イナズマイレブン〜中途半端な逆行〜   作:トライデント

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ジャーマネがふえまーす。


マネージャーが来た

「ねっむ……」

 

 

帝国との試合の翌日、別に昨日が土曜とかましてや金曜ですら無かったから、授業というものは当然ある。捻じ曲げられない事実だ。

ただ疲れがまだ残ってるのも変わらない事実で。さすがに、あの状態から覚えたての必殺技のジグザグスパークとローリングキックまでやったら、一晩じゃ万全とまではいかなかったか。

でも、地区予選が始まればそんなことも言ってられない状況だろうし、身体も鍛えなきゃな。慣れないことをしたのが原因だろうし。

……なんか掲示板に人が集まってるけど、早めに教室行って少しでも寝たい。欠伸をしながら2年の教室へと向かった。

 

 

「……おはよ。って、大谷しかいないじゃん。そんな早かったけ」

 

「あっ、半田くん。おはよう。昨日はすごかったね…ちょっと顔が暗いけど、大丈夫?」

 

「昨日の疲れがまだ残ってて、眠い。ちょっとだけ寝る。大谷も早いけど、どうしたんだ?今日の日直って円堂だよな」

 

「え、えーっと…早く目が覚めちゃって?」

 

「……そっか。じゃあ、悪いけど冬海が来るまで寝る。おやすみ」

 

「えっ、うん。おやすみ…?」

 

 

そのままオレは机に突っ伏して、夢の中へと入っていった。

 

 

「……そんなに大変なんだ。なんかいつもより、フワフワしてるし」

 

 

そして案の定、オレは冬海が来てからも派手に寝過ごす。冬海の出席簿攻撃を喰らってのお目覚めとなった。

さらに案の定、円堂も派手に寝坊して遅刻。冬海の日誌攻撃を喰らってた。

あと昼休みで円堂とかと一緒に昼ご飯を食べてる時に、これまた一緒に食べてた東に「半分裏切り者」とかワケ分からないこと言われたけど、昨日のことを凄かったって言われた。でも半分裏切り者ってなんだ?

 

 

 

「今日からマネージャーをやらせて頂く音無春菜です!」

 

「……だ、そうです。木野さんの負担が減りますし、ちょうどよかったのでは?」

 

 

部室でのんびりしてるとこに冬海がやってきて、その後すぐに青い髪の女の子が入ってきた。

音無春菜、2人目のマネージャーになる女の子で、鬼道の妹。

今はまだ知り得ないことだけど、鬼道に近づく為にサッカー部に入ったんだっけ。でも音無には何度も助けられた。彼女も大切な仲間だ。

 

 

「オレはキャプテンの円堂守!よろしくな!音無!」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

「帝国の時に人数も増えたから、木野1人で12人を支えるってのもキツかっただろうし、ありがとな。入ってくれて。オレは半田真一、よろしくな」

 

「よろしくお願いします!本物の半田さんに会えて、感激です!」

 

「………ん?円堂とかじゃなくて、オレなの?なんで?」

 

「もちろんキャプテンや豪炎寺さん、それに帝国学園に立ち向かったみなさんに会えて嬉しいですよ。ですけど、あの時の叫びとか、必殺技とか、すごくかっこよかったんですよ!」

 

「………ん?」

 

「私元々新聞部にいたもので、その時の写真を載せた記事なんてすごかったんですから!」

 

「えっ、なにそれ知らない」

 

「なんだ半田、知らないのか?学内新聞一面にオレたちのことが載ってたんだぞ。小さめだけど半田の一枚写真もあったぜ」

 

「えっ、そうなの?風丸。てか、みんな知ってたの?なんで教えてくれなかったの?」

 

「むしろなんで知らなかったんだ?」

 

「眠くて掲示板スルーしたし、そのまま教室行ってからも寝てたから話すら聞いてなかった」

 

「………あー、そうなのか」

 

 

だからなんか、東に半分裏切り者とか言われたのか。

でも裏切ったつもりないからな。半分でも裏切り者って言われることなくないか?

 

 

「あー、あとですが。新しいマネージャーは音無さんだけではなくてですね」

 

「音無さん以外にも、マネージャーが増えるんですか?」

 

「ええ。木野さんも知ってる人ですよ。同じクラスなんですから。ほら、貴女も入ってきてください」

 

 

 

……ん?2人目の新しいマネージャー?雷門はこの時期じゃないはずだし、っていうかこの時期に入る理由ないだろうし。じゃあ誰だ?

………いや、木野と同じクラスってことは、オレとも同じクラスってことだよな。じゃあ尚更誰だろ。今朝会った大谷ってことはないだろうし…

 

 

「えーと、2年の大谷つくしです。よろしくお願いします」

 

 

なんで?

 

 

「大谷もマネージャーになってくれるのか!よろしくな!」

 

「うん。よろしくね、円堂くん。あと同じクラスだと、半田くんもだね。よろしく」

 

「………えっ、あっ、ああ。よろしく」

 

 

いや、なんで大谷もマネージャーになるんだ?

マネージャーが増えて、仲間が増えるのは嬉しいことなんだけど。前回ってそんなサッカー部と関わり無かったと思うんだけどな…

……いや、豪炎寺の加入とか、冬海のこととか色々あるし、まるっきり同じってことはないってことは薄々考えてたから、そこまで深く考える必要もないと思うけど。悪いことじゃないんだから。

 

 

「……埃臭いところね。こんなとこにいると、身体悪くするわよ」

 

「…………お前もマネージャーに」

 

「ならないわよ」

 

「だよな」

 

 

びっくりした。ちょうどいいタイミングで雷門が来るもんだから、まさかのマネージャー全員集合〜大谷も添えて〜になるのかと思った。まだならなかった。

あと案の定尾刈斗との練習試合が組まれて、これに勝てばフットボールフロンティア出場、負ければ廃部というハイリスクハイリターンな試合が控えることになった。しかも明日だと。突貫すぎるだろ。

 

 

「いいじゃねぇか!その試合にさえ勝てば、念願のフットボールフロンティアだ!絶対勝つぞ!」

 

「ああ!染岡の言うとおりだ、これから少しでも練習だ!」

 

「……フッ、そうだな」

 

 

みんなのやる気も十分。オレも負けてられないな。

 

 

「よし、じゃあ河川敷行こうぜ!今日もグラウンド使えないからな!」

 

「威張って言うことじゃないでしょ、それ」

 

「威張ってねぇよ!そんなこと言うなら置いてくからな!」

 

「……いつも半田が1人部室に残されてるって聞いたけど」

 

「そうはさせませんよ!1人遅れるのは半田先輩の十八番なんですから!」

 

「どういうことだよ!?」

 

「だっていつものことが起きないと違和感がするでヤンス!」

 

「だからどういうことだよ!?」

 

「任せた壁山!」

 

「オレが抑えるッスから、みんな先に行くッス!」

 

「おい!そこまでするかよ!?」

 

 

壁山に勝てるはずがなく、また部室にオレ1人になった。今回は冬海もいない。あとちゃっかり豪炎寺もノりやがった。なんだこれ。




部室で冬海と話してる時以外も、半田はわりと毎回遅れて練習に行ってました。
とどのつまり、これが雷門中サッカー部のルーティンなのです。そりゃあみんな結束もする。

あとなんとなく大谷さんもマネージャーにしました。にぎやかになりますねぇ。
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