所属してる筈なのになんで狩人協会に入ろうとしてんだ…?」とは思ったけども! 「バイトの掛け持ちみたいなもんかぁ」って、自分の中で納得して落とし込んだのに! チクショウ、私の純心無垢(爆)な心を弄びやがって! 絶対☆裏切りヌルヌル!(狂竜化)

 

なので、この煮え滾る熱い怒りを沙花叉にまとめてぶつけようと思うんですけどぅぉお!? ぶ、ぶつけようと思ってるんですが、如何せん沙花叉の動きを捉えられず全然攻撃が当たりません。クロエちゃんの攻撃速度は決して遅い方ではないので、これは偏に沙花叉が尋常じゃないくらい速いという事なのでしょう。この俺がスロウリィ!?(愕然)

 

もし体力に余裕があったのなら、スーパーアーマー付きの【ワイルドハント】とかで乾坤一擲の勝負に出てもよかったのですが…るしあ戦でHPごっそり削られてしまった後なので、残念ながらこの案は使えません。少々泥くさいですが、ここは防御に専念しながら反撃の好機をじっと待ちましょう。こっちから攻めてカウンターなんか喰らった日には、もう目も当てられないのでね。冷たく、冷たく……。

 

 

 

 

 

ギインッ ガギィンッ

 

 

―(速い…いいえ、疾いと言うべきかしら。こっちがいくら狙いを定めても、捉えるのは残像ばかり。まさか、掠りもしないだなんて……)

 

 

>おそいおそ~い! そんなのろい大振りじゃあ、当たってなんてあげないよ~だ! 血ぃ流し過ぎて鈍ってんじゃないのぉ?

 

 

―(防御の瞬間、武器越しに伝わる衝撃から鑑みるに、膂力は私の方が断然上。一撃さえ与えられれば、それだけで終わらせられる。けれど…その一手が、あまりにも遠い……!)

 

 

>にしても凄いねぇ。沙花叉の攻撃こんな上手に捌ける人初めて見たよ。速さには自信あんだけど、ほっとんど防がれてるし。読みが鋭いのかなぁ?

 

 

―(敗色は濃厚。死出の道筋は無数に散りばめられている。読み違えばその分だけ命と精神を擦り減らす、正に地獄のような一時ね。…けれど、私は―――)

 

 

>すごいすごい…けどぉ、防いでばっかじゃ勝てないよ、っとぉ!

 

 

ザシュッ

 

 

ぐ、うぅ…ッ! ……はは、あははっ! 死の淵でしか味わえない境地(モノ)も、あると思うんだよねぇッ!!

 

 

>……あ~も~、誘惑しないでって。そんなそそる表情(かお)されたらさぁ……歯止め効かなくなるってぇ!

 

 

 

 

 

やべっ、操作ミスって残りHP一割切りました。しかもクロエちゃんの瀕死ボイスで何故か沙花叉のテンションぶち上がってるし。もうダメだ、おしまいだぁ…(絶望)

 

…いやいやっ、諦めるにはまだ早いはず! まだなにか、何かやれること…ま、まずはひっきりなしに迫ってくる血狂い鯱を一旦離さないと! 

 

オラっ【鎌鼬・纏衣】! さっきから密なんじゃ離れろゴラぁ!

 

 

 

 

 

>わわっ…もう、しぶといなぁ。ね、そろそろ諦めたら? その方がぜっったいにお互いの為になると思うんだよね。

 

 

―へぇ…具体的には?

 

 

>沙花叉は血塗れな女の子殺せてハッピー、クロエは辛い苦痛と現世から解放されてハッピー。ほら、これでWIN-WINってやつ! 

 

 

―論外。0点。私にとっての幸せを勝手に決めつける辺りが特にね。これじゃ合格はあげられないわ。

 

 

>ん~、辛口! ……沙花叉としてはさ、クロエの合格貰えるまで付き合ってあげてもいいんだけどぉ…一応“コレ”仕事だしぃ? これから此処の情報漁って、持ち帰るって作業をしなくちゃいけないんだよね。だからさ、悪いけど…

 

 

早めに死んでくんない? 【血霧散(ちぎりばら)

 

 

―(! 掻き切った腕の血を、霧状に……!)

 

 

 

 

(室内が)すげぇ赤くなってる、はっきりわかんだね。

 

なんて冗談言ってる場合じゃねぇ! 【血霧散】は、術者の体力を代償に広範囲に【視界不良】と【感覚鈍化】状態を散撒くデバフスキルのはず。これを沙花叉が使ってきたって事は、霧に乗じながら…つまり、次で確実にキメに来る可能性が限りなく高いということ……! 何か手は……

 

【鎌鼬・纏衣】で周囲の霧を散らす…ダメだ。クールタイムがまだだし、使えたところで発動時間は3秒だけで気休めにしかならない。

壁を背にしながら大鎌を振り回す…もダメ。視界が悪いこんな状況で闇雲に牽制したところで、大した効果は見込めない。簡単に避けられて、呆気なく斬られてしまう…。

 

なにか、なにか他に有効な手は―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……あっ。

ある。あるわ、いっこだけ。

 

この状況をひっくり返せる、逆転の一手(・・・・・)が……!

 

 

 

 

 

―…………。

 

 

>どしたどした~俯いて黙っちゃって。もしかして、沙花叉の奥の手見てブルっちゃったぁ? 諦めちゃったぁ? それともぉ…死ぬのが怖くなったとか? 

 

 

>だ~いじょうぶだってぇ、痛くないようにサクッと殺ったげるから。…痛みも苦しみも、そして恐怖も感じさせないくらい安らかに、眠るように殺してあげるよ。同じ名前のよしみでね。

 

 

―……優しいんだね、貴女は。これから殺す相手の事を慮れるだなんて。優しくて、素敵で、思いやりに溢れていて、思わず惚れ惚れとしてしまいそうだわ。

 

 

―…でもね、その優しさは不要だよ。強がりなんかじゃない。だって私、貴女に負けるだなんてこれっぽっちも思っていないもの。

 

 

>……!

 

 

―もし、貴女が既に勝ったつもりでいるのなら。もし、先の発言が勝利を確信したが故の情けによる戯言であるのなら。…そんな戯けた貴女に私が送れる言葉は、唯一つ。

 

 

勝ってから抜かしなさい、血狂い。

 

 

……いひっ♥ ―――いいよぉ、お望みとあらばぁ!

 

 

 

 

 

ちょ、いらん挑発せんでもろて! 死にかけなのに煽る阿呆が何処にいますか!

…まぁ、良しとしましょう。こっちも何とかギリギリ間に合ったのでね。

 

溜めは十分。後は沙花叉が接近してくるタイミングを見計らって……今ッ!

 

 

 

 

 

―見えないのなら、感じ取れないのなら。二階(フロア)諸共刈り取るまで。―――死神の輪舞曲(サイレントワルツ)

 

 

ザンッッッ!!

 

 

 

 

<振るわれた横薙ぎ一閃。それは撒かれた血霧を容易に消し飛ばし、そして宣言通り、その破壊の衝撃は一切の陰り無く二階全域に轟いた>

 

<大仰な破壊音と共に崩壊していく壁や天井を愉快に思いながら、クロエは一人瞑目する。破壊の余韻に浸るのに余計な視界(情報)は不要であるからだ。無機質で、ありきたりとさえ感じる崩落音は、彼女の内の身に余る虚脱感を慰めるにはこの上なく最適な旋律であった……>

 

 

 

 

…どうなった? あ、テキスト流れてる。て事は、つまり…勝った? 勝利条件満たした…?

 

はい、私の勝ち。なんで負けたか、明日まで考えといてください(煽り)

 

いや~自分で言うのもなんですけど、よく乗り切れたと思います。何か別の作戦とってたり、【死神の輪舞曲】の発動判断が少しでも遅れてたら多分死んでましたね。それくらいギリギリだったというか、薄氷の勝利と言いますか…うん、色々ヤバかったです(語彙消失)

 

ホントごめんなさいね、気の利いたコメントが浮かばなくて。今ちょっと極度の緊張が切れたせいで頭の回転が頗る悪くて【ピチャッ…】……んぇ? え、何の音…?

 

 

 

 

<余韻に浸るクロエの後方、すぐ後ろにある不自然な血だまり。その中から音も無く現れた真っ赤な影…腹部から血を垂れ流した沙花叉クロヱが、血を滴らせながら立っていた>

 

 

<血の流れる腹部を抑えている事から、恐らく無傷ではないのだろう。しかし、背後からクロエを見据える眼光に微塵も衰えは無く、むしろより一層妖しい輝きを増している。戦意が未だ健在なのは自明の理であった>

 

 

 

 

 

アイエエエ!? 沙花叉!? 沙花叉ナンデ!?

 

ああいや、生きてるのは全然良いと言うか、むしろそうでないと困りますが…でも武器持って殺る気マンマンなのはいただけねぇ!? ちょっ待っ、このまま第2ラウンドは洒落にならん、早くなんとかしないと―――

 

 

 

 

 

>えっへへ…最後のは効いたよぉ。でもぉ…ちょっち詰めが甘いんじゃないッ!?

 

 

<暗器を片手に躍りかかるクロヱ。狙うはうなじ、隙だらけな首元目掛けて再び凶刃が振るわれ―――>

 

 

 

 

 

 

いい加減にしやがれ、クソガキ共……!

 

 

ゴシャッ

 

 

ご、ふぁッ……!?

 

 

<その直前、クロヱの腹部に遮るような鋭い蹴りが放たれた。予想外の反撃に加え、負傷した腹部を狙った一撃に堪らずひるみ、クロヱは血反吐を吐きながら成す術無く宙を舞った>

 

 

<無論、今の蹴撃はクロエによるものではない。背を向けて脱力し、振り向くことなく背後を蹴り上げる。そんな芸当は、たとえ万全な状態の彼女を以てしても到底出来はしないだろう>

 

 

<であるならば、答えは一つ。クロエの影から身を乗り出し、鬼の形相で不意打ちを見舞ったのは、影に潜伏していたもう一人…テルミを置いて他にいない>

 

 

 

 

 

ファッ!? テルミさん、ホいつの間に!? てか何でかめっちゃキレてて草。にゅ、乳酸菌摂ってますか?w(助けてもらって煽るクズの鑑)

 

 

 

 

 

>馬鹿みてえに跳び回りやがって…テメェらが動く度にコッチはミキサー掛けられてるみてぇにシェイクされんだよクソが…! 

 

 

>そんなに遊びてぇならよぉ、この俺様が直々に揉んでやんよ。光栄に思えや…――ただし、テメェは死ぬがなぁッ! 蛇烙閻獄穿(じゃらくえんごくせん)】ッ!!

 

 

メキィッ

 

 

ガ、ハ……ッ!?

 

 

<足元より呼び出したるは、漆黒の大蛇の群れ。下から上へ、クロヱを巻き込みながら吐き出された蛇の波は、まるで天へと昇り詰めんとする勢いで天井を破り、上空を舞い…やがて見えなくなっていった>

 

 

 

 

<戦いの経験値を得た!>

 

 

<『紅何処(べにいずこ)』のヒントを得た!>

 

 

<沙花叉クロヱと敵対した>

 

 

<沙花叉クロヱと特別な関係、【殺し殺され…】になった>

 

 

 

トロフィーを獲得しました!

 

・『罪な女』

 

 

 

という訳で、テルミさんのナイスアシストの甲斐あって沙花叉の撃退に成功しました。ありがとうテルミさん、もうずっとクロエちゃんの影に居てくれてええんやで。私たちは…ズッ友だよ…!(手のひらドリルスペシャル)

 

それにしても本当にギリギリの戦いでしたね。マジで言い過ぎじゃなくて、あと一発でも技が当たってたらお亡くなりになってました。見てくださいよこのスッカラカンのHPバーを!間違ってサボテンにでもぶつかろうものならゲームオーバー待ったなしの瀕死具合です。新手のオワタ式かな?

 

そして何故か『罪な女』トロフィー獲得してるっていうね…。おっかしいなぁ、このトロフィーって本来『女主人公がヒロイン二人以上と特別な関係(恋愛関係)になる』のが獲得条件なのに、【秘匿共有者】【殺し殺され…】とかいう物騒な関係でもOKになってしまってます。どういうことなの……。

 

まぁバグか、アプデで調整が入った結果なのでしょうが…個人的にはちょっと納得いかないトロフィー獲得ですね。本当なら、学園生活で交友を磨いて、少しづつコイニハッテンシテ…ていう段階を経て取ろうと思っていたトロフィーなのでね…。コンナハズジャナイナリィ!(慟哭)

 

…ままえやろ。一番大事なのはトロフィーそのものではなく、恋愛関係になるという結果にこそ意味があるのです。いつまでもくよくよしてないで、ここはさっさと切り替えましょう。希望は前に進むんだ!

 

ちなみにこの【殺し殺され…】とかいう特別な関係は、カルマ値が悪寄りのキャラ同士がお互いに殺意を抱くと一定確率で成立して、それ以降出くわしただけで半強制的に戦闘になるという神仕様です。クソだね! 

しかもどちらかが死ぬまで解消されない上に、放っておくと【殺し愛】とかいう特級地雷に化けてもっと手が付けられなくなります。やったねクロエちゃん、闘争が増えるよ!(血涙)

 

 

 

 

 

―……礼は言わないよ。頼んでもいないし、私一人でも問題無く切り抜けられたんだから。

 

 

>当たり前だ、言われる筋合いも無ぇ。俺様は、俺様を不快にさせた元凶を自分の手で消しただけだ。そこにテメェの感謝だの情緒だの余計なモンは一切介在しねぇ…違うか?

 

 

―……そうだねぇ。そういう事にしておきましょうか…ふふっ。それで、この後はどうするの? また私の中に入る?

 

 

>いいや、ここまでだ。傷はまだ完全には癒えてねぇが、協会本部にさえ辿り着けばそれでいい。あとはハザマが来るのを待つだけだ…アイツには聞きてぇ事が山ほどあるからなぁ……。

 

 

>つー訳で、テメェはお役御免だ。…本来なら仕事を碌に果たせなかった愚図には相応の罰を与えてぇところだが…今回は特別だ、俺様の気が変わらねぇ内にとっとと消えろや。それで手打ちにしてやる。

 

 

―……テルミさん。

 

 

>二度は言わねぇぞ。わかったんならさっさと―――

 

 

―次は必ず、貴方の期待に応えてみせるわ。失望もさせない。だから…目を離さず、しっかり見ていて。私の成長を。貴方を苛む障害は、全て掃ってみせるから。

 

 

>……口だけの無能は要らねぇ。その場しのぎの言い訳もな。…俺様を納得させてぇんなら、言葉じゃなく結果で示せ。

 

 

―…! えぇ、任せて。絶対に認めさせてみせるわ。必ず、必ず……。

 

 

<崩れ落ちた戸を蹴破りながら談話室を後にするクロエに悲観の色は無い。自身がこれ以上テルミの期待を裏切るような愚昧ではないと自覚しているからだ>

 

 

<前向きな確信に満ち溢れた足取りに迷いは一切見られず、それはまるで、クロエ.A.ラブラックという人間の人間性を表しているかのようであった……>

 

 

<ユウキ=テルミがクロエの身体から離脱した>

 

 

 

 

 

あ、離脱…まぁですよね、わかってました。主人公のピンチを救ってくれるお助けキャラがいつまでも同行してくれるわけないですよね。月光仮面がここぞという場面にしか現れないのと一緒です。ヒーローは窮地の時にこそ手を差し伸べる! …まぁテルミさんはヒーローというよりは完全にヴィランですが。あの言動と風体でヒーローは無理でしょ。

 

…え? たとえが一々古臭い? 世代の隔たりを感じる? なんだァ? てめェ……。

 

あっ、何てこと言ってる間に受付まで到着しましたね。ではここへ来たもう一つの目的である『滞納していた報酬金受け取り』をこなしちゃいましょう。おうウェインさんさっきぶり! 突然で悪いが金くれや! 30分で、5万!(暴利)

 

 

 

 

>ま~た随分と派手にやってくれたなぁ、宵狩りの。風通しがよすぎて堪らねぇぜオイ。おじさん風邪ひいちまうよ。

 

 

―ごめんね、ちょっと興が乗ってしまって…あら、どうしたのその恰好。刀傷でボロボロ…通り魔にでも逢った?

 

 

>あん? …あぁこれか、別に大した事ねえよ。ただ、えらく別嬪な辻斬りに襲われただけさ。中々いい太刀筋だったよ、アレは。

 

 

―…ふぅん。私が中に居る間に、ねぇ。……どんな子だったの?

 

 

>そうさなぁ…上手く言えねぇが、街中ですれ違ったら思わず振り向きたくなるくらいには美人だった。キレイな金髪(・・・・・・)に、妙な語尾(・・・・)。それでいて剣気と技の冴えは達人のそれに近いときたもんだ。そのちぐはぐさが妙に印象的っていうか、いやに記憶に残るお侍さん(・・・・)だったよ。…追うのかい?

 

 

―う~ん…今のところは放置かな。気にはなるけれど、クロヱ(あの子)を追う内に自然と惹かれ合いそうな気がするし。とりあえずは容姿だけ覚えるに留めとく。…あっ、そうだ。ウェインさん、それとは別件で用があるのよ。滞納していた報酬金、くださいな。

 

 

>あ~報酬な。ちょいと待ってな、今数えるから。え~宵狩り、宵狩り宛ては……計8件分、締めて1310万だ。

 

 

 

 

 

か、稼ぎすぎィ! 依頼8件で1300万って、ぼったくりやろコレ! 一体どんな依頼こなしたらここまで稼げるんだ…。怪しい荷物でも運んで小銭稼ぎでもしたのかな(邪推)

 

とは言え、報酬は報酬。窓口を通って得た正当なものに変わりないので、ここは素直に受け取っておきま「と、言いたいとこなんだが……」……ん?

 

 

 

 

 

どこかの誰かさん(・・・・・・・・)が二階をしっちゃかめっちゃかにしてくれたからよぉ、元通りに直さなくちゃならんのよ。で、それには多額の修繕費(・・・・・・)が必要不可欠な訳だ。つーことで……。

 

 

<積まれた札束から数枚抜き取られ、クロエの前へ突き出される。これ見よがしに差し出された僅かな紙幣は、「これがお前の取り分だ」と暗に示しているかのようであった……>

 

 

>改築費集金にご協力ください、ってな。

 

 

 

 

 

金取んのかよ!? くそったれ!

 

 

と、キレイにオチが付いたところで今回はここまで。

ご視聴ありがとうございました!

 

 

 

 












例のネタ絡みで没ネタを思いつきましたが、あまりにもキャラ崩壊が酷いのであえなくお蔵入りとなりました。没ネタの没ってなんだよ…(哲学)
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