ウマ娘が何を言ってるかわからない(困惑   作:勝利確信からのNT1攻め継覚醒640完殺

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アグネスタキオンはレースで速さを魅せ付ければ、夢のようにスカウトに来てくれるはずと信じていた

いつスカウトに来るのかと待っていれば他の人しかスカウトに来ない

しかしこれだけスカウトが来るのであれば人気がある事は間違いない、待っていればトレーナー君がスカウトに来ると信じていた






































現実は非情である


何はともあれ担当を決めなければ

新歓レースが終わり何日か経っているが未だに担当の子は決まっていない

 

この子が良い!というウマ娘がいないのも事実だがそれ以外にも問題があった

 

「あのアグネスタキオンですよ・・・あんな子がいたらG1目指して頑張りましょうとか言えないわ」

 

そう、正しく無双、暴君、覇者、無敵、という他ないアグネスタキオンを前にして絶対勝たせてみせるとか、君が一番だとか言っても完全に白々しい

 

才能を認められて勝てると思われてのスカウトならまだしも、アグネスタキオンにかなり劣るけどとりあえず君でいいやというふざけたスカウトでは流石に相手に失礼だ

 

それに俺が普通のウマ娘を指導した所で勝てるビジョンも浮かばない

 

あれが世代の覇者になるのを止められはしないのであれば彼女が出走するレースから逃げつつ取れるレースを取っていく方針にせざるを得ないが、それもまたタキオンに勝てるわけがないと言われているようで屈辱的だろう

 

かといってハルウララのような・・・勝てないような子では自分の首が涼しくなってしまう

 

いくら俺が新人トレだとはいえ三年目+一人しか面倒をみないという条件でウマ娘が全然勝てませんとなったら立場が不味い

 

グレードレースとはいかないまでもOP戦で一勝くらいはできないと周りから相当厳しくみられるはずだ

 

どうしたものか・・・何も思いつかないがこうして考えていてもらちがあかない、スカウトできそうな子がいないかトレーニング場を見てみる事にした

 

 

 

 

 

 

 

トレーニング場に来てみれば多くのウマ娘達が走り込みをしたり、筋力トレーニングをしている

 

トレーナーがいなくても出走できるようになってから明らかに学園の熱気は凄い事になっている

 

昔は仲良くトレーニングしようね~とか、一緒に頑張ろうね~という少し緩い雰囲気があったが現在ではみんな目ん玉ギラギラで本気のトレーニングを行っている

 

トレーナーが付いていない子にも教員から簡単にトレーニングの指示は出されているが、画一的なトレーニングメニューという事もあり差をつけたい子はそのメニューとは別に自主トレとして各々好きなトレーニングをこなしているようだ

 

ダートを走る子、パワートレーニングをする子、ゲート訓練をする子もいる

 

ゲート訓練をするあの子は短距離を走る子だろうか、何度も練習してるおかげか綺麗なスタートを切れるようになってきていた

 

ゲートを出た後の加速も文句無しだ、トップスピードはゲート訓練では見られないが全体的に悪くない、いやジュニア期の生徒なら素晴らしいといえるだろう

 

しかし短距離・・・

 

そうだアグネスタキオンに勝てないのであれば短距離とマイル路線で走る子を見つければいいのだ!

 

今年は短距離マイルでこれという子もいないし、これはイケる!

 

そうときまれば早速探してスカウト・・・というか目の前にスタートがうまい子がいるじゃないか!

 

「君かわいいね!、名前は!?」

 

「リボンマーチですけど・・・どうかしましたか?」

 

「ゲート練習は初めて?」

 

「そうですよ~この前の新歓レースで初めてゲート入りました」

 

「その割にはうまいなぁ~、将来性感じますよ^~」

 

「本当ですか?嬉しいなぁ~」

 

「スタートの後の加速もいいじゃない!君てっぺん取れるな~これな^~」

 

「ええ~?それほど凄くはないですよ~」

 

とりあえず褒めて褒めて褒めて行く、ウソは言ってないからセーフである

 

こうして相手の気をよくさせてから本題に行く・・・!

 

「所でさぁ、今急ぎで担当する子探してたんだけど、君の事いいな~って思ってんだよね~。どう?俺と一緒に短距離のG1目指さない?」

 

「私で本当に良いんですか?本気にしちゃいますよ~?」

 

「お、これは決まりだな!じゃあちょっと職員室に付き合って貰おうかな!担当契約の書類書こうか!」

 

「いやぁ、押し切られてしまいましたねぇ。でもタキオンさんとか凄すぎる人と比べて私微妙だからスカウトされるの難しいと思っていたんです。だからトレーナーさんにスカウトされて嬉しかったですよ!もう嫌だといっても逃がしませんからね!」

 

職員室に二人で行って書類を書いてたづなさんに提出した

 

こうして俺は担当ウマ娘を受け持つ事になったのだ、受け持ったからには必ずてっぺん取らせてみせる・・・!とは言い切れないけれど、できる限りはやってみよう

 

まずはトレーニングメニューの作成からだ!




なるべく夢をなぞる為に模擬レースを待っているキングヘイローは担当が取られそうになっている事をまだ知らない
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