イナズマイレブン〜中途半端な逆行〜   作:トライデント

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感想が今のところ冬海先生だけなのホント笑う。
この小説の主人公は冬海先生…ではありません。半田です。
いや感想くれるのは嬉しいので、文句ではありませんからねとは言わせてください。

あと、お気に入りが50人行ってました。うれしみ。
まだまだ地区予選も行ってませんが、これからもよろしくお願いします。


スタートライン

帝国との試合が終わってから目を覚ましたオレなんだけど、なんで豪炎寺がまだいるのかが分かっていない。

たしか豪炎寺って、影山の策略で妹の夕香ちゃんが交通事故にあって、それの責任を感じてサッカーをやめてたんじゃなかったけか?

 

 

「えーと……豪炎寺って、円堂が言ってた豪炎寺…だよな?たしかサッカー部には入らないって言ってなかったっけ。いや、入ってくれるってのはすごく嬉しいんだけどさ」

 

 

ここで夕香ちゃんのことをオレが知ってるのはおかしいから、最初はいなかったよな?って意味で豪炎寺に聞いた。

確かに試合の終わりの方にやって来て点を奪ってはいたけど、その後すぐに去っていったはずだ。まだこの場にいて、尚且つサッカー部に入るって宣言するのは、明らかに前回と違うところだ。

たしか前回って、フットボールフロンティア前の練習試合当日に仲間になってたと思うんだよな。

 

 

「……そのことなんだが、伝えたいことがあるんだ。本当はサッカー部全員に来て欲しいところなんだが…流石にこの人数は多すぎる。円堂と…同じフォワードの染岡に、半田。この後少しだけ、いいか?」

 

「あ?なんでオレもだよ。まぁ、いいけどよ」

 

「オレも大丈夫だ。半田は?」

 

「あ、ああ…オレもいいけど」

 

 

行く場所は想像付くけど、円堂だけじゃなくて染岡とオレもか。

円堂はもちろん分かるし、豪炎寺も言ってたから、同じフォワードだから染岡も分かる。

でもなんでオレだ?オレまで呼ばれる理由が思い付かないんだけど。

 

 

 

 

 

その後、稲妻総合病院に行って、眠っている妹の夕香ちゃんと対面した。

オレはこの時の夕香ちゃんを初めて見たけど、影山はこんな子供をこんな風にさせてまで勝ちたいのかよ………。

やるせない気持ちを抱きながら、4人はちょっと多いってことで病室から出て、今は病院の外にいる。

 

 

「………さっきも言ったが、オレは夕香のことで、サッカーをやめていた」

 

「……気持ちは分かる、とは言えないけど。察するよ。でも、なんでまたサッカーをやる気になったんだ?」

 

「………お前だ、半田」

 

「……………は?」

 

 

いや、待て。オレ?オレが何したよ。なんの話だよ。

 

 

「さっきの帝国との試合、実はずっと見ていたんだ。雷門と帝国とでは、明らかに実力差がある。にも関わらず、お前は最後まで諦めず、土壇場で帝国の守備を抜いて、シュートまで持ち込んだ」

 

「………でも、点は取れなかっただろ」

 

「点は取れなくても、オレの心にドカーン!って来たぞ。あのジグザグスパークだっけ?帝国だけじゃなくて、オレの心にもイナズマが走ったんだよ。それのおかげで、負けられないって気持ちがもっと強くなったんだ」

 

「……オレも円堂と同じだ。お前のあの時の叫びは、オレにも届いた」

 

「叫び、って……」

 

「負けてたまるかああああ!だろ。オレは地面に這ってたけど、その声はバッチリ聞こえたぜ。オレだけじゃねぇ、みんな聞こえたはずだ。目金は知らねーけど」

 

「………………なんか、恥ずかしくなるな、それ」

 

「なんで恥ずかしがるんだよ?さっきも言ったけど、お前の熱い想いが、オレの想いをもっと燃え上がらせたんだよ。そうしたら、ゴッドハンドを出せたんだから、あの勝利はお前のおかげでもあるんだぞ!」

 

「………そんなことはないだろ」

 

 

オレがあの時攻めなくても、豪炎寺はやって来たし、円堂はゴッドハンドを出せた。前回もそうだったんだから、そこに大した違いはないはずだ。

 

 

「いいやそんなことはなくない!そこを否定したら、半田のプレーを否定することになる。そんな風に、オレは思わないぞ!」

 

 

でも、こうして言われるのは…

 

 

「………ありがとな。円堂、染岡、豪炎寺」

 

 

スゲー嬉しい。

 

 

「……オレはあの時ほとんど何もできねぇまま終わっちまった。それに豪炎寺、お前も入るんじゃもっと負けられねぇ理由が出来た。オレは次の試合までに、絶対に必殺技を完成させる。これは、オレの宣誓だ」

 

「………フッ、オレ以外にも必殺シュートを使えるストライカーがいるなら、雷門の攻撃はもっと強くなる。当てにさせてもらうぞ。染岡」

 

「へっ、今更負けられない相手が増えたところで、オレは止まらねぇ。その内お前を抜かしても、知らねぇからな!!」

 

「そうなったら、またオレが抜かすだけだな」

 

「言ってくれるじゃねぇか……次の試合は覚悟しとけよ!」

 

 

染岡、豪炎寺とぶつかることは無いみたいだな。

この前染岡が言ってたけど、オレがいたから…ってことなのかな。分からないけどさ。

 

 

「へへっ、次の試合も勝って、フットボールフロンティアに出場するのがオレ達の夢なんだ。そこで優勝して、その次は世界だ!」

 

「世界って…気が早すぎるだろ」

 

「目標は高い方がいいだろ?それに半田も言ってたしな!日本一の次は世界一だって!」

 

「えっ!?あっ、ああ…言ってた……っけ…?」

 

「言ってた言ってた。オレも突っ込んだ」

 

「えーと…まぁ、いいだろ。オレはお前達とサッカーがしたいんだから。出来れば、世界でもって意味だよ。ダメかよ?」

 

「ダメなわけがあるか!絶対オレ達で世界まで行くんだからな!」

 

「な?豪炎寺。コイツの熱意、すごいだろ」

 

「……ああ。オレも熱くなれる。世界か。いい言葉だ」

 

 

 

まずは日本一。その次は宇宙一。そして最後には世界一だ。

宇宙一については、色々と考えないといけないことがあるけど、少しずつでも進めていかないとな。

……あの時のことは、オレの弱さもあったけど、今回はなるべくそうならないように、フォローできればと思う。




先に言っておくと、脅威の侵略者編と世界への挑戦編もやるつもりです。




エイリア学園の時に、みんなのフォローできるかどうかは、別として。
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