イナズマイレブン〜中途半端な逆行〜   作:トライデント

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シリーズ通しても帝国戦のBGMがトップクラスに好きなんすよ。
GOギャラクシーだとデスゾーンの方のBGMも聞けるので、全国1億5000万人の帝国学園生はギャラクシーを買いましょう。もちろんこっちも聞けます。


帝国学園との死闘①

試合開始の笛が鳴り、豪炎寺と染岡が攻め上がる。

こちらのフォーメーションは、豪炎寺と染岡のツートップ。オフェンスは左から風丸、マックス、オレ、少林。ディフェンスは栗松、壁山、土門、影野だ。

今回風丸はディフェンスではなくオフェンスとして立っている。

というのも、この前の練習でドリブル技を習得したらしい。多分疾風ダッシュだな。

オレ達のチームで、ドリブル技を使える選手は珍しい。というか現状オレしかいない。他のメンバーも練習してたから、開花するかもしれないけどな。

それはあちらも知ってるだろうが、そもそも風丸は陸上部出身だから、素の突破力も警戒されているようで、風丸に注意が寄っている。

この時点で、このポジションにした効果がある程度出ているな。

控えの宍戸や目金も、いつでも出れるように準備している。

間違いなく、総力戦になるだろう。

 

 

「咲山、洞面!」

 

 

鬼道がオフェンスに指示を出し、2人が立ちはだかる。

帝国学園は、どちらかと言うと攻撃寄りのチームではあるが、守備が手薄かと言われると、決してそんなことはない。

キラースライドやサイクロン、何より…。

 

 

「豪炎寺、こっち!」

 

「やらせるかよ!アースクエイク!!」

 

「うわっ!?」

 

 

コイツだ。今回は鬼道の指示で前もってラインを上げていたようだが、ゴール前に立ちはだかるディフェンスの1人、大野。

その恵まれた体格を持って、硬い守備を得意とするプレイヤー。

マックスからボールを奪い、攻め上がる。

じゃあ、ボールを奪われたのなら、コイツからボールを奪えばいいのかと言われればそんなことを全くなく……。

 

 

「パスは上げさせない…!」

 

「へっ、イリュージョンボール…!」

 

「なっ…!?」

 

 

大野自身も、しっかりとドリブル技を習得していて、風丸を抜き去った。

他のディフェンスメンバーも、ドリブル技とディフェンス技の両方を習得しているが、とくにコイツは手強い。

流石は帝国学園。と言ったところかな…。

 

 

「鬼道!」

 

「佐久間!辺見!洞面!」

 

 

大野から鬼道へボールが渡り、鬼道が攻め上がっていた3人に向けて指示を出す。これは、やはり…。

 

 

『デスゾーン!!』

 

 

やはり、デスゾーンだ。

鬼道が打ち上げたボールを、3人がその後を追い、上空で闇のトライアングルを形成しながら放つ強烈なシュート。

前回に戦った時、ゴッドハンドで止めることが出来たシュートだが…。

 

 

「先制点はやらせない!ゴッドハンド!!」

 

 

円堂のゴッドハンドが、デスゾーンを防ぎ切る。

ただ、前回よりも威力が上がっているのか、円堂はシュートを止めた右手を見ていた。

デスゾーンでこれとなると、皇帝ペンギン2号はキツそうだな…。

いざとなったら、身体を張って護るしかないか……?

 

 

「今度はこっちの番だ!みんな、上がれ!」

 

 

円堂が蹴り上げたボールは、オレが競り合いに勝ち、マックスへと渡る。

 

 

「キラースライ…」

 

「何度喰らったと思ってるのそれ。イリュージョンボール!!」

 

「なにっ!?」

 

 

まーたマックスが必殺技覚えてるよ。しかもイリュージョンボール。

たしかに何かドリブル技覚えたいって言ってたけど、オレ達もビックリするから程々にしてくれないかな。贅沢な悩みだけど。

 

 

「豪炎寺!」

 

 

マックスは突破した瞬間、すぐにボールを蹴り上げた。

これはあらかじめ立てていた作戦の1つで、帝国は守備も硬いことは身を持って知っていた。

だからある程度前線で守備を突破出来た時は、豪炎寺に向けてロングパスを出してみるというものだ。

マックスのイリュージョンボールは、流石の鬼道も予想していなかったらしく、一瞬だけ隙が出来た。

その隙を突き、豪炎寺が付いていたマークを振り払い、飛び上がる。

 

 

「ファイアトルネード!!」

 

 

オレ達の単独最高打点であるファイアトルネードが、源田に向けて放たれる。

前回は反応出来ずに、そのままゴールしたらしいが…。

 

 

「パワーシールド!!」

 

 

源田のパワーシールドで、ファイアトルネードは跳ね返される。

跳ね返ったボールは、ディフェンダーの五条に渡る。

 

 

「通させは…」

 

「ヒヒヒ……ぶんしんフェイントです…!」

 

「こっわ!?」

 

 

ボールを奪おうとしたオレの目の前で、五条は分身した。

あんまこんなこと言いたくないんだけど、1人でさえなかなか怖い五条が3人になったら3倍怖いんだけど。

 

 

「ククク…クイックドロウとスピニングカットは飛んできませんね…では…!」

 

 

マックスと風丸が近くにいないのを確認し、鬼道へ向けてパスを出す。

 

 

「佐久間!いくぞ!」

 

「ああ!」

 

 

受け取った鬼道がボールを打ち上げ、それを追った佐久間がヘディングで撃ち落とす。

 

 

『ツインブースト!!』

 

 

それに追い付いた鬼道が強烈なダイレクトシュートを放つ。

 

 

「デスゾーンと違って、ゴッドハンドを使う時間がない…!熱血パンチ!!」

 

 

円堂の言った通り、ツインブーストはデスゾーンと違い、ゴッドハンドを構える時間がギリギリ足りなかった。

故に、熱血パンチで返す必要があったんだが……。

 

 

「うわっ!?」

 

「やらせない………!」

 

 

熱血パンチじゃ力が足りず、勢いに負けて吹っ飛ばされる円堂だったが、なんとか飛び込んだ影野がクリアし、失点にはならなかった。

 

 

「サンキュー、影野…」

 

「………間に合ってよかった。でも、パンチ1つじゃ、やっぱ足りないね」

 

「パンチ1つじゃ……か」

 

 

蹴り飛ばしたボールはエリア外に行ったため、帝国のスローインから始まる。

 

 

「佐久間!もう一度行くぞ!!」

 

 

ボールを受け取った鬼道達が、もう一度ツインブーストを叩き込む。

 

 

「1発でダメなら、今度はこれだああああああ!!!」

 

 

最初に熱血パンチと同じく、一度パンチングしてから、それから何度もパンチングを叩き込んでいる。

さらっとやってるけど、ボクサー顔負けのパンチング速度だよなあれ。

 

 

「熱血パンチの上をいくパンチ…故に、爆裂パンチです!!」

 

「影野の言葉が、ヒントになったんだ!ありがとな!!」

 

「…………ふふふ…」

 

 

なんかベンチから目金のネーミングが飛んできたぞ。覚えとけよ円堂。一応オレも覚えとくから。

新しく覚えた爆裂パンチによって、ツインブーストは防がれた。

 

 

「やはり…あれを使う必要があるようだな」

 

 

それを確認した鬼道が、何やらつぶやく。

あれと言うと、やっぱり皇帝ペンギン2号だろうな。

皇帝ペンギン2号は、佐久間が中心となって使ってたシュート技だったはずだ。

寺門もデスゾーンとか使えるし、他にも辺見のフリーズショットが控えている。

フリーズショットは分からないけど、皇帝ペンギン2号は警戒する必要がある。

佐久間にボールが渡ったら、要注意だな……。




というフラグを立てておいて、まずは1話目終わりです。
正直今までみたいに前後半でやってもよくね?とは思ったんですけど、長くなりそうなんでこの辺りで。
まずは2500文字ぐらいが丁度いいかなという感じです。

アースクエイクからイリュージョンボールでほぼ全抜きされてから、佐久間とか寺門にボール回され、皇帝ペンギン2号とかデスゾーンとか飛んで来てボロ負けしたことがあるんです。
実際、無印であの時期だとどちらもトップクラスのドリブル技とディフェンス技でして、それを両方覚えてる大野は手強かったですねぇ。
あとゲーム内でデスゾーンをゴッドハンドで止めるとか絶対ムリだからね。普通にデスゾーンめちゃくちゃ強いからね。

あと今更ですが、使う必殺技はアニメとゲームで使ってた技のごちゃ混ぜです。あれ、これ前も言ったっけか。
おかげでマックスが技のデパートと化してます。
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