虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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前回、残り二話と言いましたが、本編は今回を合わせて残り二話。おまけ3話となります


107話 虹色とヒーローガール⑩ キュアエンジェル

私はプリキュアに変身した。多分この変身は私の想いに答えた結果なのかもしれない。

 

「未唯が……」

 

「プリキュアに……」

 

お姉ちゃんたちは驚きを隠せないでいた。大丈夫だよと声をかけ、スカイとプリズムと並び立った。

 

「未唯さん……いえ、エンジェル!」

 

「一緒に行こう!エンジェル!」

 

「うん…………あの出来たらエンジェルって呼ばないでほしいのだけど……結構恥ずかしい」

 

私のプリキュアとしての名前だけど、割と恥ずかしいんだけど……

すると貴方が怒り狂っていた。

 

「プリキュアに変身したところで!みんなの歌は私が……私たちが頂いた!もうお前たちにはどうしようもない!」

 

「それはどうかな?私には見えてるよ!そのランボーグのマイクを破壊したらどうなるかを!」

 

私が駆け出そうとすると、それに答えるかのように背中の12個のリボンが翼に変わり、空を舞った。

 

「スカイ!プリズム!ランボーグのマイクを!」

 

「分かりました!」

 

「行くよ!スカイ!」

 

二人はランボーグのマイクを狙って攻撃をしていく。私も合わせてマイクを破壊しようとするが……

 

「狙いはいいみたいだけど!無駄!」

 

破壊したマイクが再生していく。なるほど、一気にやらないとダメみたいだね。

 

「ランボーグ!狙いはステージにいるスクールアイドルたちを!」

 

ランボーグが侑お姉ちゃんたちに向かって、音波攻撃を放つ。私は皆のところへと行き、両手を突きだした。

その瞬間、両手の黒いリボンが広がり、ランボーグの攻撃を反射して、ランボーグを吹き飛ばした。

 

「なるほどね。反射の力か~後は……」

 

更に追撃をしようとするランボーグだったが、無数の羽がランボーグの身体を包み込んでいく。

 

「なっ!?」

 

「私の羽根は……落ちても動かせるみたいだね」

 

どうやらこの羽根は自動的に動いてくれるみたい。おまけに攻撃の他に防御もしてくれる。

 

「ランボーグ!そんな羽根!払え!」

 

ランボーグは身体を回転させ、包み込んでいた羽根を剥がしていく。

 

「エンジェル……ではなく未唯さん!もう一度拘束してください」

 

「そしたら、私たちの合体技で一気に!」

 

「分かった!」

 

もう一度拘束をしようとするが、ランボーグはマイクをあちこちに向け始めた。

 

「守る力があっても!ランダムに放ち続ける音波は防ぎきれないはず!」

 

あの子の言う通りだね。自動的に動いてくれる羽根でも、ランダムに動かれると混乱してしまう。それだと下手するとステージにいるみんなや観客のみんなに被害が及ぶ。

まぁ……それは普通に使えばの話だけどね。どうにもプリキュアに変身したことで力の使い方は把握出来てるみたいだ。私は目を閉じ……

 

「ランボーグ!」

 

ランボーグの不規則な攻撃は私の羽根がすべて防いでいく。どんなに不規則でも……私には見えてる。防がれていく攻撃に焦り始めるランボーグ。その隙に再度拘束をする。今度はそうそう剥がされないようにね!

 

「今だよ!」

 

「行くよ!スカイ!」

 

「はい!」

 

二人は変身の時にしようしたスカイトーンとは違うものをミラージュペンにはめ込み……

 

「スカイブルー!」

 

「プリズムホワイト!」

 

ランボーグを円盤の中へ入れ込ませ、

 

「プリキュア・アップドラフト・シャイニング!」

 

眩い光がランボーグを包み込み、ランボーグのマイクは全部破壊された。

 

「再生しない?」

 

「バカな!どうしてマイクが再生しない!」

 

「そういう能力だったみたいだよ」

 

「何故……お前がその事を知っている!」

 

「見えてるから」

 

プリキュアとしての能力。羽根の自動操作と自分で操作する能力。反射の能力。そしてもうひとつは……最適の未来を見ることだけど、どうにもその能力は自動的に処理されるから私は最適で最善の未来を見ることにした。

あの子は身体を震わせ、ランボーグの中へと入り込んだ。その瞬間、ランボーグは更に姿を変え、悪魔みたいな姿へと変貌した。

 

『私の!私たちの!この深い絶望を!怒りを!苦しみを!お前たちには晴らすことなんて出来るわけが……』

 

「最後はただ暴れるだけなんだね……どうして暴れるだけしかしないの?」

 

『私がそうするべきだと……』

 

「信じてあげようよ……みんなを……貴方には……ううん、貴方たちはそんな深い絶望に落ちても寄り添ってくれる人がいることを!」

 

『そんな人……いない!離れていった!』

 

「それは貴方たちが突き放したからだよ!もう一度……差し伸べられたその手を!掴んで!」

 

『差し伸べられた……手を……』

 

「何度も失敗することはあるかもしれない……もしかしたら別の世界にいる私も……同じような状況になっているかもしれない」

 

だけど……それでも私は……きっと!

 

「差し伸べられた手を掴み返す!そして立ち上がる!私はみんなを……虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のみんなを!信じてるから!」

 

『信じる……』

 

私はそっと怪物に化したあの子に触れた。こんなドロドロした暗い思いは……私が晴らす

 

「ひろがる!エンジェル……スフィア」

 

虹色の翼があの子を包み込み、虹色の球体になり……あの子の暗い想いを浄化する。

 

『すみ……きった……』

 

完全に浄化し終え、壊された会場は元に戻った。歌は……

 

「未唯さん!歌も戻りました!」

 

せつ菜さんが嬉しそうに報告してくれている。良かった……

 

私はステージにいるみんなの所に戻り、変身を解除すると……

 

「とりあえず……ソラちゃんとましろちゃんには説明しておいて……ソラちゃんの事だからプリキュアに……変身した……事が原因……だって……思ってる……から……」

 

私はそのまま眠りにつくのであった。

 




キュアエンジェル

未唯の貴方を助けたいと言う想いによって、変身した姿。白いワンピースドレスに背中には12個のリボンと両手には黒いリボンが装着されている。
12個のリボンは翼に変わり、メンバーカラーの翼になっている。黒いリボンは相手の攻撃を反射可能。
翼から抜け落ちた羽根は自動操作により、攻撃と防御が可能。ただ最適な動きしかしない。自分で操作をすることが出来るが、普通に操作すると脳への負担が大きくなるが、未唯自身は集中することで戦いながらも並行して操作可能。
また最適な未来を見ることが可能だが、未唯は最適かつ最善な未来を見るようにした。
浄化技は敵を12の翼で包み込み、虹色の球体へと閉じ込めて浄化する。『ひらがるエンジェルスフィア』

ようするにキュアエンジェルは未唯が変身することで、ファ○ネル、またはドラグーン、またはファングを使用しつつ、ゼロシ○テムが備わっている

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