3月1日、今日はぽむお姉ちゃんの誕生日。部室で同好会のみんなと一緒にお祝いをしている中……
「歩夢先輩、これまでで誕生日プレゼントで一番貰って嬉しかったものは何ですか?」
しずくちゃんがそんな事を聞いてきた。ちょっとした好奇心なんだけど、私も気になる
「一番か……どれも嬉しかったけど…あっ、嬉しいというよりも懐かしくって楽しかったって思い出のものがあるよ」
ぽむお姉ちゃんはそう言って私と侑お姉ちゃんの方を見て微笑んだ。何だろう?私たちそういうものあげたっけ?
「どんなものですか?」
「うん、こんいんとどけだよ」
ぽむお姉ちゃんの言葉を聞いて、みんな一斉に侑お姉ちゃんの方を見た。そういえばそんなものもあった……
「侑?子供の頃に歩夢と結婚してたの?」
「えっと、果林さん…それは……」
「下手すると結婚してもう10年以上なんだね~」
「あの、皆さん。多分ですが未唯さん辺りが話してくれると思いますよ」
栞子ちゃんの言うとおり、ちゃんと話すつもりだよ。まぁ『こんいんとどけ』は
私もしっかり関わってる。
あれは私が小学1年生の頃、ぽむお姉ちゃんのプレゼントが何が良いのか侑お姉ちゃんと話し合ってたけど……
「うーん、あゆむちゃんがよろこぶもの……どうしよう!あゆむちゃん、ぜったいなにあげてもよろこぶ……」
「おねえちゃん、やさしいから……」
「うーん…みいはなにかない?」
おねえちゃんが喜ぶもの……私はこの時幼いながらも必死に考えた。その結果……
「そういえばまえになにになりたいかって話ししてて……おねえちゃん、およめさんになりたいって」
「およめさんか……けっこんしないとなれないから……そうだ!」
そしてお姉ちゃんの誕生日……侑お姉ちゃんは早速ぽむお姉ちゃんにプレゼントを渡した
「これ……こんいんとどけ?」
「うん、まえにテレビで見たんだ。およめさんになるのにはこの紙がひつようだって」
「ほんものはどうすればもらえるか分からなかったから、作ったの」
「これで歩夢ちゃんは私達のおよめさんだね」
「わ、わたしたち?」
「うん、わたしたち」
こんいんとどけには私と侑お姉ちゃんの名前が書かれていた。
「どうかな?」
「うん!嬉しいよ」
「と言うことがあってね」
話し終えるとみんなは侑お姉ちゃんの方を見て……
「侑(ちゃん)(さん
)(先輩)って子供の頃からそうだったんだ」
「えっ!?何?その反応!?」
「そう言う反応になるよ……」
私は呆れながらそう言うのであった。因みに今年の侑お姉ちゃんのプレゼントはまだ渡してないけど……
「今からウエディングドレスって間に合うかな?」
「侑ちゃん…普通に用意してくれたもので良いからね」
それから折角だからと言うことで、私達の思い出話で誕生日会は盛り上がるのであった
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