虹が咲き、白が交ざる 外伝 白と翡翠   作:水甲

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猫の日と言うことで……


60 シニエの気持ち?

未唯side

 

「今日は猫の日だから、はい、これ飲んでみて」

 

部室で璃奈ちゃんは紫色の液体が入ったペットボトルを渡してきた。これって……何か見覚えがあるのだけど……

 

「猫の日なのは分かってるけど……これって私が前に飲んだら猫になった奴だよね?」

 

「うん、その改良版」

 

何をどう改良したのか気になるのだけど……

 

「いや、普通に演劇部で衣装を借りるって話してなかった?」

 

「してたけど……数が足りないから」

 

それでこれと言うことか……いやいや問題がありすぎる気がするけど……

 

「また猫になったりとかは?」

 

「しないよ。改良版だから……」

 

璃奈ちゃんの言葉を信じるか……でも……

 

「じー」

 

物凄い見てくる……仕方ない。ここは信じよう!

私はコップにジュースを入れて飲み干すと………………

 

 

 

 

 

 

 

栞子side

 

「良かったですね。猫耳借りれて」

 

「はい、ですがやはり一セット足りないみたいですね」

 

「みい子、自分はいいよって言ってたけど、やっぱり今回は皆でつけないと」

 

「でも璃奈さんが任せてと言ってたけど……」

 

猫の日と言うことで、一年生で猫耳とかを付けようと言う話になったけど……未唯さんは本当にどうするのだろうか?

璃奈さんがどうにかするみたいですが……一体何を……

そんなことを思いながら部室の扉を開けると……

 

「にゃ!?栞子ちゃんたち……」

 

「「「はい?」」」

 

璃奈さんの隣にいるのは未唯さんの筈だけど……猫耳とそれに尻尾も生えてる?いや、それに髪も伸びてる?前に切ってからは歩夢さんと同じ長さだったのが今はせつ菜さんと同じくらいの長さに…………

 

「りな子、みい子になにしたの?」

 

「猫耳と尻尾が生える薬をのんでもらったら、こうなった『えっへん』」

 

「ま、まぁりな子と言うより……科学部の部長さんが作った薬だからもう驚かないけど……」

 

「その髪は?」

 

「何か飲んだら……伸びたの…………」

 

一体どういう理由でそんなことに…………

 

「多分未唯ちゃんが猫耳と尻尾が生えたら、普通の髪の長さよりロングの方が似合うと思って身体が猫化に合わせたのかも」

 

あの、そんな事あり得るのでしょうか…………

 

「うぅ、まさかこんなことになるなんて…………」

 

「ま、まぁ今日だけだから、ほら、私たちも…………」

 

しずくさんたちが演劇部で借りてきた猫耳をつけようとすると、何故か未唯さんが止めた

 

「私だけがこれじゃなんだし、みんなも飲もうか」

 

「「「「へ?」」」」

 

「いやいや、みい子似合ってるし、ほら、私たちは」

 

「そうですよ。私たちはね」

 

「大丈夫だから」

 

「そうですね。借りてきた以上は……」

 

「あはは、キニシナイキニシナイ」

 

その時の未唯さんは目が笑ってなかったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

シニエside

 

お散歩委員のお仕事を終え、喉が乾いたので未唯さんたちがいつもいる部屋に入ると…………

 

「みー?『あれ?』」

 

何故か未唯さんたちから私と同じ様な耳と尻尾が生えていた。

 

「あ、シニエ、お水のみに来たの?」

 

「みーみー『そうだよ。未唯さん、その耳……』」

 

「あぁこういうのは皆でやらないとダメだから……あれ?」

 

「みー『そっか~』」

 

良く分からないけど、お水飲もう

 

「ねぇ、璃奈ちゃん、何かシニエの言葉が分かったんだけど」

 

「うん、私も驚いてる『びっくり』」

 

「薬の影響でしょうか?」

 

「だとしたらかなり凄いのでは?」

 

「なるほどね……シニエ~」

 

かすみさんが呼んでる。なんだろう?

 

「みーみー『おやつ?おやつくれるの?』」

 

「おやつじゃなく~シニエはみい子の事どう思ってる?」

 

「みー?みー『未唯さん?可愛く優しい御主人で大好きだよ』」

 

あれ?未唯さんが両手で顔を隠してる?どうしたんだろう?

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

シニエの言葉が分かるようになったのいいけど、そのかすみちゃんにおやつくれるの?って甘えてる姿を見たら……それに大好きって……うぅ/////

 

「未唯さんが珍しく動揺してる……」

 

「なるほど……猫の言葉が分かるなら……シニエ、かすみさんの事は?」

 

「みーみーみー『可愛い子。それにね。お昼寝してるとよく背中を撫でてくれるから大好きだよ』」

 

「//////」

 

かすみちゃん、顔真っ赤だよ……と言うかこれ以上聞くのはまずいからやめた方が……

 

「みーみー『しずくさんは大人で優しい声してる。璃奈ちゃんははんぺんさんをとても可愛がってくれてるし、私にも優しい。栞子さんは私を見つけてくれて、未唯さんと出会わせてくれた恩人だから、しっかり休んでほしいし、未唯さんに甘えてほしいし、仲良くしてほしい。あのお姉さんたちと』」

 

もう全員が顔真っ赤だよ…………とりあえず色々とこれ以上は聞けないと思い、璃奈ちゃんに元に戻る薬を持ってきてもらうのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「猫とお話が出来るって言うことだけではかなり憧れるけど……『テレテレ』」

 

「猫って恥じらいとかはないんだね」

 

「そもそも、甘えてほしいって/////」

 

「猫はと言うかシニエは素直すぎるよ……」

 

「とりあえずあの薬は使用禁止にしよう」

 

四人でそう決めるのであった。




誰か描いて欲しい……シニエを……

因みに猫の日の話、もう一つ考えていましたがあえてやめました。需要があるのか分からなかったので……
因みにその話は……シニエが擬人化

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