虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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ランジュ誕生日回です
本編の前に……虹白!前回の三つの出来事!
一つ!バレンタインで未唯がチョコを作る
二つ!彼方ちゃん策士!
そして三つ!せつ菜チョコで未唯が栞子を……



59 ランジュ誕生日回

紗桜莉side

 

「え?私がですか?」

 

『うん……ごめんね……うぅ』

 

2月14日の夜、未唯さんから電話を貰った私。何かあったのかというと、貰ったチョコを食べてから調子が悪いらしい。一体どんなチョコを……

 

「まぁ未唯さんの頼みなら引き受けますが……」

 

『本当にごめんね……私みたいなやり方じゃなく……紗桜莉ちゃんらしいやり方でいいから』

 

「分かりました!最高の肉を食べさせます!」

 

未唯さんからの頼み事、それは………ランジュさんの誕生日を変わりに色々とやってほしいとのことだ!

頼まれた以上は最高のお祝いをしないと!

 

 

 

 

 

 

 

そして15日の放課後、くぅちゃんと一緒に虹ヶ咲を訪れた私。因みに大型のクーラーBOXを持参してだ

 

「それにしても未唯さんは一体何があったのデスカ?」

 

「うーん、何か頭が痛いって……それも朝になったら余計に酷くなったって」

 

「風邪ですかね?」

 

「妹さんと侑さん歩夢さんが着いていてくれてるみたいだから安心だけど……」

 

「それにしても……その肉を全部使うのデスカ?」

 

くぅちゃんはクーラーBOXを見つめてそう言うけど、そりゃ使うよ。あの人も大好きみたいだしね。お肉

 

「そもそも料理できるの?」

 

「こうみえて出来るんだよね~」

 

基本的に色々と出来るようにしたい人間だからね。それに今回の肉は私の固有の輸入ルートから手に入れたからね。

 

「まぁ簡単にね」

 

 

 

 

 

 

 

「と言うことでしばらく調理室お借りします」

 

「えぇ、お話は未唯さんから聞いてますので……その一応注意をしておきますが…………コンロを改造しないでくださいね」

 

栞子さんは苦笑いをしながら言うけど、いやいやそんなことするわけないよ

 

「それじゃくぅちゃんは同好会で待機ね」

 

「わかりました……見張ってなくても……」

 

「他校の備品を改造はしないよ~」

 

全く信頼されてないのは辛いことだね

 

くぅちゃんを見送り、私は調理室に向かい、クーラーBOXを開け……

 

「さて……調理開始と!」

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせしました!」

 

同好会に沢山の料理を持ち込む私。

 

「キャア!紗桜莉ったらこんなに作ってくれたの!」

 

「はい、世界中の肉を調理しました!あ、皆さんには申し訳ありませんが牛と鳥と豚のお肉で……」

 

「そんな気にしないでください!」

 

「そうですね。今日のメインはランジュさんですから」

 

「にしても見事に肉だね……ランジュ、全部食べられるの?」

 

「あら?ランジュだったらこれくらい余裕よ!さぁ頂くわ!」

 

最初にステーキを頬張るランジュさん。そんなメインから行くんだ

 

「紗桜莉さん……最高デス……」

 

「料理上手なんだね『モグモグ』」

 

「むむむむ~飽きないようにしっかり作られてる……」

 

「これいいね~いくらでも食べられるよ~」

 

「うーん、ボーノ」

 

みんな喜んでくれてるみたいで良かった

 

「それにしてもこれだけの量を用意するの大変じゃない?」

 

「いえ、独自の輸入ルート持ってるので」

 

「独自って……」

 

「ほらほら、果林ちゃん~これ美味しいよ~」

 

うんうん、みんな満足してくれてるみたいだ

するとランジュさんがあるお肉を食べると……

 

「これ、何か独特ね。臭みがあるというか」

 

「あーまだ臭みがありましたか。下処理に時間がかかるから事前に処理したのですが」

 

「でも美味しいわ!この鳥の唐揚げも食べたことないわ!もしかしてランジュの食べたことのない鳥かしら?」

 

「………………はい、多分そうですよ」

 

「この手羽先も中々ね」

 

「あーそれはご時世的に色々と手に入れるの大変でしたよ」

 

「手に入れるのが?」

 

「うーん、このお肉……ぶつ切りだけど中々いいわね」

 

「特製ソースがないとダメですからね」

 

「ね、ねぇ紗桜莉ちゃん、そのランジュちゃんが食べてる肉って……」

 

「お肉ですよ」

 

エマさんは変なところ気にするんだから~ランジュさんには世界中の肉を食べさせてあげたいんだから…………

 

「ランジュ、まだ食べたことのないお肉あったなんて知らなかったわ。この大きなお肉も中々新鮮ね」

 

「それは…大変でしたよ」

 

「ねぇ!大変って何が?何が大変だったの!」

 

「かすみさん、きっと調理がですよ」

 

「気にしたら負けだよ」

 

「ランジュ先輩は何を食べさせられてるの!?」

 

「あ、ランジュさん。ランジュさんはやらないと思いますが、折角用意した料理を残したりはしないですよね?」

 

「勿論!」

 

「なら良かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

うぅまだ頭がいたい…

 

「未唯ちゃん、はい、リンゴ剥けたよ」

 

「ありがとう…あのぽむお姉ちゃん?」

 

「何?」

 

何であーんさせようとしてるのかな?

 

「一人で食べられるよ」

 

「遠慮しなくていいよ。はい、あーん」

 

「うぅ…あーん」

 

なんと言うかこの歳になってこんなことされるの、ちょっと恥ずかしい

 

「あー歩夢~私も~」

 

「侑ちゃんは元気でしょ」

 

「たまには…」

 

「もう」

 

と言うかイチャイチャしてるけど…まぁいいか。あれ?かのんちゃんからメッセージが

 

「えっと…」

 

『紗桜莉ちゃんが沢山の肉を持っていったんだけど、何か普通のお肉ではなく…』

 

もしかして変わったお肉かな?猪とか?

 

とりあえず心配しなくていいよと送るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

可可side

 

ランジュさんが美味しそうに食べてるお肉……紗桜莉さん、あのお肉は何のお肉なのか私たちには教えてくれなかったのだった。ただ紗桜莉さん曰く…………

 

「禁忌は犯してないよ」

 

との事だった。




紗桜莉は肉料理を食べさせていたのではなく、肉を食べさせていたです

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