虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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18 天使とお姫様 ③

未唯side

 

何かひょんな事からランジュさんと紗桜莉ちゃんがポーカーすることになったけど、なんだろう?警棒取り出して脅し始めてるけど…………

私はこれを注意した方がいいのかな?

ちょっとかのんちゃんたちにアイコンタクトを送った

 

『止めた方がいい?』

 

『無理です』

 

『私たちには……』

 

『諦めた方がよろしいかと』

 

『あの状態は止められないわね』

 

『見守るしかないデス』

 

あ、止められないんだ…………

でもこれ、注意した方がいいよね?何か本当にイカサマをしたら警棒で指を折りそう

 

「えっと紗桜莉ちゃん、そう言うのはやめた方がいいよ」

 

『あ、未唯ちゃん、注意する』

 

『楽しいゲームが血生臭くなる所でしたね』

 

『と言うか……警棒をもってことに対して注意とかしないの?あっちの学校は……』

 

『多分ですが…………護身用と言いそうですね』

 

うん、そう思うよね。何で注意されないのかって……深く追求したらダメだと思うけど…………

 

「紗桜莉ちゃん、警棒で脅すのはやめようか」

 

「え、あ、はい」

 

あ、素直だ。私はミアちゃんにカードを配るように促した

 

「まぁまぁね」

 

とりあえず私は二人の手札を見ると……あーランジュさんは役が揃ってる。紗桜莉ちゃんは役なし……カードを交換すれば……勝てるかなって…………

 

「まぁ貴方みたいな脅すしかない子には、カードを交換しても負けるのは確実よね」

 

「…………」

 

あー分かりやすい挑発してるよ

紗桜莉ちゃんは…………ため息をついて…………

 

「弱い子ほど…………吠えるよね」

 

「っ!?」

 

一瞬、イラつくけど直ぐに顔つきを変えるランジュさん。

 

「初めてあったのに、よくとまぁ弱いなど言えるわね」

 

「え、わかるよ。全身から漂う…………弱い子オーラ」

 

「…………」

 

あ……ランジュさん黙りこんだ…………

 

「もしも貴方が自分勝手なことをして、それが許されている状況に甘えているなら…………痛みを知った方がいいよ」

 

「…………」

 

「誰も止めないし、それが正しいことだと思い込むのもね」

 

これ、前に栞子ちゃんが見た悪夢見た時の話かな?気のせいかな?

 

「それにね。理由がどうあれ…………人を裏切るのもダメだよね」

 

これ、本当に誰に伝えてるんだろう?

 

「そう言うわけ……だから…………全部交換」

 

全て交換したけど…………まだ話を続ける

 

「もしも逃げるならいいけど、心の片隅で『誰かが引き止めてくれる』そんなの期待してるなら…………一度現実を見た方がいいよ」

 

ランジュさんはスリーペア、紗桜莉ちゃんは………………ロイヤルストレートフラッシュ。うん、話を聞いていてみんなが聞き入ってる間に…………こっそり入れ換えていたのは見なかったことにしておこう

 

それにしても紗桜莉ちゃんは読む力があるみたいだ。だからかかのんちゃんたちは心配してる…………理由として……短い間で絆を深めたからこそ、紗桜莉ちゃんがみんなに嫌われないか……心配してるんだよね

 

それなら…………

 

「私の勝ちですね」

 

「………………」

 

何も言わずに出ていくランジュさん。私はランジュさんが座っていた椅子に座り…………

 

「次は私とやろうか」

 

ちょっと語り合いたい。私の記憶違いじゃなければ…………この子は……あのときの子だ

 




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