ブリテン屈指の邪悪(笑)な魔女   作:一般マスター候補生

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何だかフィーリングで書いてるせいで自分でも何を書いてるか分からなくなってきたぜ!


手記Ⅳ

▽月〇日

 

時間が空いて暇が出来たので久しぶりにこれまでの事を書いてみようと思う。そういえばこれを書くのも久しぶりとなぁ……まぁ子育てが使用人の手を借りても余りあるぐらいには忙しかったからしょうがないっちゃしょうがないだけどね。

 

まず書く事と言えば子供達の事だろうか。

 

ガウェイン、アグラヴェイン、ガレス。俺の可愛い子供達三人はすくすくと順調に育っていき夢まで持ってくれた。あの時の感動は俺の体験した感情の中で二番目に強い感情だったかもしれない。子供が夢を持つって事は嬉しいものさ。

 

まずは末娘のガレス!

この子はいつも寝ている子だったけど今では元気に走り回って私は騎士なるぅーっていつも言ってる。

 

まぁガレスの槍を扱う才能は俺でも目を見張るものがあるし何より絵本に書かれている騎士に憧れを抱いていたみたいだったからなぁ。女の身で騎士になるのはちょっとキツイだろうけど

 

長男次男に関しては――――アレだろ?

 

男の子の最初の夢特有の【お母さんのお婿さんになるぅ~】っ的なアレだろ???ってな感じで胸躍ったものだよ。

すまんなガウェインにアグラヴェイン。お母さんと結婚は出来な――――――――

 

 

 

 

くぁwせdrftgyふじこlp(インクが滲み)

 

 

 

 

 

すまない、あの時を思い出して書いていたら自分でも何を書いているのか分からない内容となってしまった。

話は戻して夢の話だ。個人的にはかなり悲しい事だがガウェインとアグラヴェイン、二人の夢は立派な騎士になる事、らしい。ガウェインにアグラヴェイン、お前もか。

 

 俺とて騎士になる事自体は悪い事とは思っちゃいない、むしろこの戦乱渦巻く時代に生きる男児達にとっては誰もが抱く夢だろう。

 

でもさぁ~、なんでよりによってウーサーが収めるキャメロットの騎士なんて目指すかねぇ。はぁー……騎士になりたいなら俺の城の騎士を目指せば良い者を、なんでよりによってキャメロット何ですかねぇ―――正直、ムカつくぅ。

あの子達にとっての爺さんにあたる俺のクソ親父を討った野郎の騎士なんて……悩ましいものだよ。

 

子供の夢はもちろん応援したい、事実あの城に努めればどこの城のどの騎士よりも強くなれるだろ。けどなぁ、あの糞ったれのウーサーの下に努めるんだなんて俺の感情が許さん!って直に言えればいいんだけど……あの子達の夢を否定はしたくないからなぁ。

あー、早くウーサー死ねぇよ、もしくは王が代替しろ。じゃないと俺があの子達の主人を討つことになっちまうからな。

 

◆月〇日

 

 前の記入からかなり時間が経つがヤバい事が判明したのでここに残そうと思う。

ガウェイン、アグラヴェイン、ガレスがもうすぐ独り立ちの時期に差し掛かるこの頃。懐かしくもめんどくさい奴が城に訪ねて来た。

あの楽園の不思議なお兄さんことマーリンだ。

 

 久しぶりの再会だと言うのに相変わらずムカつく顔で顔を合わせた瞬間、アイツの顔面目掛けてついつい拳が出ちゃったのはこう――――お茶目って事で。ムカつく事にそれも読んでいたらしく軽く避けらる未来が見えた気がしたので拳ではなく蹴り技に変更、マーリンの太ももに直撃したんだけど感触が軽い。恐らくコイツニッコニッコと笑いながら防御魔術張ってたんだろう、食えない奴だ。

 

それでコイツが来た理由なんだけど―――――――ウーサーが王位から降りるらしい。そんでもって俺が次の王位継承者なんだと。

 

ふざけんなと思った。思わず杖を取り出してマーリンへ向けてしまったぐらいには―――

 

 

※※※

 

「―――一体全体どういう事だ夢魔よ、キャメロットの次の王位継承者が私? 我父の仇であるウーサーの後継人になれと??」

 

誰もが屈服しそうな程のプレッシャーが部屋全体を包み込みそれを放っている女、モルガンが憤怒し杖の先を客人であるマーリンへと向けた。

 

「君の中にはその仇であるウーサーの血が流れているんだよ? 当然じゃないか!」

 

そんな中でも気にせず、どこ吹くかぜかのように態度で先ほど淹れられた紅茶へと口を付けむしろ楽しんでいるかのような雰囲気を感じさせる顔を浮かばせる。

 

「……なに? 私の中にウーサーの血が……そんなのはあり得ない」

 

プレッシャーがさらに高まり建物が悲鳴を上げだすが―――

 

「すこし落ち着いてはどうだい。ほらほら紅茶でも飲んで飲んで、冷めてしまってはメイドさんに申し訳ないからね」

 

「……そうだな、ムカつくが今回は貴様が正しい」

 

モルガンは杖を下げると席に座り紅茶へ口をつける。その様子は拗ねた子供のようにも見える。落ち着いたのが分かったのかマーリンは話を続けた。

 

「君自身はゴルロイスとイグレインの子供なのは間違ってはいない。けど同時にウーサーと子でもあるんだ」

 

傍からから聞いていると意味の分からない説明、しかしモルガンには一つ心辺りがあったらしい。

 

「……抑止か」

 

「この世界では正しい事なのにね~」

 

紅茶をゆっくりと飲む。方やニコニコと笑い、方や難しい表情を浮かべ無言の時間が続くのだった。

 

※※※

 

▽月〇日

 

 俺はマーリンから得たヒントを元に色々と調べてみた。

確かに前から違和感はあった。ホムンクルス制作や傀儡などの非道な部類に当たる魔術、前世の俺の性格から考えるに絶対に選ばない選択だ。なのにそれを真っ先に選ぶだなんて俺らしくもないし記憶に関してもそうだ。今までは前世の記憶が思い出せない事に関しては自然に前世の記憶が薄れ忘れてものとばかり考えていたが―――改めて千里眼を会得し、今までの俺では見通せない別次元の未来を見て一部の記憶を思い出て外部からの干渉された結果だと知った時はかなり怒ったね。俺の記憶を操作し過去に知った未来を忘れさせ性格を変化、俺自身を本来起こりうるであろう王に対しての悪役としようとしている事に気付いたんだから。

 

 俺は前世の知識でフェイトを知っている。うる覚えでハッキリとは分からないがこれからブリテンで起こる未来(物語)を知っている。

だからこそだろうか原作(本来の俺)と違う行動を取る俺に対して抑止力は方法は分からないが記憶の干渉を仕掛けてきている。このままでは何時か俺が俺でなくなる為に不味い。干渉自体は記憶を消すのではなくただ重ねているだけなので重ねられた記憶を排除する事によって解決するが、この方法が通用しないと知られた途端に次はどんな方法を取ってくるかが想像つかない。何か方法を考えなくてはいけないな。

ってか、俺がウーサーの後を継いで統治したいと本気で思ってるんですかね、このボロボロで滅び欠けている国を。あのロクデナシキャスターは何を考えてるか分からないから予想がつかないなぁ。

 

 

◆月〇日

 

今日は等々訪れてしまった子供達の独り立ちの日だった。

 

 ものすごぉぉぉーーーっく、悲しい事だが子達と言うのはいずれ巣立ってしまうもの、それが世の摂理であり楽しみの一つでもあった事なんだけど―――悲しすぎるよぉぉぉ。

それに加えあの子達が心配でたまらない……特にあの二人が滅茶苦茶やらかすからなぁ。ガウェインがやらかしてアグラヴェインがそれをカバーするって形で何時も過ごしてたけど外でやらかしてなければいいけど。まぁいざとなったらガレスが止めてくれると思うけど……心配だなぁ。

それにしても行かないでおくれよ俺の子供達、母を1人にしないでぇ~。

 

これを書きながら子供達の巣立ちは悲しい事で嘆いていたいがそんな時間もない、このタイミングで俺も動かないと。

 

◆月▽日

 

俺は今、旅に出ている。

 

 




知ってるか? これってまだアーサー王伝説すら始まってないんだぜ。
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