虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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未唯×栞子は書いてて本当に楽しい


02 生徒会室の一時

未唯side

 

「失礼します~栞子ちゃん、呼びに来たよ~」

 

「未唯さん、すみません……まだ終わらなく……今日は練習は」

 

申し訳なさそうにする栞子ちゃん。やっぱりだった。

 

「それじゃ手伝うよ」

 

「で、ですが……」

 

「いいからいいから気にしないで」

 

私は生徒会の子の右ちゃんと左ちゃんに何をしたら良いのか聞き、作業に入る

 

「本当に……申し訳……」

 

「もう謝らなくても良いよ。私が好きでやってることだし」

 

「未唯さん……」

 

俯いてる栞子ちゃん……本当に気にしすぎなんだから…………

私はそんな栞子ちゃんに対して、後ろから抱き締めた。

 

「よしよし、気にしないで良いよ~」

 

「あ、あの///未唯さん////」

 

「元気がないときはこうした方が良いって教えてもらったんだよ」

 

「そ、その……恥ずかしいんですが……」

 

「もう気にしないなら離れるよ~」

 

「も、もう気にしませんから……こんなところ誰かに……」

 

「「失礼しま…………あ」」

 

タイミングが良いのか悪いのか生徒会の右ちゃん、左ちゃんの二人が……二人は私たちの姿を見て固まり……

 

「も、もう少し見回りをしてきます」

 

「ご、ごゆっくり……」

 

二人はそう言って去っていく。変な誤解されてるよね。今の……

 

「あぅ////」

 

あー、固まっちゃった……しょうがない。作業をしておこう。

 

 

 

 

 

 

栞子ちゃんが元に戻るまでの間、私は作業を続けていた。そんな中、こうして栞子ちゃんとこんな感じに仲良くなれたことを思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

あの時は先生に頼まれて、ボランティア活動の手伝いをすることになったけど、まさか栞子ちゃん…………あの頃は三船さんって呼んでたっけ。

 

「高柳さん、今日はよろしくお願いします」

 

「はい、三船さん」

 

軽い挨拶をしているように思えるけど、きっと三船さんからしてみれば、私は凄い拒絶をしているように思えるだろうな…………

仕方ないことだ。私は一度敵と認識したら、そう簡単に許すことなんてできない。

 

「児童館のボランティアですが、読み聞かせや一緒に遊んだりしてあげてくださいね」

 

「分かった」

 

こんな関係で正直…………空気が悪い。まぁ自分で作った空気だから仕方ないけど…………

 

「お姉ちゃん」

 

すると子供の一人が不思議そうな顔をしていた。

 

「どうしたの?」

 

「お姉ちゃん達仲悪いの?」

 

「え?」

 

「いえ、そういうわけでは…………」

 

「ダメだよ。仲良くしないと~」

 

こ、子供に注意されるほどまで空気が…………

 

「大丈夫だよ」

 

すると三船さんは今まで見せたことのないような優しい笑顔で子供の頭を撫でた

 

「お姉ちゃんたち、ちょっと喧嘩してるの」

 

「そうなの?それじゃ仲直りしないとだね」

 

「……うん」

 

子供は満足そうな笑顔でそう告げるのであった

 

 

 

 

 

 

 

その日の帰り道…………

 

「三船さんってあんな風に笑うんだ」

 

「何ですか?私は笑ったりしない人だと思っていたんですか?」

 

「そう言う訳じゃないよ。ただ意外と言うか…………」

 

「…………私は別に何でもかんでも適正に合っていないからとその人を否定する訳じゃないです」

 

「そうなの?聞いている限りだと…………」

 

適正にあってないからとその人の好きなものを否定する感じに思えていたけど…………

 

「私にとってスクールアイドルは嫌なものだと思っています…………だから……」

 

「三船さん、知ろうとしてる?」

 

「……していてもどうしても無駄だと思えてしまう…………」

 

三船さんはただ嫌いなんじゃなく、そう言う風に認識してるのか…………それなら……

 

「三船さん、それじゃ教えてあげる……スクールアイドルはどんなものかを…………」

 

「高柳さん?」

 

「一週間後、講堂の空きある?」

 

「えっと確認すれば…………」

 

「三船さんに伝えるから、スクールアイドルはどんなに良いものかって私の思いを!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!?すみません」

 

「あ、戻った。ある程度終わらせておいたよ」

 

私は終わった書類を栞子ちゃんに見せると、栞子ちゃんは……

 

「ある程度と言うより……ほとんど……」

 

驚いていた。いや、ついつい集中してて……

 

「それじゃ練習に行こう」

 

「は、はい」

 

私は栞子ちゃんと手を繋ぎながら一緒に同好会へと向かうのであった。




あの話を夢落ちにするかどうか……

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