ツバサside
ソラさんたちがもう少しで到着すると言うことで校門前で待機することになった僕たち。紗桜莉さんたちも一緒にいてくれるらしいけど、多分事情を聞くためでもある。
僕はあげはさんにあることを話した。
「ソラさんたちがどう話すかによってはプリキュアについては紗桜莉さんたちに黙っておきましょう」
「でもさ、未唯ちゃんたちはプリキュアについては知ってるんだよね?」
「だからこそ、ソラさんたちの判断に任せるべきです。僕たちが勝手に話すよりは……」
「まぁそうだね。ただあの子達なら特に驚いたりとかしないと思うけど」
「それは僕も同感です。あの紗桜莉さんで慣れているって、一体何をしてきたのか……」
おまけに話してるときに皆さん、何故か遠い目をしてましたし……あの人は何者なんでしょうか?
「ねぇ、ツバサくん、あげはさん。校門の前にいる人って二人の知り合い?」
かのんさんが指を指した方を見るとそこには……
「やぁまさかこんな場所で会うなんて奇遇だね」
緑色の長髪で痩せ身の男……どうしてこの世界に!
「バッタモンダー!?」
「あんた、何でここに!」
「さぁね?気がついたらこの世界にいてね。君たちを見掛けて、つい声を掛けただけさ」
「ね、ねぇ、あの人……知り合いなの?」
「千砂都さん、あの人は僕らの敵です!」
「色々と詳しく話したいけど、時間ないから簡潔に言うと怪物を産み出して指示する奴ってこと」
「だとしたら学校にいる皆さんを避難させないと!」
「おいおい、僕は無闇に人を襲ったりしないよ。まぁランボーグは襲うけどね。カモン!アンダーアバババババババ!!!!?」
バッタモンダーがランボーグを召喚しようとした瞬間、何故か電撃を食らっていた。そして僕らの前に紗桜莉さんが出て
「とりあえず時間は稼いでおくよ」
紗桜莉さんの手には何だかスイッチが握られていた。と言うかバッタモンダーを痺れさせているあの床は一体……
「な、何なんだ今のは……まぁいい!カモン!アンダーアバババババババ」
「動いたら電気を流すよ。えっと……ば……ば……バッタ?」
「バッタモン……ダアアアアアア!!!!!?」
「だから動いたら電気を流すって言ったよね?」
明らかに動いてないと言うか……名乗ろうとしただけじゃ……
「お、お前!?一体何をしたんダアアアアアア!!!!!?」
「うーん、普通の人間じゃないみたいだね。強めの電気流してるのに、漫画みたいに焦げるくらいだし……」
「あの、紗桜莉さん?あれは一体……」
「不審者用のトラップ。この間しあちゃんに突破されたから新しく設置し直したの」
「と言うかあれってどれくらいの威力なのよ」
「えっと、今は10万ボルト位だね。普通の人間なら耐えられない威力だけど……」
「流石紗桜莉デス。まさかあんな罠を容赦なく発動させるなんて……」
「とりあえずこの罠は後で撤去しておこう。流石にあぁいう手合いの人しか使えないみたいだし、威力下げるの面倒だし」
「紗桜莉ちゃん、今更だけど罠を校内に設置しない方が……」
えっと、皆さんは何の話を……バッタモンダーは痺れてるし……
「とりあえず学校のみんなを避難させた方が……」
「そっちはきな子ちゃんたちに指示しておいたから大丈夫だよ。さてバッタさん、どうするの?」
「くっ……この程度の電撃……で俺がやられると思うなよ!」
「うん、思ってない!」
紗桜莉さんが端末を操作し始めた。その隙にバッタモンダーはチャンスと思ったのか
「カモン!アンダーエナ…………」
何処からともなく走ってきたバイクと衝突し、バッタモンダーは吹き飛ばされた。
「自動操縦機能……うーん、試しにつけてみたけどブレーキのタイミングが合わないな。外しておこう」
「ぐ……き、貴様……ここまで俺をコケに……」
何とか立ち上がるバッタモンダー。あれだけ食らってまだ立てるのかー
「容赦なく叩きつぶ……」
「と言うか本当に何しに来たの?そんなダサい服着て」
「は?」
「あなたの事はよく知らないけど、自分かっこいいって思ってる感じ?だからそんな肩にトゲをつけた服を着て……世紀末気取り?」
「お、お前に俺の……」
「ツバサくんとあげはさんと本当にどういう関係か知らないけど、二人が敵って言うなら私は容赦しないよ」
「くっ!黙れ!この外野風情が!」
「バッタモンダー!」
バッタモンダーがランボーグを召喚しようとした瞬間、それを遮るようにソラさんたちが合流してきたのだった。
紗桜莉は容赦なく変身を邪魔するタイプだったりします
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