朝起きたら地球がファンタジーになってるんだが? 作:あくてん
今日も今日とてダンジョン日和。ダンジョンの近くには所謂冒険者ギルドがあって、そこでパーティ募集とか出来るらしいから行ってみようと思う。因みに今回猿は居ない。
ギルドは木造であり、入ってみると大勢の人で賑わっていた。中は椅子と机が疎らにあり、入り口から向かって一番奥に掲示板、その左右に受付があった。雰囲気良くて興奮してくる。
掲示板の前まで歩くとそこにはパーティ募集の張り紙が貼ってあった。何か良さげな募集はないかと探していると……
「ねぇ君一人?一緒にパーティ組まない?」
と女の人に後ろから声をかけられた。振り返るとそこには人組の男女が居た。
「俺……私ですか?私でよければ是非お願いします」
「うん、よろしくね!私はリサ!こっちが〜」
「カイトだ、よろしくな」
「リサさんにカイトさんですね。一夏です、よろしくお願いします」
俺の美少女ボディのおかげですぐにパーティを組めたな(
茶髪ロングのお姉さんのリサさんとちょっと髭のある強面のカイトさん、二人とも良い人そうで良かった。
席に着いて話を聞いてみると二人はダンジョンに入るのは初めてだそうで、不安だから一緒に入る人が欲しかったそうだ。
「あ、私ダンジョン入ったことありますよ」
「ほんと!?どんな感じだった?」
リサさんテーブルに身を乗り出さないで、胸見えてますよ(
「えっと、構造はダンジョンによって違うんですけど一つだけ共通の点としてダンジョンの最深部は広い部屋になっていてそこにボスが居ます」
「ボス?」
「はい、道中のモンスターの上位互換の様なモンスターが出てきます」
実際狼の時は人狼、ミイラの時は巨大ミイラと関連性があるので間違ってはない筈。
「それで、どのダンジョンに行くんですか?」
「えっとね、幻惑の森って所が初めての人におすすめらしいんだけど知ってるかな?」
幻惑の森……俺が猿と一緒に行ったのとは違う所だな。
「いや、知らないですね。けど初心者におすすめなら問題はないと思います」
「そうだよね、とりあえず行ってみよっか」
という感じでパーティを組んでダンジョン『幻惑の森』にやってきた一夏一行。このダンジョンには一体何があるのか?
その謎を解明するため、我々調査隊は『幻惑の森』へと向かった――。
「こ、これに入るの…?」
青く渦巻く光とか怪しすぎて躊躇するよね、誰だってそーする 俺もそーする
「最初は不安になると思うけど大丈夫です、じゃあ私先行きますね」
「俺らも行くぞ」
「ま、待ってぇ〜」
中に入ると見渡す限りの森。空は雲が太陽に掛かっていて木の影も相まって辺りは薄暗かった。更に霧がかかっており遠くまで見通せない様だった。
「これは……闇雲に進むと迷いそうですね」
「どうする?一夏ちゃん」
この前行ったダンジョンの様に迷路だったら壁に沿って歩けば辿り着くんだけど、どうしようか……
「提案なんだが、木に傷を付けて目印を作って虱潰しに探索するのはどうだろうか?」
「そうですね、ボスの居る部屋は結構広いですし、レベル上げも出来るので虱潰しで良いと思います」
「決まったね、早速行こっか」