ウマ男 新たな歴史を創る者   作:アフターヌーンティー

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 初投稿がんばります!

 温かい目で読んでくれれば幸いです


始まり

『さあ、最終コーナーを曲がって最後の直線へと入っていきます。各ウマ娘が一斉にスパート!』

 

  まだ…

 

『先頭は以前と「サイレンススズカ」が1馬身リードその後ろに「マルゼンスキー」、「シンボリルドルフ」、内から「ナリタブライアン」、「エアグルーヴ」、そしてその外「ビワハヤヒデ」が先頭へと迫っています』

 

  まだだ…

 

『さあ残り500mを切った!先頭は横一線に並ぶ、一体誰が抜け出すか!?』

 

 右からスズカ、スキー、ルドルフ、ブライアン、グルーヴ、ハヤヒデか…

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ここだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                          

『おおっと、後ろからもの凄い勢いであがって来るウマ“男”がいるぞ!“シノン”だ!“シノン”が先頭集団へと迫っています!』

 

 

     「「「「「「!!!」」」」」」

 

 

  誰もが思いもしないだろう。このタイミングで仕掛けるのはおかしいと…だが彼は違った。

 

  先頭にいる6人のウマ娘達が前に行かせまいと道を塞ぐ“ブロック”というものだ。先頭は譲らない、1番は私だ、勝つのは私だ、私の前に出させるものかと必死にブロックする。だからこそ彼はそこに狙いがあった。

 

  互いが行かせまいと必死にブロックをする。ブロックをするのだから当然、身体が左右にブレてしまう。そう、ブレるのだ。ブレるとどうなるのか…答えは簡単。

 

 

 

 

 

 

 

          「「!!」」

 

『ここでマルゼンスキーとシンボリルドルフが激しくぶつかり合う!!』

 

 

     そう、ぶつかるのだ。

 

  お互いがお互いを意識しているのだから当然ぶつかるのは当たり前、さらにはぶつかった時の衝撃もくる。そして…

 

 

            

 

 

 

          道は開かれる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シノン加速!シノンがマルゼンスキーとシンボリルドルフの間を抜けて先頭集団には並ばす抜き去って行く!!!』

 

      「「「「「「!?」」」」」」

 

  驚くのも無理はない、外からならまだしも隙間からしかも約50cmくらいの幅からまるで身体をねじり込むようにして隙間に入り、抜き去って行ったのだ。このような芸当は彼にしかできないであろう、いや、彼だからこそ出来たようなものだ。

 

『残り100mを切った!差は約1馬身ほど、後続のウマ娘は追いつけるか!?』

 

    ──────俺の…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           勝ちだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シノン今、ゴールイン!!!2番手からは1.5馬身ほどの差を開いてゴールしました!今年の有馬記念、優勝者はシノン!!!!』

 

   そして…

 

『そして、URA史上初となる“日本全G1レース制覇”を成し遂げました!!!誰もが不可能と思われただろうG1レース制覇、この偉業を成し遂げ、歴史に名を刻みました!!!!』

 

『この記録を抜く者は今後、出てくるのはいないでしょう』

 

  実況と解説の人が放送席で盛り上がっている。それもそのはず、何せ歴史的快挙、偉業なのだから。だが、観客席の方を見ると…

 

 

           シーン

 

  観客全員が歓声を上げるのを忘れて口を開けて呆然としていた。開いた口が塞がらないとは正にこのことだろう。

 

 

 「「おめでとう、シノン」」

 

  後ろから声を掛けられたので振り向くと

 

 「ありがとう、スズカ、グルーヴ。長距離キツかったんじゃないのか?」

 

 「ええ、心配してくれてありがとう。けどもう大丈夫」

 

 「あぁ、スズカの言う通りだ。さすがは長距離G1。スズカにとっては未知の領域だからな。私は“2回目”とはいえ走ってはいるが、やはり堪えるものがあるな」

 

  と答えてくれたのはスズカとグルーヴだ。2人は長距離の適性がない。だが、2人は担当のトレーナーに掛け合って長距離の練習をしていたんだそうだ。その努力もあってかなんとか勝てるまでレベルを上げていた。流石はウマ娘、勝つ為なら努力も厭わない…か。

 

 「大きく息を吸ってゆっくり大きく吐け、そうすれば少しは楽になるぞ」

 

 「ええ、ありがとう」

 「感謝する」

 

  と言って息を整え始めた。それもそのはず先程も言ったが彼女ら2人には長距離の専門ではないどちらかというと…

 

 「2人の心配はして、私達の心配はしてくれないのだな?」

 

  はぁ、全くこいつらは。嫉妬深いのか心配して欲しいのかなんなのか検討もつかんな。

 

 「心配も何もお前たちは長距離専門って言っても過言ではないじゃないか?ルドルフ」

 

  横から声がしたので見てみるとルドルフを始め、スキー、ハヤヒデ、ブライアンが腕を組み、ジト目でこちらを見ていた。いや、お前ら普通に息整ってるじゃねーか。

 

 「ていうか、私をルドルフ達と一緒にしないでくれる!?私、スズカやエアグルーヴと一緒で長距離専門じゃないんだけど!?」

 

  と、スキーが食い気味で言ってきた。というかお前な…

 

 「スキー、お前は何回か長距離のレースに出てるだろ。ほぼオールマイティと言っても過言じゃないのか?」

 

 「た、確かにそうだけど…。で、でも心配してくれてもいいじゃない!」

 

  そうだ、そうだ!と言わんばかりに他の3人がまくし立ててくる。

 

 「はぁ…。アーハイハイ、オツカレサマデシター」

 

 「「「「…」」」」イラッ

 

  ?どうしたんだいっt…!?

 

 「少しは!」

 

 「私達の!」

 

 「心配を!」

 

 「しろォォォォォオ!!!」

 

 

 

 

「いってェェェェェエっ!!!痛い痛い痛い痛い痛い!!!!お、折れるゥゥゥゥゥ!!!」

 

  スキーがシノンの首を締め、ブライアンとハヤヒデが腕の関節技である腕ひじき十字固め、さらにはルドルフが足関節技、アキレス腱固めをするという異様な光景が映し出されていた。

 

 「相変わらずだな、まったく」ハァ

 

 「そうね、“昔”と大違い」フフッ

 

 「そうだな、スズカの言うとおり。昔のアイツが今の光景を見たら何と言うか」

 

  と呆れんばかりのグルーヴと少し楽しそうなスズカ。彼女達は“彼”が昔どんな人物だったのか、今と昔では何が違うのか、それは彼女達にしか知らないこと。

 

 「フッ、おいブライアン。私にも関節技をされろ」

 

 「フフッ。ねぇマルゼンスキーさん、私も混ざっていいかしら?」

 

 「ん?あぁ、ちょっと待ってろ。もう少しでこいつの関節がイくから」

 

 「しぶといわね…。もうちょっとでトびそうなのぉ。もう少し待ってくれる?」

 

 「ま、待って。お願い、お願いします。関節と意識だけは…!」

 

 

 

  「「無理/いや」」

 

 ボキ…パキ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アァァァァァァァァァァァ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  はてさて、なせ彼がレースに出ているのか。なぜ彼がウマ娘達から慕われているのか。昔の彼とはどんな人なのか…

 

  それは、彼が高校生の時まで遡ります。




 どうも、皆さん初めまして。アフタヌーンティーです。このサイトで色々な小説を読んでみて、自分も書いてみたい!という欲求がたくさん出てきて書いてみました!!ウマ娘を知ったキッカケは“ぱかチューブ”です。時折、広告で見かけ「ホントに面白いのかな?」と疑心暗鬼でした。友達と一緒にアニメの1期を見て「すげぇ、面白いじゃん!ゲームアプリとかやってんのかな?」とアプリを探し、即ダウンロード。その後も2期を見て号泣したり、嫁グルーヴが当たって号泣したりなどと一気にウマ娘にハマり込みました。やっぱりハマると楽しいですね。実話をモチーフにしているたぞ、と友達から聞かされた時は驚きを隠せませんでした(無知って怖いですね…)。






  さてさて、今回書かせて頂いたのは原作:ウマ娘プリティーダービーの二次創作「ウマ娘 新たな歴史を創る者」です。恐らく長編になると思いますが(多分、いや絶対)、応援よろしくお願いします。また、誤字脱字やアドバイスとかあれば教えて頂けると嬉しいです。

     それではまた
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