【完結】彩る世界に響く音   作:かってぃー

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第2話 まだ言えない、コノ秘密

「彩歌くん、昨日から始まったアニメ、観ましたか!?」

 

 最早遠い思い出となった、とある日の事。月曜日、今度はきちんと使用許可を貰って音楽室を利用していた彩歌の許を訪れた菜々が放ったのは、そんな問いであった。室内にいるのは菜々と彩歌のふたりだけで、扉は締め切られて声が外に漏れることはない。

 

 半ば偶発的とも言える切っ掛けにより友人となる前、つまりはただのクラスメイトであった頃の彩歌には知り得なかった事であるが、菜々はどうやらサブカルチャーをひどく好む気性をしているらしかった。

 

 その反面、彼女の両親はそういった類のものに彼女が触れる事を禁じているらしく、両親から隠れるようにして観ているようで、彩歌は何度か〝友人と一緒に勉強〟という名目で家に招き、録画してある番組を共に観た事があった。

 

 他にその話題を共有できる者がいないからだろうか、半ば興奮気味に問うてくる菜々に、観たよ、と彩歌。その答えを受けて更に気を良くしたのは満面の笑みで菜々は感想を捲し立て、彩歌は優し気な笑みでその話を聴いている。その光景はともすれば菜々の自分勝手なようで、しかし実態はそうではない。己の大好きに真摯な彼女がその大好きを語る姿を、少年は好ましく思っていた。

 

 ふふ、と口元に手を遣りながら人の好い柔和な笑みを浮かべる彩歌。聊か唐突にも思えるその所作に菜々は首を傾げて、その様子から菜々の言わんとする所を察した彩歌が先に口を開いた。

 

「ううん。何でもないんだ。ただ、大好きなものの話をするキミの姿、俺は好きだなって思っただけだから」

「えっ……」

 

 何の衒いもなく放たれた彩歌の言葉に短く言葉を漏らし、微かに頬を染める菜々。彩歌の言葉はともすれば何処か愛の告白ででもあるかのようで、しかし彼にとってそれは文字通りの意味でそれ以上でもそれ以下でもない。

 

 意図してあえてそういった言い回しをしているのなら、それは彩歌が自己陶酔に溺れた気障なだけの男であると、ただそれだけの事だと言えよう。しかし彼のそれは意図したそれではなく、全くの天然であった。

 

 詰まる所、この時分の彩歌はひどく素直な少年であるのだった。流石に言って良い事と悪い事を判別する判断力は具えているものの、他人と比べて思った事を簡単に口にするきらいがある。ある意味では、だからこそ菜々と馬が合ったのかも知れない。

 

 そして、彩歌がそういう気性なのだという事は友人であるのだから菜々も知っている。だが知っている事と、すぐに対応できることは違うだろう。友の言葉によって湧いた羞恥を被りを振って堕とし、菜々は平静へと立ち戻ろうとする。

 

「彩歌くん、たまにすっごく恥ずかしくなってくるコト言いますよね……」

「そうかな? でも、好きなものは好きって言いたいじゃない。中川さんは友達だから、俺は好きだよ」

 

 友人は好き。あまりにも当たり前かつ単純で、しかし彩歌の言葉はひどく直截(ストレート)に過ぎた。気取っているかのようでもあるが、椅子にゆったりと腰掛けるその姿はあくまでも自然体であり、作為的な気配は何処にもない。やはりそこにいるのは、何処までもありのままな真野彩歌という少年の姿だ。

 

 此処まで来るともう筋金入りだ。最早恥ずかしがっている事すらも馬鹿らしくなってきて、菜々が呆れの滲む笑みを覗かせる。言い回しが直截に過ぎるにせよ素直は美徳であるし、好きなものは好きなのだという姿勢は、菜々が理想とする在り方そのものでもある。

 

 何より──彩歌は、菜々の大好きを受け止めてくれる。彼自身が己の大好きを隠さないからか、或いは両者の性格の相似のためか、菜々は彩歌と共にいる時間を居心地が良いと感じていて、それ故に彼の前では自然と他の誰にも見せない一面を晒している。それは、半ば無意識の事であった。

 

 己の大好きなものを享受するのは、言うまでもないが楽しい。しかし、その大好きを誰かと共有できるというのは、ひとりでいるよりも幸福である。そんな、ともすれば当たり前とさえ一蹴され得る感覚を、菜々は初めての同行の士を得るまで知らなかったのだ。彼女はそれを不幸とは思わないけれど、だからとて今を幸福だと思ってはならない訳もないだろう。

 

 笑みを覗かせる菜々。そんな共に彩歌もまた微笑みを返すと、鍵盤に十指を這わせた。その様はまるで舞台(ステージ)に上がる役者か、或いは神に祈りを捧げる敬虔な信徒のようでもあり、いっそ荘厳な気配すらも漂わせている。瞑目し、ひとつ、深呼吸。そうして開かれた孔雀青の瞳に宿るのは静謐なれども凄烈なる気炎の光であり、次の瞬間──音が、世界と化した。

 

 であればその調べは、さながら天地開闢の福音の如く。一打一打が乾坤一擲、全身全霊。その実体を単なる空気の振動とするそれは、しかしそれ以上の意味を伴って唯一の観客である菜々へと届き、彼女の認識する世界に新たな色彩を添える。

 

 嗚呼、壮麗なるかな、その音色。彼のそれは間違いなく天稟のそれでありながら、それだけに留まらない。もしも()()()()のものであるのならば、きっと人の心は動くまい。

 

 才気があるのは、言うまでもない。けれどそこに際立つ程の天才性はなく、だからこそ努力で磨き続けた才気という名の宝石は輝くのだ。彼が自然体でそう在れるのは、やはり、音楽が大好きだからなのだろう。

 

 故にこそ、その旋律は声ならずとも彩歌の叫ぶ〝大好き〟なのだ。彩歌の抱く大好きな気持ちを込めた、全霊の音色。だからだろうか、菜々にはその音に彩られた世界がひどく輝いて見える。大きな漆黒の瞳が爛々と輝いているのはその顕れか、単純な高揚によるものか。暫くして彩歌の手が止まり、世界が本来の容を取り戻す。

 

「……ごめんね。いきなり弾き始めちゃって。何だか、弾くたくなっちゃってさ」

「謝らないでください! 私は彩歌くんのピアノ、大好きですから!」

「ふふ、ありがとう、中川さん。……面と向かって言われると、何だか照れるね」

「えへへ、さっきの仕返しです!」

 

 菜々からの真っ直ぐな賞賛に頬を染める彩歌に、少女は悪戯な、かつ満面の笑みを浮かべる。しかし仕返しとは言ってもそれは紛れもなく彼女の本心で、それが分かるからこそ彩歌は反論などはせず恥ずかし気ながらも確かな微笑を浮かべている。

 

 それに、彩歌は嬉しいのだ。自身の演奏を誉めてもらえることは勿論だが、それ以上に自身の演奏を好きだと言ってもらえることが。無論言うまでもないことだが演奏自体はひとりでもできるし、それを自分自身で聴くこともできる。だが演奏者というのは即ち表現者であり、それを他者に受け取ってもらえるというのは望外の幸福であろう。それを好きだと言われたのならば、猶更。

 

 照れ笑いを浮かべる彩歌。だがそんな彼の目前で、不意に菜々の目に高揚のそれとは別の光が宿る。それは彩歌に対して向けられているものではなく彼女自身の裡へと向けられているようでもあり、同時にここではない何処か、不確定極まりない未来へと向けられているようでもある。言うなれば、そう、己の思い描く夢を真っ直ぐに見据えているかのような。

 

「……いつか、私にもできるでしょうか。私の大好きを、皆に向かって叫ぶ事が……」

「できるさ、きっと。中川さんなら。……もし、誰かが中川さんの大好きを否定したとしても……俺は、絶対に味方だから」

 

 それは。あまりにも無垢で、罪な程に無責任な口約束。約定を守る事の難しさも、誰かの味方をする事の意味も碌に知らない幼さ故の、しかしだからこそ疑う余地もなく本心から来る言葉であった。

 

 そしてそれは転じて、彩歌から菜々へと向けられている全幅の信頼と信用の顕れでもある。もう小学校卒業まで間もないとはいえ彼はまだ幼く、そのためにその信用の理由も〝友達だから〟という至極単純なものだ。それ以上でも、それ以下でもない。故にこそ、そこに他者を陥れんとする作為も一片とて存在し得ない。あるのは、友を想う気持ちただひとつ。

 

 どこまでも直球な彩歌の言葉に、返答が一拍遅れるなあ。だがすぐにその意味する所を理解すると、花のような笑顔を咲かせた。可憐、華麗という表現が相応しいその様に彩歌は刹那にも満たぬ須臾の間、言い知れぬ感覚を覚えるも、それはすぐに掻き消えて輪郭を失ってしまう。

 

「はい! へへ、約束ですよ!」

「うん。約束」

 

 そう言葉を交わし、ふたりは互いの右手、その小指を絡ませ合う。指切拳万。今では普遍化したその行為の由来を少しも知らぬまま、幼いふたりは約定を交わす。互いを想う気持ち以外の介在し得ぬ、清廉なる誓約だ。

 

 これが中川菜々、そして真野彩歌が小学6年生の頃の事。この先に待ち受ける運命を知らぬ彼らは、互いの道程へと強く作用し合うのであった。

 


 

「さ──か──ん! さい──く──!」

 

 ──まるで、何か長い夢でも見ているかのような感覚であった。意識に纏わりつきそれを湖底に沈める闇すらも心地よく、しかし唐突に降り注いできた声の前にそれらは無力で、引っ張り上げられるようにして少しずつ彩歌の意識が現の容を取り戻していく。

 

 夢幻の世界から帰還した五感が肉体に宿り、現実と摺り合わされる。そうしてまず初めに機能を回復した聴覚が捉えたのは、そよぐ風の音と誰かの吐息。それにつられるようにして目蓋を上げれば、見知った顔がそこにはあった。

 

「あれ、中川さん……? どうしてここに?」

「どうして、ではありません。ここは学園の中庭ですよ」

 

 果たして、そこにいたのは菜々であった。生徒会の業務の帰りであるのだろうか、嫌に多い量の荷物を帯びていて、その表情は生徒会長としての真面目なそれでありつつも半ば彩歌への呆れが浮かんでいるようで、それを受けた彩歌は寝ぼけ眼で周囲を見渡す。

 

 既に放課を迎えてそれなりの時間が経っているのだろうか、太陽は少しずつ西へと傾き始めており、空は青と茜のグラデーションを描いている。グラウンドの方から聴こえてきているのは運動部の掛け声であろうか。何より目前に聳える建物は虹ヶ咲学園の校舎に違いなく、であればこの場所が菜々の言う通り学園の中庭であるのは疑いようのない事実であった。

 

 しかし、何故こんな所に。そんな疑問を抱いたのも束の間、微睡の気配から脱した彩歌がすぐに原因を思い出す。その解答が示すまま傍ら、自らが座っているベンチの座面を見れば、そこにあったのは一冊のノート。そして彩歌愛用のシャープペンシル。

 

「そうだった……俺、新しい曲の歌詞を考えていて、天気が良いから中庭でやろうと思って出てきたら、そのまま……」

「眠ってしまった、というワケですね。まったく、貴方らしいと言うかなんというか……」

 

 そう言い、溜め息を吐く菜々。だがその所作とは裏腹にそこに咎めるような色合いはなく、その顔に浮かんでいるのは生真面目一辺倒な仏頂面ではなく微笑であった。それに応えるようにして、彩歌もまた自嘲的な笑みを漏らす。

 

 いくら学園の敷地内であるとはいえ、一応は公共の場である場所で眠るなど不用心だと詰られても文句は言えまい。だが、仕方ないではないかと彩歌は思う。何しろ、今は春だ。その陽気に誘われて眠気を催し抗えずに眠ってしまうのも、ある意味では当然の事だ。

 

 しかし身一つで眠っていたのならまだしも貴重品などと傍らにしたまま眠ってしまっていたのでは万が一という事もあっただろう。次に同じことをする時には何か対策をしなければ、と聊かズレているようにも思える反省をしながら、彩歌は菜々に言葉を返す。

 

「ごめんね、面倒かけちゃって。でもありがとう。起こしてもらえなかったら、俺、いつまで寝てたことか……」

「そんなに眠たかったんですか?」

「んー、そうでもないと思ったんだけど、春の陽気は気持ちが良いからね。眠気を誘われちゃったのかも」

 

 言うや否や菜々の目の前で彩歌は欠伸をひとつ漏らし、眦に大きな涙滴が浮かぶ。その様はいっそ牧歌的とすら表現し得るほどで、気を抜けば起こした側である菜々もその雰囲気に当てられてしまいそうであった。

 

 だがいつまでも眠ってはいられないし、彼らにはこれからしなければならない事もあるのだ。欠伸によって浮かんだ涙を雑に拭い、ノートを開く。未だ途中までしか書きあがっていない、新曲の歌詞。それを見つめる彩歌の表情はノートの陰になっていて、菜々からは見えない。だが再びノートを閉じて見えたそれは、菜々のよく知る柔和そうなそれだ。

 

「中川さんは、これから下校?」

「いえ。この後、少し用事がありまして……」

「そっか。久しぶりに一緒に帰れるかなと思ったんだけど、用事があるなら仕方ないね」

 

 伸びをしながらそう言う彩歌の様子は、言葉とは裏腹にしてあくまでも平静だ。だが、それも考えようによっては当然の反応であろう。小学生であった頃ならともかくとして、彩歌ももう高校2年生だ。友人と共に下校できない事を嘆くような年齢でもない。

 

 機会があれば共に行動する事もあろう。こうして会話する事もあろう。加えて言うのなら彩歌は動画投稿者として未だ顔出しをしていないにも関わらず菜々に対しては自身が動画投稿者〝さっちゃん〟であると明かしている程度には信用も信頼もしている。菜々と彩歌の関係は、今でも変わらず友人である。それ以上でも、それ以下でもない。ふたりの関係性は、十全に友人であった。

 

 ベンチの足に立てかけてあった背負い鞄を回収し、ノートをその中に、シャーペンを筆箱の中へと放り込む。そうして手早く帰宅の準備を済ませると、彩歌は鞄を背負いながら立ち上がった。菜々と彩歌、出会った頃は目線の高さは大した違いはなかったが、今では18㎝程彩歌の方が高く、彼の方が見下ろす形になる。

 

「それじゃ、俺はそろそろ帰ろうかな。父さんが帰って来る前に夕飯も作らないといけないし」

「そうですか。……あの、彩歌くん」

「ん? どうしたの、中川さん?」

 

 妙に歯切れの悪い様子の菜々に、小首をかしげる彩歌。男性がすると少々あざとくも見える所作であるが、彼の線の細い顔立ちのせいか不思議と絵になっている。孔雀青の瞳にはあくまでも菜々を純粋に見つめる光のみがあって、菜々の言葉を待っている。

 

 そんな彩歌を前にして、菜々は何度か口を開きかけては何も言わずに噤むというのを繰り返している。日の当たる中庭で1対の男女がそうしているのはまるで何か大事な告白をしようとしているかのようで、しかしどうしてかそれらしい浮ついた気配はなかった。

 

 だがそうした気配はなくとも、そこにあるのが何という事の内会話をしようとしている時とは全く異なる雰囲気であるのも確かで、幾許かの間の後、漸く意を決したかのように、或いは話題それ自体は同じでも彼女自身にしか知り得ない何かを変えたかのように、口を開いた。

 

「彩歌くんは、スクールアイドルになりたいって思った事はありますか?」

「突然だね。うーん、スクールアイドルかぁ……」

 

 スクールアイドル。その名前の通り学校活動、主に部活動としてアイドル活動を行っている者を指し、その文化は十数年ほどまえに生まれた比較的若いものでありながら社会の中で一定の地位を築いている。菜々が昔からそれを好きな事も、虹ヶ咲に最近スクールアイドル同好会が発足した事も、彩歌は既に知っていた。映像も何度か見た事がある。特に目を引かれたのは──〝優木せつ菜〟。理由までは、彼自身にも分からないが。

 

 スクールアイドルは全体的には女性人口の方が多いものの、決して男性のスクールアイドルがいない訳ではない。故に彩歌がスクールアイドルとなったとしても、それは何もおかしい事ではないのだ。

 

 腕を組み、逡巡。少しの間を空けて彩歌はその構えを解いて、再び菜々の方へと向き直った。

 

「俺自身がなりたいとは、特に思ったことはないよ。

 でも……烏滸がましい思いかも知れないけど、そういう、自分の大好きに正直な人達に俺の作った曲を歌ってもらえたなら、最高だなって、そう思う」

 

 それは至って平静でありながら、何処か羨望ででもあるかのような、或いは焦がれるような色を内包した、心底からの本音であった。己の大好きに素直である人達に、自分が作った曲を歌ってもらえたのなら、どれだけ幸福だろうかと。彩歌は本気でそう思っていて、嘘ではないからこそ彼自身ですらそれが秘める隠された意味に気付けない。無論、菜々もそうだ。

 

 それだけ答えてもう質問は済んだと判断したのか、「じゃあまた明日ね」とだけ告げて彩歌は中庭を後にする。菜々はその背中を見つめて、しかし追う事はしない。やがてその姿も見えなくなって、菜々は大きく息を吐いた。そうして、()()()()()()()()()()、と一言。

 

 誰あろうここにいる中川菜々こそがスクールアイドル優木せつ菜の正体であると、彼女自身以外にこの世界に知る者はいない。それこそ、付き合いが長い彩歌ですら、先程の口ぶりからして気づいていないのだろう。その事を全く寂しく思わない訳ではないけれど、同時に高揚している事も、菜々は自覚していた。大切な人にすら正体を隠して活動する──まるで、物語の中で活躍する変身ヒーローのようではないか、と。

 

 だが、いつかは告げたいとも思う。何があっても絶対に味方でいてくれると約束してくれた彼にだからこそ、自分は大好きを叫べるようになったのだと、真っ直ぐに。そのために、今はまだ、この秘密は秘密のままにしておくのだ。

 

 周囲に人の目がない事を確認し、菜々は徐に三つ編みを解いた。そうしてポケットから取り出した髪留めでサイドテールに纏め、眼鏡を外せば、もうそこにいるのは生徒会長たる中川菜々ではなく、スクールアイドル優木せつ菜だ。コンタクトレンズをしていないから、視界はぼやけているけれど。

 

「さぁ、今日も練習頑張りますよー!」

 

 元気な声で、気合をひとつ。菜々、もといせつ菜は仲間たちが待つ場所へと駆けていくのであった。

 

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