イナズマイレブン〜中途半端な逆行〜   作:トライデント

33 / 73
前回変な世宇子の誤字の仕方して、またガバしてましたね。
なんで子から守になってんだ。それだとゼウスじゃなくてゼウシュになるぞ。噛んだのか。


投稿してから気付いたんですけど、お気に入りが500突破してました。500ですよ500。
ガバ続出する中途半端な逆行ですけど、これからもよろしくお願いします。


風丸の決意

開会式が変わり、部室にいるオレ達。

ちょうどトーナメント表が届いたようで、響木さんが初戦の相手を教えてくれる。

 

 

「一回戦の日程と対戦相手が決まった。明日、戦国伊賀島だ。オレ達も戦ったことがあるが、その時からなかなか手強い相手だ」

 

「響木監督たちも、ですか?」

 

「ああ。恐らく監督も変わってない。開会式の時に遠目で見えたからな。隠居するようなジジイではないことは分かってはいたが、これほどとはな」

 

「響木さんの頃から監督をしてるとなると、ベテランどころじゃないな」

 

「亀の甲より年の功だっけ?でも話し方的に、昔からお爺さんみたいな感じだけど」

 

「……いくつなんだろうな。その監督」

 

 

確かに、前回も響木さんがそんなこと言ってた気がするな。

詳しいことは覚えてないけど、大介さんのことも話してた気がする。

 

 

「試合は明日。今日はもう帰って、ゆっくり休め」

 

「じゃあ、半田。少しだけでも、冬海先生のお見舞いに行かないか?」

 

「……そう、だな。開会式終わったら行くって、言ったもんな」

 

「あっ…じゃあ、私もいいかな?」

 

「ん、いいぞ。3人で行くか」

 

 

風丸と大谷と一緒に、冬海のお見舞いに行くことになった。

今は夕方で、面会終了時間も近いからな。ちょっとだけになるけど、様子見に行かないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだ、目を覚さないか……」

 

「先生が言うには、いつ目を覚ましてもおかしくないみたいだけど…」

 

「ったく…早く目覚ませよ、冬海の癖に」

 

「癖にって……」

 

「だって、オレは知ってるからな」

 

「知ってるって、何が?」

 

「OBの人達が、サッカーに戻りやすくしてくれたことを」

 

「………?」

 

「響木さんの店に何度か通って、昔サッカーをやってなかったか?って聞いてたのは知ってたけど、この前の試合の日に聞いたんだよ。去年の中盤辺りから、備流田さんや民山さん達と交流を持ってたらしいんだよ」

 

「えっ、そうなのか?」

 

「交流と言っても、備流田さんの場合は朝早くにジョギングしてるところを挨拶したりとか、民山さんのフォーク喫茶に足を運んだりとかぐらいらしいけどさ」

 

「そっか…菅田先生の場合は、同じ雷門中の教師だもんね」

 

 

オレ達が河川敷で練習してるのを会田さん経由で知ってたOBの皆さんは、冬海からもどんな子達か、どんな夢を持ってるとか、聞いていたらしい。

最初はサッカーに戻ることに抵抗があったようだけど、オレ達がフットボールフロンティアに出場することが決まってから、だんだんと昔の気持ちを取り戻していったらしい。

言われてみれば、テニスコートや野球場の端で練習していた時も、やたら菅田のことを見かけたような気がしたんだよな。

………どうせ聞いても、勝ち馬がどうこうとか言うんだろうけどな。負い目感じすぎだろ。半分半分ってとこだとは思うけど。

 

 

「……何が興味ありませんみたいな態度してんだ全く。いくらOBで稲妻町に居たとはいえ、全員にアプローチかけやがって。そのくせしてオレ達には何も言わないで」

 

「………オレ達のこと、そんなに考えてくれてたんだな」

 

「……………」

 

 

実際、勝ち馬に乗るってのはウソじゃないんだろうけど、オレは何も言わないし、修正してやらない。

大人しく普通の教師として受け入れられとけ。

優勝したらお前の奢りだからな。もちろん部員全員。

 

 

「………なあ、大谷。この複雑な半田の顔見るの、何度目だ?」

 

「え…えーと………どうだろう。なんだか、冬海先生と話してた時の顔にも似てる気がするけど…」

 

「ああ。その時の半田、やたら冬海先生に奢れーだの言ってたよな…」

 

「……………」

 

 

………オレの考えてることの方がほぼバレてるけど、何も言わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ、忍者………?」

 

「は、はい…。校長兼サッカー部監督が、忍者の末裔なんですって…」

 

「……そういえば、昨日言いそびれたな」

 

「ほ、本当なんすか…?響木監督…」

 

「ああ。秘伝の忍法だか知らないが、それで鍛えているらしい。どんな練習かまでは把握してないがな」

 

「に、忍法でサッカー……いったい、何をして来るんでやんしょ…」

 

「身構える事も大事だが、1つだけ教えてやる。奴らが使って来る必殺技の1つは、お前達は既に見ているぞ」

 

「ええっ!?忍法の必殺技を!?い、いったいなんなんですか!?」

 

 

伊賀島の必殺技で、オレ達が既に見ている必殺技……。

ああ、それってあれか。

 

 

「もしかして、分身フェイントですか?」

 

「ああ。それだ」

 

「ぶ、分身フェイントって…五条や佐久間が使ってた……?」

 

「な、なんで帝国が伊賀島の必殺技を……?」

 

「そこまでは俺も知らん。影山が目を付けたか、偶然の産物か、あるいは似て異なるものかもしれん」

 

「ま、まさか!?五条さんや佐久間さんも忍者の末裔ってことは…!!」

 

「目金。そりゃねえだろ」

 

「伊賀島の場合は分身の術とかを基にしてるんだろうけど、帝国の場合は別の原理って考えたら、納得は出来るかもしれないな」

 

「じゃあ、別の分身技が出てきたりするのかね」

 

「分身キャッチとか?」

 

「分身ヘッドですよ!」

 

「分身シュートとかじゃないかな……」

 

 

木野と少林がハズレで、大谷しか当たってないってのもすごいな。

ていうか少林の分身ヘッドって、自分のクンフーヘッドに引っ張られてるだろ。

 

 

「今まで通り、何をして来るか分からない相手だけど、同じサッカーをするってのも変わらないさ!全国でも、真正面からぶつかってやろうぜ!」

 

「まっ、それしかないよね。僕たちってさ」

 

「炎の風見鶏も、チャンスがあったら積極的に狙ってってくれよな!」

 

「ああ」

 

「もちろん!」

 

 

とかやってる間に、練習時間も近づいて来た。

それを狙った来たのか、木野の携帯へ理事長の所にいる雷門からメールが届いた。

全国大会最初の試合なのに、マネージャーの役目を果たせない事への謝罪と、勝利を信じている。必ず勝てとの激励だった。

 

 

「これは理事長の言葉と思ってもらっても構いません…だって」

 

「………応援と命令、どっちなんだろう」

 

「でもなんか、真っ先に謝罪から入るとことか、律儀だよな」

 

「まあ、こういう言い方もアレだけどさ。雷門夏未って感じがして、安心したよ」

 

「たしかに。お父さんの理事長があんな目に遭って、オレ達も心配してましたからね」

 

「よーし!理事長や雷門、まだ目覚めない冬海先生のためにもこの初戦!絶対に勝つぞ!」

 

 

円堂の声にみんなが続いて声を上げる中、風丸が1人だけ、顔を引き締めて気合を入れていた。

……その顔なら、答えは決まってるようだな。

みんなが先にフィールドへ行く中、最後に風丸が向かったのを確認して、オレと円堂もそれに続き、風丸に声を掛ける。

 

 

「風丸。あの後輩のことなんだけど…」

 

「宮坂か…。アイツは多分、言葉じゃ納得しないだろうから…」

 

「……ってことは、ここに来てるのか?」

 

「ああ。オレの答えを、サッカーで見せてやるつもりなんだ」

 

「えっ…ってことは……!」

 

「……そうだ。オレが今日、ここにいるのは…サッカーをするためだ」

 

 

そういう風丸の目は、この前豪炎寺に問われた時の目とは違い、覚悟を決めた目だった。

今回も、お前はサッカーを選んだんだな。風丸。

なら、一緒にこの道を進まなきゃな。

 

 

「そう決めたんだな。風丸」

 

「なんでサッカーをやるのか…オレ自身が、答えを探してる途中なんだろうけどな…」

 

「なら、見つければいい。思いっ切りボールを追い掛けて、その先の答えを。だろ?円堂」

 

「ああ!にしても…半田、上手いこと言うな。オレだったらその先の答え…まで思い付かないぞ」

 

「………よし。行くぞ2人共。置いてくからな」

 

『半田にだけは置いてかれない!!』

 

「なんで一語一句同じ事言うんだ!?」




えー、ホントは霧隠襲来まで書こうかと思ったんですが、次回に回します。

無印の頃はちょくちょく必殺技が被ってるのが多かったのは分かるんすけど、帝国→戦国伊賀島なもんで、帝国が分身フェイント使ってから多分本家分身フェイントを見ると、どういう経緯で帝国が分身フェイント使い出したんだと当時から気になってるんです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。