ブリテン屈指の邪悪(笑)な魔女   作:一般マスター候補生

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おらおらぁー! 毎度の如くコメントありがとう!

コメントをもらえる度にやる気が上がるんでこれからもよろしくです。


手記ⅲ

 やれやれ、これは困った事になったね。

 

「どうした楽園の不思議なお兄さんとやら、鳩が槍を食らったかのような顔を浮かべて」

 

「いや、別に~なんでもないよ」

 

薄暗い地下の隠し部屋と一目で分かる部屋、ほんわかした大きい杖を持った青年に対し疑問を投げかけ思考に耽る修道女。

 

「ただなんでこの部屋はこんなにも暗いんだろうなぁ~なんて考えていただけさ」

 

「確かにそうだな、そろそろ模様替えをした方が良いのか……それも光源を増やす方が……」

 

 そんな誰もが一目で分かる異質な空間なのだが彼女は楽しそうに本のページを丁寧にめくり、その中に書いてある内容に思考を巡らせている。そんな様子をモノありげに見つめるほんわか青年────マーリンは彼女の様子を見つめ続ける。

 

 まさか千里眼で見通し、将来ウーサー後継者として育てる子の障害となる予定の子を様子見のついでに接触しに来たはいいけど……僕の見通した事は随分と違うみたいじゃないか。あの時に僕が見た平行世界の彼女の姿は性格が悪く傲慢、それでいて何かに対しての復讐心に取付かれていて酷く醜い姿ばかり。だったんだけれど―――今この子はそれに当てはまらないみたいだね。ここにいるモルガンちゃんに絞って未来を何だ度見通してもそんな姿少しも見る事は出来ない。それに加えこの子の行く先、その終末も見る事が出来ないのは僕もビックリだ。別の世界で行われる人類の抹消や白紙化やらの例外を覗いて未来が見通せなくなったことはこれまでになかった、だからこそ僕は気になる。この子の行く先の未来を────

 

「フフフ、楽しみで仕方ないよ。これから君はどんな人生を歩むんだろうね」

 

「ん? 何だ、楽園の不思議なお兄さん。とうとう秘術を教えるつもりになったか?」

 

「秘術は今度教えるとして──それよりもモルガンちゃん、なんで君は何でいつまででもそんな呼び方なんだい?」

 

「最初に自分からそう名乗っただろう。だからお前は楽園の不思議なお兄さん以上でもそれ以下でもない、分かったら早く秘術を──―」

 

 ────融通が効かないのは別次元のモルガンと同じ様である意味安心だよ。同じ存在だと見た僕からしても信じられないからね。

 

 

※※※

 

 

 ▶︎月▽日

 

 やっぺ、やらかした。

 

 久しぶりにこの手記──―って言うより既に日記と化している物に記入するのだが俺はマジで取り返しのつかない事をやってしまったかもしれない。

 

 順を追って説明する前に結論から言うとロット王ぶっ殺しちゃった♪ 

 

 これを読んでいる者はいないと思うけど言い訳をここでぐらいはさせてくれ、俺だって政略結婚の相手である王を殺すつもりは無かったんだ。

 

 

 

 あれは領地へと戻った直後ぐらいの事だ。王を失った領地の存続を続ける手段を探るうちに政略結婚をするしか手段が無いと分かった俺は丁度婚姻の申し込みがあった王へと嫁ぐ事となった。

 最初の顔合わせはまぁまぁ。嫁ぐ先はロット王と呼ばれる王でクソ親父ゴルロイスにと同等の権力を持っている王だった。まぁ、実質的な領地の吸収だな。

 

 気に入られなければいけないと思い初の会合をやる事になったんだけれども──―ロット王の印象はまさに王って感じだった。

 その身からにじみ出るプレッシャー的なモノはクソ親父に劣るモノだったがそれに仕える騎士達が強者ばかりだった為に同様の権力を持っていたと納得できるほどの自信家でもあった。それに加え顔の容姿はまぁイケメンだったから俺の判定は────ギリギリセーフって感じで嫁いでも何ら問題ないと思えた。

 だからこそ相手から印象が言い様に取り繕ってたし、アルトリア顔特有の凛々しくも美しくカッコイイ顔を出来てたと自負できるぐらいには出来たと思う。実際彼も俺のそんな姿に頬を赤らめて【落ちろ! …………落ちたな】って感じで手ごたえを十分に掴んでいたんだけど────それがいけなった。

 

 

 その日の夜にお呼ばれされちゃったんデスね、はい。

 

 その時の俺は【あぁ~、こんな遅い時間に何だよこのマジで無駄に呼び出す王様、略してマダオ】って感じで内心悪態吐きながら王様の部屋にお邪魔したんだけど。

 

ブリテンの殿方って性欲が凄いんですね。

 

突然ベッドへと押し倒され、発情した猿のドアップ顔が俺の瞳に映る。そのまま俺に覆いかぶさって来た王はなんと言うかその……全身各所無駄に馴れた手つきで触って来る。色々な感覚を感じながらもその状況に放心している俺に対してヤバイとこまで行く直前の事、強姦されていると正確に分かり抵抗する為、無我夢中で魔術を放ってしまった‥‥‥‥でも、それがいけなかった。

放った魔術は相手が即死してしまうもの――――って言うより単純に最近習得したもので手加減が難しい魔術だ。それを咄嗟に放ってしまったが為にロット王は即死。こうして俺はロット王を殺してしまった。

 

 さて本題に戻ろう。俺はこれからどうしたらいいんだろうか? 正直あの強姦者死んで当然とは思うけど領地の事を考えるとシャレにならねぇ。何とかこの状況を解決する方法を考えなくては────

 

 

 B月▽日

 

 解決! 解決!! 全部解決!!! 

 

 ロット王暗殺(偶然)の解決法、それは傀儡の魔術。ロット王を操り人形として俺が操れば問題ないと判断してやってみたところ成功。無事亡くなったのがバレずにこれを書いてるけど……今更ながら考えるに外道な方法だよなぁー 

まぁバレたらバレたで首を刎ねられると思うんで辞めないけど。けどなぁ~、所詮は傀儡だからこれからもバレないように生活するにはロット王を操って俺自身がの領地を統治するしか―――正直ダルイぜ。ってかあの夜のお誘いがまさかあれが初夜のお誘いだなんて修道院で勉強してた箱入り娘の俺が知るはずないじゃんかYO。だからアイツは死んで当然、多分そう、きっとそう。

とりあえず修道院にて身に着けた知識使ってやってみよう。がんばるぞぉ~、えい!えい! モルぅん!

 

 B月■日

 

 やべぇ、正直領地の統治舐めてたわ。 何だこの、滅びかけの土地は―――

 

※※※

 

 

 

 

 

「これは……何とも酷い状況だな」

 

 手記への記入を辞めてロット王の遺体を操り領地の状況を事細かくに報告させるために書いた資料を読むが――――酷いとしか形容しがたいぐらいには酷い。

提出された資料統合して判断するに土地が極端にやせ細っているのが見て取れる。ハッキリ言って凶作と言って他ならない、畑の面積に対して収穫量が極端に少なし修道院の食糧庫で野菜などがやせ細っていた物ばかりある事からなんとなく察してはいたけどマジでヤバイ状況だったんだな。

これから先数年間は何とか大丈夫だろうけど今から対策を打たないと国が確実に滅びるな……どう対策したものか―――

資料をデスクに放り投げ窓の外を眺める。平和そうに遊んでいる子供に賑わう露店、まさにそのから見える光景は平和そのもので何時まででも続いてほしいと考えもするがこのままの状況だとそれも敵わない―――

 

「この平和がいつまで続いたものか――――見物だな」

 

ホント見物だよ、楽しめるモノじゃないから悲劇になる前に頑張って止めるけど。

 

 

 

 

 

 

※※※

 

★月▽日

 

 やっと領土問題や食糧問題が解決はしてないが安定してきた今日この頃、俺は久しぶりにこれの日記に手を付けるぜ!

 

まぁ、書く事が無かっただけだけどね。だってこれまでやった事を一言で言うと内政、内政、それまた内政。ロット王を使った内政ターイムばかりだったんだよね。そんでもって領民の為にいい案が無いかと考え続けていたんだけどその途中で一つ問題が発生してしまった。その問題とは子供、俺とロット王の子がいない事が問題だった。

元々はロット王の血を絶やさない為、その世継ぎを俺に産ませるための政略結婚。それなのに結婚してから時間が経ち、初夜も終わらせてるはずの俺がいつまでも子を宿していないのは極めて重要な問題だ。

一応俺自身、外に姿をさらしてないから子を宿していないと言う事は露見してないと思うけど、このままだと不自然に思う者も現れてくるだろう。でもなぁ~ 正直あの強姦者との子供とか死んでも嫌だし、これはどうしたものか――――

 

 

 

◇月★日

 

子供ってかわいいしやっぱ良いね!

 

 




これ書いた後にロット王って結構重要な場面で活躍する事が分かって俺は苦しんだ。
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