「歩夢~未唯~今度の連休
、一緒に温泉行こうよ~」
ある日の同好会で侑お姉ちゃんが温泉に行かないかと誘われた
「いきなりだね。お姉ちゃん」
「朝、福引きで当てたって聞いたけど、もしかしてそれ?」
「うん!一泊二日の温泉旅行!お母さんに聞いたら歩夢たちと一緒に行きなさいって」
温泉か~行ってみたいなって思っていたから良かったかも。
私はお姉ちゃんからチケットを見せてもらったら……あれ?
「四名様?」
「うん、四名だから……同好会メンバーで誰か行ける人は……」
侑お姉ちゃんがみんなの方を見ると……
「かすみん行きたいですけど~」
「かすみさん、追試ありますよね?」
「そのために私達で勉強会するんだよね?『にっこりん(威圧)』」
「悪いけどその日は僕は新曲の作成でこもるつもりだよ」
「ランジュが行ってあげたいけど、用事があるのよね」
「その日はモデルの仕事が……」
「私も故郷に行くから……」
「彼方ちゃん、遥ちゃんとお出掛けするから~」
「愛さんも連休はお店手伝わないと」
「すみません……どうしても……どうしても貯まっているものを……片付けないと……」
「私もお稽古が……」
みんな断られてしまった……と言うかせつ菜さんの用事は……アニメかな?
「うーん、どうしようか?」
「苺ちゃんはどうかな?」
「あ、聞いてみるけど……多分OKだと思うよ。ただ」
苺ちゃん行くとなると……シニエが心配だな~お母さんも仕事でいないし……預けてもらうとしたら…………
「あの?どうかしました?」
「栞子ちゃん、シニエの事お願いできる?」
「シニエですか……いいですけど、姉がいるので……何をするか……」
あー何か斜め上みたいなことをするんだっけ?シニエが何かされたら嫌だな……それだったら……
「栞子ちゃん、旅行中私の家に泊まって」
「はい?」
「そうすればシニエの事お願いできるし」
「い、いやですが……」
「寝るときは私のベッド使っていいから」
「そ、それは……その……」
「お母さんにも苺ちゃんにも伝えておくから」
「は、はい……」
これでシニエの事、大丈夫だよね。うん
「ねぇ、ランジュ……良くわかってないけど……未唯は栞子と付き合ってるの?」
「ランジュさん、そこはどうにも…………お互いに好きと言う気持ちは伝えているみたいなんですが……付き合ってはないんです」
「どうにもお互いにそこら辺抜け出せてないみたい……」
「日本人はそう言う感じなの?」
『あの二人だけです』
栞子side
未唯さんに押しきられてしまい、未唯さんたちが旅行中に留守を預かることになった。
「未唯さんは……変なところで抜けていると言うべきか……」
『みー?』
シニエが私にすり寄りながら、首を傾げていた
「あなたのご主人は、抜けていますが優しい人なんですよ」
『みー』
こちらの言葉を理解していると言うことでいいのかな?
「ある程度は自由に使っていいと言ってましたが…………」
流石に未唯さんの部屋で寝るわけにはいかないし、リビングにソファーがあるからそこで……
夕食を食べ終え、予習復習やお風呂を済ませ、後は寝る準備するだけだけど…………
「シニエ?」
シニエがある部屋の扉を爪で引っ掻いていた。流石にそれはまずいと思い、抱き抱えると
『みーみー』
嫌がり、抱き抱えるのを止めるとまた扉を爪でやりはじめた。私はこの部屋が気になるのかと思い……扉を開けると、シニエが部屋の中に入った
「シニエ、ダメですよ」
電気をつけると……ここは未唯さんの部屋?何とも未唯さんらしいと言うべきか…………
「ってシニエ!?ダメです!ベッドの上に寝たら……」
『みー!みー!みー!』
離れたくないみたい……仕方ありません……後で未唯さんに謝らないと……
私は部屋を出ようとすると、シニエがズボンの裾を噛んで離さなかった
「えっと……」
『みー』
これは未唯さんのベッドで一緒に寝ろと?流石にまずい気が……でもシニエが離れなさそう…………仕方ありません…………
諦めて未唯さんのベッドでシニエと寝ることになったが……
「うぅ眠れません」
寝心地が悪いとかそうではなく、未唯さんの寝具から香る未唯さんの……匂いが……
うぅ、これじゃ私……変態みたいじゃ……
本当に未唯さん、すみません…………
温泉に行きたい
感想待ってます