虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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ミアちゃんの覚醒のために、メモリ集めしてけど、大変だ……


21 遥と苺

お姉ちゃんたちの一件の次の日、私は彼方さんに抱き枕にされながら相談を受けていた

 

「苺ちゃん?」

 

「うん、何処か変わったことなかった~」

 

「そう言えば……顔真っ赤にさせてましたけど…………」

 

「そっか~それじゃしちゃったんだ~」

 

え?何をしたんだろう?喧嘩とか?でも顔を真っ赤にさせたりは……

 

「昨日、遥ちゃんがボーッとしてるから聞いたらね。ちゅうしちゃったんだって」

 

私の知らないところで妹が大人に…………

 

「って苺ちゃんはいつの間に!?」

 

「だよね~彼方ちゃんもね~ちゃんと話してくれるなら反対しないけど、隠れて付き合うのは…………やっぱりショックかな~それで今朝……喧嘩しちゃった」

 

「そうなんですか……」

 

「だから寂しいから~未唯ちゃんで気持ち落ち着かせる」

 

「私の中から何か出てるんですか?」

 

そこら辺が凄く気になる………………

 

「うぅ~遥ちゃん~」

 

そもそも何でちゅうしたとかなんだろう?付き合うとかはあくまで予想だし…………あの奥手な苺ちゃんがって余計に………………

 

 

 

 

 

 

 

 

苺side

 

あーどうしよう。遥ちゃんに会わせる顔がない。

いや、あれは事故みたいなものだし…………でも何かこうものすごい悪いことをした感じで……なんとも言えない

 

「はぁ~」

 

「苺ちゃん?」

 

「わっ!?」

 

急に声を掛けられてビックリする私。しかも声を掛けてきたのは悩んでる相手の遥ちゃんだし…………

 

「も、もしかして昨日の事気にしてる?」

 

「う、うん」

 

そりゃ気にするもん…………女の子同士でもキスは大切なものだし……もしかしたらファーストキスを奪ったから…………

 

「えっと、昨日の事……気にしてるよね」

 

「う、うん」

 

「えっと、あんまり気にしないで、その……事故だし……」

 

「そ、そうだけど……やっぱりファーストキスを奪ったし……」

 

「ファーストキス?」

 

え?その反応は……もしかして遥ちゃんは……

 

「お付き合いしてる人いるの?」

 

「違う違う、ファーストキスならお姉ちゃんだし……」

 

「そ、それは入るのかな?」

 

「え?」

 

「家族は……なんというかカウントしないと思ってる」

 

「あ…………」

 

あれ?何か余計に…………気まずくなった?

 

「そ、その…練習始まるから行くね」

 

「あ、うん」

 

何か空気が凄く悪くなった……あぁ失敗した

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

何か姉妹だからか……たまに妹の危機を感じとることが出来る……と言うより虫の知らせみたいなものを感じた

 

「どうかしたの~」

 

「いえ、何かやらかした感じが」

 

「未唯ちゃんが?」

 

「いえ、苺ちゃんが……」

 

何か絶対に変な空気になって困ってる……これは姉として何か…………

するとスマホにメッセージが入った

見てみると遥ちゃんから?

 

『相談があります。お姉ちゃんには内緒で』

 

いや、まだ抱き枕にされてるから内緒には……

 

「は、遥ちゃんが…………」

 

「落ち着いてください……後で話しますから…………」

 

焦る彼方さんを何とかなだめて、私は遥ちゃんに今から会えないかと送ると、場所を指定されてそこへと行くのであった

 

 

 

 

 

 

 

待ち合わせの喫茶店に行くと……

 

「実は……昨日練習で疲れていたときに……」

 

「うん」

 

「苺ちゃんからドリンクを貰おうとしたら、足がもつれて転びそうになって……苺ちゃんが咄嗟に助けようとしてくれたのですが……」

 

「支えきれずに転んで、その拍子にキスをしたと」

 

事故でしちゃったのか

 

「苺ちゃん、気にしてる感じだったんですけど…………私は気にしてないよって感じで……お姉ちゃんとしたことがあるから、ファーストキスじゃないよって言ったら……」

 

「家族はノーカンって言われて、逆に意識しちゃったんだね」

 

「はい……」

 

えっと、これは……私が答えを教えていいのかな?向こうの方で何か心配オーラ出してる彼方さんがいるけど……

 

「そのね……遥ちゃんは苺ちゃんの事、どう思ってる?」

 

「えっと……好きですよ」

 

うん、友達としてだよね

 

「ただ今の気持ちは……なんというか」

 

「今は自分の気持ちと向き合うしかないよ。私も悩んでたし」

 

「そうなの?」

 

「うん、何だか自分の好きは違う感じがしてね。どうしたらいいのか分からなくなったけど……自分の気持ちに正直に行こうとしたんだよね」

 

「それって栞子さんの事ですか?お姉ちゃんから聞きました」

 

わー話してるのかー

 

「未唯ちゃんがそうしたように……私も……向き合って答えを出していいですか?」

 

「ただ難しいのは……苺ちゃんが変な方向にいかなければだけど」

 

「えっと……」

 

「純粋だから……もしかしたら……ね」

 

「はぁ」

 

「とりあえず答えが出てるならね。あと彼方さんにちゃんと話してね」

 

「はい」

 

本当に変な方向に行かないか心配だ

 

 

 

 

 

 

 

 

遥side

 

次の日、苺ちゃんと話をするために呼び出した私。苺ちゃんはもじもじしていた

 

「あのね……苺ちゃん、答えだし……」

 

「遥ちゃん……責任とるね」

 

「へ?」

 

「そのファーストキスを奪ったから…………その責任をとる」

 

「えっと……」

 

「しっかり遥ちゃんのことを大好きって想いは本当だし……それなら……ちゃんと向き合いたいから…………」

 

「そ、その…」

 

こ、これが…苺ちゃんの変な方向に行った結果?

 

「そのふつつかものだけどよろしく」

 

「は、はい」

 

 

 

 

 

 

 

話し合ったあと、未唯ちゃんに連絡すると……

 

『後で何かおごるよ』

 

と返された




変な方向に行った苺ちゃんでした

次回はいい加減ランジュの話を…………ヒロインの栞子ちゃん?ワスレテナイヨ

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