今日はホワイトデー。バレンタインのお返しと言うか返事をというべきか……とにかくホワイトデーのため、私は部室でお返しをしたり、お返しをもらったりしていた。
「未唯ちゃんって律儀だね」
「律儀って言うか……ちゃんとお返しをあげないとだめかなって」
「未唯ちゃんは昔からそうだもんね」
ぽむお姉ちゃんが笑顔で言うけど、私がそうするようになったのはお姉ちゃんの影響なんだけどな~
「あら、未唯はクッキーなのね」
「はい、流石にマシュマロを送るのはちょっと……」
「ふふ、それじゃ……本命に対してはやっぱり」
あの、果林さん……そんな玩具を見つけたような感じで絡まないでくださいよ……
「彼方ちゃんは毎年お返しは~キャンディーにしてるよ~」
「遥ちゃんからは?」
「二人でキャンディー作ってから同じだよ~」
ま、まぁ彼方さんたちの場合は……なんと言うか下手なものをあげたら泣きそうと言うか……なんと言うか……
「遅れました。って今日は練習は?」
すると遅れてやってきた栞子ちゃん。今日は特に練習はない。まぁなんと言うかホワイトデーの色々をすることになっている
「今日はちょっとした休みだよ。はい、栞子ちゃん、ホワイトデーのお返し」
「あ、ありがとうございます。私も歩夢さんに相談をして……キャンディーを////」
たまに思うけど、栞子ちゃんはこういう行事とかに疎いのかな?いや、人並みに知識はある感じだからそうではないみたいだけど…………
「あらあら」
果林さん、お願いだからこれ以上からかうのはやめてほしい……別にいいじゃん。キャンディーあげたって
「あの、未唯さん。お聞きしたいことが」
「何?しずくちゃん」
「侑さんは……何をあげたのでしょうか?」
しずくちゃんはぽむお姉ちゃんに聞こえないように聞いてきた。うん、しずくちゃんの心配もわかる。あの侑お姉ちゃんだ。
普段から色々とやらかして……いや、ランジュさんや限定的な状況下でのせつ菜さんと違うやらかしをしているお姉ちゃんだ。
「大丈夫……だと思う」
一応念には念を……釘も指しておいたし…………と言うか毎年頑張ってるから……うん
「み、未唯さん?何でいきなり疲れた顔を?」
「栞子ちゃん、色々とね……行事があるとね……私がいつも以上に気を遣わないといけなくなるから……ふふ」
「あ、お待たせ~はい、みんなにホワイトデーのお返し買ってきたよ~」
お姉ちゃんは段ボールいっぱいのキャンディーを持ってきたけど……しずくちゃん、お願いだからそんな顔しないで……
「いや~未唯から今年はキャンディーあげた方がいいよって言われたから買ってきたよ~」
「わ~先輩ありがとうございます~えへへ、先輩の気持ち、かすみん嬉しいです」
しずくちゃん、そんな『かすみさん、お願いだから空気を読んで!と言うか未唯さん?釘を指しすぎたのでは?』って顔しないでよ……
「はぁ……」
私は私でこれから起きそうなことを考えると、どっと疲れが出て……あれ?ぽむお姉ちゃんが普通に機嫌がいい
いつもならちょっと不安そうになったり、笑顔だけど怒ってる感じなのに……どうしてだ?
それに彼方さんがにやにやしてるし……
歩夢side
数時間前
「え?キャンディー買いに行ってくるの?」
「うん、未唯に今年のホワイトデーはキャンディーがいいよって言われてね」
「そ、そっか……」
何となく未唯ちゃんが私に……と言うより私たちに気を遣ってそう言ったのかもしれないけど……侑ちゃんはそう言うところがあるから……
「て、手伝おうか?」
「ううん、大丈夫だよ。ほら、歩夢もみんなに配るでしょ」
「う、うん」
まぁもう毎年のことだから仕方ないと思いつつ、やっぱり私は特別なお返しが……ほしいな
「あ、そうだ。これ!」
すると侑ちゃんは鞄から綺麗にラッピングされたものを渡してきた。
「これ……」
「彼方さんに相談したら、歩夢には手づくりのキャンディーがいいよって言われて……手伝ってもらったの」
「侑ちゃん////」
「歩夢には特別なものを送った方がいいよって言われたし……ダメだったかな?」
「ううん、ありがとう。侑ちゃん」
「えへへ、どういたしまして」
未唯side
きっと何かしらあったのだろうな……それなら大丈夫か
「あの、未唯さん……」
「どうしました?せつ菜さん」
「何故私のだけマシュマロを?」
「先月、本当に大変だったので」
ちょっと懲りてほしいと言う気持ちを込めてのマシュマロを送るのであった。
未唯の場合、栞子ちゃん以外はみんなクッキー、栞子ちゃんにはキャンディー
侑ちゃん、歩夢には手づくりキャンディー、みんなにはコンビニで買ってきたキャンディー
次の行事は……多分エイプリルフールなので、かなり変わった話をやります
感想待ってます!
追記、もう1話分ホワイトデー回を書きます