虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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栞子ちゃん誕生日回!あまあまにしたくなりました!


30 栞子ちゃん誕生日回!

「まだかな~」

 

今日は栞子ちゃんの誕生日。私は栞子ちゃんとデート……もといお出掛けするため待ち合わせ場所に来ていた

 

「お待たせしました」

 

慌てて走ってきた栞子ちゃんは息を整え、私に笑顔を見せた

 

「そんなに待ってないよ。栞子ちゃん。あ、栞子お姉ちゃん」

 

「あ、あの……その姉呼びは……その……」

 

「えぇ~いつも通りだと思うんだけど~」

 

「きょ、今日は未唯さんとデートなんですから……妹みたいなのは」

 

「え、で、デート////」

 

「ち、違いましたか?」

 

お互いに変な空気になってしまった。うぅ、意識しないようにしていたのに……

 

「ほ、ほら、早く行こう」

 

「は、はい」

 

とりあえず一旦リセットするため、私は話を変えるのであった

 

 

 

 

 

 

最初に訪れた場所は雑貨屋さん。私は白い羽のヘアピンをつけて、栞子ちゃんに見せた

 

「どう?似合う?」

 

「はい、未唯さんらしくいいですよ」

 

「もう本当に?」

 

「はい、未唯さんは天使なのでそういうのが一番似合います」

 

あぅ……今日の栞子ちゃんはいつもと違う……こんなにはっきり言わないのに……

 

「えっと栞子ちゃんに……プレゼントしたいけどどれがいいかな?」

 

「未唯さんが選んでくれたものならなんでもいいですよ。好きな人からのプレゼントですから」

 

「はぅ」

 

ほ、本当に今日は栞子ちゃんが攻め攻めだ。これじゃ私の方が楽しんでしまう

 

 

 

 

 

 

 

栞子side

 

昨日の事、未唯さんから誕生日のお祝いをしたいからとお出掛けに誘われた。正直、私からしてみれば未唯さんをエスコート出来るのか不安で仕方ない

その事を歩夢さんに相談すると……

 

「うーん、普通に楽しんだ方がいいんじゃないの?」

 

「ですが……未唯さんの突然の行動とかに戸惑ったりしてしまうので……」

 

「あ、あはは、未唯ちゃん、どこか侑ちゃんに似てるから」

 

幼馴染みだから似てしまうのか…………

 

「でもさ、ゆうゆって突然の反撃に弱くない?」

 

「愛さん、それって……」

 

「あ、そうかも。この間、ほっぺに付いたクリームを取ってあげたら恥ずかしそうにしてたし」

 

「クリームを……」

 

「いや~あの時の歩夢って積極的だから、ゆうゆビックリしてたもんね」

 

「だから未唯ちゃんに同じように反撃……ううん、先手打つんだよ!」

 

そんなに簡単に行くものかと思っていたけど、未唯さんの様子から上手くいっている。だけどそういうときは油断していたら失敗するから気を付けよう

 

「栞子ちゃん、アイス食べよう」

 

「はい」

 

未唯さんはバニラ。私はメロン味を……こんな風に誰かとアイスを食べるのはいいものですね

 

「あ、栞子ちゃん」

 

「はい?」

 

突然、未唯さんが顔を近づけて……頬に付いたアイスを舐めとった。

 

「ほっぺについてたよ」

 

「あぅ////」

 

油断していた……まさかこのタイミングで……

 

「えへへ、栞子ちゃ~ん」

 

更に抱きついてきた。アイスを食べているから落としてしまいそうなのですが

 

「み、未唯さん、突然どうしたんですか!?」

 

「こうしたくなって~」

 

うぅ……このままでは……

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

先手を打って、栞子ちゃんをドキドキさせてみたけど、これは私も恥ずかしいけどがまんがまん。すると栞子ちゃんは抱きついている私を引き剥がした。

 

「もう、未唯さんが変なことするから、アイスが溶けて手がベトベトですよ」

 

「あ、本当だ。ちょっと洗って……」

 

「いえ、それには及びませんよ」

 

栞子ちゃんは私の手をつかみ、丁寧に舐め始める

 

「し、栞子ちゃん!?きたな……」

 

「汚くありませんよ」

 

「そ、それに……くすぐったい」

 

「我慢してください」

 

だ、ダメだ……これはまずすぎる

 

「少しきれいになりましたね」

 

「うぅ、栞子ちゃんのエッチ」

 

「今日の私は少し強めに行こうと思っていたので、どうでしたか?」

 

「も、もう/////」

 

私の敗けだよね……これ……

 

 

 

 

 

 

 

栞子side

 

思わず変なことをしてしまった。これじゃ私が変態みたいな……うぅ何で思い付いたのがあんな行為なんでしょうか……うぅ

 

お互いに恥ずかしくなり、結果的には普通にお出掛けを楽しもうとなるのであった

 

 

 

 

 

そして日がくれて、観覧車に乗りながら、夕日を見ていた

 

「綺麗ですね」

 

「うん、綺麗~」

 

お互いに話すことがなく、夕日を見つめていると、未唯さんは私の手を掴み

 

「少し目を閉じてて」

 

「は、はい」

 

目を閉じると、未唯さんが私の手首に何か付けた。

 

「目を開けて」

 

「これは……翡翠色のシュシュ?」

 

「その……ユニットだから……お揃いでつけようかなって」

 

未唯さんは自分の手首に付けた白のシュシュを見せた

 

「誕生日プレゼント……こんなのでごめんね」

 

「いえ、大切な人からの未唯さんからの贈り物に……ダメだと言いませんよ」

 

「えへへ、ありがとう」

 

「こんな風に未唯さんと話せるようになってから、本当に嬉しいです」

 

「私もだよ」

 

お互いに笑い合うのであった。私たちの出会いは最悪な形でも……こうして一緒にいられるようになり、幸せを感じる私だった

 

「栞子ちゃん、お誕生日おめでとう」




やはりみいしおか?

次回こそは……前々回の続きを!
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