ウマ娘が何を言ってるかわからない(困惑   作:勝利確信からのNT1攻め継覚醒640完殺

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ルドルフの孤独の(じゃない)グルメ


トレーナー飯(前編)

最近彼と話していると食事の話になった

 

私はトレセン学園の食堂にて普通に食べたり、学園の外で食事を取る事が多い

 

色々な子がおいしいお店を教えてくれるので最近はお店に出向いて食事している事を伝えると自分にも良い店を教えてほしいというのだ

 

なんでも普段の食事に関しては普通に作れるがスイーツに関しては手間暇が掛かりすぎる為基本的に購入しているとの事

 

しかし同じお店の商品ばかりでは飽きが来るため新規開拓を考えていたが仕事が忙しく外で色々なスイーツを購入して試すのは難しいようだった

 

私が他の人から教えて貰った素晴らしいお店を彼に教えたらお礼に朝の自主練習後の食事と夕飯を作って貰える事に

 

朝の走り込みを軽く済ませて彼のトレーナー室に行くと彼はまだ食事を作っている所だった

 

彼の調理している姿に興味を持ち見ていると

 

鯖缶とトマト缶を開けてスパイスを放り込みさらにチーズをかけつつ、同時に大根のお味噌汁を作っている

 

さらにその脇ではチキンサラダのチキンをほぐしつつ、レタスを千切ったりトマトをスライスして見事な手際で5分としない間に三品できてしまった

 

全てを同時進行しつつ、焦がしたり沸騰させたりしないあたりかなり手際が良い

 

本日のメニューは白米、納豆、味付きのり、鯖のトマト煮チーズ掛け、みそ汁、チキンサラダ、卵焼きのようだ

 

さらにデザートには賽の目にきったりんごとみかんヨーグルトを混ぜ、そこにバニラエッセンスをちょっとだけ垂らして完成だ

 

こうして作っている所を見ると全然手間は掛かっておらずトータル10分程で用意されているのだが、品数が多く豪華な食事に見えるのもまた良い

 

それに使用されている食材は主にたんぱく質の摂取を目的としているのがわかる、バランスが考えられているのだ

 

白米は体の燃料になる炭水化物を手軽に取れるし、納豆、鯖、チーズ、ヨーグルト、チキンには体を作る為の豊富なたんぱく質が

 

トマトやサラダ、のり、りんご、みかんにはビタミンやミネラル等の体の調子を整える成分が豊富に含まれている

 

そしてタンパク質に偏っているこの食事は体を作る為の食事である事が明らかだ、最近坂路トレーニングを繰り返して体を作っている二人の為によく考えられたメニューなのだろう

 

何より鯖のトマトチーズ煮からおいしそうなスパイスの良い匂いがして我慢できなくなりそうである

 

そうこうしているうちにやっと三人が来たので頂きますと挨拶をして食事が始まった

 

鯖のトマト煮はおいしいの一言だった、鯖の臭みは最初に投入されたスパイスで綺麗に拭い去られ、消された臭みの上からトマトで上書きされているのでまったく感じない

 

うまく引き出された魚のうまみとトマトの酸味が合わさって得も言われぬおいしさがあるのに其処にさらにチーズの濃厚さがうま味と共にやって来るのだ

 

気が付けば納豆も一緒に頂いている事もあり、白米はどんどん進んでいた、このままではいけない、まだ他の品に手を出していないのだ

 

チキンサラダは市販のごまドレッシングとサラダが絡めてある、そこにチキンが加わる事によって、淡白な鳥とサラダ、濃厚な胡麻ドレッシングが口の中をさっぱりとさせて重くなった口をリセットしてくれる

 

こうなるとまたおかずと白米でどんどん食べ進めたくなる、今度は卵焼きを食べてみよう

 

卵焼きはだし巻き卵のような関西風では無く醤油と砂糖が大量に入った関東風のようだ、一口食べてみれば卵のおいしさと醤油の味に甘さが一緒に付いてくる

 

出汁の入っていない昔ながらの東京風だ、ふんわりしていて尚且つ強烈な味付け、ごはんのおかずにこれ以上ない仕上がりになっている

 

間に味噌汁を飲んでみれば特別な味付けは無かったが、だからこそまた重くなった所をさっとリセットしてくれるので次の一口を自然と食べたくなってしまう

 

そうして食事を進めていけばやがてデザートに辿り着く

 

ヨーグルトとりんごにはちみつを合わせただけのシンプルなデザートだが、一口食べてみれば違いがわかる

 

バニラエッセンスをほんの少したらしただけでこんなに変わるのかと驚愕した

 

一口食べれば広がっていくバニラの風味とりんごのシャキシャキとした触感、みかんの甘さを感じた後からはちみつの香りが来てはふんわりと抜けていく

 

お手軽スイーツで尚且つカルシウムやたんぱく質を摂取できてこのおいしさ・・・侮れない!

 

あまりのおいしさにパクパクと食べていればいつの間にか食事は終わってしまっていた、食べるのに集中しすぎて何を話したかも覚えていない・・・

 

しかし彼の料理がおいしい事はわかった、見るからに手抜きの朝食でこれなのだ、夕飯は一体どうなってしまうのだろうか?

 

期待を胸に秘めつつ学園に向かい、夜を楽しみにしながら生徒会業務に精を出すとしよう

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