紗桜莉side
私たちは部室で未唯さんたちを待っていた。今日は打ち合わせと未唯さん達の友達の紹介も兼ねている
「近くに来たら連絡してくれるんだよね?」
「そうみたいだよ。私とかのんちゃん、ちーちゃんでお出迎えしないとね」
「本当にどんな子達なんだろうね?」
かのんちゃんは会うのを楽しみにしていると、突然大きな音が鳴り響いた。その音はかなり近くで聞こえたけど、もしかして屋上から?
私たちは急いで屋上へと行くとそこには……
「痛たた……転移する方法ってこんなに痛いもんなの?」
「多分違うと思いますよ……ですよね?ソラさん、ましろさん、プリンセス……」
「って?あれ?」
何だか屋上に見たことのない人たちがいた。何だか転移とか変なこと言ってたけど何の事だろう?
と言うか何で私服で学校の屋上に?色々と気になるけど……とりあえず私たちは顔を見合わせ、謎の二人組を保護するのであった。
まだ来てないみんなを呼び、話を聞くことになった。茶髪の女性は聖あげはさん、男の子の方は夕凪ツバサくん。話を聞くとどうにも別の世界から来たらしい。普通ならそんな話を聞かされたら信じられないのだが……
「別の世界か~まぁ急に屋上から現れたらね」
「うん……信じるしかないと言うか……」
「何故でしょう……可可たち普通ではあり得ないことを信じることは出来ないはずデスが……」
「日常的にあり得ないことを見てきたからね……」
「こう言ったお話は信じてしまえる私たちがおかしいのでしょうか?」
かのんちゃんたちは私の事を見ながらそう言うけど、いやいや私基準でおかしな事に対して慣れないで欲しいのだけど……
「それでさ、離れ離れになった友達と合流したいんだけど、みんなの中で高柳未唯って人の連絡先知らない?」
「未唯さん?知ってるけど……」
もしかして未唯さんが話していた子達があげはさんとツバサくんなのかな?と言うかツバサくんは落ち着かない感じだった。
「早くプリンセスの元に……でもこの世界の土地勘がないから……ど、どうしよう……」
「ツバサくん、落ち着くっすよ」
きな子ちゃんは落ち着かないツバサくんの頭を撫でていた。きな子ちゃんがあんな風にしている姿は珍しい感じが……
「きな子さん、ツバサさんに優しいですの」
「確かに年下でも男相手には普通躊躇しそうだけど……」
「居候先の人で慣れてる?いや……それでもきな子ちゃんなら多少は……」
「うーん、何故かツバサくんを見ていると落ち着くと言うっすか……」
まぁきな子ちゃんたち1年生は仲良くなってるみたいだから良いけど、とりあえず未唯さんに連絡をとることにした。
未唯さんから直ぐに連絡が来て、直ぐに迎えに行くとのこと。その時に色々と事情を話すらしい。どうにも虹ヶ咲の人たちはあげはさん達の事を……と言うより未唯さん達の所にいる子達が別の世界の住人と言うことを知っているみたいだった。そこら辺をちゃんと聞かないとね……ただ問題があるとしたら……
「ツバサくんをどうしようか?」
「え?」
「そうですね……結ヶ丘は女子校ですからね……」
「あー、そっか~それなら少年。女装する?」
「しませんよ!と言うか僕の場合は……」
ツバサくんは突然煙に包まれ、煙が晴れるとそこには黄色の小さな鳥がいた。
「これで人形の振りをしていれば解決です!」
「ツバサくん、可愛いっす~」
鳥の姿になったツバサくんを抱き締めるきな子ちゃん。いや、普通に人間が鳥になったことを気にした方がいいんじゃ……
「少年はプニバード族って言う種族でね。この場合は人間が鳥になったと言うより鳥が人間になれるって思った方がいいよ」
なるほどね。とりあえず問題はこれで解決みたいだけど……
「あ、あの、きな子さん……苦しい……」
「ふわふわっす~」
きな子ちゃん、少し落ち着こうか。
「へー急に変な世界に来たと思ったら……プリキュアたちも来てるのか。折角だから挨拶をしておこうかな」
ビルの屋上で緑色の長髪が特徴の痩身の男が結ヶ丘を見つめていた。
意外ときな子とツバサくんは相性が……おっと灯夜が……
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