一人の少年の話   作:クニノトコタチ

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初投稿です。
不定期更新です。
伝わり難い所もありますが読んでくれるとありがたいです。



プロローグ

プロローグ

(暗い、ここは何処だろうか?

見渡す限り闇でしかない、何も見えない中

ただひたすらに真っ直ぐ進む、自分が何者かも分からない、ここに来る前の記憶さえもない、

私は一体何者なのだろうか?)

そんなことを考えながら進んでいると一筋の光が見えた。暗闇を灯す細やかな光、蝋燭の火の様な弱い光が見えた、そこに辿り着くと1人の男が丸太に座って居た、その男に近づくと男は気付きこう言った。

「ん?何でここに魂が居るんだ?おいおい、もう今日の仕事は終わったって言うのに久々の定時何やからまったく…」

そんな事を独り言の様に言い放った、すると、愚痴は終わったのか此方に声をかけてくる

「兄ちゃんすまないね〜今日はもう営業終わったんだわ、明日にでも来てくれよ」

営業?なんの事なのか私には分からない、道を聞こうにも声が出ない、そうこうしていると、男がまた声をかけてきた。

「兄ちゃんもしかして死んだ事を自覚してないな?たま〜にそういう奴が来るんだよ〜そういう奴の相手は面倒くさいんだけどねぇ〜まぁ慌てている感じがないだけ君はマジだけどね」

この男は何を言ってる?みたいな事を浮かべていたら

「おいおい、男男失礼だねぇ〜まぁ名乗るもんでもないから良いんだけど、……ここが何処だか知りたそうだね〜まぁ僕も暇だし答えてあげましょう!ここは冥界まぁ死んだ人が来る所だね〜簡潔に言えば君は死んだって事だね」

私が死んだ?何を言っているのか分からない、ただ生きていた時の記憶もないのもまた事実、浮かんでいた疑問は消えていく、ただ言えるのは私は死んだという事だけ

「君は天国か地獄に行くか分けられる前って事よ、まぁ今日は終わってるから無理だろうけど…ただ今のお前さんからしたら此処が何処かも分からん状態じゃぁ下手に返せないなぁ……うーん面倒だが仕方がないね〜迷える子羊ちゃん、暇ならよ、ちと前の昔話に付き合っちゃくれないかね〜?」

男はそう言ったが私も暇ではない此処が冥界と分かっただけでありがたいが此処で立ち往生してる訳にもいかない、そんな事を考えていると男はこう言った

「兄ちゃんの考えてることは分かるぜ、どうせ周囲の探索でもしようってんだろう?真っ暗の中やめときなあんたが思っている以上に此処は小さいぜ、すぐに探索なんて終わっちまう」

そうは言ったがこの男は此処で営業していると言っていたならば出口はあるはずだだが男は続けてこう言った

「出口はあるだろうって?あるよ俺は帰れるだけどね〜君は帰れないんだ残念ながら、君がきた道の反対を行けば君の同類に会えたんだけどね〜ここまで来てタダで返すのもなんだから特別に君の知りたい事を教えてあげよう、ホントはこういうの漏らしちゃぁいけないんだから」

男はそんな事を口にした、そして交換条件の様にこうも言った

「その代わり僕の話に付き合ってくれよ、言うてもただの昔話なんだけど、時間はあるからさ頼むぜ」

男はそう言った確かにここを知れるのは良いかもしれない時間も有限ではあるがまだある、それなら聞いといて損はないだろう、そう思い私は空いている丸太に座った。男は余程嬉しいのかニンマリとした笑顔を見せながら語るのであった。

 では、語るとしよう、

私達がいるこの世界の話を………

この世界には人や魔族、吸血鬼に神、龍だったり竜みたいなやつetc……

種族争いをし、時には協力関係、時には差別したり、この世界はなんでもいる、そして、魔法、魔術、機械、色んな物がある世界でもある

そんな世界で生まれた一人の少年の話をしよう。

 

クオーリレクスという国に一人の命が生まれ落ちる、元気な三男が産まれた、この先に悲惨な運命が待っていると知らず、生後3カ月で身体に異常が起こる、黒い鱗が出始めたのだ、王や上級騎士達からは「忌み子」「悪魔」「呪われた子」など散々な言われようであった、だがそれでも庇う人達、女王と長男がいた、女王は呪われた子と言われようと愛を注ごうと思い育てようと決意した、だがその同時刻、無情にも王達は子を殺そうという結論になっていた、その場に長男が盗み聞きしているとも知らずに、その事を女王に知らすと自分に出来る事はないと諦めてしまう、だが長男はある提案をした、この近くにある森に住んでいる魔女にこの子を任せようと、そう提案した、無論、魔女が了承してくれるかも分からないし、そもそも、母としてそれは良いのかも分からない、そんな事を考えながら提案した。母は驚いたような顔をし、少し悩んだ末にこう言った「私は魔女と少し付き合いがあるから行けるかもしれないと」そう告げた、ならば後は魔女との連絡を取り、そして、この子を逃す作戦を考えねばならないだがいつ殺されるか分からない為決行は2日後にした、何故なら2日後はこの国のパレードが起こり王や兵士は仕事につきっきりである、この機会を逃さぬ手はないとそう決めたのであった。

 

森の魔女、又の名を神樹の魔女 イグドラシル

は森で動物達と平穏に暮らしていた、人と関わる事をあまりしない、正確には関わる必要がないから結果的に離れていくそんな生活をしていた、そんな時ある一通の手紙を持った鳩が来たその手紙にはこう書いてあった

「私の子を頼みたい、その子には黒い鱗が出ており、医者でさえ分からない事らしい、そんな呪われた子は気味が悪いと王は殺すと言った、死なせたくない思いはあるが私には力がない、ただこう頼む事しか私には出来ない、私の子を、どうかどうか頼みます、2日後に国のパレードがあります、その時に長男…王子が三男の子を連れて森へ行きます、押し付けるような形で悪いですがどうか、育ててください、貴方とは王女としてではなく友人として頼みます。」

泣きながら書いたのであろう所々涙の後があり、読めない所もあった、だが私なんかに手紙を送る者なんてあの子しかいないのだから本当のことなのだろう、私としてはどちらでも良いがあの子の頼みだ、ならば「良いよ」たった一言そう書き待たせた鳩に咥えさせ送らせた。

さて「私が子育てねぇ、うまく出来るかな、みんなはどう思う?」そう動物達に問いかけると

(無理じゃないかな)(だらしない魔女様がね)

(私達の方が面倒見たほうが良いんじゃない?)

などなど散々な言われようであったが一匹の賢狼がこう言った、「無理というのはやってから言え、イグドラシル様は確かに子育てには向いてはいないだろう、料理も洗濯も出来ないのだからな、だがそれなら私達が支えれば良い、全て出来る者などいないのだからな」ただ淡々にそう告げた、皆が賢浪を見たが揺るがない、その目には疑いがなく、言い換えれば貴方様には出来ると言いかけてるように、ならば私が迷う事はない「やれるだけやってみますか、それじゃ皆お迎えの準備よろしくここ2日は忙しくなるよ、作戦会議開始!」そう良い歳した大人が元気にそう言った、こんな元気な姿初めて見たと思いながら賢浪はフッと笑いながら皆の輪に入って行ったのであった。

 

作戦の日

国中が大騒ぎ、民が盛り上がり出店が出ては皆が皆が盛り上がっていた、それとは別に兵や王は仕事に急かされていた、護衛や守りの固め、パレードの進行など、etc……そんな忙しくも皆が笑顔で動いていた、そんな中女王は焦りが顔に出ていたりと似つかわしくない状況であった長男である王子は慰めつつ顔に見せると気付かれると告げると、変装し馬に乗り、森へ向かうのであった、王が気づいていることも知らずに

先回りする様に兵士達が待ち構えていた、兵士達からしたら不審者を通す訳には行かない、だが王子からしたら時間がない、自分もパレードに出なければならないのだから、そして王子は深呼吸をし押し通るのであった……押し通った後も兵士は追いかけてくる、このままいけば何処に行くか気付かれてしまう、どうするべきかと考えていると、遠くから動物達が見えた、狼や熊、小動物、いろんな種の動物達が一斉にこちら向かってくる、避けねばと考えていると音速の速さで一匹の狼がただ一言こう言った、「後は任せろ」と、そして王子は動物達の群れに入っていった、周りを見渡すと動物達は心なしか笑顔に見えた、そんな事を考えているとあの一匹の狼が戻ってきてこう言った「その子をこちらへ魔女様に送る、貴公は早くお戻りくだされ我らがあの者らの目を欺けます故」そう告げた、弟をその狼に渡し馬を先程駆けた道を戻るのであった、

動物達はそれを見届けると皆が撤退していったこうして作戦は成功したのであった、

皆が喜んではいたが賢浪と魔女だけはあまり良い顔をしていなかった何故なら((王子と王女は大丈夫なのかそして、私達が関係している事がバレた))この二つが問題なのかもしれない、そもそも兵士さえ居なければ隠密に出来たはず兵士を置くという事はそこを通るという事はバレているという事、そんな事を気にしつつも新たな家族の前にその悩みは一度片隅に置いておくのであった……

 

後日談的な話をしましょうか、

あの後パレードは順調に進み終わった、王子も間に合い、平和なまま終わった。ただ一つ三男が消えた事を除いては……王は三男を病死として、民に打ち明けた、パレードの後日というのに、酷な話をするものと思えど過ぎた事としてなり、そうして、この話は消えていった。

さて、場所が変わって森の中一人の変わった赤ちゃんを世話する魔女がいた、まぁ私の事なのだけど、さて、私が預かったものは良いものの絶賛壁にぶつかっています、何故かって

「赤ちゃんの食事や睡眠やる事が多いのよね」

なんとか森の動物達と協力して行き届いているけど、難しい、世話の方法とかを聞いておくべきだったかな…そんな事を考えていると賢浪…もといフィーラがこう言った

「少し聞きたいのだがこの赤子の名は何と言うのだ?名がないという事はあるまい」

そう言った、私とした事がこの子の名前を知らない、もしかしたら付けた後かもしれたいというのに、取り敢えず名が書いてありそうな物を探したが見つからない。名前を決めるしかない…この手のものは私は苦手な事を知っているのだろう、森の皆が不安そうな顔をしてこちらを見ている、名前かー難しいこの子の家系の苗字はやめておこう、変に勘付かれては困るし、うーん、そうだなぁ流石に関係無さすぎる名前は私的には嫌だしなぁあの子の国は上級国の一つの直属の国なのだ、名前はバレない程度に入れておこう、よし決めたこういう名前にしよう

「キング…キング・ブリリアント」

そう言った動物達は?顔を浮かべている

「意味はね、あの子の国が13番目キングを象徴している国って意味で

ブリリアントは自分を磨いて欲しいからかな」

そういうと皆は納得したような顔した後に笑顔になり、皆名前を呼んでいた、そうしているとフィーラがこう言った。

「ならば少し遅れたが歓迎会をしよう。新たな家族キングを迎えるためにな」

そう吠えた。流石は森の主その一声で皆大歓声をあげるのであった、

この先この子がどんな辛い人生を歩むのかは分からない、人に嫌われるやもしれない、けど私達がいる、そう言って赤子の鱗を触ると、ポロリと落ちた、落ちてしまった。意味が分からず慌てているとフィーラは冷静にこう言った、

「この子は魔力の暴走をしていたのではないか?魔女様は常時魔力が溢れているそれが適合し暴走していた魔力を調整したのではないか?」

なるほど確かにそうだ、この子は赤ちゃんにしては魔力が多過ぎると思っていたが、そういう事か暴走していたのか、成る程

「って成る程じゃないでしょ、魔力暴走は確かに体に異常が起こる現象だけど、鱗なんて生えないし、それにこの子からは違う何かを感じたのよ、もう一つ生命があるような、そんな感覚だったわ。まぁこの話は置いておきましょう、多分この話は私達が話し合っても意味が無いと思うから。」

そんな話も混ぜつつも歓迎会は始まり、そして終わった………

そして8年という月日がたったのであった。




後書きは用語の捕捉や物語の補足をさせていただきます。
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