勇者RTA   作:悲しいなぁ@silvie

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早速死んでタイムが嵩んでるRTAはーじまーるよー!!

前回はじじいから顔に熱いのをぶっかけられた所まででしたね…

死ぬ程痛かったゾ…(直喩)

とりあえず、あのガンダ○の登場までは来たので今度は生け捕りにしましょう。

 

「龍伐規定第21条に基づき、龍種に洗脳された者…君も始末させてもら…ッ!!」

 

言ったそばからまた油断…馬鹿は死んでも治らないんだよなぁ…

ガト○ュエロスタイ!!

はい、前回の当たった感触から考えるにこれで心臓を強打できましたね。

心臓を強打すると心臓震盪といって…まぁざっくり気絶します。

放置すると普通に死ぬので気を付けましょう。

では、ロボニキがぶっ倒れたので…こ↑こ↓です!!

はい、今度はしっかり避けれましたね!

 

「出てきな!この兄さんも殺しちゃいねぇよ!」

 

「ぐぅ、誰が龍の傀儡の言葉など信じるか!」

 

よしよし、茂みからじっちゃまが出てきましたね。

ていうか、このドラゴンちゃんに洗脳されてると思われてるからこんなに敵対されてるんですか…

じゃあ、とりあえず蹴っ飛ばしときましょうかね。

 

「痛ぁぁぁいっ!!いっ、いきなり何すんだよぅ!?」

 

「ほれ、このトカゲにゃあなぁーんもされちゃおらんよ。」

 

「む、むぅ…信じられん、生身で龍を蹴り上げるとは…お主、もしや魔法師か?」

 

えぇ…ロボとドラゴンの世界かと思いきや魔法まであるんですか…

て言うか、魔法使い…魔法師って言いましたね、だとドラゴンに対抗できる…と。

うーん、このドラゴン程度なら正直言って○ンダムも魔法も要らないですけど…多分コイツって底辺なんだろうなぁ…

 

「なっ、何だよぅ!!何でボクを蹴っといてそんな目で見るんだよぅ!!」

 

「あ゛ー、爺さん…俺は別に魔法師ってのじゃねぇよ。

そこいらの通りすがりのイケメンだ。

まぁ、俺の事は置いといて…あのロボの兄さん助けねぇとそろそろ死んじまうぜ?」

 

「なっ、何!?ならはよう助けてくれ!!」

 

「いや、あのロボひっぺがさねぇと無理だぜ?

まさかあの兄さんも産まれた時からアレじゃねぇだろ?」

 

「よ、よし…解除しよう…

お主の助けると言う言葉、信じるしか無いとはいえ…嘘ではあるまいな!」

 

「当たり前だろ、ナイスガイは嘘をつけねぇんだよ。

これ以上鼻も高くならねぇしな。」

 

「…ナルシスト…痛ぁい!!」

 

「……龍装、解除!」

 

じっちゃまの声でアーマーが剥がれていき、兄さんの上で小さなキューブ状に変化していく。

最後にはコロンと兄さんの背中に落下するが反応が無いあたり重量とかは…まぁ、ファンタジーですよ!

とりあえず、蘇生しときましょうね。

 

「ガフッ!ゲホッ、ゴッゴホッ!」

 

はい、これで大丈夫!

 

「おお、ヴァーミスト!…良かった…!」

 

じっちゃまが涙ぐんでますなぁ…

…ん?もしかしてドラゴンちゃんが居るのマズイのでは?

 

「じいちゃん…?此所は…!!さっきの龍は!?それに洗脳されてた…!!」

 

「あー、ちぃと待ちな兄さん。

俺は別にアンタらをどうにかしようなんざ…」

 

「ぐっ!じいちゃんを脅して此方の龍装機(ドラグーン)を解除させるとは…何が狙いだ!龍の手先め!!」

 

えぇ、俺って龍の手先だったんだ…

そして、あのガ○ダムはドラグーンって言うんですか。

対ドラゴン用の匂いがプンプンするぜぇ…

そもそも、龍伐規定とか言ってたし…やっぱ人類の敵なんすねぇ。

 

「あー、確かに龍の側に居て紛らわし…」

 

「おっ、お前達に頼みがあるんだよぅ!!」

 

えぇ…人がせっかく誤解を解こうとしてたのに…

と言うか、頼みってなんですか?

一応怪我の手当はしっかりしましたよ?

 

「フン!龍が頼みだと?

ふざけるな!私とて未熟とは言え龍装騎手(ドラグナー)の端くれ!

この魂を喰われようとも、貴様らの言いなりになぞなる気はないわ!!」

 

おぉ、覚悟がガンギマリですねぇ…

とにかく、ドラゴンちゃんの頼み事を聞いてみないことには話が進まないのににべもなく突っぱねるとは…

とりあえず話の邪魔なんで落とすか。

 

「がぐっ!?…ぐふぅ…」

 

「ヴァーミスト!!お主いきなり何をするんじゃ!?」

 

だってぇ、その兄さんがいると話進まないしぃ…ね?

ホラホラ、話続けて続けて!!

 

「えっ、えーっと…そ、そう!お前達に頼み事があるんだよ!!」

 

「…だからぁ、それが何だって訊ぃてんだけどなぁ?

ああ゛?」

 

「ひぅ!?怒らないでよぅ…」

 

コイツ…だからそう言うのいいから早く言えって言って…ふぅ、落ち着こう…こういうのは苛ついたら負けだ…落ち着いて、よしBecool…

 

「怒ってないからさぁ…早く…ね?お願い?」

 

「あぅ、絶対嘘だよぅ…マナが震えてるもん!

龍に嘘は通じないんだよぅ!!」

 

「うっせぇ!!早く喋れってんだよ駄トカゲが!!」

 

「ひぅぅ!!やっぱし怒ってるんだよぅ!!」

 

「…龍の嬢さんや、良ければその頼みとやらこの老いぼれにも聞かせてくれんか?」

 

…?じっちゃま急に入って来ましたね…

コイツにあまりにも威圧感とかそういうのが欠如してるから問題なし判定されたんですかね?

 

「別に、お主らを信じた訳じゃないわ…

ただ、お主らがその気ならばワシらは今頃生きてはおらんじゃろう…

じゃから、その分ぐらいは信用してやる…それだけじゃ。」

 

男のツンデレは醜いんだよなぁ…

じゃあ、ちゃっちゃと話してどうぞ。

 

「う、うん…おっ、お前らには…ボクの父上を…龍帝始源龍(バハムート)を倒してもらいたいんだ!」

 

「えっ?嫌ですけど?」

 

だって危ないじゃんね、そんなルビ振ってるような奴と戦うなんて。

そもそもがバハムートって名前で弱いことないじゃん。

逆にコイツはおじいちゃんとそこらの通りすがり捕まえて勝てると思ってんですか?

 

「…そう、だよね…うん、今のは忘れて欲しいんだよぅ…」

 

…かと言ってそうやって泣きそうになりながらそういうこと言うのは反則…反則じゃない?

………まぁまぁまぁ、まぁ?この世界のクリア条件がわからない以上?そうやって目ぼしいネームドを倒すのも?⁉️ある意味当然の行いなんで?…仕方ないっすね?

 

「…倒すのはヤだけど、ルビまで振ってカッコつけてる痛いトカゲの駆除になら…参加してもいいぜ?」

 

「!!!ほっ、本当!?いっ、今確かに聞いたんだよぅ!!後からやっぱ無しはダメなんだかんね!!」

 

あ゛ー、ドラゴンちゃんがはしゃぐ度に何処がとは言わんけど揺れてらぁ!

この体でドラゴンは無理でしょ…スケベな事しか考えずに生きてきたな、このお下品モンスター!

されどその無垢なる精神誉れ高い。

 

「バッ…始源龍…!?

お主は…お主はかの大悪が何処に居るのかわかると言うのか!?

いや、そもそも始源龍の娘じゃとぉ!?

そんなものが存在するというのか…ならば、お主は…」

 

じっちゃまが言い終わる前に殺気を感じた。

それも…さっきのじっちゃまが俺に向けたような隠しも出来てねぇお粗末なモノじゃなく、相手を殺す為に必要な最小限のみを裡から出して相手が死ぬと同時に無くなるような。

つまりは、殺しに慣れきってライフワークになってる奴特有の殺気だった。

その殺気を感じると身体はすでに動き出していた。

爺さんとドラゴンを両手に抱え飛び込むように前方の茂みに突っ込む。

そのコンマ数秒後に元いた場所に光の柱が降り注いだ。

ほんの、一秒にも満たぬ時間でその光の柱は地面を抉り砕き深さにして4M程を掘削していた。

半径にして3M程度を一気に破壊する物理的な破壊力を持った光の柱…ようはビームだな。

男の子の夢が詰まってますなぁ…ドラゴンに魔法にロボットとと来てお次はビームとはねぇ!

次はハーレムとチート能力を希望するよ。

 

「そこの虫ケラ、居るのはわかってるので出てきなさい。

私に手間をかけさせないで下さいよ。」

 

そう殺気の主は…俺達の上空を飛ぶ銀色のドラゴンはそう言った。

…やっぱコイツ底辺じゃねぇかよ!!

なんだアレ!?俺谷崎だけど!

じゃあさっきのはビームってよりブレスか?

いや、ドラゴンが喋る以上は知能が人間より高い可能性もある…

魔法か科学か生態か…決め付けるなよ、予想はしてもそれを軸に策を練れば外しがある。

外したら隙になる、俺ではアレに隙を晒して勝つことは出来ない。

 

「うぅ…もぅダメだぁ…おしまいだよぅ…ボクはここで…」

 

「諦めんなよ…俺がお前らを守ってやっからな。」

 

「むっ、ムリだよぅ…キファは異形龍(ジャバウォック)なんだよ…私達じゃ、かすり傷一つ付けれないよぅ…」

 

「異形龍…最低でも脅威度(クラス)B-か、逃げることも出来んじゃろう。」

 

…情報が処理しきれんよ、取り敢えずあのドラゴンはジャバウォックで…クラス?幽白のアレと一緒か?

Bってじゃあ戸○呂じゃん。

えっ?俺今から○愚呂と戦うの!?

 

「虫ケラ、今から十数えた後にそこに先程よりも少し強めにブレスを放ちます。

ので、これが最後通牒です。出てきなさい。」

 

「爺さん、そのクラスB-とやらは大体どんぐらいの戦力で倒しに行くモンなんだ?」

 

「…そうじゃな、脅威度B-ともなれば2世代型の龍装機が4機はなければ話にならんじゃろう…

3世代型でも龍装騎手によっては1機では厳しいじゃろうな。」

 

…クソ参考にならねぇ!なんだよ世代って!!じゃあさっきのは何世代型だよ!

 

「10,9,8」

 

あーら!もうカウントしだしてら!!

…突っ込むかぁ?でもなぁ…

まっ!当たって砕けるかぁ。

じゃあ、そうと決まれば…

 

「待ってくれ!!」

 

俺は茂みから出ながら声を上げる。

茂みを後ろにすべきか?

…いや。ブレスで全滅を避けるなら移動するべきか。

 

「7…何ですか、虫ケラごときが私に声をかけるとは。」

 

「…アンタの捜し物についてさ、知りたいだろ?」

 

「…何を言い出すかと思えば、下らない。

私が何を探すと言うのです。」

 

よし、乗ってきた!

これで第一段階はクリア…次は…

 

「残念だったよな?本当に」

 

考えろ…相手は俺を気まぐれで殺せる、相手の興味を惹くような言葉を選べ、倒置法で続きを知りたくなる言葉を先に…

 

「アンタに狙われた時点で俺は死ぬんだろう…なら殺される前に全てを話そうとおもってね。」

 

さっきからあのドラゴンは俺達に出てこいと言って来ている。

あの攻撃力と範囲があるならまず間違いなく茂みごと俺達を焼けた筈…なら何故それをしない?

仮説1、あの攻撃はインターバルが必要でそれを待っている。

ならさっき言っていた少し強めにというのは?

ああいうこっちをあからさまに見下してくるタイプは自分の実力を偽る嘘を吐かない。

自分が相手より確実に強いという自負から相手を騙して策に嵌めようという発想がない。

つまり、ブラフは無い!

ならば、加減して打った攻撃で次へのインターバルを要するか?

不確定情報が多いが、爺さんの話だとあのロボを4機相手に出来ると言っていた。

ブレス以外の遠距離武器はドラゴンにあるのか?

ないのならブレスにインターバルがある訳ない。

遠距離攻撃がいくら高火力でも単発なら囲んで撃ち殺せる。

そしてなにより、今この現状が仮説1の間違いを示している。

もし威力を抑えようがインターバルが必要で、次は確実に当てる為に出てこいと言っていた場合…俺の会話に乗る意味がない。

アイツ自身が言った10秒は俺との会話中に過ぎた!

ならば、俺ごとブレスで焼かなかったことが…俺が今思考していることが何よりの証拠になる。

ならば、仮説2俺達を最初から殺す気がない。

これは…正直わからん。

可能性としては否定できない。

ああいうタイプは見下した相手にはトコトン無関心だ。

しかし、それならば最初のブレスがある。

アレは俺だから気付けた…ポンコツトカゲと爺さんだけなら今頃仲良く三途の川だろう。

最初に感じた殺意もある…逃げ切れば追ってくる事はないだろうが、現状は殺しに来ていると見るべきか。

ならば仮説3俺達の中に殺してはいけないモノがいる。

…長々と考えたが恐らくはこれしかないだろう。

ポンコツトカゲが最初にアレを見た時にボクは終わりだと言っていた…あの場面、普通ボク達じゃないか?

もちろん、あのポンコツが我が身可愛さが勝って俺らのことが頭から抜けていた可能性もあるが…

俺はあのポンコツの性格的に無いと判断する。

危険が伴うお願いを断られたからって諦めるような奴だ…自分が撃たれると解っていながら他のドラゴンを追い払ったと俺に胸を張ったバカだ…あのロボの兄さんが来ても、最初から戦う素振りも見せなかったアイツだ。

つまり、このドラゴンの目的はあのポンコツだろう。

アイツもそれに気付いていたから…ならあの場面でボクって言ったのはいざとなりゃ投降して俺らを助けようとでも思ってたのかね…

舐めやがって…

 

「龍帝様の娘が人間の味方になるって飛び出したんだ…そりゃあ血相変えて探しにくるわな。」

 

「……あの娘は本当に口が軽い。

たかが虫ケラにそこまで話すとは…」

 

よし!読みは間違いない…あとは、どれだけ時間を稼げるか…

 

「アンタと交渉したい…いや命乞いと言っても良い。

アンタの捜し物を差し出す替わりに俺達を見逃して欲しい。

アンタにとっちゃあ殺す理由も価値もないだろう?」

 

「虫ケラごときが私に指図するとは…驕りが過ぎますね。」

 

瞬間、先程の倍はあろう範囲のブレスが放たれた。

嘘だろ?こんなに呆気なく撃つのかよ…!

しかし、さっきと違うのは攻撃範囲だけじゃない。

俺の方も話しながらギリギリ準備が間に合った。

俺は一足でその場から弾けるように飛び退く。

俺の目にはブレスも飛び退く自分も、スローモーションのように映っていた。

脳内麻薬と言うものがある。

それは脳内から分泌される物質でありながら癌患者などに使われる医療用麻薬であるモルヒネや麻薬の王様ヘロインをも凌駕する鎮痛作用を持つ。

事故で撥ね飛ばされた男が折れた脚で立ち上がり病院まで歩いたという事例や格闘家が試合中に骨折をしても気付かずに試合後の精密検査で発覚する等…例を挙げればきりがない。

火事場の馬鹿力と呼ばれるそれも脳内麻薬の過剰分泌に過ぎず、肉体のリミッターを外す行為に他ならない。

人は事故の際や死の間際に時間が酷く遅延して感じると言う。

俗に言う走馬灯…これすらも、ドーパミンやアドレナリンと言った脳内麻薬が過剰に分泌されているに過ぎない。

ならば、その脳内麻薬を自在に分泌出来たら?

 

「どうしたよ、銀ピカトカゲ…虫ケラはまだ元気に二本のあんよで立ってんぜ?」

 

「…余程、死にたいようですね。」

 

ぶっ殺してやる!

 

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