栞子side
「ランジュは……大丈夫ですか?」
ある日、同好会に遊びに来たミアさんに私はランジュの様子を聞いていた。この間かのんさんたちの一件でフルボッコにされた後、どうなったのか気になった。
「いつも通りだよ。今度こそは勝つって張り切ってた」
「そうですか……ん…変に落ち込んだりしてなければと…んん…」
「ランジュが落ち込むね…まぁありそうだけど……と言うか私としては本来の目的を忘れてる気がするけどね」
「まぁランジュですから……ぁ…昔から何でも出来てしまう分友達と楽しく遊んだり出来なかったですから」
「そうだったんだ……所で何で未唯さんは栞子を後ろから抱きついてるの?」
私の耳とか髪の毛を弄る未唯さんが気になったミアさん。くすぐったくって仕方ない
「その……私にも……」
「未唯ちゃん、たまに誰かに甘えたくなるときがあるから…」
歩夢さんが笑顔で話してくれた。本当にたまにあることなのか?
「普段は苺ちゃんや私たちにしかしなかったけど、栞子ちゃんにするって言うことは凄くなついてるだね」
そんな猫みたいに……いや、少し猫みたいな感じはあるけど……
「私たちにはしないのが不思議ですね」
しずくさん、変なことを聞かないで下さい
「未唯ちゃんは変に遠慮してるから……」
「なるほど、気にしない相手にはと言うことですね」
しずくさんも理解しないでください
「未唯さん、まだ今日は人が少ないですからいいですけど、皆さんそろそろ来るので…………」
今日はまだ私、未唯さん、ミアさん、歩夢さん、しずくさん、後は寝不足の侑さんはソファーで寝てる
「や」
「あら子供みたいになってる」
「普段はしっかりしてる未唯さんが甘えたりしてると新鮮ですね」
いや、私は困ってるのですが…………
「暫くしたら戻るから……侑ちゃん、保健室でゆっくり寝よ」
歩夢さんは侑さんの身体を揺すると……侑さんは眠そうな感じで歩夢さんを見つめていた
「あゆむ~?」
「ほら、保健室に行こう」
この二人も相変わらずと言うべきか…………未唯さん曰く恋人をすっ飛ばして夫婦になった二人らしい。確かにそう思えますが…………
ちゅ
…………何か変な音が聞こえたけど…………
気がつくと扉の所には遅れてきた面々がソファーの方を見ていた。私も見ると…………寝ぼけた侑さんと何故か動かなくなった歩夢さんが…………
「えへへ、歩夢のくちび」
「栞子ちゃん、侑お姉ちゃんを急いで保健室に!」
「はい!」
一瞬で元に戻る未唯さん。私は侑さんを保健室に連れていくのであった
未唯side
栞子ちゃんに甘えていたら、寝ぼけたお姉ちゃんがぽむお姉ちゃんにキスしてた…………いや、普通に油断していたよ
「えっと、かすみんは何を見たのでしょうか?」
「ゆ、侑さんと歩夢さんがキスを…………」
「せっつー落ち着いて」
「あれは完全にしてたね『ドキドキ』」
「二人は付き合ってたんだね~」
「そうだったの?」
「侑も意外とやるわね」
うん、みんなに目撃されてたよ。ぽむお姉ちゃんは固まってるし
「お姉ちゃん、今のは…………」
さてどう説明するか……普通に寝ぼけてしたんだよだと色々と問題がある…………ここはちょっとからかう感じで…………
「きっと外国のスクールアイドルの夢を見て、寝ぼけていたからつい挨拶みたいな感じで」
「挨拶って……」
「普通にそう言う国はあるけど、頬だよ」
「突っ込まないで…………」
何とかうやむやにしないと、キャパオーバーしちゃうから…………
「お邪魔します」
「あの、本当にいいんですか?」
「何か取り込み中だね」
「大丈夫よ!さぁ紗桜莉!勝負よ!」
何でこんなときにめんどくさい人が人をつれてくるのか…………
「ちゅう……」
後、中で反応してるから…………
「ランジュさん、すみません。今日は別室で対応してください」
「何?何かあったの?」
「何か…………」
ミアちゃんが説明すると…………
「あー、まぁ挨拶みたいなものよ……」
「/////」
何か今日は察してくれた!?後、紗桜莉ちゃん、顔真っ赤にさせないで…
「きっと高咲さんは子供の頃の夢とか見てたんじゃ……」
「私たちも子供の頃にしてたもんね」
あれ?かのんちゃんと千砂都ちゃんは幼馴染だっけ?
「いつもおままごとしてるとね~」
あぁ何だろう?眩しい…………とりあえず子供の頃のあれで納得させよう
「保健室に寝かせてきました!」
「ぽむお姉ちゃん、子供の頃からしてるから大丈夫だよ」
「そ、そうだよね……うん……」
「きっとお姉ちゃんは忘れてると思うから、帰りはちゃんと話して!」
「う、うん」
笑い話になれば……きっと……うん大丈夫
「とりあえず別のところでやっていい感じかしら?」
「ごめんなさい。ランジュさん」
「それじゃ今日もこてんぱんにしますね!」
これで解決したけど……とりあえずかのんちゃんと千砂都ちゃんには
「かのんちゃん、千砂都ちゃんの些細な変化にはしっかり気づくようにね」
「え、はい」
「千砂都ちゃんも溜め込まないようにね。ちゃんと話すように」
「は、はい」
『未唯ちゃん(さん)苦労してるだな~』
幼馴染関係で苦労するのは私だけでいいと思う!
そんなことがあった次の日…………
「/////」
「/////」
朝行くときに、二人は何故か顔を真っ赤にさせていた……あーこれは覚えていたかつ『歩夢が可愛くってついしてしまった』感じなのか…………そして苺ちゃんは……
「///////」
似た感じだし…………はぁ……
未唯の場合、幼馴染で苦労するのは自分だけでいいと思い、かのんちゃんたちに教え込むという…………各グループの幼馴染問題に関わると多分胃を痛めるか途中から投げやりになりそう未唯でした。
苺ちゃんの話は次回!感想待ってます!