攻略サイトにもノってない、新鮮なRTAはっじまーるよー!
ヘイ旦那! こちら、とれたての動画ですぜ!
ほほう、これが新鮮な龍涎香か……。
で、なんぼなん?
14万3000ドルです。
14万……ちょっとまって、”ドル”!?
くっ、考えさせてぇな。
お飲み物なら、こちらに……。
なんや、アイスティーかいな。気ぃきくやないか。
サァ―――
62ターンを使いました(号泣)。
あ、結果としてはマグロ漁よりもよかったですよ!
さらにさらに、トレーナー評価とチーム評価が天元突破したようでして、
もう飲み会に行かなくていいかもしれません。
やったねトレーナーちゃん、過労死しなくていいよ!(おい、やめろ)
各能力値は、最大でスピードが330、最低で賢さが150上昇しました。
いやー、記録壊れる。
夏休み前はマヤノトップガンが負けてしまって、ファン数が取れず不安がありました。
が、そんなモンもうねぇよお!
今回のゴルシちゃんイベはレースボーナスやその他を加味しても、
62*3のボタンを押さなくて済んじゃいました。
これで13分更新しました。現状最速です。
あれ、なんでだろ、心の汗が止まらないです。
と、とにかく、少し時間があるのでイベントでも見ておきましょうか。
”楽しかったな、トレーナー!”
”ああ! 是非トレセンで会った時は、共同トレーニングをやってほしい”
”いいぜ! ナウマンゾウの借りは返す。これがゴルシの流儀ってもんだ!”
すみません、ナウマンゾウってなんすか?
”ゴルトちゃんジルバちゃん、楽しかったよ!
また一緒に、オーバーシュートしようね!”
”ああ、君は素晴らしいウマ娘[パイロット]だ。
共にターフ[空]を駆けよう”
”マヤノ。お前はバーティゴを起こさないようにな”
あのぉ、何の話かな?
”エースストライカー、アルヴィンチョッパー、ブレイズキッド。
皆、ボクのライバルだ! 絶対に三冠を取ってやるぞ!”
”良いほえ面だ。期待しているぞ?”
”カァー! いいセリフだな、野暮ったくねえぜ!
へへん……皆、ボクのライバルだ! 絶対に三冠を取ってやるぞ!
くくっ、待ってるぜ!”
”ん、ターフで待ってる”
ほぉ、これはいい関係ですね、
チーム評価もトレーナー評価も上がったので、以前よりもマークが厳しくなりました。
しかし仲間とするウマ娘がいることで、共同トレーニングも発生しやすくなってますし、
皐月賞までは必要パワーも取得できているでしょう。
ただ一つ聞かせてください。
トウカイテイオー、そしてマヤノトップガンも好感度10以上の時の動きしてますね……。
これ、昼ドラ的イベントで刺されない?
大丈夫?
お願いだから、クリスマスは乗り越えて下さい。お願いします。
なんでもしますから!(何でもするとは言ってない)
え、まだ時間残ってる?
では今まで作った動画で、語っていないところがありましたので
それを説明しましょう。
まずはなぜRTAを走ったのか!
簡単です。誰も走ってなかったから!
そしてトゥインクルシリーズ終了に、約4時間かかります。
こんな長いの、社会人には無理なのじゃってことで、
プレイ時間が三分の二程度の三冠にとどめたんですよ。
ちなみに、走っていなかったのは英雄集結なだけで、1990年の史実シナリオ
の三冠達成は存在しています。
ここでポイントなのは、三冠達成です。
今走者が走っているのは、故障なしです。
おわかりいただけただろうか、今走っている皆さんは故障ありで走らせて
見事三冠しているんですね。
さらにそのあと7冠したりして、っていうかこっちが本命で
三冠はついでにやるというものです。
トウカイテイオーの育成もそうなんですが、ウマ娘には多くの育成方法があります。
それらを組み合わせれば、簡単に三冠は取れるようですよ?
走者は120回中23回しか三冠とれてないのに……。(故障なしは4回)
そもそも高能力トレーナーがあまり出なかったので、
妥協した中で走ってましたからね。
そういえばトレーナーの能力ってそのまま?
と思うかもしれません。
走者も初めはそう思ってました。
しかし一年ごとに振り返りがありまして、そこでトレーナーの能力が上昇するようです。
特殊能力は本当にたまにって感じで、狙わない限り無理だと思います。
ちなみに設定で、トレーナーの能力上昇をなくさせることができます。
運営もやることやってんねえ!!
あ、そうだ。思い出しました。
じつはこの設定を使ってとある神が、とあるRTAを走ってました。
巷ではリアルTASさんといわれてまして、総試走時間700時間とかいうまさに人外
プレイヤーがいます。国内の方なんですけどね。
たしか名前はアーモンd……。ん? 名前が思い出せません。EMPでも食らったかな?
その方がやったのは、ミホノブルボン国内外G1総なめ卒園RTAです。
時間にして7時間34分(WR)です。
訳が分からないよ。
トレーナー能力は、観察力G(5%) 指導力G(5%) 特殊:純粋無垢 メモ魔 対ウマ娘〇
どうやってクリアしたんだ……!?
γΘυτυβЁにアーカイブがありますので、それを見てみましたが
ほとんどがトウカイテイオーの育成に役立たないものばかりでびっくりしました。
だってトレーナーが飲み会で他のトレーナーが行っているトレーニングをパクって、
そのままミホノブルボンの練習に適用していましたから。
更にこのトレーナーの凄さがメモ魔にあります。
何が凄いかって、普段はログに残らない感情やコンディションがトレーナーメモとして
残るんですよ。
しかもこのメモには、どんなトレーニングをすれば効果的かというNPCトレーナー
から聞いたことをそのまんま記載しているんですよね。
そういうわけで、このメモに書いたことを使ってミホノブルボンの育成を行っていました。
夏休みはそのまま彼女の実家に帰って、地元で訓練しながらミホノブルボンの父親の
助言をもらいつつクラシックへの準備を進めていました。
さらにメモ魔ということで、リギルのトレーナーやカノープス・スピカといった
名だたる有名チームのトレーナーのところに師事を仰いでましたし。
このトレーナーは、サブやりたいのかメインはりたいのかわかんないんですよね。
でもこれでとんとん拍子に行ってましたし、これがある意味最適解なのかも?
さて動画補足は終わりまして、内容はマヤノトップガンの未勝利戦と
トウカイテイオーのOP戦です。
”マヤ、未勝利戦だ。勝つのは当然として、絶対に怪我しないこと。いいね?”
”うん! トレーナーちゃん、応援しててね!”
”チームアルゴの最初のレースは、OP戦だ。重賞ほどではないけれど、
テイオーにとっては重要な最初のレースだ。”
”うん。三冠の為の下準備だね”
”ああ。そのためにまず、場の空気を知らないと。
これからのレースは勝利の味を知っている者たちが出てくる。
気合を入れるように。”
”大丈夫。ボクは二度と無様な恰好はしないよ”
”分かっているさ。俺のテイオーだからな”
”なっ、何言ってるのさトレーナー!? ぼ、ボクはまだ…――…してないのに……”
”ちょっとトレーナーちゃん! 一体どういうこと!?
マヤとエンゲージしてないのに、テイオーちゃんとしちゃったの!?”
”俺の大事な生徒だからな。心配もするけど、他の奴らに遅れるような
訓練はしていないよ。”
”……”
”はあぁ、マヤ……ちょっとびっくりしちゃった。
もうトレーナーちゃんが、オンナの味を知ってるのかと思っちゃった♪”
”二人ともよく仕上がっている。これなら、1着も夢じゃないな。
自分は二人が燃えているのを遮らず、次のレースへの情熱に向けることにした”
うん(無視)、一度レースを見たかったんですけど、ステータス的に行けるかなと
思いまして飛ば……さない!
こんなところで慢心したら、絶対に後で響きますからね!(ガン無視)
よっしゃあああああ!!!!(場濁し)
そこだ、ぶちかませ!!(ヤケクソ)
先に体力が尽きてたれ馬になった大逃げブラックバードを尻目に、
アフターバーナー吹かせや吹かせ!!(現実逃避)
……エンゲージ(意味深)はやめてくれないかな?
よーしよしよし、どちらも1着で取りましたね。
むしろ取らなければ、タイムが逝っちゃうんですよ。
おっとマヤノトップガンが不満そうにしてますね。
これは未勝利戦を”含まず”、半年以上レースに出走させない場合に発生します。
やる気は減りませんが、放置しておくと能力上昇値が小さくなってしまいます。
ハルウララはそんなことないんですけども。
しゃーねーなー!
特別にG3出してやんよ!
”早朝。自分は見回りと掃除ついでに、体作りの一環としてトレセン学園周辺を
走っている。そんな時、テイオーと出会った”
おっと、こんどはどんなイベントだ?
”ねぇ、トレーナー”
”どうしたんだ?”
なんだこのイベント。
”トレーナーにとって、マヤノの方が大事なの?”
”俺は二人が大事だぞ?”
”そういう意味じゃないんだけどな”
”テイオーは何かに不安を抱いているようだ。
自分は彼女の不安を和らげることにした”
今までこんなことなかったんだけど。
”ま、待ってトレーナー…………”
”トウカイテイオーの機嫌は直ったようだ。
なるほど、これはマヤノトップガンにも使えるかもしれない!”
ちょっとまて、オイコラ!
一体全体何しやがった!?
トウカイテイオーのやる気の部分にカーソルを当てたら、15ターン絶好調で固定って
わけわかんないんだけど!
しかも育成とかトレーニングじゃなくて、マヤノトップガンって名指しするのは
嫌な予感がプンプンするからやめてくれないかな!? かな!!?
あ、時間が過ぎてますね。
今日はこの辺にします、ではでは~。
(*- -)(*_ _)ペコリ
―――
マヤノ
結局マヤは……何もかもわかっていたつもりだったんだなって。
アタシは、トレーナーちゃんを裏切ってたんだ。
これ以上トレーナーちゃんに、迷惑をかけたくない。
チーム離脱届を出そう。
「マーヤノっ」
「ひゃっ!? って、なーんだ、テイオーちゃんか」
「む、なんだとはなんだね。せっかくこのテイオー様が、マヤノを慰めようとしたんだぞ」
「色々ひどくない?」
アタシは何もわかってないテイオーちゃんに強く当たってしまう。
違う。マヤはこんなひどいウマ娘じゃないのに。
前は勝っても負けても、ワクワクしてキラキラなレースができたらすごくうれしかったのに。
なんで、トレーナーちゃんにわかって貰えないだけで、こんなにイライラしてココロがズキズキするの?
違う!
トレーナーちゃんは、マヤの事ちゃんとわかってた。
アタシが練習を形だけでこなしている事も、考えていることも全部!
ただマヤがトレーナーちゃんに、好き!って感情を押し付けてただけで焦点が
ずれてただけなんだ!
だからトレーナーちゃんは、ずれたアタシを見て悲しそうにしてたんだ。
だってトレーナーちゃんは、最初っからマヤの勝敗の要因を問答してた。
なのにアタシは、ずっっっとわがままを言ってて――――
「あああああああ! マヤまずいこと言っちゃったあああああ!!」
「アハハハハ! やっぱりトレーナーとすれ違ってたみたいだね。
やっぱりネガティブシンキングの後は、睡眠が最適だ!」
どーしよ!? やっぱり謝らないといけないよね。
でもトレーナーちゃんは、マヤの事わかってくれるトレーナーを探すって
言ってるんでしょ?
今更どういう顔で会えばいいの!?
こ、これがドラマでやってた別れた元カレと職場や学校で々じ業務に携わった時の感情って
奴なのかな!?
「あー、でね、トレーナー。マヤとおでかけしてほしいんだー。
え、ボク? いーのいーの、正妻はドシンと構えてないとねー。
正妻って何って? 気にしなくていーよー。 うん。うん。
だから、マヤノを元気にしてあげてよ。このまま気まずいと、ね。
ボクも練習に身が入らないからさ――――そういうわけだから、
マヤノ。トレーナーとお出かけして、気分転換しなよ」
え、
「えええええええ!!? テイオーちゃん!?
大丈夫? 頭打ったの?」
マヤが混乱してると、テイオーちゃんがトレーナーちゃんとデートいってこいって
言ってきた!
あのトレーナーちゃん大好きっ子なテイオーちゃんが、まさかとなりを譲るなんて!
おかしい……きょうのテイオーちゃんおかしくない?
「打ってないよ。全くひっどいなー。ボクはライバルがいないと頑張れないんだぞー」
「でもトレーナーちゃんを独占したいんでしょ?」
「それはそれ、これはこれ。はい、いってらっしゃい」
「トレセンの制服で!? おめかしとか」
「学生の本分は勉強。ウマ娘の本分は走る事でしょ?
じゃあ、いってらっしゃい! それまでは帰ってこないでね!!
帰ってきたら、ボクがトレーナーとラブラブデートするから」
「そ、それはダメ! マヤがトレーナーちゃんを独占するんだもん!」
「やれるもんならやってみな!」
アタシはテイオーちゃんに押し出されるように、部屋から出されてしまった。
あわわわ。
マヤは部屋に戻ろうとしたけれど、テイオーちゃんに内鍵を掛けられてしまって中に入れなくなっちゃった。
「おーい、マヤー!」
「ぴゃっ! と、トレーナーちゃん!?」
戻れないならと諦めて寮から出ると、トレーナーちゃんがアタシを呼び止めたの。
びっくりしちゃって飛び上がっちゃった。
そんなアタシの様子を見たトレーナーちゃんは、マヤの目を真剣に見てくる。
昨日のような悲しそうな表情じゃないけど、今から何を言われるのか怖くなってきちゃった。
もしも、もし、わかってくれる新しいトレーナーに委任状を発行したなんて言われたら……。
「マヤノトップガン」
「な、何?」
「誠に申し訳ございませんでした!」
トレーナーちゃんがしてきたのは、マヤがわからなかったことだった。
深いお辞儀と必死な声色で何となくわかっちゃうけど、今は口に出さない。
だってトレーナーちゃんの言葉で聞きたいから。
「と、トレーナーちゃん?」
「私はマヤノトップガンを不用意に負けさせ、自身の過ちを認めさせようとしました。
これはひとえに、私の指導不足でありマヤノトップガンを理解しようとしなかった
理解力の低さです」
昨日の夜。テイオーちゃんがアタシに話しかけてきてたけど、確かそんな感じの話だった気がする。
でもその時はトレーナーちゃんにわかってもらえないことが悲しくて、
すぐにベッドに入ったんだった。
って、そういえばお風呂にもはいってないじゃん!
どうしよう!?
「これからは一層マヤノトップガンを理解し、楽しく輝けるレースを走れるように指導していきます。
なので私をマヤノトップガンのトレーナーとして、選んでください!」
マヤに必死に謝って許しを請う姿を見て、すごく痛々しく思ってしまう。
そんな姿は全然似合わないのに。
「トレーナーちゃん!」
だからアタシはトレーナーちゃんにいつも通りになってほしくて、そのまま抱き着いたの。
お風呂入ってないから汗臭いかもしれない。
でもこれ以上トレーナーちゃんの情けない姿は見たくないの!
トレーナーちゃんは、マヤにとって素敵なオトコの人なんだから。
「ごめんなさい! マヤ、熱心に練習することの意味がよくわからなかったの!
今でもマヤはすぐわかっちゃうし、詰まんないって思ってる。
だけど、努力して脚を鍛えることで、レースに勝つための力を手に入れることはわかった! トレーナーちゃんのおかげで、やっとわかったの。
だからお願いします! マヤのトレーナーでいてください、マヤ頑張るから!」
アタシはトレーナーちゃんを見上げならそういったんだ。
そうしたらね、トレーナーちゃんは目を見開いて凄く驚いてた。
「……ありがとう、これからもよろしくお願いします」
「うん!」
「貴様らそんなとこで何をしている?」
あ、まずい。水没王女の副会長に捕まったらプールに叩き落される!
マヤはすぐにトレーナーちゃんの腕を引いて、学園外に逃げる。
「何もしてないよ! ね、トレーナーちゃん!」
「ああ、何もしていないぞ!」
「それはどうだかな。門限までには帰って来いよ」
あれ、すんなりと諦めて戻っていった。
そうだ! テイオーちゃんには、トレーナーちゃんを今日は独占してもいいって言われてるんだった。
じゃあお言葉に甘えて、トレーナーちゃんとデートしよっと。
「マヤ。今日の練習はオフにした。一緒におでかけしよう」
「アイコピー♪ ね、どこに行く?」
「そうだな―――」
「あ、その前に銭湯に行かせて」
「じゃ、近場の銭湯に行くか」
トレセン学園の周辺には、土日や祝日限定で早朝から営業する銭湯や温泉屋さんがたくさんあるんだ。
なかには水着やタオルケットを巻いた状態で、トレーナーと混浴できる場所もあるの。
それで今日は丁度日曜日。メイクデビューは土曜日で、毎日開催は今日までなんだ。
そのせいかお客さんが少なくて、アタシとトレーナーちゃんだけの貸し切り状態みたい。
「じゃ、マヤここまでだな」
「ちょっとちょっと。担当ウマ娘と親睦を深めようよ~」
「身体洗えないぞ?」
「うっ い、いいもん! それにマヤはトレーナーちゃんに裸見せたことあるでしょ!?」
「筋肉の付き方しかみてないんだが」
「とにかく一緒に入るの!」
「わかったわかった!」
「それじゃ共用お風呂にテイクオ~フ!」
トレーナーちゃんが番台さんに料金を払って、バスタオルセット・シャンプーセットなどを借りて
マヤに渡してくる。共用風呂だと着替える場所は違うけど、一つのお風呂場につながってるんだ。
まるでプールみたい。
それでね、一番最初に着替え終わってたのはトレーナーちゃんなんだけどぉ。
うん、目をそらしてる。
アタシのワガママを聞いてくれて嬉しいけど、見るんだったらどうどうと見てよね!
「わ~ねぇねぇトレーナーちゃん、どれに入る?」
「じゃあぬるめのこれに入るか」
「うん!」
トレーナーちゃんはマヤの事を気遣ってくれて、ぬるめのお風呂に一緒に入ってくれた。
だってトレーナーちゃん、なんだか物足りないって一瞬顔を顰めてたもん。
隣の方が高い温度なのに、ね。
「トレーナーちゃん」
「ん?」
「ありがとね」
「ん~」
トレーナーちゃんは目を閉じて、お湯に肩まで浸ってる。
マヤは髪をくくってお湯につけないようにして、半身浴をする。
全身浸かっちゃうとお湯が髪にかかって痛むかもしれないから。
温泉ってミネラル多いからね~乾燥したら髪の毛が跳ねちゃいそう。
あ、そうだ。トレーナーちゃんの体、このさい沢山みとこーっと♪
だって、テイオーちゃんですら裸を見たことないはずだから。
わ~すごい! お腹4つに割れてる! それに脚も無駄なお肉ついてないよ!
「えいっ」
「うっ」
「えいっ」
「ぬっ」
「えいっ」
「こそばゆい、やめんかい」
アタシはトレーナーちゃんの腹筋とか胸筋とか、鍛えに鍛えたウマ娘でもなかなか見ない筋肉してるからつい触っちゃうの。固いけどぷにぷに~。
「トレーナーちゃんかわい~」
「揶揄うんじゃない。俺もマヤのお腹触るぞ」
「いっつも触ってるじゃん。たまにはお返しだよ~それそれー」
「おっふ」
トレーナーちゃんをさんざん揶揄ったら、身体を洗いに行くの。
本当ならすぐに体を洗いたかったんだけど、それだと体が温まったら
銭湯から出ちゃうから。
それだとなんだかもったいない気がして、トレーナーちゃんに入浴を勧めたんだ。
あ、入る前にちゃんと身体にお湯を掛けてから入ったからね?
ちゃんとマナーは守ってるよ。ほんとは身体洗ってからなんだけど。
「トレーナーちゃん! 背中を洗ってあげる!」
「そうか? なら、頼んだ!」
「任せて!」
お店から借りた柔らかめのボディタオルでトレーナーの背中を洗ってあげた。
トレーナーちゃんは、パパみたいに固めのタオルでごしごしする人じゃないみたい。
なんでも皮膚を必要以上に傷つけるのは、健康上良くないんだって。
へ~何となくわかっちゃって手洗いしてるけど、そういう理由もあるんだね!
「トレーナーちゃん、マヤの背中も洗ってよ」
「お、いいぞ。マヤは手洗いか?」
「あ、すごい。なんでわかったの?」
「血行促進や洗うついでに觸るから、触診が捗るんだ」
「あ、そういう?」
正解かと思いきやまさかの実体験だった!
ニュースとか雑誌に手洗いがいいって紹介されてたけど、トレーナーちゃんは
既に知ってたんだね。ということは、他のトレーナーもやってるのかな?
「んっ」
「気持ちいいか?」
「うん、よくわかんないけど気持ちいいっ」
自分自身でやっても何もないのに、トレーナーちゃんに触られると体中が
反応しちゃう。なんで? でも、気持ちいいからいっかあ。
この後前も洗っちゃうよってトレーナーちゃんをからかったり、
髪を洗ってトレーナーちゃんがマヤの髪の量に驚いたりしたの。
それでお風呂の中でしばらく寛いだら、お風呂から出て着替えて
フロントで牛乳を飲んだんだ!
ドラマでもよく温泉から上がって、牛乳とかで一気飲みしてるけど
やってみたらすごく楽しかった!
「気持ちよかったか?」
「うん!」
昨日の下着のままだけど、我慢するしかないよねぇ。
う~なんでそのまま寝たんだろ……。
って違う違う!
今はトレーナーちゃんとのデートを楽しまなくっちゃ!
「次はどこに行きたい?」
「う~ん」
トレーナーちゃんと一緒ならどこでも楽しいんだけど、きっとそれは
違うだろうし。難しいなぁ。
コスメとかだったら、リボちんやマベちんたちと一緒に見て回るし今はいいかな。
うーん、マヤちんとトレーナーちゃんが一緒に楽しめるモノ?
「トレーナーちゃんは何かない?」
「俺はマヤと一緒に居るだけで楽しいから、何もないぞ」
「む~なんかそれ、ずるくない?」
「ずるくないさ」
絶対ずるい。テイオーちゃんの時みたいな情熱的な口説き文句じゃなかったけど、
誠意のこもった言葉で再勧誘してもらった。
でもアタシに負い目を感じるような調子でいられるのは、
マヤちん的にやめてほしいかなあって。
もっとトレーナーちゃんの事、アタシは知りたい。
そしてマヤの事も、トレーナーちゃんに知ってほしい。
今のトレーナーちゃんはこのことを笑い話にできるような時間が経たないと、
前みたいに積極的に動いてくれないんだと思う。
だから今はマヤが積極的にアプローチしないと……!
「じゃあ、マヤと一緒にカラオケ行こうよ!」
「カラオケ? よし、行こうか」
アタシはトレーナーちゃんの手を取って、ウマ娘御用達のカラオケ店に突撃することにした。
まずはどんなジャンルが好きなのか把握したいよね☆
そしてだんだん距離を詰めていって、ドラマみたいに気になる男のヒトの部屋まで
上がらせてもらうんだ!
マヤの勘は外れないもん。トレーナーちゃんにドキドキしているこの気持ち。
絶対嘘じゃない。
だから証明してみせる。
「今日も大盛況だな」
「う、うん。これはちょっと……」
トレーナーちゃんと途中で腕を組みながら歩いてきたんだけど、
流石は休日! すんごい混んでる!
確かに皆歌いながら踊るってことは、慣れないうちは難しくて防音効果のある
音楽室かレッスン室を使うしかないんだ。
でも、何千人もいるウマ娘が独占するには、部屋が足りなさすぎる。
そういうわけで近くのカラオケ店に行って、踊りや歌の練習をするの。
お金はかかっちゃうけど、ここはトレセン学園の提携店。
格安で済んじゃうから、皆こぞって来ちゃうんだよね。
「何組待ちですか?」
「19組待ちで、皆様3時間をご所望です」
あ、これダメな奴だ。
提携店はフリータイムはなくて、最長三時間なんだけど待機するには長すぎる。
仕方がないから、別のところにいくしかないよね……。あーあ。
「あ」
「あら、あなたは」
マヤちん大ショック~って頭を抱えていると、トレーナーちゃんがとあるウマ娘に声を掛けられてた。
その子はとても上品で、マヤとは違う大人な雰囲気がする子。
アタシは知らないけど、トレーナーちゃんは知ってるみたい。
「夢――保母さん、カラオケ3時間待ちですがどういたします?」
「ああ。うん、待機するには……っと、マヤは初対面だよね」
「誰?」
アタシがトレーナーちゃんの交友関係に文句をいう謂われはないけど、
凄くかわいいウマ娘と慣れ親しんだ雰囲気で会話していることにちょっとイラっとしちゃった。
だけどアタシのちょっと低い声で返した反応に、このウマ娘はクスッとほほ笑むだけ。
大人だぁ。
「彼女はメジロマックイーン。俺の元教え子なんだ」
「私、メジロマックイーンと申します。教育研究都市圏国立帝国大学傘下都立科学技術大学付属中学校で、競歩の選手をしております。保母先生に三年間指導して頂きました」
「三年!? トレーナーちゃん、すっごく若いよ!?
あ、えと、アタシはトレセン学園のマヤノトップガンっていいます。
今年から保母トレーナーに指導してもらってます」
「そうですか。先生の教えはとても丁寧ですよ。ちょっとおかしい所もありますが、
そこはマヤノトップガンさんが支えてあげてください」
「はい」
服装もそうだけど、髪の毛やアクセサリー・足のつま先まで上品さが滲み出てるよー。
まぶしすぎる。なんだろう、ガラス細工?
あ、そうだ。
メジロマックイーンさん――――マックちゃんとお話したんだけど、
すぐに保母トレーナーの事で意気投合しちゃった!
それとカラオケ店は入れないから、中学校と高等学校にあるライブシアター?
とかいう場所を借りるんだって!
「二人の電車賃は出すよ」
「あら、先生」
「ん?」
「いつから私が一人で来ていると錯覚した?」
「なん……だと……!?」
「そうだとも、マックスバリューを一人で歩かせると思ってか!」
「あっ、保母せんせーじゃん! そのかわゆい子は、先生の愛人?」
え、誰、この面白い人たち。。
待って待って! なんでアタシのトレーナーちゃんにべたべた触ってるの!?
あっちいってよ! もう関係ないんでしょ!?
「私はマックイーンです、いい加減覚えてください」
「儀征、いーじゃん、グリーンじゃん! っと、保母先生お久ー♪
ウマ娘オタクこと頃末麒麟とは、俺様の事よ!!」
「保母せんせの愛人ちゃん、私は白馬百合っていうの。よろしくね?」
「うん、よろしくね!」
トレーナーちゃんとどういう関係だったかは知らないけど、
トレーナーちゃんはトレセン学園の教員。
変に意識なんてしないよ。でも、トレーナーちゃんの情報を集めて、
テイオーちゃんよりリードするんだ。
だからトレーナーちゃんに好意を抱いてるマックちゃんには悪いけど、
言葉で情報を引き出しちゃうからね。
「保母先生、俺たちの電車代も出してくれんのか?
太っ腹じゃん!」
「え、まじ? やったあ! 今月厳しかったんだよね!」
「分かったわかった。出してやるから、移動しようか」
トレーナーちゃんの顔が緩んでる。久しぶりに会えたからなのか、
それともマックちゃんに会えたからなのか。
キミはまだこの人たちの記憶の方が濃いと思う。
だけどこの三年間を一緒に過ごしてくんだ。
そんな過去の人たちの事なんて、このマヤちんが忘れさせてあげるよ。
だから待っててね、トレーナーちゃん。
キミのココロ、マヤとテイオーちゃんで染め上げてあげるから。ね?
「せんせー! 懐かしの校舎だよ!」
「まだ一年もたってないんだけどなあ」
「私にとって一年経過してるの。それに、皆……先生の帰りを待っているんだよ?」
「待っているって、俺は帰らないよ」
「トレセン学園の教員だから?」
「それもあるけど、担当してるウマ娘がいるからね。中途半端に投げ出せないよ」
「ふーん。マヤノちゃんのこと?」
「そうだね、大事な生徒の一人だ」
大事な生徒の一人、ねぇ。って百合ちんがつぶやくと、アタシの方に視線を移してくる。
アタシはわかってないような顔をして見返すと、今度はマックちゃんが
なんだか悔しそうな顔をしてくる。
あ、わかっちゃった?
今のトレーナーちゃんは、アタシを担当してるんだ。
わかるよね。渡せない。渡さないよ。
それでも今だけはトレーナーちゃんに抱き着く事、許してあげようかな。
だって本当にうれしそうなんだもん。
顔を綻ばせて、アタシたちの前では絶対に見せない表情を全面に浮かべてる。
アタシたちじゃ引き出せないそれを、三人は簡単に引き出せるんだ。
嫉妬も羨んでもないよ。きっといつか、本当のトレーナーちゃんを引き出して見せるよ。
「それじゃあ、ライブシアターに行こうよ」
ライブシアター。ウマ娘になれない人・会場に来れない人・ライブを体感したい人が、
この場所を利用するんだって。
ここはライブ音源を流して、さらにカラオケ機能やダンス判定もモーションセンサーで感じ取って採点する機能もあるらしい。
だけど基本的に1曲3分までの短縮版で、フルはながれないんだって。
しかも流れるのは、ウマ娘の曲ばかり。
最近のPOP音楽は流れないから、音楽施設としてカラオケ施設として使うには機能が不完全なような気がする。
でもないよりかはましかなって。
だってトレーナーちゃん、このライブシアターで歌ってるアタシ
や百合ちゃんたちを見てすごく盛り上がっちゃってるもん。
これは負けられない。
だって、マックちゃんや百合ちゃん、麒麟君も情熱的な視線をトレーナーちゃんに向けてるんだから。
特にマックちゃん。
過去に何があったかわか……あ、なるほど、そっかぁ……そうなんだね。
脚の動きがちょっと歪な感じがしたけど、そういうことなんだね。
だからトレーナーちゃんに、恋してるんだ。
それにトレーナーちゃんは気づいていないみたい♪
これならマヤちんに勝機ありありだね。
「保母さん、次の休みでも構いません。また、指導していただけませんか?」
「保母先生! 男爵も梅も新任教師の教育が合わねぇんだ!
俺からも頼むよ、指導してくれ!」
「そうだよ、私達にはせんせーしかいないの」
三人の情熱的な視線がトレーナーちゃんに向けられるけど、今はマヤ達のトレーナーなんだよ? そう簡単に来れるわけないじゃん。
だって、毎日すっごく忙しそうにしてるんだよ?
しかもいまだにマヤちん、特にテイオーちゃんに対して嫌味をいうトレーナーが
聞こえる陰口を言ってる。
精神的にもきついはずなのに……来れるわけないでしょ!
あ、え、ああ~~っ!!?
「な、マックイーン!?」
「私達の熱意は本物ですわ。 是非いらしてください」
「お前らなぁ……。わかった。マックイーンに免じて、一か月に一回は訪れることにしよう。
だけど、内緒だからな!?」
「勿論ですわ!」
「とうぜんだよなぁ!」
「大丈夫、約束は違えないよ!」
あぅあぅ、い、いまマックちゃんが、トレーナーちゃんのほっぺにキスした~~!!
頬を赤らめてはにかんでるけど、受け入れるトレーナーちゃんもトレーナーちゃんだよ!
トレーナーと生徒の恋慕なんて、ドラマでも隠れてやってたのにこんな場所でぇっ!
「マヤノさん」
「な、何!?」
「保母さんは、渡しませんよ?」
アタシは、はっとする。
この子、確実にわかってる顔だ。
うかうかしてられない! トレーナーちゃんを落とさないと!
そうしてライブシアターと學校から、トレセン学園に帰ってきたアタシたち。
その道中トレーナーちゃんに、マックちゃんについて聞いたの。
マヤちんにも言えないことなの!?って、腕に抱き着いておねだりしたんだ。
そうしたらトレーナーちゃんは、マヤの頭をなでてくれたの。
でも、雑にごまかしたのはひどいと思う。
「色だよ」
「?」
海浜公園で夕焼けを見てた時、トレーナーちゃんは歩きながらそうつぶやく。
「マヤもテイオーも、諦めないって。絶対に負けられないっていう意思を持ってる。
そういうのがわかる色があるんだ。だから、俺は彼女を受け持ったんだよ」
ウマ娘だってことを直視したのは、今日キスされてからだけどってうれしそうに言う。
それで、トレーナーちゃんは立ち止まってアタシと同じ目線にまで腰を折ってくれて、面と向かい合うの。
「マヤ。次こそ。いや。次からは絶対に負けないようにする。
だから、俺を信じてついてきてくれ」
トレーナーちゃんは朝にあった気弱な態度は鳴りを潜めて、いつものステキなヒトに戻った。
その時の力強い瞳は、アタシのココロを揺り動かされたの。
「それでマヤノ、どうだった?」
寮にRTBしたとき、テイオーちゃんに話したんだ。
「うん! 無事解決! これもテイオーちゃんのおかげだよ~」
「よかったよかった! それで―――」
そしたらね、テイオーちゃんがマヤを壁ドンしてくるんだ。
いきなりでちょっとびっくりしちゃったけど、やっぱり嫉妬しちゃってるみたい。
可愛いよね~自分が不利になるとわかってるのに、仲直りさせるために二人っきりにさせるなんて♪
「どうしてトレーナーから、マヤの臭いがするのさ」
「知りたい?」
「ボクのトレーナーなんだから、必要以上に近づかないでって言ったでしょ?」
「いつの話? 初心なテイオーちゃんは、自分のココロ……ちゃんと伝えたの?」
「言えるわけないじゃん」
「じゃあ、進展も何もないよね★ 次はテイオーちゃんもデートしてきなよ」
「……」
「臆病なんだー。伝えて壊れるとか、あるわけないじゃん。だって、トレーナーとウマ娘なんでしょ?
だったら、伝えなよ。マヤちんは、伝えたよ。ダイスキだって」
これは嘘なんだけどね!
だってトレーナーちゃん、にぶちんなんだもん。
でも、だからこそ、一緒にお風呂に入れたと思うんだ。
じゃなきゃ手を出す人と入れるわけないし、何よりトレーナーちゃんをスカウトしてないよ。
そこまでマヤはわかっちゃったもんね。
だから簡単な言葉じゃ靡かないんだよ。
テイオーちゃん、アタシたちで落としていかないとマヤノトップガン・トウカイテイオーを女性として、絶対に見てくれないから。
「次はボクの番だからね!」
「うん。テイオーちゃん、頑張ってね!」
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「マヤノ? マーヤノ? 聞いてる? ちょっと~?」
あ、ダメだ。これは完全にトレーナーのミスだよ。
しょうがないなぁ、先に譲るのは癪だけど……マヤノが落ち込んでいるのは見たくないし、トレーナーに電話をしようかな。
あれ、夜に電話するって、すっごく恋人っぽくない?
トレーナーの電話番号……えいっ!
かけちゃったかけちゃったかけちゃった!
<こんばんは、テイオー。夜遅くにどうしたんだ?>
トレーナーの声が聞こえる。いや、当たり前の事なんだけどね!?
<テイオー?>
「あぁっ、ト、トレーナー! こんばんはっ」
<こんばんは。用事は何かな?>
えっとえっと、なんだっけ。そ、そそ、そうだっマヤノの事でっ。
「ト、トレーナー。マヤノ、すっごい落ち込んでるよ?」
ボクはトレーナーにマヤノの様子を伝えたんだ。
<ごめんなさい>
そうしたら落ち込む声色が聞こえたんだ。
やっぱりトレーナーも気がかりだったみたい。。
「ボクじゃなくて、マヤノに直接言ってよ」
とにかく今はトレーナーとマヤノに気を負わせることじゃなくて、
仲直りをさせるきっかけを作らないと。
<そうだった。ありがとな、テイオー>
トレーナーは自分で気づいて、僕にやさしく声をかけてくれる。
その声が凄くキモチよくって、胸の奥がしめつけられるんだ。
でもその声はマヤノにも送られているから、素直に喜べないんだけどね。
「っ、べ、別に当然のことだし。ぇえっとえっと、じゃあ切るね。
お休みなさい!」
だけど自分でもびっくりするぐらい動揺しちゃって、すぐに切ったんだよ。
もっとお話ししたかったなぁ。
<おやすみ、テイオー>
うああ~~!! トレーナーに電話しちゃったしちゃったしちゃったよ~~!
ベッドの中で悶えてしまうけど、なんだか恋人同士みたい!
トレーナーに迷惑が掛からない程度に、夜電話してみよっかな!
「トレーナーちゃん、ごめんなさい……ごめんなさい……」
寝言でそれを聞いたボクは、この燃える熱い思いがスーって消えていった。
そうだった。恋のライバルだけど、なにより友達なんだ。
先にいかれるのは無性に腹が立つけど、仕方がない。
大丈夫。最後に差すのはボクなんだから。
RTAのロールプレイは疲れたのでやめます。
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