虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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前回の続きです


117 それぞれの呼び名

しあside

 

私は結ヶ丘の校門前に来ていた。ここが私が通うことになる学校…………早速突入しよう!

 

「しあちゃん、ちょっと待った」

 

突入しようとすると不意に声をかけられた。振り向くとそこには苺ちゃんと後は……誰だろう?

 

「あ、初めまして。近江遥って言います」

 

「遥ちゃん……東雲スクールアイドルの?」

 

「知ってるんだね」

 

「しあちゃんは色んな学校のスクールアイドルのことを調べてるから」

 

「私の夢のためには沢山のスクールアイドルのことを知らないといけないからね!」

 

そして結ヶ丘を選んだのは、スクールアイドルとしてのレベルが虹ヶ咲と同じように高い。私はそこである呼び名で呼ばれたい!

 

「と言うわけで挨拶しに行ってくる!」

 

私は結ヶ丘に突入するのであった

 

「あぁもう!遥ちゃん、行くよ!」

 

「う、うん……何て言うかしあちゃん、苺ちゃんたちと違うね」

 

「あの子は……まぁ走り出したら止まらない子と言うか……なんと言うか……ワンちゃんみたいな子なの」

 

「それは……苦労してそうだね」

 

 

 

 

 

 

紗桜莉side

 

練習も終わり、みんなで他愛のない話をしているときのこと、四季ちゃんがあることを言い出した

 

「紗桜莉さん、侵入者」

 

「侵入者?そんな物騒な……」

 

「監視カメラで確認済み。見知らぬ女子が教室を開けてを繰り返してる」

 

「うーん、それは確かに侵入者……と言うより部外者じゃないかな?」

 

だとしたら対応しないと……恋ちゃんに指示を……

 

「あの、お聞きしたいことがあるのですが……」

 

「何?恋ちゃん」

 

「結ヶ丘に監視カメラを設置したと言う話を聞いてないのですが」

 

あぁそれは……

 

「私と紗桜莉さんの独断で設置した」

 

「四季ちゃんとは監視カメラの映像を共有してるからね!防犯は大切だよ」

 

「まずは報告を……」

 

まぁ設置して、効果があるかどうかの検証も兼ねてるから……報告は後回しにしておいたんだよね

 

「トラップ発動する?」

 

「まだ生徒が残ってるからね……様子を見よう!」

 

「結ヶ丘が……とんでもないことに……」

 

「あはは……」

 

「恋ちゃん……諦めよう。長い付き合いだからこそ紗桜莉ちゃんを止める方法はないんだよ」

 

かのんちゃんは苦笑いをし、ちーちゃんは呆れながらそう言うのであった。

すると四季ちゃんがあることに気がついた

 

「他にも部外者発見した。この二人は……苺さんと遥さん。あと校門の前に男の人がいる」

 

苺さんたちも来てる?それなら連絡もらうはずだけど……あ、しまった。その二人と連絡先交換してない……あと男の人は……

 

「校門の前の人ならきな子と約束してる人っす」

 

『え?』

 

きな子ちゃんの発言に私、蓮華ちゃん以外は驚きを隠せないでいた。いや、私も驚いてるけど……声に出すほどではないだけで……

 

「もしかして灯夜さん?」

 

「はいっす!今日は買い出しに付き合うことになってるっす」

 

「いやいやいや、きな子ちゃん、その……男の人と?」

 

「そうっすよ?きな子、灯夜さんの家に居候してるっすから」

 

『!?』

 

意外な事実だけど、侵入者はどうしたものか……

そう思っていると突然部室のドアが開けられ、そこには例の少女がいた

 

「ここが結ヶ丘のスクールアイドルの部室ですね!私は高柳しあ!今度この学校に通うことになりました!スクールアイドルになって私はあの3人みたいな通り名で呼ばれるくらいのアイドルになるのが目標です!」

 

うん、どうしよう……色々と情報量が……するとしあちゃんを追いかけてきた苺さんと遥さんの二人が息を切らしながら追い付いてきた

 

「しあ……ちゃん……まずは落ち着こう」

 

「体力すごすぎない?しあちゃん」

 

「あれ?どうしたの?二人とも」

 

「と、とりあえず……説明しますから」

 

 

 

 

 

息を整えた苺さんの話では、しあちゃんは高柳家のもう一人の妹。今日帰ってきたらしく、今度結ヶ丘に転入するとのこと。

そして未唯さんに憧れてスクールアイドルになるとか……

 

「結ヶ丘はレベルが虹ヶ咲と同じように高いから、そこで私は三人みたいな呼び名で呼ばれるくらいになりたいの!」

 

「それじゃソロアイドルとして入部するの?」

 

「ソロアイドルだけじゃなくグループとして入部しろって言うならそれに合わせます!わがままを貫くよりかはその方がいいですし」

 

「えっと、ちぃちゃん」

 

「まぁ来るもの拒まずだから、良いけど……」

 

「なんと言うか賑やかになりそうね……」

 

「はいデス。とりあえず紗桜莉はしあを泣かせないように」

 

「いや、私、泣かせないからね。うん」

 

『え?』

 

何でみんなそんな反応?誰かを泣かせた覚えがないんだけど……

 

「可可は覚えてます……紗桜莉がれんれんを泣かせたのを」

 

「確かかのん先輩の話ではウィーンも泣かせたとか」

 

「泣かせてはないよ~涙を浮かべるくらいには……」

 

「本当に……紗桜莉さんに対してあんなことを……過去に戻れるなら止めたいくらいです」

 

(もし冬毬が関わることになったら止めないとですの……)

 

「えっとそれで呼び名って、未唯さんは『虹ヶ咲の天使』だよね」

 

「苺ちゃんはスクールアイドルではないけど、『東雲の天使』って呼ばれてます」

 

「遥ちゃん、恥ずかしいから止めて////」

 

「そしてうらちゃんは『虹ヶ咲のマッドサイエンティスト』って呼ばれてるよ!」

 

「うらさんは尊敬に値する人」

 

「四季……尊敬する人物間違えてないか?」

 

「そんなわけで!よろしくお願いします!」

 

こうして新しい部員を向かえることになったのだった。因みにきな子ちゃんはしあちゃんが来たあとに先に帰るのであった

 

 

 

 

 

 

きな子side

 

「灯夜さん、お待たせしましたっす」

 

「うん、遅かったけどどうしたんだ?」

 

「新しい部員の子が来たらしいっす」

 

でも詳しい話は聞けてないから、後で夏美ちゃんに聞かないとっすね

 

「それじゃ買い出しに行くか」

 

「はいっす!」




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