「そろそろ七夕ですね」
「そう言えばそうだね~」
ある日の帰り道に栞子ちゃんと一緒にいるとそんな話が出た。懐かしいな~七夕……お姉ちゃんたちとやってたっけ
「栞子ちゃんは子供の頃なんてお願い事したの?」
「私ですか?私は………………」
何故か暗い顔をする栞子ちゃん。あれ?そんなにいい思い出じゃない?
「ご、ごめんね。何か聞いちゃまずいことだった?」
「いえ、ただ……昔姉と一緒に七夕の短冊を書いていたんですが…………」
お姉さん?普通に仲いい感じがするけど…………
「『一枚だけじゃ願い事は叶わないわよ!100枚くらい書かないと!』と言われ……強制的に……」
あー、それは何というか……うん
「変わったお姉さんだね」
変わったというよりかは何というかだけど…………あえてそこには触れない方がいいね
「だからいい思い出が…………」
「そ、そうなんだ……」
「未唯さんたちは何をお願いしたんですか?」
「わたしたち?」
「はい、きっと侑さん、歩夢さん、未唯さんは仲がいいのできっと素晴らしいものを…………」
素晴らしいというか…………
「確か…………ぽむお姉ちゃんが……『侑ちゃんと未唯ちゃんとずっと仲よしていられますように』で侑お姉ちゃんが『みんなの願いが叶いますように』で私は『世界平和』かな?」
「未唯さん……何というか壮大というべきか……」
「あはは……」
言えない……裏面に二人が喧嘩せずにずっと仲良しでいられますようになんて書いたことを………………
「そうだ!今から私たちも何か書く?」
「えっ、でも勝手に飾って……」
「それなら……部室に飾ろうか」
「それなら……いいですね」
と言うわけで私はみんなに連絡して、七夕の飾りつけをしようと伝えるのであった。笹?笹は多分あると思う…………
次の日、私は流し素麺同好会の人に頼んで用意してもらった笹を部室に設置して、みんなで飾りつけをした。
「日本にこんな文化あるなんて知らなかったよ~」
「そうなの?街とかにあったけど」
「なんで飾ってあるのかな~?って思ってたけど」
エマさんも七夕に参加できて嬉しそうだ。
「彼方ちゃんのお願い事は~やっぱり遥ちゃんの事じゃないと~」
自分の事じゃないのが彼方さんらしいな~
「それにしても織姫と彦星…………一年に一度しか会えないのは悲しいですね」
「私だったら、やっぱり辛いな……」
「歩夢さんらしいですね。侑さんはどうしますか?」
「え?私?うーん、やっぱり会えないのが辛いから……頑張って会いに行くかな?特に歩夢が織姫だったら余計にね」
「侑ちゃん///」
多分お姉ちゃん的にはいつも一緒にいるのに会えなくなるのが寂しいからって意味なんだろうけど…………やっぱり今回のお願い事はお姉ちゃんがもう少し素直になってほしいにしておこうかな?
「愛さん、愛さんはなんて書いたの?」
「私?私はみんなともっと仲良くなるかな?りなりーは?」
「私は……もっとみんなに思いを伝えたいかな」
「りなりーらしいね。でも愛さんにはもうとっくに伝わってるよ」
「愛さん…………」
「かすみんはやっぱり…………」
「あ、かすみさん、そこの飾りとってください」
「少しは興味もってよ!」
「みんなを虜になるほどの可愛さがほしい?」
「しず子……お願いだから普通に分からないでよ」
「かすみさんの言いそうなことは何となく分かったから」
みんな仲良しだな~そう言えば栞子ちゃんはなんて書いたんだろう?
「栞子ちゃんはなんて書いたの?」
「え?その…………恥ずかしいですけど…………未唯さんともっと仲良くなりたいと」
「え?そ、そうなんだ……」
「未唯さんは世界平和ですか?」
「その…………栞子ちゃんともっと仲良くなりたい……って」
「あぅ//////」
いや、だって思い付いたのがそれだったから…………
「その……似たような事を……書いてますね」
「う、うん」
何だか恥ずかしいけど私たちは飾りつけをした終わらせるのであった。
みんなの願い事……叶うといいな
ゆうぽむと悩んだけど、こっちで書いた
七夕の短冊…………とあるお店に飾ってあるお願い事か怖かった
感想待ってます!