イナズマイレブン〜中途半端な逆行〜   作:トライデント

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日刊ランキング入り…だと…?

( ゚д゚) ( ゚д゚) ( ゚д゚)ジェットストリ-ムポカ-ン

いや、皆さんありがとうございます。しかもお気に入り300超えてるんですけど。マジで感謝。



(°Д°) (°Д°) (°Д°)ジェットストリ-ムアングリ


新体操の秘密

自主練とイナビカリ修練場でボロッカスになる日が続き、試合の日が訪れた。

 

 

「自主練どうだった?半田くん」

 

「どうにかなりそうだな。いや、ホントありがとうな。大谷。まだ結果出してないけど」

 

「ううん。その顔を見れただけでも、嬉しいよ」

 

 

御影専農グラウンドのオレ達の方のベンチで、試合前の調整タイムを過ごしている。

そろそろトイレに行った円堂が帰ってくるはずだけど…っと、そんなこと思ってたら帰ってきた。

 

 

「おかえりっす。キャプテン」

 

「時間かかってたみてぇだけど、迷ったか?」

 

「迷ってないって。杉森と話してたんだ」

 

「杉森と?」

 

「ああ。トイレから出たら、ちょうど通り掛かってさ」

 

「へぇ。何を話してたの?」

 

「負けないって宣言した!」

 

「だよなぁ」

 

 

杉森がどういう反応をするかが目に見えるけど、オレでもその場にいたら宣言はするかな。

 

 

「あっ、あとアレも言われた」

 

「なんだ?アレって」

 

 

水を飲もうとする。

 

 

「半田。お前河川敷で新体操の練習してたんだって?」

 

 

そして盛大に吹き出す。

 

 

「ゲホッゴホッ、な、なんだ急に」

 

「いや、杉森に聞かれたんだよ。なんで半田は河川敷で新体操の練習をしてたんだって」

 

「おい、嘘だろ半田。お前自主練って言ってたけど新体操やってたのか!?」

 

「サッカー部を裏切る気ですか!?」

 

「そもそも半田さん男ですよね!?」

 

「帝国の時に逃げた目金が言うかそれ!?いや裏切ったワケじゃないだろうけど!あとオレも裏切る気は無いって!」

 

「じゃあなんで新体操なんかしてたんだよ!」

 

「なんでってそりゃ…ん?ちょっと待て円堂。新体操って言った?」

 

「ああ。言った」

 

「体操競技じゃなくて?」

 

「ん?まぁ、杉森は新体操って言ってたけど。それってなんか違いあるのか?」

 

「まぁ、新体操とオリンピックとかで見る体操競技じゃ全然違うな。それで、わざわざそう聞くってことは、けっこう重要なのか?半田」

 

「まっ、風丸の言う通りではあるんだけど…」

 

 

わざわざ新体操って言ったってことは、自主練のとこは見られてないってことかもしれないな。

 

 

「…まだ偵察がいるかもしれないってことを忘れてたけど、この分なら大丈夫かもしれないな」

 

「……いや、ちょっと待て半田」

 

「ん?なんだよ豪炎寺」

 

「なんで新体操をしていたのかの答えをまだ聞いてない」

 

「お前がまぜっ返すのかよ!?豪炎寺がそう来るとは思わなかったぞ!?」

 

「仕方ないだろう。経緯を聞かないと、気になったままだ。試合にも響く」

 

「なんでそんなに聞きたがるんだよ!」

 

「冷静に考えろ。半田」

 

「冷静に!?この流れでお前に冷静にって言われる!?」

 

「オレ達の立場で考えろ。仮に染岡が自主練すると言って1人だけ抜けるとする」

 

「なんでオレが出てくんだよ」

 

「あ、ああ…まぁ…それで?」

 

「この時、練習の切っ掛けが"マネージャーが観せた試合映像だった"ぐらいしか聞かれてなくて、その映像をオレ達も観たとする」

 

「そ、そうだな。経緯は同じ、だな」

 

「その練習の詳細を試合当日まで聞いていない」

 

「……うん」

 

「そして、試合直前で、第三者がいきなり"染岡が新体操をしてるのを見た"と言われて、染岡は理由をちゃんと話さない」

 

「だからなんでオレなんだよ」

 

「…………」

 

「木戸川清修と新体操なんて、少しも関連性が無いんだ。気にならないワケないだろう」

 

「ごめんなさい」

 

 

すごい理路整然とした話し方で詰められた。

いや、たしかにそう言われると気になっちゃうよな。これはオレが悪かった。豪炎寺じゃなくてもこうなるよな。

 

 

「……まぁ、なんで新体操してたかって言うと。まこのせいなんだよ」

 

「なんでここでKFCが出てくるんだよ」

 

「いや、それなんだけどさ…」

 

 

 

『悪いみんな!ちょっとここ使わせてくれないか!?』

 

『えー!アタシたち明日の体育の練習してるんだけど!』

 

『あまり時間取らないから!頼む!』

 

『じゃあ半田お兄ちゃんこれやってみせて!そうしたら場所譲るから!』

 

『ああ!どんなものでもやってやる…リボン?なんでリボン?』

 

『だって新体操やるんだからリボンいるでしょ!』

 

『なんで小学校の体育で新体操なんかやるの?』

 

『いいからやってよ!じゃないと場所譲らないよ!』

 

『…………やってやらあああああ!!!!』

 

 

 

「…………多分、それを御影専農の偵察に見られたんだろうな」

 

『……………プフッ』

 

「笑うなああああああ!!?」

 

「え、えーっと…じゃあ半田くんは、その後に自主練をしたってこと?」

 

「あ、ああ…もちろん、新体操とは全く関係ない。それを見られてたら、他にも言われてるはずだから、本命は見られてないと思う」

 

「そ、そうだね…し、新体操……だもんね……」

 

「………我慢するぐらいなら、笑っていいからな。マネージャー以外全員はジグザグスパークの刑決まってるから」

 

「横暴でやんす!」

 

「笑うなって方が無理ありますよ!」

 

「やかましい!」

 

「じゃあ、特訓の成果は出せそうってことでいいのか?半田」

 

「ホント豪炎寺お前…切り替え早いよな。でもお前も笑ったとこ見逃してないからな」

 

「……すまない」

 

「いや、別にいいけど。あー…そうだ。円堂、前半なんだけど」

 

「プッ、ククク……あっ、ああ…ど、どうした半田」

 

「いつまで笑ってんだよ。本当にジグザグスパークするからな。いや、前半なんだけどさ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

試合開始直前、みんながフィールドに立つ。

こっちはいつもの4-4-2の陣形なんだが、あっちも4-4-2だな。

御影専農の方は、統率を取ることを意識してるのかすごくピッチリしてるけど。

 

 

「……………」

 

 

…すごい視線感じるけど、気にしないでいくぞ。

 

 

「よーしみんな!昨日までのデータなんてぶっ飛ばしてやるぞ!」

 

『おお!』

 

 

円堂の号令と共に、試合が始まる。

染岡からボールを渡された豪炎寺は、後ろにパスする。

 

 

「んじゃ、行きますか」

 

 

受け取ったのは土門。

そう、中盤にいる土門だ。

 

 

「……………」

 

 

……おい、流石に試合が始まってるんだから、こっちなんか見てるんじゃねぇよ杉森。余裕あるのか、それとも分析がおかしくなったのかは知らないけど。

 

 

「……半田くん。本当にこれでいいの?」

 

「こうしとけば、前半と後半でオレのことに意識を割けるかもしれないしな。アイツらにどこまで効くかは知らないけど」

 

「監督の指示が直接頭に届いてるようですからね。それでも、あちらのキャプテンはこっちに意識を向けてるようだけど」

 

「あなたも狡い手を使いますねぇ…」

 

「狡いってなんだよ冬海」

 

 

そう。今回のオレはベンチスタート。

オレのポジションに土門に立ってもらって、オレの出番は後半からってことになる。

 

 

「……待ってろよ杉森。絶対撃ち抜いてやるからな」




杉森視点の半田
① 鬼道が中バカと称する
② 自分に向けて啖呵を切る
③1人だけ練習に現れたと思ったら新体操してる
④ なんかベンチにいる

そりゃ違和感しかないですわ。
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