栞子side
未唯さんたちが旅行に行っている中、私は休みの学校に来てきた。
「はんぺん、シニエの事お願いしますね」
『にゃあ』
『みー』
はんぺんと一緒に外の見回りに行くシニエ。さて私は貯まっている仕事を終わらせないと…………
午前中はお稽古があったが午後は稽古もなく、こうして学校での作業を出きる……それに言ってはなんですがランジュに邪魔されないのもまた良い
「未唯さんたちは夜に帰ってくるはずですから……」
その頃に未唯さんの家を訪ねれば良いですよね?
「早く……未唯さんに会いたい……!?」
思わず呟いてしまった!?どれだけ私は未唯さんの事が恋しいのか…………確かに好きですが…………
今の私たちの関係は友達以上恋人未満みたいな感じですし…………うぅ……
「さっきの呟き……誰にも聞かれて……」
「…………こんにちわ」
扉の方を見ると何で他校の相花さんが!?
「ど、どどど、どうしてここに!?」
「えっと……ここの理事長と私たちの学校の理事長が知り合いで、色々と頼まれてね……」
「はぁ……」
聞く限りだと彼女は色々と優秀かつちょっと危ないと言う話を聞いていた。どう危ないのかは分からないけど…………
「まぁ私としては未唯さんと栞子さんはお似合いですよ」
「そ、それは……その……」
「でも未唯さん曰くちょっと遠慮してるところがあるって聞いたよ」
「遠慮……ですか……そうですね……」
未唯さんとは今は仲良くしているが、始まりは最悪な形……私としても色々と気にしすぎだけど…………
「察するに生徒会長選挙が原因みたいだけど……」
「よく知ってますね……」
「色々とね。知りたいことは知ろうとしてるし……まぁ結果はどうであれ私としてはいい感じだと思うよ」
「そうですか?もし……あの時未唯さんがいたら……もっと……」
「まぁ私がいたら……栞子さんは生徒会長になれてなかったと思うよ」
「はい?」
「気になるなら、今度聞かせるね。今が本当にいい方向に向いてるって思うから」
「はぁ」
「それじゃ私は作業に戻るね」
相花さんはそう言って帰っていくのであった。彼女が関わっていたらどんな結果になっていたのか?ちょっと気になる
そして夕方になり、私はシニエと一緒に未唯さんの家を訪ねた。一応連絡は入れて、もう帰ってきているらしい
「あ、栞子ちゃんにシニエ~」
「いい子にしてましたよ」
私はシニエを未唯さんに渡し、帰ろうとすると
「あれ?帰るの?」
「お疲れみたいですから……あまり長居しない方がいいかと思い」
「うーん、お土産話とかしたかったけど……」
「その……明日でも……」
「あ、そうだ。栞子ちゃん、今度デートしよう」
「はい?」
「なんと言うか……一緒にお出掛けしたいと思って……ダメかな?」
「い、いえ、大丈夫ですよ」
「そっか、それならその時にお土産話とかするね」
未唯さんはバイバイと手を振るのであった。未唯さんと……デート……うぅ、私は今どんな顔をしているのか…………
次回は未唯sideの旅行回!
感想待ってます