ソラside
私とましろさん、エルちゃんとで平行世界に行ってからしばらく経った。私はというと学校に通うようになったり、色々な出来事があったが充実した日常を歩んでいる。
「ソラちゃん、どうしたの?何だかニコニコしてるけど?」
「いえ、未唯さん達の事を思い出していたんです」
「未唯さん達、今ごろ何してるんだろうね?やっぱり練習とかかな?」
「そうですね」
あの日撮った写真を見て、私は微笑んだ。あの日々は未唯さんたちにとっては考えさせられる出来事……私たちには想いを伝えることで救うことが出来る人たちがいたことを教えられた。そして……
「ミラージュペンとスカイトーン……色失ってるけど……大丈夫なのかな?」
未唯さんのミラージュペン、スカイトーンは私たちが元の世界に戻った際にその力が失われたのか真っ白になってしまっている。ヨヨさんに調べてもらったが、ヨヨさんにも良く分からないらしいが、もしかしたら奇跡の力は本当に必要な時にしか扱えないようになっているのかもしれない。
「とは言えまた色が戻ることはないのは良いことなのかもしれませんね」
「そうだね」
ましろさんと二人でそんな話をしているとヨヨさんが部屋に訪ねてきた。
「ソラさん、ましろさん、少しいいかしら?」
「何でしょうか?」
「どうしたの?お祖母ちゃん」
ヨヨさんの手には何故かミラーパットがあった。もしかしてカバトンが暴れている?だとしたら急いで向かわないといけない!
「事件……というべきかしら。彼女から話を聞けばわかるわ」
ヨヨさんはミラーパットを置くとミラーパットに一人の少女が映し出された。その少女は……うらさん!?
「うらさん!?」
「え?どうしてうらさんと連絡取れるようになってるの?」
こっちに帰ってきた際、私たちは試してみたが、繋がらなかった。スカイジュエルを使っても無理だったから私たちは連絡することを諦めていた。
けど、またこうして連絡を取れるようになったことは……かなり衝撃的だった。
もしかしたらこの間みたいな貴方さんみたいな存在がこちらの世界に現れたのか?
『実はね。未唯ちゃんがそっちの世界にいるかもしれないの』
「「未唯さんが!?」」
未唯さんがこっちの世界に……まさか本当に緊急事態だとしたら……未唯さんの身が危ない!
「何で未唯さんが?もしかしてそっちで何かあったの?」
『実はね……』
私とましろさんは固唾を飲んだ。うらさんは真剣な表情をして、理由を告げた
『そっちの世界とトンネル繋げられたから、遊びに行ったんだけど、転送位置がずれちゃったみたいで~』
「…………えっと」
「事件が起きたとかではなく?」
『普通に遊びに行ってる感じだよ』
私とましろさんは身構えていたからか一気に脱力してしまった。もう色々と言いたいことがありますが……
「もう一度聞きますが……事件とかではなく遊びに行っただけですよね?」
『うん!』
「とりあえず未唯さんを探しましょう……」
「そうだね、お祖母ちゃん、ちょっと行ってくるね」
「えぇ、行ってらっしゃい」
私とましろさんは未唯さんを探しに行くのであった。とは言え手がかりはないから手当り次第だけど……するとましろさんは誰かに連絡を取っていた
「ましろさん?」
「あげはちゃんにもお願いしたよ」
それにしてもうらさんの発明品は凄いが、どうにも失敗みたいなものが多いのは気のせいだと思いたい
「これも運命なのかもしれないわね。そうだわ。これからお客様が来るから気を付けて」
ヨヨは誰かにそう告げるのであった。
未唯side
うーん、うらちゃんの発明でソラちゃんたちの世界にきたけど、転移場所を間違えたみたいで、私は見知らぬ街にいた
「どうしたものか……」
ソラちゃんたちが住んでいる家を探すにしても場所がわからないし、下手に動くと合流も出来そうにない。それなら元の世界に戻るにしても……
『帰れるのは向こうの世界で3日後だから』
エネルギーの問題で帰るのに時間がかかるから……本当にどうしよう?
困り果てる私。すると……
「ね、君……高柳未唯だよね?」
「へ?」
茶髪の女性に声をかけられた。というか私の名前をどうして?
感想待ってます!