ホロライブラバーズ ~難易度【オーディション】を脳筋でクリアしたい実況~    作:てらバイト

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人生初の連日投稿を達成した初投稿です。


二日連続でこんだけ投稿間隔空くなら、一週間連続とか夢のまた夢なんやなって…。





怒らないでくださいね。全商品一万円ってバカみたいじゃないですか。

 

 

 

<錆びついた金属扉のギギ、という音が二人を迎え入れる。開けた拍子に、冷たく湿った空気と、ほんの少しのカビの匂いが室外へ雪崩れ込み、思わず身震いしてしまう。普段から人の出入りが少ない部屋なのだろうか、それとも…>

 

 

―う~ん…保存環境はお世辞にも良いとは言えないね。こんな所に商品を置いて大丈夫なのかしら。

 

 

>個人的にはこういう雰囲気は味があって嫌いじゃないけど~…ま、大丈夫でしょ。あの生真面目そうな店主が杜撰な管理するとは思えないし。もしかしたら、敢えてこうしてるのかもよ?

 

 

物の要望で(・・・・・)、ってコト? 置く位置に飽き足らず、環境作りも強要するだなんて…随分と注文の多い商品たちですこと…。

 

 

>じゃじゃ馬、きかん坊、大いに結構! ちょっとばかしクセの強い方があたし好みさ…さ~て、良さげなお宝は見つかるかなっと。

 

 

<小さな電球だけが頼りの薄暗い一室へと足を踏み入れるぼたんとクロエ。斯くして、二人だけの奇妙なお宝探訪が幕を開けたのだった…>

 

 

 

もぐもぐ~(気さくな挨拶)

 

 

良い意味でお値段異常な骨董屋でまとめ買いを決意するホロラバ実況、いってみましょぉぉおおお! 適正価格なんて必要ねーんだよ!

 

 

前回は、キャラの濃い店主が営む骨董屋『夢現堂』の散策途中で終ってましたね。今回はいよいよ本命の“曰く付き”が眠る地下散策です。良い掘り出し物が見つかるといいなぁ…張り切っていきますよ~イクイク。

 

 

 

<夢現堂 地下保管室>

 

 

>おっ、読み通りあったよ武器が。え~と…馬鹿デカい大剣に、冷気放ってるヤバめな刀…ここら辺は近接用っぽいな。できれば銃系が欲しいんだけど、さぁてあるかな~…。

 

 

―銃の魔道具は希少だからねぇ…店主さんの蒐集能力に期待しましょう。

 

 

>へぇ、銃系って少ないんだ…早速かますね~魔道具蘊蓄。それもさっき言ってたおばあさまの受け売り?

 

 

―うん。昔私が魔道具の種類について尋ねた時に、愚痴と一緒にね…。曰く、『あんな無駄に緻密で面倒な構造の魔道具を作りたがる職人がいるとしたら、そいつは相当な変人』らしいよ。作れなくはないけど、誰も作りたがらない…だから数が少ないんじゃないのかな。

 

 

>あ~そういう理由ね……あのさクロエ、もしそのおばあさまに銃型魔道具の製作を依頼したとしたら、どれくらいかかるかな? 傭兵稼業のお蔭で貯金は結構あるから、足りるとは思うんだけど。

 

 

―……やめておいた方がいいと思う。おばあさまが要求する魔道具の対価って、大概お金じゃない(・・・・・・)から。

 

 

>お金じゃない…? 参考までに訊くけど、たとえば?

 

 

―えっとね、確か依頼者との間柄によって違ってて…気の知れた友人で「血液1L」。で、それ以外なら…「寿命」とか「四肢」とか、「五感」とかだったかな? あまりお勧めはしないけれど、それでもいいなら紹介するよ。

 

 

>対価えっぐぅ……出世払いとかって有り?

 

 

―この上なく上機嫌だったらね。でも、訊くタイミングが悪いと一瞬で挽肉(ミンチ)にされるけど…いい?

 

 

>いいわけあるか~い! …ん~、二択ミスったら即席ハンバーグか~…しゃーない、諦めて地道に探すことにする。

 

 

―賢明だね。寄り道はせずに、まずは無理の無い範囲から探しましょうか。

 

 

 

おぉ~結構良さげなの揃ってますね。特殊なアイテムを使う事で様々な属性に派生できる『無垢の大剣』に、攻撃を当てる度に体力を微回復する人型特攻の『肉断ち包丁』とか、かなり実用的なものが勢ぞろいです。価格は…うん、全部一万円。やっぱりここの価格設定頭おかしいよ…なんでこいつらが諭吉一枚で買えるんだ…?

まぁ客側としては安く済むに越したことは無いので別にいいんですが…安すぎたらそれはそれで怪しくて購入の手が伸びづらくなるのは、私だけでしょうか?(チキンハート)

 

さて、肝心のお目当て探しですが…中々銃が見つかりません。二人が会話の中で言及していたように、ししろんが探してる『銃型の魔道具』は希少とされ、ゲーム中でもその絶対数はかなり少なく設定されてるんですよね。うろ覚えですが、確か片手で数えられるぐらいの数しかなかったような…とは言え、ここはししろんの好感度上げの為にも是非とも見つけてあげたいところ。発見を願って乱数の神様にお祈りしましょう。

 

あと一応次善策として、魔道具が作れるらしいクロエちゃんのおばあさまに頼るって選択肢もあるんですが…要求される対価がやばそうなので、どうしてもという時以外は極力頼まないようにしましょう。血とか五感求めるとか悪魔みてえな物欲してんなお前な(畏怖)

 

 

 

>銃~、銃はおらんかね~…今なら超好待遇でお持ち帰りだよ~。三食も昼寝もついてこないけど、多分きっと快適だよ~。

 

 

―ダメよぼたん、そんないい加減な…もっとしっかり覇気のある呼びかけじゃないと。

 

 

>いや、ツッコむとこそこかい。まぁぶっちゃけ猫なで声のひとつで見つけられんならいくらでも…………あっ、見っけ。

 

 

―あら本当、って……うっわぁ…何これ……。

 

 

<二人が見つけたのは、二対の黒い拳銃。フレームに施された十字のエンブレムが目を惹くリボルバーであるが、真に特筆すべきは銃身の長さ。10インチを軽く凌駕する長大で重厚なバレルは、銃器に明るくないクロエでもこの銃が持つ圧倒的破壊力を容易に推し量ることが出来た>

 

 

デカ過ぎんだろ…これ、ハンドガンだよね? どこからどう見ても片手で撃てる設計してないように見えるんですがそれは…。

ま、まぁいいでしょう。今ここで重要なのは銃のサイズでも性能でもなく、ししろんお目当ての銃型魔道具が見つかったという事実! 細かい事は置いといて、まずは発見できたことを喜びましょう。レア魔道具の捜索なので、諦めてかけてた分嬉しい…ししろん、ちゃんと大事にするんやで…。

 

では無事見つかったので、早速レジの方へ…といきたい所なんですが、クロエちゃんの表情が芳しくありませんね。なんか銃を見てから様子がおかしいのですが、一体どうしたのでしょう。お腹痛いのかな?(すっとぼけ)

 

 

 

>おいおいおい、何だよこのおばけリボルバー…! S&W.M500のハンターモデルよりゴツくて長いのに、それでいて全然軽い…ははっ、いいねぇ最っ高にイカしてる! よし決めた、こいつを――

 

 

―待ってぼたん。その銃…なにか、変だよ。

 

 

>うぇ? あ~銃の構造が、ってコト? まぁ…言いたい気持ちはわかるよ。既存の拳銃よりもずっとデカいし、シリンダーも何故かマズルの近くにあるし、明らかに普通の規格じゃないもんね。でもホラ、これって魔道具なんでしょ? 多少の違和感はあって然るべきっていうか…。

 

 

―いいえ、そうじゃないのぼたん。憶測で言うのは憚られるけど…多分それ、呪われてる(・・・・・)

 

 

>……マジ? え、てかクロエ…見てわかんの、そういうの。

 

 

―……おばあさまが魔道具を作る時にね、仕上げにお呪いをかけてた事が稀にあったんだ。真っ黒で、恐ろしくて、でもどこか暖かそうな…そんな奇妙な感覚を、今でもよく憶えてる。

 

 

―だからかなぁ。それが呪われてるっていうのは、何となくだけどわかるんだ。幼い時に直で感じた、何とも言い表せない独特な気配と雰囲気…それと似たモノを、その銃からひしひしと感じるの…。

 

 

>呪いの感覚、か…。んー、俄かには受け入れ難いなぁ…あっ、クロエの言葉を信用してないとかじゃないよ? ただ、あたしにはそういう感覚がこれっぽっちも無くて、ちょっと現実味が湧かないっていうかさ…。

 

 

―まぁ、一口に呪いといっても色々種類があるからね。私からすればその銃に籠められた呪いは脅威に映るけど、ぼたんにとっては何も感じず、無害そのものに見えてしまう…俗に言う相性(・・)だね。つまり――

 

 

>あたしとこのリボルバーの呪いは偶然にも相性が良くて、持ってるあたしは何も感じないけど、実際はちゃんと呪われてて危ないオーラ垂れ流してますよ、て訳ね…やっぱりクロエ連れてきて正解だった。こんなんあたし一人じゃ絶対気付かなかったわ~…。

 

 

 

デデドン! また呪われた装備か壊れるなぁ。この野郎醤油瓶…!(半ギレ)

曰く付きって聞いた時点で何かしらはあるんだろうなと身構えてましたが、よりによってお目当ての銃が呪われてるとはね。クロエちゃんの経験則により購入前で気付けたのは僥倖でしたが、このままではししろんが購入を断念するかもしれません。どうすっかな~俺もな~…。

 

流石にここまで来て成果無しはまず味すぎるので、ししろんの気が変わらないのを期待しましょう。選択肢とか出れば確実だけど毎回都合良くは出ないからね、しょうがないね。ほら、気持ちが固い内に早くレジに持っていくんだよあくしろよ。

 

…なんかこのゲームやっててお祈りするのが日課になってきたな。もしかしてホロラバはお祈りゲーだった…?(問題提起)

 

 

 

―さて、一先ずその銃が呪われていると理解してもらったところで…改めて訊くよぼたん。その銃…どうしたい?

 

 

>……。

 

 

―既に察していると思うけど、呪われた装備っていうのは特別なの。性能の差はあれど、製作者の呪いが籠った装備は一つの例外なく強化され、手にした者に更なる強さを与えてくれる……重い代償を支払う事でね(・・・・・・・・・・・)

 

 

―相性が良いとは言っても、それで代償が軽くなる訳じゃない。最悪、死に直結する代償を払う事になるのかもしれないの…それでもこの銃を使う? 故無い呪いを受け入れる覚悟が、貴女にはある?

 

 

>……ん~…覚悟、ねぇ。

 

 

<そう呟きながらぼたんは件の銃をクルクルと指で回し始める。手癖が染みついているのか、その軽やかな動作に淀みは見られない>

 

 

>あたしさ、かれこれ10年ぐらい傭兵稼業やってんだけど…その10年間で仕事失敗した事ってほとんど無いんだよね。どれだけ難度の高い仕事でも、自分よりも格上を相手にしなきゃなんない時も、入念な対策と下準備をする事で乗り越えてきた。ま、ちょっとした自慢だわな。

 

 

>そんな風に毎日過ごしてると、不思議な事に妙な自信が勝手に付いて来るもんでさ。「どんな相手でも、準備さえ怠らなきゃ最悪で五分。負ける事はありえない」って、つい最近までガチで信じてたんだよ。ははっ、いや~我ながら青いね~。完っ全に調子乗ってた!

 

 

>……まぁでも、そんな自信は二年前の仕事(・・・・・・)で粉々に砕かれたんだけど。

 

 

―……。

 

 

>衝撃だったよ。万全にした筈の準備と対策がまるで通用せず、手も足も出せずに負けたんだから。そしてその時、初めて思い知らされたよ。「この世には、どれだけ対策しても上回れない理外の強者がいるんだ」って。

 

 

>そんなこんなで、結局自信満々だったライオンさんのプライドは見事爆散した訳なんだけど…心はまだ、完全に折れちゃあいなかった。理屈や戦術を平然と蹴散らしていく怪物共が相手でも、「負けたままじゃ終われるか!」っていう反骨精神だけは残ってた。…な~んて格好つけたけど、とどのつまりあたしが只の負けず嫌いって話なんだけどね。みっともないっしょ? 

 

 

―…いいえ。自分を負かした相手に勝ちたい…そんな殊勝で懸命な想いを、一体誰が馬鹿にできましょう。貴女のそれは間違いなく美徳だよ、ぼたん。

 

 

>……慰めてくれんだ、やっさし~。…で、話を戻すと…人生初の挫折を味わったあたしは、前よりも更に鍛えて、どんどん勝ちに貪欲になってったんだけど…それでも尚、まだ敵わないって思わされる相手が二人いんだよね。

 

 

>一人は、あたしにありったけの屈辱と挫折を叩きつけた張本人。いけ好かない毒蛇野郎…狩人協会所属、【影蛇】のハザマ。

 

 

>そんでもってもう一人は……何を隠そう、その毒蛇野郎と同じ狩人で、且つあたしの数少ない友達の―――クロエ.A.ラヴラック。

 

 

―……!

 

 

<一瞬にして突きつけられる銃口。リボルバー越しに見えたぼたんの瞳に冗談の色は無く、真剣そのもの。クロエは、細められた薄灰色の中に静かに燃ゆる覚悟を垣間見た>

 

 

 

ふざけんな!(声だけ迫真) またあずかり知らぬ所で過去の因縁できてるやんけ! あ~キレっそ~マジで…。

しかも今回はししろんがNPC(おもっくそ関係者)に敵意を向けてるパターンか…学園凸かます毒蛇野郎といい、知らない間に攻略キャラと因縁作ってるハザマさんといい、碌な上司がいねぇ…厄ネタを持ち込む輩はフヨウラ! 警察に通報しちゃうからなお前(お茶目)

 

とは言え、これはある意味チャンスかもしれません。何故かというと、クソ上司共に下剋上を叩きつけようとなった時にししろんのヘイトがハザマさんに向いていれば、味方として一緒に戦ってくれる可能性があるからです。ただでさえ多勢に無勢状態なので、仲間は一人でも多く欲しい…欲しくない?

 

まぁ今回のししろんの場合、ハザマさんだけじゃなく何故かクロエちゃんも意識してる節があるのでちょっと不安ですが…いい感じに好感度調整をする事で対応しましょう。クロエちゃんへの対抗心を無くすように誘導できれば最善、無くせずとも打倒ハザマを共有できれば次善! 余計な波風立たずにシナリオ進行させてくれよな~頼むよ~。

 

…それにしても、過去の因縁かぁ…これ以上変なの出てこないだろうな…(疑心暗鬼)

 

 

 

>あたしはさ、別に地上最強を目指してる無鉄砲でも、ましてや俗世を捨てて強さのみを窮めんとする求道者でもないんよ。ただ、負け続ける弱い自分を許せないって想いが、心の奥底で燻ってるだけなんだ…それ以外の小難しい理由なんて、これっぽっちもありゃしない。

 

 

>今にして思えば、そういう心の訴えを無視したり誤魔化したりっていう手もあったんだろうけど…多分長続きはしないんだろうなぁ。だってホラ、一度きりの人生だし? 自分の気持ち()に嘘吐いてまで納得したフリなんて、勿体無くて出来やしない。「お前らに勝ちたい」っていうあたしのこの欲求は…どうしようもないぐらいの、紛れもない本心なんだ。

 

 

>だから…もし、この銃を使う事で新たな力が手に入るのなら。もし、ずっと先を往く怪物共(狩人)の背中に近づく事ができるのなら…あたしは、喜んで呪い(コイツ)を受け入れる。

 

 

―……それで命を落としたとしても、後悔は無いと?

 

 

>無いね。銃握って死ねるってんなら、それはそれで本望さ。

 

 

―……あはっ。揺るぎない覚悟…いいねぇ、ゾクゾクしちゃうっ! …それじゃあ追う者の先達(・・・・・・)として、ほんの激励を一つ…あんまり待たせないでね? ぐずぐずしているようなら遠慮なく置いていくから、そのつもりで。

 

 

>お~怖っ。…ま、精々上で胡坐かいて待ってなよ。ソッコーで追い付いてやるからさ。

 

 

<初めて味わう“追われる者”としての立場、感覚。それは、誰かの背を追いかける人生を歩んできたクロエにとって、未曾有の体験と言っても過言ではなく…故にこそ、本気で己を打倒せんとする挑戦者(ぼたん)の宣誓に胸をときめかせてしまうのは、半ば必然であった…>

 

 

 

<獅白ぼたんは『月の剣』を手に入れた!>

 

 

<獅白ぼたんは『フォーカス』を覚えた!>

 

 

<獅白ぼたんは『デウス・エクス・マキナ』を覚えた!>

 

 

<獅白ぼたんともの凄く仲良くなった!>

 

 

<獅白ぼたんと特別な関係、【親愛なる好敵手】になった>

 

 

 

工事完了です…。ししろんが予想以上に覚悟ガンギマリだったのでなんとか購入に踏み切ってくれました。やったぜ。まぁ実際はただボタン連打してただけなんですがね。選択肢一つも出なかったし、多少はね?

 

で、問題の銃は…お~流石は呪いの魔道具、手に入れただけで技スキルを習得しましたね。どんな技かは…んにゃぴ、ちょっとよくわかんなかったです。俺バカだからよぉ…近接攻撃に関するやつ以外はよく知らねえんだ…今度調べておきます。

 

そしてこのタイミングでししろんと特別な関係になりましたか。【親愛なる好敵手】は、バトロワやクラス対抗戦等の戦闘イベで互いを意識しやすくなるという非常に健全な関係となっております。この関係によって生じるうま味はほとんどありませんが、逆に大きなデメリットも無いので、ししろんとの関係はしばらくこのままで問題無いでしょう。激しい「喜び」はいらない…そのかわり深い「絶望」もない…(シリアルキラー並感)

 

ではお目当ての銃も見つかって無事に好感度も上がってくれた事なので、そろそろ帰りましょう。デートもできたし、穴場の骨董屋も見つけれたし、今回のデートは結構な収穫だったと思います。今日は枕を高くして眠れるまであるなこれは…(慢心)

 

 

 

>今日は付き合ってもらってありがとね、クロエ。ホントはお礼も兼ねてこれから晩御飯にでも、って思ってたんだけど…。

 

 

―ふふっ…皆まで言わなくてもわかるよ、ぼたん。早くその子の試運転をしたいんでしょう? 私の方は気にしなくていいから、存分に試し打ちしてきなさいな。

 

 

>うぇ……え、そんなわかりやすかった…?

 

 

―ええ、とっても。例えるなら、そうだなぁ…「見たことの無い技を前に目を輝かせるねねのようだった」、と言えば伝わるかしら?

 

 

>あ~…それはあれだ、何て言うか…うん、相当浮足立ってんねあたし……わり、今度埋め合わせするわ。

 

 

―律儀だねぇ…なら、明日のいの一番にその子の使い心地を聞かせて。時間掛けて探したせいか、私も少し愛着が湧いちゃったみたい。

 

 

>それぐらいならお安い御用さ…それじゃあねクロエ、また明日。

 

 

 

 

―『自分の気持ちに嘘は吐けない』、かぁ…いいなぁ。私もぼたんのようにありのままの自分を曝け出せたら、きっと……。

 

 

―はぁ…ダメね、隣の芝ばかり羨んでいたら。虚しくて、気が滅入るだけ…他のことを考えましょう。

 

 

―……そうだ、帰ったら久しぶりにおばあさまとお話でもしようかな。学園の事とか、テルミさんに貰ったチョーカーの事とか、話したい事がいっぱい…あっ、シオンの件も相談しなきゃだね。忘れないようにしないと…。

 

 

 

おっ、遂に噂のおばあさまとご対面ですか。家に居ても全然会えないので何かしらのフラグが立たないと出現しないNPCかと思ってましたが、今回漸く会えるみたいですね。ヤバイお呪いやらシオンちゃんの件やらで一度会っておきたかったので、素直に僥倖です。パート30越えでやっと身内に会えるのか(困惑)

 

できればクロエちゃんの不明瞭な過去とかも知りたい…知りたくない? まぁこの辺は別に今じゃなくても問題無いので無理はしませんが、逆に言えば知っておいて損は無いはず。もし会話の選択肢が出たら積極的に狙っていきましょう。そうと決まれば帰宅じゃ! 早く帰って宿題しなきゃ(使命感)

 

 

 

<自宅 ラヴラックの屋敷>

 

 

―時刻は…まだ19時前。おばあさまが来るにはまだ早いかな…。

 

 

<何をして過ごそうか…>

 

 

・特訓する

 

・休む

 

・おばあさまを待つ(時間帯が【深夜】になるまでスキップ)

 

 

 

見たことの無い選択肢…これは、フラグじゃな?(名推理)

成程、恐らくですがおばあさまは特定の時間帯でのみ遭遇できるNPCだったんですね。そして今回初めて選択肢が出てきた理由は、何かしらのフラグ…直近のイベントから鑑みるに、魔道具関連かな? を踏んだからって所でしょうか。難解な出現フラグ…俺でなきゃ見逃しちゃうね。

 

ここはもちろんおばあさまを待つ一択です。真夜中まで待つので多少コンディションは低下するでしょうが…まぁ必要経費って事で、クロエちゃんには我慢してもらいましょう。睡眠時間は犠牲になったのだ…犠牲の犠牲にな…。

 

 

 

―もうすぐで午前二時…そろそろかな?

 

 

<とっぷりと夜が更けた丑三つ時。それは、クロエが敬愛して止まないおばあさまが姿を見せる時間帯…夜を生きる者達が跋扈する闇の時間。クロエは自室のベッドから身を起こし、そのまま隣の部屋へと入った(・・・・・・・・・・・・)

 

 

<窓や明かりが一つも無い真っ暗な一室の中でも、夜目の効くクロエにとっては何の支障もきたさない。迷い無い足どりは、真っすぐに目的の場所へ…古めかしい安楽椅子が位置する部屋の中央へと辿り着く。あと少し。あともう少しで、おばあさまに会える…>

 

 

 

あ、あれ…? てっきり玄関の方へ迎えに行くのかと思ったのに、何故か誰もいない部屋にクロエちゃんが入ってしまいました。しかも中にあった安楽椅子見つめたまんま動かないし…ていうか、暗っ! 電気が点いてないから、もう画面中黒まみれや。こんなんじゃゲームになんないよ~。

 

…う~ん、微動だにしない。またバグか…? いや、もう少し様子を見ましょう。イベントの演出という可能性が無きにしも非ずなのでね。動いて…動いてクレメンス…。

 

 

 

<自分の息遣いだけが聞こえる暗闇の中、クロエは一人喜びに顔を綻ばせる。何故なら、自分ではないもう一人分の気配を、闇の内に見出したから>

 

 

―あぁ…おはよう、おばあさま。久しぶりだね、何日ぶりかな? 今日はね、おばあさまに話したい事、訊きたい事がたぁんとあるの! 何から話そうかなぁ…。

 

 

<「おばあさまが来てくれた!」。クロエはその喜びの感情を隠すことなく、心底楽しいそうに安楽椅子へと話しかけた。嬉しくて嬉しくて堪らない、そんな表情を浮かべながら…>

 

 

 

…………え、なにそれは(困惑) なんか突然虚空に向かって話しかけだしたんですが……ちょっと待って、もしかしてクロエちゃんが何度も話題にあげてたおばあさまって、まさか…イマジナリーおばあさまだった…ってコト!? ウッソだろお前www

 

いや草生やしてる場合じゃないなコレ…妄想上の人物をさも現実に存在しているかのように振舞うって事は、【虚ろな心】【心の病・離別】等の厄介な状態なりかけの可能性大です。突然の事すぎて原因は不明ですが、発症前に気付けたのが不幸中の幸い…夜更かしは切り上げて早く病院へ…

 

 

 

 

 

―――喧しい。「起き掛けに戯言を捲し立てるな」と灸をすえたばかりなのに、もう忘れたのかしら? 言いつけも満足に守れないだなんて…ほんとう、どうしようもない愚図ね。

 

 

 

おファッ!?

ま、真っ暗闇の中から声が!?

 

 

 

<光源の一切無い黒い部屋の中心で、クロエははっきりと目にした。自身の身体から、人間一人分の影(・・・・・・・)が意思を持って出ていったのを。その人間大の影が、安楽椅子に腰掛け足を組むまでの、その一部始終を>

 

 

<そして、クロエと同一の質量と背丈を持った影は、ゆっくりと全身の色を取り戻し…やがて少女の姿を象った>

 

 

<ウェーブがかった白い髪に、アメジスト色の双眸。クロエと瓜二つの容姿をした「おばあさま」は、頬杖をつきながら尊大な態度で以て…無明の闇より顕現した>

 

 

けれど、愛しましょう。どれだけ無能でも、どれだけ不出来でも、全てを受け入れ愛を注ぐ…それが家族なのだから。さぁ、わたしの愛しいクロエ。今日はどんなお話を聞かせてくれるのかしら?

 

 

 

 

お、おばあさま!? 似過ぎっていうか…若過ぎぃ!?

 

 

というところで、今回はここまで。

ご視聴ありがとうございました!

 

 

 










ホロライブのストラップガチャを10回ほど回したら、白上が4回連続で出てきました。白上ピックアップかな?(白目)
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