未唯side
なんだかんだ言って定番化してきた同好会メンバーの誕生日プレゼント…………まぁ私も楽しいから特に問題がないけど……
「普通にお出掛けですか?」
「はい!未唯さんと一緒にお出掛けしたいです!」
「その、妹になったりとかは?」
「いえ、普通にお願いします」
まさかの普通にお出掛けになるとは……まぁこういうのも悪くないかな?
そんな事を思っていたけど、次の日、待ち合わせ場所の駅前でせつ菜さんが来るのを待っていると……
「お待たせしました!」
「あ、せつ……」
「未唯お姉ちゃん」
はい?今、何て言った?
「どうしたんですか?未唯お姉ちゃん」
「あ、あの、お姉ちゃんって?」
「今日は未唯さんの事をお姉ちゃんと呼びますね」
これは……一体…………いろいろと考えていくと、ある予想がついた
「あの何かのアニメの印象でしょうか?」
「あはは、実は…………」
だから妹は断ったんだ…………と言うか
「その、普通にせつ菜さんが妹なんて見えないんじゃ?」
「そうですか?背とか」
せつ菜さんが近寄って自分の背と私の背を比べ始める。あの、なんと言うか……近いです
普段は特に気にしてないけど、こうして間近で見るとせつ菜さんは本当に美少女と言うか……あまりの可愛さに目を背けてしまう
「どうかしました?顔が真っ赤ですよ?」
「な、なんでもないです」
いや、本当に……あんな距離だと本当に…………
「それじゃ行きましょう!お姉ちゃん」
「はい、せつ菜さん」
「あの、出来たら……さん付けはなしで」
「あの……それは…………」
「お願いします!」
「それじゃ……せつ菜ちゃん」
「はい!」
はぁ~笑顔も眩しいよ…………
せつ菜さんがいきたい場所はアニメショップだった。ここは何となく予想はしていたけど
「こ、これは!中々出回らない限定版!こっちには限定発売していた変身アイテム!」
「せつ菜ちゃんって、そういうのも……」
「お姉ちゃん、今日は敬語禁止です」
いや、一応気にはしてるんだけど…………
「わかったよ」
「えへへ、今のは本当に出来が良かったりしますから~」
無邪気な笑顔……本当に大好きなもののときは本当に年下に見える
「それじゃ次行きましょう!」
「買わないの?」
「その……持ち合わせが…………」
「それならプレゼントするよ」
私がさっきほしそうにしていたものをレジに持っていこうとすると……あることを思い付いた
「せつ菜ちゃん、妹はこういうときどうするの?」
「え?その……」
「駄々っ子しても良いんだよ」
私はいたずらっ子みたいな笑顔で言うと、せつ菜さんは少し考えて…………
「お姉ちゃん、かってかって」
そう言って私の服の裾を掴みながら駄々をこね始めた。
なんだろう?普段見せない感じだからとてもかわいく見える
「わかったよ。買ってくるね」
「うん!」
これ、私……いろいろ持つのかな?
そんなこんなで気がついたら夕方になっていた
「今日は本当に楽しかった」
「そうだね~あ、ぞろぞろ終わりだから普通に戻って良いですか?」
「はい!未唯さんの砕けた口調も新鮮で良かったですよ」
「あ、あはは……」
「私は一人っ子だから妹とか姉とかほしいと思ったりしてましたが、今日はそれが叶って良かったです!」
「妹で良かったの?」
「今回はですね。次は未唯さんが妹でお願いしますね」
「はい」
本当に疲れたけど、せつ菜さんの笑顔に癒されるからか疲れが吹き飛ぶよ
「あ、そうだ。未唯さんに似合うと思って…………」
せつ菜さんは袋から何か取り出そうとした瞬間、こっちに向かって走ってくる子供が、後ろからせつ菜さんにぶつかり、バランスを崩して………………
ちゅ
「//////」
「//////」
えっと……今の感触あれだよね?せつ菜さん、思いきり真っ赤にしているし…………私も顔が凄く熱い…………
「えっと、その……」
「い、良いものってキス……ですか?」
「ちちちちち、違います!違いますから~」
恥ずかしくなって駆け出していくせつ菜さん、うん、これ、明日からどんな顔をして会えば良いんだろう?
次の日
「せつ菜さん、昨日は未唯さんとどうだったんですか?」
「はい!楽しかったですが……その/////」
「あの?顔が真っ赤ですよ?」
「き、気にしないでください」
「みい子~昨日せつ菜先輩と何かあったの~?」
「えっと////」
その日はお互いこんな感じだった。本当に……衝撃的な誕生日だった。
本当は普通にデートにしようかと思ったけど、寝る前に『せつ菜ちゃんがお姉ちゃん呼び』という単語が…………
キスにかんしては書いているときに思い付いた
せつ菜ちゃん、ハッピーバースデー!!
感想待ってます!