さて、学園では尊敬される二人であるが、家に帰るとどうなるのだろうか。
クレナイとルドルフの二人は、トレセン学園の近くに家を建てた。というのも、学園の中に部屋を借りるといちゃつくのも気を遣うし、なによりオンオフは切り替えられるようにとの判断らしい。まあ二人とも忙しく、泊まり込みで仕事をすることも多いため、なかなか二人そろって家に居られる日は無いらしいが・・・。
そんなある日のこと。その日は珍しく二人一緒に退勤でき、二人仲良く腕を組んで帰宅。そして家に入り、扉を閉めて鍵をかけた瞬間、ルドルフの雰囲気が一気に変わった。
「ただいまぁぁぁぁぁぁぁ、ルナもうつかれたよぉぉぉぉぉ」
「はいはい、お疲れ様、ルナ」
普段のきりっとした雰囲気からは考えられないほど緩み切った声。そしてクレナイにぎゅーと抱き着き、抱き着かれたクレナイは苦笑いをしながらルナの頭を撫でる。そう、疲労の反動からか、家にいるときのルドルフは軽い幼児退行を起こすようになってしまっているのある。ちなみに学園から緊急の電話が来ると、一気に仕事モードになる。そして電話が終わった瞬間にまた戻るのである。今のところ、まだ学園にはばれてはいない。
少し撫でた後、引っ付いているルナを引きずりながらクレナイはリビングへ。そうしてまだ抱き着こうとするルナを引っぺがし、とりあえず服を脱ぎ、ラフな部屋着に着替える。そしてまた引っ付こうとするルナを無理矢理着替えさせ、エプロンをつけてキッチンに立つ。
「きょうはなにつくるのー?」
「今日はルナの好きな人参ハンバーグにしようかしらねー」
「やったー、ルナにんじんハンバーグだいすきー♪」
こう、文面で見るとまあまだほほえましいものがあるが、身長165cmのウマ娘が目を輝かせているのを見ると、辛いものがあるようなないような?
それはさておき、楽しみでクレナイの周りをうろちょろするルナを危ないからとキッチンから追い出し、クレナイは料理を続ける。暇になったルナはテレビを見て、夕飯の完成を待つ。
そうこうしているうちに人参ハンバーグ三段重ねとお味噌汁、付け合わせのサラダとご飯も炊きあがり、全部盛り付けてルナを呼ぶ。
「いただきます」
「いただきまぁす」
二人そろって手を合わせてモグモグタイム。おいしいのか、目を輝かせつつ次々に口に運ぶルナと、それをほほえましそうに見ているクレナイ。そのまなざしにはもはや母性が混じり、ぱっと見はお母さんと娘というところだが、実際の二人の姿は・・・まあ何も言うまい。
ご飯を食べ終われば、食器をクレナイが片付けている間にルナがお湯を沸かし、二人一緒に入浴。意味深なものも混じるスキンシップをしつつお風呂を済ませると、互いの髪を乾かしあってからベッドに入る。そして互いに疲れた体を癒し合いながら、夜は更けていく。
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ルナとクレナイ
学園での姿とは一転し、甘えんぼになるルナとそれを受け入れるクレナイ。二人はこうして疲れを互いに癒しながら、昼間は夢に向かって。夜は欲望を満たす生活を送っていた。そんな二人は仲良く出かけることも多く、記念写真も多く残されていた。それは世間から葬り去られ・・・ることは無く。二人の死後家の後片付けに来たエアグルーヴやナリタブライアンがそれを見つけ、ルナとクレナイの仲の良さを示すものとして、また二人の意外な一面を示すエピソードとして一部が二人の功績や記録、歴史などをまとめた資料室に保管され、残りは埋葬するときに二人の亡骸と一緒に棺に納められたという。
最後まで夢と欲望に慢心した二人は、倒れた時もやり遂げたような笑顔であったと伝えられている。
ウマ娘 泡沫の安寧
汝、ルナの神威を見よ(ルナちゃん√)Fin
というわけで。ルドルフルートにはこれを書かないといけないだろうと思ったルナちゃんルートでした。