虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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ミアの誕生日回の割には…………


42 ミアちゃんの誕生日回

未唯side

 

今日はミアちゃんの誕生日、ミアちゃんは私の家に泊まりに来るって話になったけど……

 

「未唯さん……」

 

「どうしたの?ミアちゃん」

 

「いつも同好会でやってる例のsisterのヤツだけど」

 

「うん」

 

「出来たら、私が姉じゃなく妹でいいかな?」

 

まさかの申し出だった。確かにミアちゃんは中2だからそうした方がいいよね

 

 

 

 

 

 

と言うことでミアちゃんは今日一日は私の妹と言うことで家に招いたけど……

 

「何で一年生ズ勢揃い?」

 

「いやいや、こう言うのは楽しみたいじゃん」

 

「ミアちゃんとお泊まりしてみたかったから……」

 

「それでミアさんに話してOKを貰ったので」

 

「未唯さんには事後承諾になってしまいましたが」

 

まぁ私はいいけど…………

 

「み、未唯姉……」

 

「苺ちゃん、ほら、怖くないよ~」

 

苺ちゃん、人見知りがひどいから少し慣れるまで大変だけど…………

 

「悪いね……じゃなかった。すみません、未唯さん」

 

「まぁみんなでお泊まりも楽しいし、いいよ。それじゃ料理とか作るから…………」

 

ミアちゃんに手伝ってもらいたいけど、あんまり料理できないみたいだし、ここは私の部屋に残しておいたら不安な…………

 

「かすみちゃん、手伝って」

 

「何でかすみんだけ!?」

 

「かすみちゃん、料理上手だし……凄く頼もしいから」

 

「もうみい子は~」

 

さてと早速作り始めるかな?あ、苺ちゃんは……

 

「苺ちゃんはしずくちゃんたちといてね」

 

「え、あ、うん」

 

そうした方が多分慣れるだろうしいいかな。

 

 

 

 

 

 

苺side

 

何度かあったことがあるけど、こうして残されるとやっぱり緊張する

 

「苺さんは……その人見知りなんですね」

 

「は、はい……」

 

「緊張しないで『にっこりん』」

 

「う、うん」

 

「姉妹でもこう違うのですね」

 

「栞子、よく言うよ。君たちもかなり違うって聞いてるよ」

 

「姉は……正直姉に似なくて良かったと思います」

 

あ、栞子さん、何か苦労してるみたい。

 

「それにしても未唯さんの部屋は可愛らしい部屋ですね」

 

「まさに未唯さんって感じだね」

 

「あ、でもゲーム機とかパソコンとか置いてある」

 

「あの、璃奈さん……勝手に起動させるのは…………」

 

「大丈夫。許可は貰ってある」

 

まぁお姉ちゃんは見られたくないものはしっかり隠してるから大丈夫だよね。

 

「シニエも栞子……さんにくっついていて安心してる」

 

「その……前に来たときに慣れたのでしょうか……」

 

「まぁ元々は栞子が見つけた猫だからね。それにしても結構色々とゲームとかやりこんでるね。未唯さん」

 

「未唯姉は外に出て何かするより家にいて何かしてる方が好きみたいで」

 

逆に私は外にいた方が楽だったりする。

すると璃奈さんが何かのファイルを見つけた。

 

「何これ?」

 

「あ、開けたらまずいですよね……」

 

「でも気になる」

 

「今いるメンバーなら秘密にできる!」

 

ミアさん……何か一番ノリノリだけど…………まぁ聞く限りじゃ未唯姉を怒らせたらしいから……その仕返しみたいなことをしたい感じかな?

 

「料理できたよ~」

 

開こうとした瞬間に未唯姉が呼びに来た。タイミング凄すぎる……

 

「どうしたの?」

 

「あ、いや……」

 

何とかみんなで誤魔化そうとすると、未唯姉はパソコンの画面を見て……

 

「あ、見ようとした?」

 

『ご、ごめんなさい』

 

みんなで謝るけど、未唯姉は少し考え込み……

 

「誕生日だから……ミアちゃんだけには見せてもいいかな?みんなは先に行ってて」

 

「え、はい」

 

ミアさんだけ残されたけど、あのファイルは一体何だったんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

「それで見せたいものって?」

 

「このファイルはね。あまり見られたくないと言うか…………とりあえず見て感想言ってほしいの」

 

「分かったよ」

 

ミアちゃんはファイルを開き、書かれた文章を見ていた。

 

「これは……歌詞?」

 

「う、うん////」

 

「この歌詞……何処かで……何かランジュと一緒に…………」

 

「それはね……私が初めて歌った曲の歌詞なの」

 

「そうなの?確か初めては……」

 

「栞子ちゃんにだけのライブ……その時にね」

 

「ベイビーちゃ……侑さんに頼まなかったの?」

 

最初は頼もうかと思っていたけど……この時は…………

 

「私の最初の歌は……栞子ちゃんに伝わってほしい……そう思って……歌詞を書いて、作曲も…………」

 

「それじゃこれは……未唯さんの始まりの曲なんだね」

 

「うん……」

 

「だからか」

 

「え?何が?」

 

「最初に未唯さんのライブを見たときは……ベイビー……侑さんが作ったとは思えない拙いものだったけど…………何故かいいと思ったからね……なるほどね」

 

「うぅ、そう言われると恥ずかしい…………」

 

「意外と才能はあるかもね。私よりも侑さんよりも」

 

「いやいやいや、そんなこと……」

 

「誰かを思っての曲を作るのがだけどね。とりあえずいいものを見せてもらったからこれがプレゼントでもいいかもね」

 

そ、それはちょっとやめたいけど…………

 

「誰かのための曲か……そっちは僕はまだまだだよ……だけど作ってみせるよ!ベイビー……侑さんよりも未唯さ……未唯姉さんよりも素晴らしいものをね」

 

「あはは、楽しみにしておくね」

 

「ま、期待してて」

 

ミアちゃんと一緒にリビングに行くと、ミアちゃんは栞子ちゃんに

 

「栞子は愛されてるね」

 

「は、はい?」

 

「ミアちゃん~」

 

「それで……この巨体なハンバーガーは?」

 

「あ、私とかすみちゃん特製のビッグバーガー。味付けを濃くしないと大変だからもしかしたら美味しくないかもしれないけど」

 

「もうみい子は心配性なんだから~二人で作ったんだから最高に決まってるでしょ!」

 

「まぁ期待せずに食べてみるよ」

 

「あ、その前にミアちゃん、改めて」

 

『誕生日おめでとう!』




次回はデート回!もしかしたら何か思い付いたらそっちを書くかも?
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