ましろside
侑さんの強い押しで私たちはライブに出ることになったけど……
「本当に私達ステージに立てるかな?」
「分かりませんが……侑さんたちがあんなに期待している以上はやってみましょう!」
ソラちゃんは前向きだな~それにしても……
「この世界にプリキュアがいるなんて……驚きだよ」
「ただうらさんの予想ではいるのではなく、これからなるかもしれないってことかもしれませんね」
うーん、確かにそう言われるとその可能性が高いかもしれない。人知れず戦っているプリキュアだとしても噂くらいはあるはずだし……でもそんな噂がないと言うことはそう言うことかもしれない。
「ただこの間の件もありますし、やはりライブには出るべきですよ」
「あはは、そうだね」
この間の戦闘は偉いことになっていた。何せ怪物にプリキュアの登場。いつのまにか撮られていた私たちの戦いがSMSで拡散されちゃってるし……でも璃奈さんの提案でこの間の戦闘は虹ヶ咲のライブの宣伝と言うことで収まったらしい。いやいや、それで納得出来るのが凄すぎだよ
「みー」
ソラちゃんとそんな話をしているとシニエちゃんに怒られる私達。あ、何かごめんなさい
「すみません。今はお散歩委員会のお仕事ですね」
とりあえず今を頑張ることにした私達であった。
「かー!本当にどこなのねん!」
カバトンは街を見渡すが、ここがどんな世界なのか分からないでいた。突然転移し、更には何故か自力で元の世界に戻れない。
「プリンセスを手に入れても帰れないんじゃ意味がないのねん」
「帰れるよ……」
不意に声をかけられ、振り向くとそこには黒いローブがいた。カバトンは警戒するが……黒いローブは笑みを浮かべているように思えた
「ワタシノ言う通りに……すればね」
「本当なのねん!」
「うん、貴方の目的も達成デキル」
カバトンからしてみればそれは乗るべきと判断し、黒いローブの誘いに乗るのであった。
黒いローブは決行の日を伝えるとカバトンは姿を消した。残った黒いローブは…………
「優木せつ菜……ヤメテ……三船栞子……ヤメテ……鐘嵐珠……ヤメテ……宮下愛……ヤメテ……朝香果林……ヤメテ……桜坂しずく……ヤメテ……天王寺璃奈……ヤメテ……中須かすみ……ヤメテ……近江彼方……エマ・ヴェルデ……ミア・テイラー……上原歩夢……そして……高咲侑……貴方だけ……どうして……どうして……オネガイ……ヤメテ……黙れ。私の意思は固まった……もう諦めて……」
黒いローブが見つめる先には虹ヶ咲学園があった。
未唯side
侑お姉ちゃんがノリノリでソラちゃんたちの曲を完成させた。後はソラちゃんとましろちゃんの振り付けを考えないといけないと思っていたら……
「作ってるうちにこの曲は未唯と一緒にやるべきだって思ったの!」
「はい?」
侑お姉ちゃんの突然の申し出……うん、まだ少し時間があるからって……
「お願い!急にこんなことになって、でも凄いステージになるはずだから!」
「うー、分かったよ」
こうまで頼まれたら断るのも悪い気がするし……私はお姉ちゃんの提案を引き受けて、ソラちゃんたちと一緒に練習をすることになった。因みに流石に振り付けとかは私一人で二人のを見るのが難しいので、栞子ちゃんとぽむお姉ちゃんにサポートに入ってもらった。
「ソラさんは元々運動神経がいいみたいですが、先走ってる感じですね」
「ましろちゃんは合わせようとして遅れぎみだけど……大丈夫?」
「な、何とか……」
「け、結構難しいですね」
「振り付けはまだ練習で何とかなるかもしれないけど……歌はちょっと力入りすぎだね」
「うぅ……そっちはどうにも……」
「未唯さん、何かアドバイスあります?」
ましろちゃんはアドバイスを求めてきたけど、うーん、なんと答えれば……とりあえず大切なことは
「やっぱり誰に届けたいかを意識するのがいいかもしれない」
「誰かに届けるか……」
「今回は……観客のみなさんでしょうか?」
「ううん、それだけじゃなく、みんなにだよ。観客だけじゃない。ステージの側にはみんなもいるから……みんなに届けられるように!」
「みんなに……」
ましろちゃんは試しに意識して歌い出した。さっきまでとは違い歌声が響いた。ソラちゃんも意識し始めて歌い出した。
「うん、これなら大丈夫みたいだね」
あとはソラちゃんたちの衣装は……流石にプリキュアに変身してライブをやるのはどうなのかと言う話になり、現在プリキュアの衣装に似せたものを作ってもらってる。多分間に合うはずだ。
ライブまであと少し……何事もなければいいけど……
次回、シリアスになります!
感想待ってます!