ブリテン屈指の邪悪(笑)な魔女 作:一般マスター候補生
あの修道女は──────────まるで女神のようだった。
彼女はまるで古い書物に伝わる妖精の様に無垢で幻想的なほど美しく、魔術に対する熱意は凄く他国に伝わる戦女神のように荒々しい。そして敵対した者には残忍な魔女の様に恐ろしい。
噂によるとある権力者の娘との事だが‥‥‥‥ああまでに美しく可憐であると私達修道女や修道士は近づく事おろか話しかける事さえ恐れ多い。私達へ教鞭を取ってくれている先生方も彼女に対して何も言えず、間違えていた理論に基づいた事を教えていたと後から気付いたとしても指摘できないままであった。しかし彼女は魔術に関しては天才的であった。
間違った理論に基づいて制作された魔術も彼女の手にかかれば間違った場所が正され意味のない魔術が意味を持つ魔術へと変わっていく。その光景を見ていた魔術の先生方はその光景に涙を流し神の御業と皆が答える。
そんな彼女に対してでもやはりと良いほど一定数の愚か者が湧いて出る。彼女を口論で負かし優越感に浸ろうと試みる者、修道士や修道女であれば護身術程度あれば十分なはずの武術などを用いて肉体的に痛めつけようする者、様々な嫌がらせ行為を画策し恥を欠かせようと試みる者達も現れたが彼女はそれぞれの行為に対して容赦の無い報復を施した。
口論で優越感に浸ろうとしたものは一から十まで口論にて敗北し最終的にはその者がこれまで歩んできた人生そのものまで否定され、肉体的に痛めつけようとした者にはそれ以上の武術を行使し心をへし折り、嫌がらせ行為を画策していた者達に対しては────―不明。しかしいつの間にかその者達は修道院から去っているのでそれ相応の報復を受けたのだろう。
私達は考え、答えを得る事となる。その答えとは彼女は──────────地上に顕現す神であると。
そう私達は彼女が作る食べた事のない絶品と称する他無い料理を口に運び、幸福感を覚えながらながら考えたのだった
──────ある修道女の手記
「よく噛んで食え味わって食せ、同士諸君。このような幸せ二度も味わえるものではないのだからな」
【皆よく噛んで食べてくださ~い、おかわりも沢山あるので遠慮せずに食べてくださいねぇ~】
「……女神だ」
「……女神様だ」
「モルガン様は女神様だったんだ‥‥‥‥」
【……涙目で飯を食らい続けてるけどそんなに美味しかったのかな? でも作り方的に普通のキュケオーンなのに……】
Q月A日
飯がまじぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!
いや、ブリテン料理だからってある意味諦めてたけど修道院で出される料理は城で食べてたモノよりももっとまじぃ! まだ城で食べてた香辛料ガンマシの料理の方が美味しく食べれてたわ!
それが毎日だぞ、鬱になるわ! こっちはある意味現代日本の味を知ってる者ぞ、不味い物ばかり食わせられたら鬱になるわこの野郎ッ!
だからねぇやってやりましたよ、俺自身が料理をなぁ! 前世の俺はかなり料理をする人間だったようで知識にはほとんどなかったが魂が覚えてたみたいで隠し部屋の書物で見た千里眼かの様に料理の手順がポンポンと頭に湧いてきやがる。そのおかげか料理に関しては一度も失敗せずに満足できる結果が出来たから嬉しいっちゃ嬉しいが──―作れる種類が少ないんだよなぁ。
まず食糧庫に忍び込んで思ったことが食材の数が少なすぎる。肉は無いし置いている野菜の種類も少ないし大きさも栄養価の低い土地で育った野菜みたいでみすぼらしくぶっちゃけ美味しくないものが多かった。そんな中で美味しい物を作れたってんだからマジで魂に刻まれてる料理人魂に感謝。
神には感謝したことないけど魂には感謝する。それが俺のスタイルだ! とか後から考えて意味の分からない考えをあの時は巡らせていたのだった。
E月G日
やっと友達が作れると思ったのに……なんでや……なんでなんや。
やっと話しかけてくれた人がいて、その人が俺に演技の練習するとか言うから、なら逆転〇判の真似しながら答えればいいかな~なんて考えの元俺はそれに付き合ってたら最終的にあの子魂抜けた顔してた。その顔はマジで真っ白、演技には見えない演技だったから正直心配だったなぁ。
あの子に感想を聞こうとしたところに武術の練習がしたいって子が俺に話しかけてくれた。
それに対して嬉しすぎてちょっと本気出して投げ飛ばしたら4メートルぐらいぶっ飛んでいった……人間ってあんなに飛ぶんだなぁ。その後全身複雑骨折してたから怪我を癒したら演技に付き合った子のように真っ白になってた……大丈夫かな?
その後は──―なんにもなかった。強いて言うなら自分の周りをウロチョロとする目障りなネズミか何かの害虫が6、7匹ほどいたみたいだったからめんどくさくなって隠し部屋の本に書いてあった魔術でおっぱらったぐらい……かな?
E月♪日
修道院のメンバーが6~7人、突如気が狂って修道院から去ったらしい……大丈夫かな?
あ、あと修道院のメンバーに料理の事バレました。最初は焦ったけど開き直って餌付けしてたら食材を提供してくれるって約束してくれて万々歳! 何人か俺の料理を食って涙を流してたとこを考えるに皆あのマズ飯に参ってたんだろうなぁ……可哀そうに。
G月☆日
雪が降り積もる天気の日。
勉学は既にすべての予習を終えて独学で帝王学などを学び始めたこの頃、この日の俺は任された雪かきを早々と終わらせてなんとなく自分より下の年齢の修道女や修道士たちに雪だるまの作り方や雪合戦の奥深さや戦術などについて強弁を取っていると大人の修道士が俺の元へと走ってやって来る。何だろうと疑問に思って内容を聞いてみると俺に対してまぁまぁ効く言葉を放つ。
彼曰く────ゴルロイスが、我クソ親父ゴルロイスがウーサーとの戦争の末、討ち死にしたんだと。
その報告を聞いてすぐさま荷物を纏めて城へと帰還しようとしたが外は生憎の吹雪後で大雪が積もっている。同じ修道士の仲間の話では最低でもこの雪がある程度溶けない限り帰れないとの事。俺なら魔術ガンキメで強行軍でいけるかと思ったりもしたが距離も遠いし貴重な素材を放置する事も出来ないので甘んじて受け入れ、今この事を書き残してるんだけど────マジか、あのクソ親父死んだのか……それは、悲しい事だな。
G月♬日
昨日は久しぶりに泣いた。枕を濡らすほど泣いたのは初めてかもしれないがそれはそれ。気持ちを切り替えて生きて行かないと耐えられないものもある。流石に小さな子達は気持ちの変化に鋭いみたいで俺を心配してくれたけど大丈夫だ、問題ない。まだ母は生きているだから俺は1人じゃない。
あとこれは報告って言うか自分への決意の為に書くが泣いている途中に俺の目的も決まった。今までは趣味の魔術をなんとなく探求していたが今回の件で目的が出来た。それは──―ウーサーを討つ。
あれはクソ親父だったが一応は血のつながった家族だ、敵討ちぐらいしてやらないとうかばれないからね。
★月♪ 日
魔術の研究をしていると何処からともなく胡散臭い青年が現れた……ってかコイツ、匂い的に半分悪魔が混じってると思う。
ソイツは魔術に対してすげえ程知識があり正直コイツとの魔術談義は滅茶苦茶に楽しい。
俺がずっと分からない部分をすぐさま紐解き、新たなる疑問を生み出してくれる。でもコイツなんとなくだけも何処か信用してはいけない人間的なオーラあるよなぁ。
★月J日
コイツマーリンだわ。
噂通りの人でなしだわ。書物の記録道理の人物みたいである意味安心ちゃ安心だが……まさか日本語が読めるとは思わなかった。この日記も読まれそうになったけど全力死守したから大丈夫なはず……やべぇコイツ相手だと自信がいまいち持てねぇ。
J月☆日
雪が溶けた、旅立ちの時だ。
荷物を纏め馬車へと運び数年過ごした修道院を後にする。目指すは懐かしきわが家。当主が亡くなって代理人が収める領地、頑張って俺自身が当主として領民を導いて統治していきながらウーサーをぶっ倒す準備を整えなければ。
J月★日
ロット王と政略結婚ってマジ?
コメントで修道院が魔術を教えるのはおかしい、ちゃんと型月設定読み込めよばぁーか! って指摘されたんですけどちょっと待ってほしい。
自分自身もそこらへんはどうしようか迷った挙句にこのような結果に至ったのデス。
公式wikiによるとモルガンがいた修道院は堕落した教育を教えていたらしい。
モルガンの魔術の腕はマーリンと同等だったらしい。
この二つを設定へと行きつく為には神様の膝元で真っ向から中指突き立てている教育を施していても不自然じゃないと判断してこう書いちゃいました。
だってマーリンって夢魔とのハーフじゃん。って事は寿命も長いはずだしその分魔術の研究を行えていたはずじゃん。つまりはそんな化け物と同等の腕を持たせるにはアーサー王が誕生するまで今のモルガンじゃ時間が足りなさすぎる。 だからこそこの設定を合わせたのさ! 意味が分からないって? 大丈夫、自分もこの分を書いてる途中からわけが分からなくなってるから!
つまりは考えるな、感じるな、そのままを受け入れよ。って事だ。