お姉ちゃんたちの一件の次の日、私は彼方さんに抱き枕にされながら相談を受けていた
「苺ちゃん?」
「うん、何処か変わったことなかった~」
「そう言えば……顔真っ赤にさせてましたけど…………」
「そっか~それじゃしちゃったんだ~」
え?何をしたんだろう?喧嘩とか?でも顔を真っ赤にさせたりは……
「昨日、遥ちゃんがボーッとしてるから聞いたらね。ちゅうしちゃったんだって」
私の知らないところで妹が大人に…………
「って苺ちゃんはいつの間に!?」
「だよね~彼方ちゃんもね~ちゃんと話してくれるなら反対しないけど、隠れて付き合うのは…………やっぱりショックかな~それで今朝……喧嘩しちゃった」
「そうなんですか……」
「だから寂しいから~未唯ちゃんで気持ち落ち着かせる」
「私の中から何か出てるんですか?」
そこら辺が凄く気になる………………
「うぅ~遥ちゃん~」
そもそも何でちゅうしたとかなんだろう?付き合うとかはあくまで予想だし…………あの奥手な苺ちゃんがって余計に………………
苺side
あーどうしよう。遥ちゃんに会わせる顔がない。
いや、あれは事故みたいなものだし…………でも何かこうものすごい悪いことをした感じで……なんとも言えない
「はぁ~」
「苺ちゃん?」
「わっ!?」
急に声を掛けられてビックリする私。しかも声を掛けてきたのは悩んでる相手の遥ちゃんだし…………
「も、もしかして昨日の事気にしてる?」
「う、うん」
そりゃ気にするもん…………女の子同士でもキスは大切なものだし……もしかしたらファーストキスを奪ったから…………
「えっと、昨日の事……気にしてるよね」
「う、うん」
「えっと、あんまり気にしないで、その……事故だし……」
「そ、そうだけど……やっぱりファーストキスを奪ったし……」
「ファーストキス?」
え?その反応は……もしかして遥ちゃんは……
「お付き合いしてる人いるの?」
「違う違う、ファーストキスならお姉ちゃんだし……」
「そ、それは入るのかな?」
「え?」
「家族は……なんというかカウントしないと思ってる」
「あ…………」
あれ?何か余計に…………気まずくなった?
「そ、その…練習始まるから行くね」
「あ、うん」
何か空気が凄く悪くなった……あぁ失敗した
未唯side
何か姉妹だからか……たまに妹の危機を感じとることが出来る……と言うより虫の知らせみたいなものを感じた
「どうかしたの~」
「いえ、何かやらかした感じが」
「未唯ちゃんが?」
「いえ、苺ちゃんが……」
何か絶対に変な空気になって困ってる……これは姉として何か…………
するとスマホにメッセージが入った
見てみると遥ちゃんから?
『相談があります。お姉ちゃんには内緒で』
いや、まだ抱き枕にされてるから内緒には……
「は、遥ちゃんが…………」
「落ち着いてください……後で話しますから…………」
焦る彼方さんを何とかなだめて、私は遥ちゃんに今から会えないかと送ると、場所を指定されてそこへと行くのであった
待ち合わせの喫茶店に行くと……
「実は……昨日練習で疲れていたときに……」
「うん」
「苺ちゃんからドリンクを貰おうとしたら、足がもつれて転びそうになって……苺ちゃんが咄嗟に助けようとしてくれたのですが……」
「支えきれずに転んで、その拍子にキスをしたと」
事故でしちゃったのか
「苺ちゃん、気にしてる感じだったんですけど…………私は気にしてないよって感じで……お姉ちゃんとしたことがあるから、ファーストキスじゃないよって言ったら……」
「家族はノーカンって言われて、逆に意識しちゃったんだね」
「はい……」
えっと、これは……私が答えを教えていいのかな?向こうの方で何か心配オーラ出してる彼方さんがいるけど……
「そのね……遥ちゃんは苺ちゃんの事、どう思ってる?」
「えっと……好きですよ」
うん、友達としてだよね
「ただ今の気持ちは……なんというか」
「今は自分の気持ちと向き合うしかないよ。私も悩んでたし」
「そうなの?」
「うん、何だか自分の好きは違う感じがしてね。どうしたらいいのか分からなくなったけど……自分の気持ちに正直に行こうとしたんだよね」
「それって栞子さんの事ですか?お姉ちゃんから聞きました」
わー話してるのかー
「未唯ちゃんがそうしたように……私も……向き合って答えを出していいですか?」
「ただ難しいのは……苺ちゃんが変な方向にいかなければだけど」
「えっと……」
「純粋だから……もしかしたら……ね」
「はぁ」
「とりあえず答えが出てるならね。あと彼方さんにちゃんと話してね」
「はい」
本当に変な方向に行かないか心配だ
遥side
次の日、苺ちゃんと話をするために呼び出した私。苺ちゃんはもじもじしていた
「あのね……苺ちゃん、答えだし……」
「遥ちゃん……責任とるね」
「へ?」
「そのファーストキスを奪ったから…………その責任をとる」
「えっと……」
「しっかり遥ちゃんのことを大好きって想いは本当だし……それなら……ちゃんと向き合いたいから…………」
「そ、その…」
こ、これが…苺ちゃんの変な方向に行った結果?
「そのふつつかものだけどよろしく」
「は、はい」
話し合ったあと、未唯ちゃんに連絡すると……
『後で何かおごるよ』
と返された
変な方向に行った苺ちゃんでした
次回はいい加減ランジュの話を…………ヒロインの栞子ちゃん?ワスレテナイヨ
感想待ってます!