AKB49 アナザーストーリー 浦川みのり    作:蓬生ふみ

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有栖莉空とLive配信

 

 

奥平先生との学校での出来事から2週間後。

 

大学進学へと猛勉強の日々。

その合間に半年間のブランクの補正のため

仕事終わり公園での反復トレーニングもこなして

いる実であった。

 

 

 

 

~PM8時 公園~

 

実「ふぅ。今日はこれぐらいにするか。あぁーっ。帰って勉強かぁ。中々しんどいなこの生活スタイルーっ!」

 

卒業前は毎日こなしてきたレッスン。

半年もバイトに明け暮れていた代償はやはり大きい。

基礎トレと勉強で身体も頭もカッチカチだ。

でも頑張らなきゃ。浦川みのりを必要としてくれる人がまだまだいるかもしれない...。

 

 

 

 

?「あーっっ!!こんなとこにいたぁーっ!久しぶりにコンビニ行ったのにいないんだもーん!ハニーに内緒で何してるんですかぁ??」

 

 

 

 

 

 

 

そこにはクマがいた。

 

 

は?なんでクマ?なんだコイツは。いや、大体予想はつくけど。

そう。有栖莉空だろう、おそらく間違いなく確実に...。

 

 

有栖「っぷはぁーっ!あっつい!」

 

クマの着ぐるみから顔を出したのはやはり有栖だった。

 

 

 

実「アリスー。何してるんだ...まあ久しぶり。」

 

 

有栖「お久しぶりですっ!実くんはこんな人気の無い公園でそんなに汗だくで色っぽく気だるそうな雰囲気で服をはだけて何をイヤらしいことをしてたんですか??」

 

 

実「はっ?!ただのトレーニングだよ!基礎体力落ちてるからな。」

 

 

有栖「ヘェ〜そうなんですかぁ。ん?なんでそんなことをー!まさかリアの為だけに特別Liveをしてくれるつもりじゃっ!!」

 

 

実「あーはいはいそうでございますよー。......?!てかアリスお前なんで返事が出来てるんだっ?!」

 

 

有栖「ふっふーん!聞いて驚けっ!完全ふーーっかーつ!」

 

 

 

 

そんなわけがない。つい3ヶ月前まで口の動きで言葉のやり取りをしてたのに。この姿を見せなかった間になにがあっ

 

有栖「た!って考えてますねー!んもーっほんとに可愛いんだからぁ!リアのこと大好きかよっ!!」

 

 

 

 

実「エスパーか!!てか本当に治ったのか?」

 

 

有栖「左耳だけは免れました!なんとか回復して、ほら!補聴器!これがあればある程度は聞き取れるまでにはなりました!」

 

 

実「だから顔見せなかったんだな...よかったな。ほ、ホントうに..よかった...。」

 

耳が聞こえなくなるまでかなり長い間気付かず、以前心にもない事を何回か言ったことがある実は少なからず罪悪感を感じていた。

アリスへの感謝の気持ちも相まってアリスの回復に涙が勝手に溢れてきた。

 

 

有栖「っちょ!実くんー!泣かないでくださいよぉー!でもこれで声!ちゃんと聞けますので!リアのために歌ってもらってもいいんですよーう!」

 

 

実「もちろん!回復祝いにも何かしてあげたいしっ!」

 

有栖「というかー、実くんトレーニングって言ってましたけど、なんでそんなことしてるんです?」

 

俺はアリスに奥平先生にした事。俺の中にある浦川みのりの存在。

ここ最近の出来事を伝えた。

 

 

 

 

有栖「ふむふむ。なるほど。ってことはもしかして実くんっ!」

 

 

 

有栖「リアとついに結婚の決意をっ!わぁぁぁ実くんやっぱりー

実「「「「違います」」」」

 

油断も隙もねえ。

 

 

 

有栖「ふむふむ、で、浦川みのりとして何かしらの活動をしたいー!ってことですねー?」

 

実「そうなんだ。で、パフォーマンスをするのにブランクを無くそうとトレーニングしてたわけなんだよ。」

 

 

有栖「なるほどーっ!リアに良い考えがありますっ!」

 

  「基礎トレも大事ですけど、本質を見失っちゃだめですよ!浦川みのりはアイドル!アイドルはファンあってこそのアイドルなんです。個人パフォーマーではないんですよ!」

 

 

実「そんなこと言っても...アイドル活動をおおっぴらに出来るわけじゃないんだから、とりあえずは基礎トレしかないんじゃ。」

 

 

有栖「そんなことはないのですっ!実くんは世の中に疎いですね〜!今流行りの配信アプリを使えば良いんですよっ!そこなら基礎トレからファンの方と一緒にアイドル活動できますよっ!実くん。いや、みのり先輩が頑張ってる姿こそ、ファンが求めてる姿なんじゃないんですか?」

 

 

実「お、おう、アリスからそんなマトモな返事が返ってくるとは思わなかったけど、すごいよアリス!それならやってけそうだ!でも...その。教えてもらえないでしょうか.....?」

 

 

有栖「仕方ないですねぇ〜!みのり先輩にはリアが必要ってことですね!では早速やってみましょう!とりあえずみのり先輩に返信しなきゃですね!機材も一式あるのでウチに行きましょう!」

 

 

実と有栖はLive配信のため有栖邸に向かった。

 

 

 

 

 

~PM11時 有栖邸~

 

有栖「よおっし!後は配信スタート押せばすぐできますよー!」

 

 

有栖邸に到着後、みのりへ変身するために着替えてる最中アリスが侵入してきたりメイク中抱きついてきたり邪魔はあったが、無事配信出来る様にセットアップしてくれたらしい。

 

 

みのり「よ、よし!とりあえずやってみよう!先ずは挨拶からかなぁ。」 配信スタート!!

 

 

 

 

………………………………

 

 

「どうもーっ!こんばんはっ!浦川みのりと云います!

 

えっと、、、知ってる方もいるかもしれませんが、もうAKBではないので、フリーアイドルとして活動していけたらなと思い、配信アプリやることにしました!よければ応援してくださいっ!!」

 

(これまだ誰もいないよな。どうしてたら良いんだろう。)

 

そんな事を思ってたら思いのほか早くコメントがついた。

 

 

浦川みのり命>>>みのりちゃん!!あああああああ、いつか現れるかもしれないと思って毎日仕事終わりにチェックしててよかったー!!

みのりちゃん!僕はどんな事があっても君を応援してるからね!!

 

 

 

(わお。誰だろう。すごい名前だ。)

 

浦川みのり命>>>あっ!ごめんね!誰かわからないよね!怖がらせてたら大変だ。僕です。先生です!

 

(奥平先生かっ!なるほど。ハンドルネームだからか。)

 

「あっ!浦川みのり命さん!ありがとうございますーっ!ふふっ、自分で浦川みのり命って言うのちょっと恥ずかしいですねっ笑」

 

 

 

たわいの無い会話を15分ほどしていたら何人か人が増えたようだ。

 

 

 

サンドウィチマン>>>お!浦川みのり!久しぶりー!元気してましたか??卒業寂しかったけど元気そうで良かったです!

 

神ドル推し>>>ややや、神キタ!!再降臨だぁぁっ!!

 

 

「わわわ!皆さん来てくれてありがとうーっ!すっごく嬉しいですっ!本日は挨拶みたいな感じでして!もし良ければこれからも応援してくださいっ!私もファンの皆さんを応援したいのでっ!!ではー!久しぶりに1曲歌わせてください!聞いてください!放課後☆下克上!!」

 

 

〜〜〜曲終了

 

「いやぁーっ!久しぶりに歌うとスッキリする!やっばーw汗すっごい笑笑とーーっても楽しかったです!コメントくれた浦川みのり命さん、サンドウィチマンさん、神ドル推しさん、ありがとうございましたー!これからも宜しくお願いしますっ!!」

 

 

……………………………

 

 

配信終了

 

 

みのり「ふぁーっ!以外と緊張したっ!なんかステージとはまた違う緊張感を感じたよーっ!私ちゃんと笑顔出来てたかなぁ...?」

 

有栖「あー!ずるーい!なんてずるい可愛さなんですかっ!!大丈夫ですよ。みのり先輩の笑顔は100万ドルです」

 

みのり「それは言い過ぎwでもありがとうっ!アリスのお陰だよ!ホントありがとうっ!にこっ」

 

有栖「うぐぅ。卑怯だその笑顔。まあーみのり先輩が満足してくれたならよしですよっ!活動する時はウチにきてくれていいですからね!

いつでもベットメイクして待ってますから!」

 

みのり「ベットメイクはしなくていいかな。ありがとう!またお願いします!」

 

 

有栖「じゃあー一緒にお風呂入っちゃいましょうー!汗かいたっていってましたもんねー!」

 

みのり「いや帰ってから入るよ。もう0時過ぎだよ?明日も仕事だよーう。さっと入ってさっと寝るの!」

 

有栖「はぁー、仕方ないですねぇ。気をつけて帰ってくださいね。みのり先輩可愛いんだから夜は危ないんですよー!」

 

みのり「建築現場で鍛えた筋肉があるから平気だよっ!笑今日はありがとう!じゃあ、アリス。おやすみっ!」

 

 

 

 

みのりは帰宅早々化粧も落とさず爆睡してしまった。

さあこれからどんな夢を描いていくのだろうか。

浦川みのり、アイドルとして再始動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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