未唯side
そんはこんなでバスに乗って十千万にやって来た私たち。奏くんが荷物を運んでくれたので……
「それじゃ観光しに行こうか」
「未唯ちゃん、笑顔で言ってるけど……」
「この後浦の星に行かないと行けませんよ」
栞子ちゃんの言う通りだけど……仕方ない。やるべきことをやっておくかな
「あのさ、高柳さんのこの荷物だけ何か重いんだけど……」
奏くんが持っている荷物。あぁそれは……まぁ特別製の荷物だから……
「ごめんなさい。それは私が持つから……」
「一体何が……いや、女子の荷物に関して聞くのはダメだよな」
「そこら辺は気にしなくても……サバゲーやるって聞いたから自前の持ってきたんだよ」
私がそう言うと何故かランジュさんが震え始めた。
「ランジュちゃん、大丈夫?」
「何か……記憶に刻まれた恐怖がいきなり……」
奏くん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃんの案内で私たちは浦の星にやって来た。因みに灯夜さんは女子高だから男が入るのはまずいと言って、きな子ちゃんと一緒に観光に行ったけど……でも普通に奏くんは敷地内に入ってるけど……良いのかな?
「奏くんは浦の星に通ってるの?」
私の疑問をかのんちゃんが代わりに聞いてくれた。奏くんはというと……
「通ってはないよ。なんと言うか……色々とあって一時期飛び級で……外国に行ってたんだけど……今は鞠莉さんの好意で手伝いの名目でアルバイトとして浦の星に出入り出来るようになってる」
「飛び級……ミアちゃんみたい……」
「奏の場合、行動は自由にしていいって言われてのに、部室と生徒会室しか行き来してないわよね」
「奏くんはそう言うところで気を遣ってるのが良いところずら」
奏くんって結構凄いところあるんだ……と言うか花丸ちゃんの『ずら』って……いや、気にしないでおこう
「まぁ灯夜さんも似たようなことをしてますの」
「確かに……あの人、きな子ちゃんの忘れ物を届けに来たときも校門の前で待つようにしてるね」
奏くんといい、灯夜さんといい、そこら辺は配慮してるってことだね。
「ウェルカーーーム!会いたかったわ!未唯!」
そんな話をしていると突然クラッカーが鳴り、大声で歓迎された。この金髪の人が鞠莉さんか~
「ルビィ、花丸さん、善子さんも案内お疲れ様」
「奏くんもお疲れ~」
黒髪の子とオレンジ髪の子が奏くんたち四人に声をかけていた。
「それじゃ早速歓迎パーティーを……」
鞠莉さんがそう言うが、悪いけど遮らせてもらう。
「鞠莉さん。私を沼津に招くために色々としたみたいですね」
「え?」
「お姉ちゃんたちを利用したことに対して……私は怒っていること分かってます?」
「えっと……それは……まぁ……」
「なのでパーティーは後にして……レクリエーションのサバゲーでもやりましょうか?」
紗桜莉side
終始笑顔の未唯さんだけど……あれって明らかに怒ってるよね?ランジュさんも震えてるし……
とりあえず未唯さんの希望でサバゲーを始めることに……
ルールは……
学校の敷地内がフィールド
勝敗は相手のフラッグを倒すか全滅させるか
という簡単なルールだけど……未唯さんが提案したのは、Aqoursメンバー全員+奏くんの11人
こちらは私、未唯さん、かのんちゃん、夏美ちゃん、璃奈ちゃん、栞子ちゃん、ランジュさん、エマさんの8人。
人数差があるけど、気にしないようにとのことだった。
これ……私たち勝てるのかな?いや、未唯さんのために頑張らないと……とりあえず私は足が遅いからスナイパーを……
因みに武器とかは鞠莉さんが貸し出してくれた。
奏side
このサバゲーに関して言えるのは……高柳さんの個人的な怒りをぶつけてきたということだった。
フラッグを守るように僕らは校庭に固まった。
開始早々、澁谷さんを海里が落とした。更にヴェルデさんを鞠莉さんが落とし、こちらが優勢だったが…………
気がつくと梨子さん、曜姉、千歌姉が落とされた。
更にはルビィ、善子、花丸も……
こっちで視認できた限りでは誰が撃ったのか確認できなかった。
だけど……直ぐに理解した。それはダイヤさんが撃たれたとき、弾は上から撃ってきている。これは…………スナイパー?だけどサバゲー用の銃で遠距離射撃出来るものなのか?
そんなとき、不意に屋上から何かが反射したのが見えた。まさか……本当に遠距離射撃?
鞠莉さんが直ぐに狙撃してきている場所へと向かった。その瞬間、僕、果南さん、海里が落とされる。
そして暫くしてから…………
「ゲームセット」
校舎から三船さんとカラー弾を大量に撃ち込まれた鞠莉さん……そしてあれって……ガトリング?を持った高柳さんがいた
「鞠莉さん、これからはお姉ちゃんたちを利用しないでくださいね」
「oh……」
高柳さんって……何者?
ラブライブのゲームのはずだけど、作ってる会社が会社だからか、細かいネタが……空中ジャンプの演出、詩の力を解放、セイッハットゥッ……
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