俺の好きな人は破滅フラグがあるらしい… 作:とうふ
ほんといい度胸だなとお叱りを受けてもいいので、ぜひこの二次創作に評価つけてくれませんか?
色がないのが寂しいということに気づいてしまって……。ほんと高評価とかじゃなくて正直な評価で全然いいので、是非お願いします。
短編集
【カタリナとの手紙】
ルビアは一ヶ月ほど他国に行く。だから、その事を伝えるための手紙をカタリナに送った。
『カタリナ・クラエス嬢
最近、カタリナと2人で喋る機会がほとんどなくて私はとても寂しく思っています。キースたちと喋るのもとても楽しく思いますが、次は是非私と遊んでください。
突然ですが、一ヶ月ほど旅行に行くことにしました。最近は2人で喋る機会がないというのに、さらに一ヶ月も旅行に行くというのは正直辛いです。
ですが、この旅行は必ず未来につながると私は思っているため、この一ヶ月間は常にカタリナのことを想い過ごしていこうと考えています。
一ヶ月ほどは家も開けるため、帰ってきた時にまた手紙を送らせてください。それまでは返事が出来ないのです。
一ヶ月後、またカタリナに会うことを楽しみにしています。
貴方を想うルビア・バルスリア』
『ルビア・バルスリア様
手紙読みました。また旅行に行かれるんですね。
前、お土産でいただいたオセアンの土はルビア様も知っての通り最高でした。
次のお土産も期待させていただきます。
話は変わりますが、最近話していないということで、確かにと思いました。ですが、それは必然的というか、私がルビア様を独り占めするのはよくないと思います。
ルビア様は気づいていないのかもしれませんが、みんなルビア様のことが大好きで、私から引き離したいのだと思うのです。
ですので、私と話す時も2人っきりとなると申し訳ないのでみんなで喋りましょう。
カタリナ・クラエス』
カタリナは手紙を書き終えてほっこりとする。この幼馴染はどうも自分が好かれている自覚がないらしい。
「ルビア様は鈍感ね!あんなにも分かりやすくみんながルビアを引っ張っていくのに、自分が好かれてる自覚がないのは少し鈍感すぎて心配してしまうわ」
「え、義姉さん。手紙になんて書いたの?変なこと書いてないよね?」
当然、実際好かれているのはカタリナの方で見事勘違いをしている。手紙の内容が超特大ブーメランになっていることも知らず、カタリナは幼馴染が鈍感だと認識する。
当然、手紙を読んだルビアは首をかしげた。
「えぇ?みんな俺のこと好きなの?嘘だあ」
みんなが好きなのはカタリナの方だと気付くのは時間の問題だった。
⬜︎⬜︎⬜︎
【ソフィアとルビア】
「ソフィア嬢。ニコルから、自分の容姿が周りと違うから妬みとして悪口を言われていると聞いたんだ」
「あ、確かにそうですね。……でも私の容姿が気味悪いというのは本当ですわ」
たまに本の話をするようになって、ソフィア嬢とも少しずつ仲良くなってきた。カタリナがちょうど席を外しているこの時に俺はソフィア嬢に声をかけた。
ニコルから聞いていた通り、自分の容姿が原因で性格も内気気味になっているようだったから、少し自分の話をすることにした。
「興味がないと思ったのなら無視していいから少し話しても良いかな」
「……?はい」
「俺もソフィアと同じでお茶会とか好きじゃなくてさ。2年くらい前に参加したお茶会で悪口を言われたことがあるんだ。『伝手で成り上がった卑怯者の家』って。俺の家は元々伯爵家で、じい様が商業の発展に大きく貢献したという理由で公爵家になったんだ」
ここまでは表向きの理由。歴史のある貴族なら知っているであろう話。
「だけど、俺の家は大して商業に力を入れていたわけでもないから他の貴族は俺たちの家が王族に伝手を持っていて、無理やり公爵になったんだと噂したんだ」
「そうなんですね」
「まぁ、確かに実際公爵家になった理由は商業の発展に貢献したなんて理由じゃないよ。だけどちゃんと実力を認められて公爵家になったんだ。だから悪口言ってくるやつをめちゃめちゃ嫌いになったよね」
俺がそう言って笑うとソフィアも微笑む。
ここまで話しても何が言いたいかわからないだろうから、俺はそのまま言いたかったことを言う。
「俺が言いたいのは、貴族っていうのは実力のある家を妬むんだ。それで
そう言い終わるとちょうどカタリナが戻ってくる。手には積み上げられているロマンス小説。
「ごめん2人とも。面白かったロマンス小説を選ぶのに手間取っちゃって……あれ?何か話してたの?」
「俺の素晴らしい演説を聞いてもらってたんだ」
その後、カタリナはソフィアの髪と瞳を大絶賛する。それはソフィアと関わってきた
だからきっとソフィアは自分の髪と瞳を段々と好きになっていくんじゃないかな。俺はそう思った。
⬜︎⬜︎⬜︎
【魔法】
「寒っ」
「そんなにか?」
ルビアがスラム街に対面する空家にもたれかかりながらそういう。天気は曇りで日差しがない。前日に雨が降ったことにより湿気もある。
今日の天候は一言で言うと最悪だった。
こんな天気の日に外泊する経験なんて、公爵令息であるルビアにあるわけなかった。当然身震いをする。
「しょうがないな。ちょっとこっちに来い」
ソラがそう指示すると手から小さな火を出した。言うまでもなく、それは魔法だった。
ソルシエの地位の高い家で魔法が使える子供が生まれることは少なくない。しかしここはソルシエではないしソラはこの国の孤児だ。親が誰かまでは分からなくてもソラが魔法を使えることはそれは珍しいことに間違いない。
「……火。ソラも魔法が使えたんだね」
「魔法?これのことか。小さい火しか出せないがいつからか使えるようになった」
ソラは自慢げにすることもなく火をルビアに近づける。冷えた体にはそのほんの少しの火も暖かくてつい手を伸ばす。
「ソラ、口開けて」
「ん?」
ルビアはお礼だと、ソラに口を開けるよう指示を出す。
そうするとルビアは魔法で一口サイズの水玉を出してソラの口へ投げ入れた。
スラムでは綺麗な水を飲む機会なんてあるわけもなく、ルビアの魔法で生まれた水はソラにとっては初めての美味しい水だった。
「———美味い。これ、ルビアの魔法か?すげぇな!」
「別に、大したことじゃないよ」
ピアスをつけたルビアは冷静沈着で大人びている(フリをしている)。いつものルビアなら褒められたことで、その場で大きく飛び回るほど喜んでいただろう。彼も大人になったのだ。
冷静な彼は体が温まったことで頭も冷静になってきた。
「(魔法?ソルシエなら魔法学園に入学する義務がある。もしや……)」
騎士団にソラを入れるとするなら新たな戸籍をソルシエ王国で作る必要がある。ソルシエ王国で戸籍を作るということは魔法を持つソラは魔法学園に入学する運命だ。
こうして、ソラは学園生徒としてカタリナを守ることが決まった。
⬜︎⬜︎⬜︎
【年齢ルーレット】
騎士団が稽古を始めてから一年。それぞれまともな英才教育を受け始めたおかげで誰が、なんの役割を任せるべきなのかがある程度まとまってきた時。
ルビアは状況確認も含めてオセアンに来ていた。じい様の家の中は空気が張り詰めていた。それは人口密度的な意味でも。
「じゃあ、いくぞ」
「……ああ」
ソラは緊張していた。生まれてから何年だったかなんて分からない。でもそれがないと困るということでルーレットで決めることになった。どんな決め方だと、ツッコむ人はいなかった。
「……あ。じゃあソラは10歳。俺の一個上」
「……おお」
思ったよりサクッと決まったことになんだが落ち着かなかった。
アルノーは思ったより落ち着いていた。ルビアにはこうして衣食住を整えてもらって感謝しても仕切れない恩がある。そのルビアがたとえルーレットでも決めてくれるのならありがたいと思っていた。
「アルノーは13だね。俺よりそこそこ上だ」
「そうみたいだな。ありがとう」
エレット、ヨレットは心配だった。双子である彼、彼女は実は自分の年齢がわかっている。親に捨てられたのが3歳の時。元々頭のいい2人は自分の年齢がわかっていた。しかし、言い出せなかった。
なんか楽しそうだし、的な軽ノリで年齢を偽ることがここで決定した。
「エレットとヨレットは双子だから同い年ね。どっちが年上か分かる?」
「エレットだよ」
ルビアより明らかに年上の2人は頭の良さもあり教師になってもらいたいと考えていた。その為、ルーレットの年齢層は若干高めだった。
「2人は15歳。よろしくね」
ディンクは少し不貞腐れていた。年齢が決まることは嬉しいことだがなぜが自分のルーレットの年齢層が実年齢より明らかに上なのだ。少なくともルビアと同じがそれより少し上くらいだろうに。もちろんそれは彼が老け顔だからとかそういうのではない。
「ディンクは16。今のところ最年長だね」
「……ありがと」
不満に思いながらも尊敬するルビアが決めたことなら仕方がない。
アディアはワクワクしていた。彼女は物心つく前からスラムで育ってきて初めて年齢が決まる。
「10歳。ソラと同じだね」
「ありがとう!」
フォイは焦っていた。彼はツッコみはしなかったもののルーレットで年齢を決めていいものなのか疑問に思っていたのだ。
ある程度年齢は絞ってあるにしても自分の範囲は10もある。最悪の場合は実年齢より10も偽ることになる可能性があるのだ。
「7歳。俺より下だ」
「ありがとう」
リンは自信があった。彼女はどの年齢にでもなれる、と。だから何歳になろうとも正直関係がなかった。
「12だ。よろしく」
「うん。ありがとう」
スーノは困っていた。彼女はエレット、ヨレットと同じで自分の年齢が分かっている。そもそも彼女がスラムに来たのはここ1、2年の話で年齢を忘れている方がおかしい。だけどみんな新しい年齢を決めてるから言い出せない。
「12歳。リンと同じだね」
「…!ありがとう」
リオンは楽しんでいた。みんなそれぞれ反応は違うけどみんな共通して嬉しそうだった。年齢が決まるということは自分のことが一つ決まるということだ。何も分からなかった自分が少し分かるようになる。
「リオンは8歳。俺の一つ下だ。よろしく」
「うん!よろしく」
騎士団の年齢幅は7〜16歳。決まってみると意外と離れているがみんなで並ぶと違和感がない。
「みんな決まったね。じゃあ今日はもう解散でいいよ。じい様には今日は休みにするよう言っておく」
騎士団メンバーにとっては初めての休暇だった。新たなことを学ぶのは楽しいが、休暇も休暇で嬉しい。全員が喜んでいた。
そしてルビアが15歳になる時には全員が立派に力をつけていた。そしてルビアもカタリナたちと同様に彼、彼女らにはピアスをつけなくても自然と会話ができるようになっていた。
騎士団の父さん話し合いは何事もなく終わりました。寮も無事建設されルビアが13歳くらいの時にソルシエに引っ越しました。
騎士団メンバーはソラとアルノー以外はオリキャラです。アルノーはまだ原作にしか出てないですけど、特に気にすることはないと思います。
ほんと、短編集とか言っといて騎士団の話長くて、申し訳ない。
オリキャラのイラストを描くとして、誰を描いて欲しい?(ルビアは描きます)
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イラストなんていらねぇ!
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メイドのトル
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エレット・ヨレット
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ディンク
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アディア
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フォイ
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リン
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スーノ
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リオン