ブリテン屈指の邪悪(笑)な魔女   作:一般マスター候補生

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コメント毎度の如くサンキュー!

久しぶりにアニメフェイトの旧作を見たんですが―――ギルガメッシュの声が若いこと若いこと。


最初の過ちと初めての喜び

どーしよ、マジでうちの子カワエエ。

 

「かぁーちゃまぁー」

 

「どうしましたか、ガウェイン」

 

「呼んだだけでちゅー」

 

きゃきゃきゃと幸せそうに俺を呼ぶ俺の子、長男のガウェイン。

 

「ッく!」

 

ガウェインの穢れ無き無垢な顔に俺の心はノックアウト、膝をついて尊死かける。この私がここまでダメージを受けるだなんて流石は私の子だ。

 

「だ、だいじょうぶでしゅか」

 

そんな俺の姿に部屋に設置されてあるソファーでお勉強をしていた次男のアグラヴェインが駆け寄って来て心配してくる。

 

「ッグハ」

 

「か、かあちゃまぁぁ!!」

 

そんな尊い姿に俺は再度ノックアウトし両膝を付いてしまいこれにてツーアウト目を記録。私が膝をつくだなんてマーリンとの模擬戦以来だぞ。

 

「キャハハ、キャハハ」

 

その光景に背中に背負ってる末っ子の妹、ガレスの嬉しそうな笑い声で俺の心は尊氏してはスリーアウト。息子達と娘にKO負けを記録してしまい我が人生初の黒星を記録したのだった。

 

つまり何が言いたいって? 

 

 

 

『可愛いは、正義!』

 

 

※※※

 

―――まぁ、茶番はここまでにしてこの尊い天使達の事について説明しよう。

 

 長男のガウェイン、次男のアグラヴェイン、末娘のガレス。この子達はロット王と俺の血を継いだ子供達だ。まぁ正確には俺達二人の遺伝子を継いだ人間と遜色変わらないホムンクルスとして生み出した存在だな。

本来ホムンクルス短命で自我を持たない存在でそんな存在を世継ぎとして生み出すには問題が多いし倫理的考えれば俺もどうかしてると思った。だからこそこの子達体を作るとき俺は今持ているの技術粋を結集、結果的に自分でもやべぇ子達が完成してしまう。

 

まず長男のガウェインは驚異的な身体能力もさる事ながら太陽が出ている時間帯ならば身体能力3倍とか言う能力、次男のアグラヴェインは身体能力的には普通の人間とさほど変わらないのだが天才的な頭脳を会得し末娘のガレスはガウェイン程ではないもののそれでも驚異的な身体能力と何かしらの才能を俺も意図していなかったのだが身に着け誕生してしまった。

 

最初は俺も"やべぇ、やらかした"とか考え処分と言う言葉が頭を過ったんだけども―――

 

「ッ!?」

 

 乳母車で寝ている子達をなんとなく撫でていた俺の手、その指を掴む赤子の姿を目にし俺の中で何かの歪みを正すかのような感覚が生まれそして、後悔した。

 

「私は、何を―――ッ!?」

 

 

このような可愛くも尊くて無垢な子達を俺は手にかけようとしているだなんて、俺らしくない。ヤバイな、どんどんと倫理観がズレてきているように感じる。まるで自分じゃない自分に侵食されているかのような、そんな感じに。

俺自身に何か根本的な歪みが発生している感覚を覚えながらも掴まれた手とは反対側の腕で優しく魔術のサポートも入れながらこの子達を抱きかかえる。

 

「紛い物とは言え……愛おしいな、赤子というのは」

 

 

確かに赤ん坊がいるという理由だけでお腹を傷めずにホムンクルスと言う形で新たな命を生み出してしまっただんて俺らしくない。普段の俺ならここまでのことはやらないのに何で―――何か理由がありそうだな。

一つの疑問を覚えながらも抱きかかえる。子供達から感じる体温は暖かく、胸から聞こえる力強い鼓動が確かに生きているんだと俺へと証明している。

 

チラッと見れば可愛い寝顔。見れば見るほど愛おしくなって――――うん、やっぱ無理だわ。この子達に手をかけるだなんて絶対無理、無理。できる奴はよっぽどの外道だぜ。

 

「子育ても悪くない、か」

 

この時だろうか、この子達を形式的な親ではなく本当の親になろうと覚悟を決めたのは。

 

「かぁーちゃまぁー、かぁーちゃまぁー、どうしたのでしゅか?」

 

「―――ッ! すまない、心ここにあらずだった」

 

「かーちゃまねむそくでしゅか?」

 

「アグラヴェイン、睡眠時間は足りているはずだ。問題はなかろう」

 

「きゃきゃきゃ、きゃきゃきゃ」

 

「ガレス、何故背から降りぬのだ……」

 

 やべぇやべぇ、ガウェイン達と遊んでいる途中だと言うのにこの子達の赤子の頃の事を思い出しててぼぉーとしてた。俺は再度遊びを続ける。

まぁあんな考えをしたのも今は昔、子供達は1人で遊び回れるぐらいには成長してくれて俺は嬉しい。嬉しいィよぉぉぉぉ。

 

棒を振り回すガウェインを軽くいなしながら俺は心からの声を出すがけど、それは別としてガウェイン力強ぇぇ。何とかガウェイン達には気付かれないようにしてるけど腕がプルプルしてきやがる。ただの遊びのはずなのに剣術の稽古じみたモノに成りつつあるんだけど―――この子達才能凄くない?

 

「ガウェイン、お前は少し肩の力が入り過ぎだ」

 

「はい!かぁーさま!」

 

太陽三倍拳の影響か知らないけど普通の子よりも強いから俺が調子に乗って技術を教えたらそれを全部吸収してる、シンプルにやべぇな。とんでもない子を産みだしてしまったかもしれない。

 

「ガウェイン、また力み過ぎているぞ」

 

「は、はい!かぁーさま!」

 

「zZ」

 

「そろそろ降りろガレス、あと寝るな」

 

「か、かぁさま。ぼくは、もう」

 

「アグラヴェインは無理をせず休め」

 

いやぁーマジでかわいいですなぁ~。 木刀を懸命に振るガウェインに俺の背中に引っ付いて寝るガレス、ガウェインに負けないように頑張ろうとするけど体力の限界でクタクタになってるアグラヴェイン。うぃ~どの子も個性的でかわいいね。

内心ニッコニコとしていると―――ん? この部屋の扉からノックの音が聞こえる。来たかな?

 

【モルガン様、食事をお持ちしました」

 

「わかった、入れ」

 

俺の許しを得て中に入って来たのはメイド。

 

「失礼しますモルガン様、今日もお美しく―――」

 

「御託は良い」

 

「失礼しました」

 

 何処か笑っている風な感情が読み取れるメイドは扉の外に置いていただろうカートを押して再度入って来た。カートからは食欲をそそる良い匂いが俺の嗅覚を刺激し自然と空腹感が強くなってきた。

 

「今回のお食事は―――――になっております」

 

「毎度の事ながら私よりも多彩に料理を作るよな、お前は」

 

「感謝の極み、これもモルガン様のご指導の賜物です」

 

 実はこのメイドの正体は修道院時代に世話になった修道女だったりする。俺があの時教えた料理は彼女の人生を変える切っ掛けを与えてたらしく、料理していたら何かしらの禁忌に触れて修道院を追い出されたとかで途方に迷ってたとこを俺がスカウトした。

 

「子供達はお前の作る食事を悔しいが毎度の如く楽しみにしている、早く与えてやってくれ」

 

 それでいてこいつが作る料理って俺が作るよりも美味しいんだよ、これが。実際俺が作る料理よりも子供達の評判がいいし何よりも美味しい。……悔しいが、天才はいるだよなぁ。

 

「畏まりました」

 

彼女は糸のような物を指から拡げ、展開するとテーブルや食器、そしてメインの料理が準備されていく。それでいてこの子って魔力の扱い方や魔術の腕がかなり良い。本来なら魔力で編んだ糸は使うの繊細で高等な技術が要求される。それをいとも簡単に扱って見せるぐらいに上手いんだよなぁ。ちゃんとした教育を施したら俺よりも強くなるかもしれない。それぐらいにはそれぐらいには凄いんだよなぁ。

 

「うむ、今回も美味しそうだ」

 

食事の準備ができると匂いで分かったんだろう子供達はそれぞれのやっている事を辞め自然にわたしの元へと集まり食卓を囲む。はいはい、手は洗いましたか? 洗ってない子はご飯無しですよぉーって、ガウェイン……隠しても手に泥が付いてるので洗ってないことが丸わかりですよ。

早くこっちへ来なさい、今魔術で綺麗にしてあげるから。ガレス!まだ食べちゃダメ、まだいただきますしてないでしょ。……アグラヴェイン、その本を置きなさい。なんで読むだけでSAN値チェックを必要とする魔術所をお前がもっているんだよ――――

 

「ふふふ、モルガン様のいる食卓はいつも楽しそうですね」

 

「毎度騒がしくてかなわないがな」

 

「そうですか」

 

皆食べる準備が整い手を合わせる。

 

「いただきます」

 

「「「いただきまぁーす!」」」

 

こうして何気ない、いつも道理な食事が始まる。俺はこう思うんだ、色々とあったけどこんな何気ない毎日が一番大切なんじゃないかとね。

 

「……そういえばなんでいただきます、なんですか?」

 

「―――なんとなくだ」

 

食事の挨拶が日本式な理由はなんとなくだったりする。




よし、楽しく話せたな。
(パーフェクトコミュニケーション!)

追伸、次回から物語が加速します。
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