未唯Side
ある日の夜、今日は1年生で集まってしずくちゃんの家にお泊まり。たまにこんな感じにお泊まり会を開くけど……
「それでそのスクールアイドルの衣装はバラバラにして、処分されたけど…何故か今でもその衣装の切れ端は誰かの衣装に使われ…呪いをかける。もしかしたら…かすみさんの衣装にも…」
「し…しず子…つ、作り話だよね?」
「さぁ?」
「しず子~」
今日のお泊まり会は何故か怪談話をすることになった。何でそうなったかというと…
「中々おもしろい話だった。しずくちゃん、今度使わせて貰うね」
「やった」
璃奈ちゃんがホラーゲーム作るのにそう言う話を聞きたいとか…しかもスクールアイドル限定の怪談……
「み、未唯さん…あまり怖がってないですね」
「割と平気だからね…」
栞子ちゃんは私の腕にしがみ付いてる。栞子ちゃん…苦手なんだよね…怖い話…
「今のところ未唯ちゃんの話が一番怖かった」
「確かに…未唯さんのお話…怖いですね」
「みい子、実体験じゃないよね?」
「あはは、そんな事ないよ」
と言うかそんなに怖い話だったかな?うん、気にしない方が良いかな?
「次は栞子ちゃんの番」
「私ですか…怖い話と言うよりも不思議な話になりますけど…」
栞子ちゃんは璃奈ちゃんの方を見て、璃奈ちゃんは頷くのを確認し、話し出した。
「これは姉から聞いた話ですが…姉がスクールアイドルをしていた頃にある噂がありました。それはスクールアイドルが見知らぬ場所に連れて行かれると言う話…」
「見知らぬ場所に?」
「誘拐?」
「そう言うわけではないらしく…そのスクールアイドルはあるものを受け取った際、気がついたら知らない島にいたらしいです。そしてその島の住人に言われたのは…特別なステージで歌って欲しいとのこと…」
「そのスクールアイドルは歌ったの?」
「はい、それでそのままライブが終わった後、気がついたら自分がいた街に戻ってきたらしいですが…」
「本当に怖いというよりも不思議な話じゃん」
「ただまだ続きがありまして…そのスクールアイドルはその島のことを調べたらしいですが、その島は実在しない島だったらしいです」
「……幻覚を見ていたとか?『?』」
「幻覚かと思ったらしいですが、その島での体験は現実に近いものだったらしいです……ただ…」
「ただ?」
「私もその話が気になって、調べたのですが……その話はどうにもある周期で広まるらしく…恋さんにその話をしたら…恋さんのお母様も似たような話を聞いたことがあるとか…」
「「「えっ?」」」
「更に吟子さんも蓮ノ空ではそう言う話が広まったことがあるらしく……」
本当に周期的に話が出てくるってことかな?
「それで調べているうちにあることが分かったのですが…その話が広まり始めたのはとある昭和のアイドルが失踪してから広まったらしく…」
結構長い間から広まってるのか……
「不思議な話ですね」
「でもさ、何でその島に連れてかれるんだろう?」
「それにライブするだけで普通に帰してくれるのも気になる」
「目的とかあるのかな?」
「分かりませんが…調べても何か酷い目に遭ったとはないみたいです。ただ島に住んでいる人達は人じゃないとか…大きな石像があったとか…他にも色んなアイドルがいたとか…」
本当に不思議な話だけど…ちょっと気になるのは……
「因みに栞子ちゃん、その周期って…どれくらいなの?」
「10年らしく…丁度今年がその周期に当てはまるらしいです」
「へー」
まぁあくまで噂とか都市伝説の類いだから…信じ…
「何でみんな、私の方を見るのかな?」
「いや、みい子…」
「未唯ちゃん、多分その島に行きそう」
「未唯さん、絶対に巻き込まれますね」
「その時は詳しくお話を!」
あの…私が巻き込まれること前提なのは本当におかしいからね!それにあくまで噂とか都市伝説だからね!
この時は本当にそう思ってたけど……まさか後々あんなことになるとは……
はて?一体何の話なんだろー
感想待ってます