モンスターハンター 〜全身鎧の女狩人〜 作:平均以下のクソザコ野郎
更新優先!!!!!(1ヶ月以上たってる)
百竜夜行と、その後のちょっとした戦いから4年。
イスミは26歳になり、アンネほどではないものの、変わらず討伐、採集、捕獲の依頼をこなしていた。
そして、現在。
イスミは、自身のアイルーを連れ、水没林のキャンプにいた。
「...気合入れていかないとねぇ」
「...にゃ」
静かに集中するサモとイスミ。だが、それを見てうんざりした様子のアイルーがいた。
「旦那さんにはほとほと呆れるニャ。あのディードとかいうのの嫁にさっさと貰われればいいニャ。旦那さんが死んでからじゃ遅いんだニャー」
武器や道具の確認をしながら気だるげに一匹ごちるのは、オレンジと黒の体毛を持ったボーン装備のアイルー。
名前は「トラ」。
イスミの二匹目のアイルーであり、サモと共にイスミをサポートするアイルーである。
「トラ。旦那さんはきちんとけじめを付ける為にこのクエストに臨むんだにゃ!そんな事言うもんじゃないにゃ」
「けじめだろうとなんだろうと、付けるなら勝手に付ければいいニャ。ワタシは一番に悪いことを想定してるだけニャア」
「...トラ...もー我慢できんにゃ!武器を取るニ"ャ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」
血気盛んにトラに飛びかからんとするサモ。そんな自らのアイルーを制すのはイスミ。
「やめときな、サモ。...全く、あんた達は」
サモを抱き上げ、トラから離す。サモは未だ手足をバタバタとさせて、
「離すにゃあ、旦那さぁん!!!ボクは今日こそこいつにガツンと言わなきゃなんないんだにゃあ!!!!!」
「わかった、わかったから...クエスト後でいいだろ?今は集中しなさんな。ほら、トラも。準備はいいかい?」
「当然ニャ。...そこのドスファンゴアイルーとは違うんだニャ」
「にゃにを〜!?!?」
「はいはいダメダメ。行くよ」
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水没林。
その名のとおり、水に満たされた広大な林。
膝の辺りまで水が浸かるほどの環境は、ハンター達の足を鈍らせ、体力を奪い、思考を遅らせる。
「やっぱりここは移動するだけでも一苦労だねぇ...夏はいい感じの避暑地になりそうなのに」
「夏は虫が凄そうだにゃ。虫除けスプレーでもつけた方がいいにゃー」
じゃぶじゃぶと水音を立てながら、イスミは泳ぐアイルー達とともに目標のモンスターを探す。
「そろそろ目撃情報があった場所だにゃ。旦那さん、トラ。油断は禁物だにゃ」
「言われなくたってわかってるニャー。お前も風邪引かないよう気をつけるニャ」
鬼門の沼沢 巷説に聞く 泥隠し 危殆 泥濘の如く 深み嵌って 腹の中
イスミは小さく、ジュラトドスの特徴を簡易的に解説した唄を諳んじながら、一点を見つめる。
その先にいるのは、ズワロポスの群れ。
3匹ほどの群れが水を飲み、穏やかに過ごすが...
ドバシャアン!!
水の中から、大鯰が出てくる。
あれこそ、イスミ達が狩るべき獲物...
ジュラトドス、である。
「....大丈夫...いける...!」
「お出ましだにゃ。支援は頼むにゃあ!」
「言われんでもしてやるニャ...さっさと倒して来るニャ!」
トラ
イスミのもう1匹のオトモ。
え?ガルクじゃないのかって?よく分かりません
皮肉屋さんのメスメラルー。自分の家族がモンスターに食われた過去を持ち、同じような経歴のイスミと意気投合。彼女のオトモになった。
バトルスタイルとしてはアシスト+コレクトで、戦闘にはあまり参加したがらず、回復役としてイスミやサモを支援する。
名前の由来はサモトラケのトラ。