イナズマイレブン〜中途半端な逆行〜   作:トライデント

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まさかお気に入りが200を突破するとは思ってませんでしたわ。
投稿ペースは遅めですが、これからも中途半端な逆行を程々によろしくお願いします。


ファンタジスタ、来たる

尾刈斗との試合の翌日、部室でのんびりしてるとこに雷門と冬海がやって来た。

 

 

「フットボールフロンティアの地区予選トーナメント表が届いたから、渡しに来ました。確認なさい」

 

「えっ、そんな1日で決まるもんなの?流石に早くね?」

 

「トーナメントはくじ引きで決まるみたいだから。出場校が決まればあとは番号を割り当てて散りばめるだけよ」

 

「ああ、オレ達が最後の方だったってことか」

 

「そんなところね。というわけで、確認したわね?初戦の相手は野生中となります。絶対に出場するなら、絶対に勝ちなさい。無様な負けは許しません」

 

「あったりまえだ。決勝で負けるならともかく、初戦で負けてたまるか」

 

「というか、優勝目指すんだからどこでだって負けるかよ」

 

「やる気だけなら十分みたいね。ちなみに私もマネージャーになるから、練習も気合い入れなさいよ」

 

「あぁ!今日も早速練習…いまマネージャーになるつった?」

 

 

そうなんだよなぁ。このお嬢様、マネージャーになるんだよな。

まあ、最初は不器用だったけど、色々とサポートしてくれたから、不安は抱いてないけどさ。

というか、今のところマネージャー含めて16人の部にマネージャー4人って多くね?4分の1がマネージャーなんだけど。

 

 

「それと、新入部員が来ましてね。どうぞ、入って来てください」

 

 

冬海が外にいるであろう新入部員に声をかける。

するとスタイルのいい男が入って来た。

 

 

「ども!土門飛鳥。DF希望ね!」

 

 

土門、か。アメリカ帰りのファンタジスタだっけ。

……そこは今は置いといて、帝国のスパイとして送られて来たんだよな。今回もそうなのかは分からないんだけど。

 

 

「大会が始まる前なのでね。少しでも練習して、チームに馴染んでもらった方がいいと思いますよ」

 

「おっ、じゃあ早速だけどそうさせてもらうかな。ユニフォームとかって、ある?」

 

「ユニフォームとかスパイクはマネージャーが管理してるから、もうそろそろ木野達が来るだろうし、それ待ちだな」

 

「すみません、遅くなりまし…土門くん!?」

 

「ア、アキ!?なんでここに!?」

 

 

同じアメリカにいた2人が再会したな。あとは、ここに一ノ瀬もいるんだけど、今はそれを知る術はない。オレたちも、木野たちも。

しかし、本当に冬海って帝国と繋がってないのかな。前回は土門が来た時、なんかこんなとこに来るなんて物好きみたいなこと言ってた気がするんだけど。どうだったけ。覚えてるのと覚えてないのと自信ないからな…

 

 

「……あぁ、それとなんですが。流石に大会に出るんじゃ、監督が欲しいでしょう。誰か心当たりとかありませんか?」

 

「えっ、ここ監督いないの?」

 

「いない。冬海先生はあくまで顧問だから」

 

「へー…まあ確かに、監督がいないチームもフットボールフロンティアには出てたらしいけど、やっぱりいた方がいいぜ?フィールドから見えるのと、外から見えるのとじゃ違うからさ。ビデオとかで見ると、感じたりしない?」

 

「そりゃあ、何度も見てたから感じるけどさ」

 

「………で、心当たりはないんですか?」

 

「いや、なんで冬海はオレだけ見て聞くんだよ。他のみんなにも聞けって。オレは心当たりないんだから」

 

「……………そうですか」

 

「……なんだよ、その間は」

 

「なんでもありませんよ。私の方でも少しは探しておきますが、貴方達も頭に入れておいてくださいよ」

 

 

……いや、心当たりないなんてウソなんだけどさ。なんでオレにピンポイントで聞いてくるんだよ。

………まあ、その心当たりも、一応あるんだけどさ。

 

 

「……あぁ、初戦の相手野生中なの?厄介なのと当たるな」

 

「あん?お前、知ってるのか?」

 

「ああ、前の学校にいた時に戦ったんだよ。名前の通り、野生溢れるワイルドな戦い方だったぜ。とくに空中戦がすごかったな」

 

「空中なら、オレ達も負けてないさ。半田のローリングキックに、豪炎寺のファイアトルネードもあるからな!」

 

「いや円堂、オレのローリングキックを先に出さないでくれよ。ファイアトルネードの方が強いんだから」

 

「んー……いや、それでも通用しないと思うぜ?空中戦だけなら、帝国に勝ってたぐらいだからな」

 

「そうなんだ。じゃあ、どうする?そこを突破するか、それ以外で攻めるかだけど。今のところじゃどっちとも言えないけどさ」

 

「マックスの言う通り、今はまだ方針を決めるとまではいかないな。とりあえず、土門も河川敷行こうぜ。そろそろグラウンド使えるようになるけど、今日はラグビー部の先約があるからな」

 

「おっ、分かった分かった。アキからユニフォーム達もらったし、あっちで着替えるかな」

 

 

………あっ、これ嫌な予感する。

 

 

「…………じゃあ、オレ先に行くぞ」

 

『させるか!!!』

 

「なんでだよ!!」

 

 

だろうなとは思ったよ!なんで毎回こうなるんだよ!

ていうか壁山毎回早くないか!?たしかに身体に似合わずそこそこのスピードはあるけど!流石に早すぎるだろ!?

早いと言えば土門もだな!今日初めて来たよな!?なんでそんなすぐに合わせられるんだよ!

 

 

「………いや、別に嫌な気持ちは抱いてないからいいんだけど。なんだよ毎回あの団結力」

 

 

部室に1人になったオレは、荷物を纏めて部室から出る。

 

 

「……………」

 

「……………」

 

 

するとびっくり、大谷がいた。たしかにさっきマネージャーで大谷だけ部室にいなかったけど、扉を開けたらちょうど目の前にいたな。

 

 

「……わ、悪い。びっくりさせたな」

 

「………だ、大丈夫だよ。みんなが外に行くの見えたから、半田くんだけ残ってるのかなって思ってたのもあったから」

 

「えっ、なら先に行けばよかったのに。アイツら荷物だけはちゃんと持ってくから、その心配はないぞ?」

 

「………え、えーっと……」

 

「…まっ、いいや。大谷も行こうぜ。ったく、十八番ならちゃんと伝えとかないとだろ。オレは知らないんだからなこの十八番」

 

「う、うん……」

 

 

 

 

 

 

「………ちゃんと誘おうと思ったのに、いきなり出て来たからびっくりしちゃった」




この十八番どころか、半田自身はサッカー部の十八番のほとんどを知らないんだなこれが。
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